外海に棲息すると噂される魔物達。
危険渦巻く外海を目指し、そして逃げ帰って来た数少ない者達の目撃証言が元とされている。
だが情報源である彼等の精神状態から『不明慮』であるとしか言えず、更に背びれや尾ひれが付きまくったであろう結果の存在。
つまり、実在するかどうかも怪しい目撃談である。
『ギガントクラブ』
全長５００メートルにもなる蟹……のハサミ。
目撃者の目測のうえ、ハサミしか見ていないので本当に蟹かどうかも不明。
『ガレオンイーター』
手の平サイズのタコ。
しかしその胴部は人間の赤ん坊の頭に酷似していたと云う。
数千匹が海から現れ、泣き声を上げながら船をかじり出したとされる。
遭遇者はなんとか逃げ延びたが、生還後も泣き声が耳から離れないとして半ば恐慌状態だった。
『シャドー・タイタン』
深い霧の向こうの海面を歩いていたという
巨人の影。
絶滅した太古の巨人族だと目撃者は強く主張している。
『？？？』
意志を持つ竜巻。
巨大な目があり、笑い声を響かせながら船をどこまでも追いかけてきたと云う。
ただし、生還した目撃者は気がふれていた。
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最終更新：2023年12月15日 23:58
