滅竜戦争

混沌に覆われた暗黒時代、世界に突如として現れた『黒滅竜』という災厄を討伐する為に起きた古の大戦。

黒滅竜は夥しい数の魔物を従え、生きとし生ける者全てを滅ぼさんと世界中を強襲。
黒滅竜の放つ瘴気により草木は枯れ、多くの街や国がモンスターの大軍勢に呑み込まれていった。

黒滅竜の圧倒的な力の前に人類は絶望に支配されていたが、この事態に世界を旅していた一人の冒険者、『ランディ・クロウウェル』が立ち上がる。
『全ての種族が手を取り合えば黒滅竜は決して倒せない敵ではない』と、絶望に染まりかけた人々に希望の光を指し示した。

ランディの示した希望によって人類は再び奮起し、彼を筆頭とする連合軍を結成。
世界中で黒滅竜率いる魔の軍勢と、全ての種族が手を取り合った連合軍との苛烈を極めた激戦が繰り広げられる。

そして数年にも渡る長い戦いの末、ランディ・クロウウェルの最後の一撃で黒滅竜の首が落とされて戦争は終結。
黒滅竜の瘴気が世界から消え、集ったモンスターは散り散りになって姿を隠した。
後に残ったのは辛うじて生き残った人々と破壊し尽くされた世界だけだったが、世界には再び光が取り戻されたのだ。

現在この戦争は『滅竜戦争』と呼ばれ、絵本や文献で『英雄ランディ・クロウウェルの伝説』として語り継がれている。


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最終更新:2023年01月21日 02:38