騎乗用として家畜化された肉食性の大型走鳥類。
成長速度が非常に早く、走る速度は80km/hにも達する。
ただし馬と比べてスタミナは少ないので長距離の移動には向いていない。
その気性と餌の問題から専門で飼育している所は非常に稀。
更に肉食特有の獰猛な性質で懐きにくく、他の家畜や人間を襲う事も珍しくない。
なので昨今では騎乗用としてではなく、食肉用としての利用が主となっているようだ。
脱走して野生に還った個体による被害も多く、生息域の
ギルド掲示板には討伐依頼が頻繁に貼られている。
騎鳥(原種)
白壁の東、荒野に棲息する肉食性の大型走鳥。
体高は2.5メートル程、硬い羽毛は斬撃を防ぎ打撃を吸収する。
大きな翼を持つが飛ぶ事は出来ない。
鳥類ではあるが鋭い歯を持っており、肉を食い千切る事が可能。
脚力も凄まじく、瞬間的に時速100km/hを叩き出す。
その蹴りは強固な鎧を装着した人間を容易く殺害するとも。
普段は一羽で歩いている事が多いが、繁殖期になると群れになって行動する。
その時期に遭遇し戦闘になると4~5羽が一斉に襲い掛かって来るだろう。
騎鳥(亜種)
白壁西の森林に棲息する走鳥。
食性は雑食性であり、体高は1メートル程度とやや小型。
身体からは大量の油脂が滲み出しており、羽毛は水を弾き物理攻撃を滑らせる。
走ると時速60km/h程度を出すが、あまり地面は走らない。
群れで樹上を枝から枝へと飛び移るように移動し、その様は『森の上を走る』とも。
争いは避ける傾向にあるが、戦闘になれば凶暴性を遺憾なく発揮する。
樹上や草の陰から入れ替わり立ち代わり奇襲をかけてくるだろう。
騎鳥(奇種)
デルモンガ島に棲息する騎鳥。
どこかの冒険者の持ち込んだものが逃亡し繁殖した様子。
一部は
デルモンガ族に飼い慣らされ、首飾りや仮面のような物を装着し部族の戦士を乗せて冒険者を襲う。
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最終更新:2023年04月27日 17:20