「ポケモン」とは

「ポケモン」とはこのゲームの世界に生息する生き物のことで、「ポケットモンスター」の略称。やせいのポケモンを「モンスターボール」などのどうぐでつかまえ、ほかのポケモンと戦わせて育てる人のことを「ポケモントレーナー」といい、ほかのトレーナーとポケモンを交換したり、対戦したりして交流することも可能だ。

ポケモンのステータス

各ポケモンには、「タイプ」「せいべつ」「とくせい」「わざ」「のうりょく」等のステータスがある。

タイプ

ポケモンの属性のこと。各ポケモンはかならず「1つ」か「2つ」のタイプを持つ。タイプには「相性」があり、バトル中、「わざ」で与える・受けるダメージの大きさに影響する。
主な例は以下のとおり。
  • 「ほのお」タイプのわざで「くさ」タイプのポケモンに攻撃すると、大ダメージを与えられる。
  • 「ほのお」タイプのわざで「みず」タイプのポケモンに攻撃しても、ダメージをあまり与えられない。
  • 「でんき」タイプのわざで「じめん」タイプのポケモンに攻撃しても、ダメージを全くあたえられない(無効)。
タイプのくわしい相性については、ページ下部の【タイプ相性表】を参照。

せいべつ

ポケモンの性別のこと。「オス《♂》」と「メス《♀》」が存在するが、一部のポケモンは性別がない(無性別)。
「せいべつ」はポケモンのタマゴの「発見」や「ふか」に大きく関わる。バトルでは、ごく一部の「わざ」や「とくせい」などに影響する。

とくせい

すべてのポケモンがかならず1つだけ持つ特殊な能力のこと。様々な種類があり、バトル中や移動中に影響する。また、同じ種類のポケモンでも、個体によって持っているとくせいが異なることもある。
以下は一例。

名称 内容
しんりょく 自分ののこりHPが3分の1になったとき、「くさ」タイプのわざのいりょくが1.5倍になる。
はりこみ 交代して出てきたポケモンに、わざで2倍のダメージを与えられる。
バッテリー 味方のとくしゅわざのいりょくが上がる。

わざ

バトルでポケモンが使用できる攻撃方法。様々な種類があり、1匹につき4つまで「わざ」を覚えさせることができる。「わざ」の詳細は【わざの基本】を参照。

のうりょく

ポケモンの戦闘能力のこと。以下の6つがあり、バトル中に大きな影響を与える。「のうりょく」はバトルでポケモンをたおすともらえる「けいけんち」をためて、レベルアップするなどで少しずつ強化できる。

名称 内容
HP ヒットポイント。ポケモンの体力のことで、ダメージを受けると減る。
「0」になると「ひんし」状態となり、そのポケモンは戦えなくなる。
受けたダメージは、どうぐ「キズぐすり」やポケモンセンターなどで回復できる。
こうげき この数値が高いほど、「ぶつりわざ」で相手にあたえるダメージが大きくなる。
ぼうぎょ この数値が高いほど、相手から「ぶつりわざ」で攻撃されたときのダメージが小さくなる。
とくこう この数値が高いほど、「とくしゅわざ」で相手にあたえるダメージが大きくなる。
とくぼう この数値が高いほど、相手から「とくしゅわざ」で攻撃されたときのダメージが小さくなる。
すばやさ ポケモンの素早さ。バトルでは、基本的にこの数値がもっとも高いポケモンから、順番にわざを出すことができる。

きそポイント

上記の各「のうりょく」の数値に影響する隠れたステータスのこと。くわしくは、【きそポイント】を参照。

ポケモンバトル・育成の基本

バトルの基本ルール

冒険中、やせいのポケモンが飛び出してきたり、ほかのトレーナーと目があったりすると、ポケモンバトルがはじまる。

コマンド

ポケモンバトルでは、以下の4つのコマンドから1つを選択して進行する。すべてのポケモンが1回ずつ動くと1ターン終了となる。

名称 内容
たたかう つかう「わざ」を選び、相手のポケモンに攻撃する。
1ターン中、ポケモン1匹につき1つだけ「わざ」を使うことができる。
バッグ 持っているどうぐを使い、ポケモンのHPを回復させたりする。
なお、バトルによってはどうぐの使用が制限されることがある。
ポケモン 戦闘に出ているポケモンをてもちの他のポケモンと入れかえたり、ステータスを確認できる。
ポケモンを入れかえると、1ターン終了となる。
にげる やせいポケモンとのバトルから逃げる。失敗することもある。
トレーナーとのバトルでは逃げられない。

  • 「わざ」を出す「順番」は敵味方問わず、基本的には「すばやさ」の値が高いポケモンから先となる。
  • どうぐの使用とポケモンの交代は、基本的に全てのポケモンが「わざ」を出す前に優先して行われる。

けいけんちとレベルアップ

ポケモンを倒すかつかまえると「けいけんち」がもらえる。「けいけんち」がある程度たまるとレベルアップし、より強くなっていく。ただし、他プレイヤーとの通信対戦などの一部のバトルでは、相手のポケモンを倒しても「けいけんち」はもらえない。

ポケモンの進化

ポケモンは一定のレベルにあがるなどの条件をみたすと「進化」し、より強くなることがある。どのポケモンがどのような条件で進化するかは種類によってちがっており、変わった方法で進化するポケモンもいるようだ。

やせいポケモンとの戦闘

やせいポケモンは「モンスターボール」でつかまえることができる。やせいポケモンのHPをへらしたり、「ねむり」や「まひ」などのじょうたいいじょうにして、弱らせてからボールをなげるとつかまえやすい。

トレーナーとの戦闘

トレーナーとの戦闘では、先に相手の「てもち」をすべて倒すと勝ちとなる。相手のポケモンを「モンスターボール」などでつかまえることはできず、戦闘から「にげる」ことはできない。また、勝つと賞金としておこづかいをもらえる。

じょうたいいじょう

バトル中、相手の攻撃などでポケモンが以下のような状態になることがある。これを「じょうたいいじょう」(状態異常)と言う。じょうたいいじょうはいずれも、どうぐをつかうか「ポケモンセンター」にあずけることで治せる。
本作では「ひんし」以外は「ポケリフレ」を行うことでも治すことができる。またポケリフレによる仲良し度が高いと、本来戦闘中では回復しない「どく」なども回復することがある。(通信対戦などでは無効)

  • 赤字は第七世代から変更された効果
名称 効果 治せる主などうぐ
どく 戦闘中、毎ターン終了時にHPが少しずつ減っていく。
自然には回復しない。
どくけし
もうどく 戦闘中、毎ターン終了時にHPが少しずつ減っていく。
ターンが経過するごとに、HPの減少量が多くなる。
自然には回復しない。
どくけし
まひ 「すばやさ」が1/2に減る。
また、たまに体がしびれて、わざを出せなくなることがある。
自然には回復しない。
まひなおし
ねむり 眠ってしまい、ほとんどのわざが使用できなくなる。
数ターン経つと回復する。
ねむけざまし
やけど 「ぶつりわざ」で相手に与えられるダメージが半分に減る。
また、毎ターン終了時にHPが少しずつ減っていく。
自然には回復しない。
やけどなおし
こおり 体が凍ってしまい、ほとんどのわざが使用できなくなる。
わざを出そうとしたときや、ほのおタイプのわざで攻撃されると回復することがある。
こおりなおし
ひんし HPが「0」になると「ひんし」となり、バトルに出すことができなくなる。
自然には回復しない。
げんきのかけら
げんきのかたまり

わざの基本

ポケモンは1匹につき4つまで「わざ」を覚えられ、主にレベルアップしたときや「わざマシン」を使用することで新しいわざを覚えられる。ただし、既に4つ「わざ」を覚えている状態で新しい「わざ」を覚える場合は、その場で1つ「わざ」を忘れさせなければならない。どのわざを覚えさせればよいか、よく考えよう。

わざのぶんるい

「わざ」には様々な種類があり、大きく「ぶつり」「とくしゅ」「へんか」の3つに分類される。
「ぶつり」「とくしゅ」は「攻撃技」、「へんか」は「変化技」等と呼ばれることもある。

ぶつり

「ぶつり」は相手にダメージをあたえるわざで、自分の「こうげき」ののうりょくと相手の「ぼうぎょ」ののうりょくの値でダメージ量が決まる。「こうげき」の値が高いポケモンは「ぶつりわざ」を中心に覚えさせるとよい。
また、相手の状態を悪化させる、反動で自分もダメージを受けるなどの追加効果がつくわざも一部ある。

とくしゅ

「とくしゅ」は相手にダメージをあたえるわざで、自分の「とくこう」ののうりょくと相手の「とくぼう」ののうりょくの値でダメージ量が決まる。「とくこう」の値が高いポケモンは「とくしゅわざ」を中心に覚えさせるとよい。
また、相手の状態を悪化させる、反動で次のターンは自分が動けないなどの追加効果がつくわざも一部ある。

へんか

「へんか」は直接ダメージをあたえる以外の効果を持つわざ。
相手ののうりょくを一時的に下げたり、「どく」状態にするなど、バトルに色々な影響をあたえる。
うまくつかいこなせば、相手の作戦をくずせたり、強力な効果を得られるかもしれない。

わざの詳細

ぶつり・とくしゅわざには「いりょく」「めいちゅう」「PP」「わざタイプ」のステータスがある。へんかわざは、わざの効果のほか「めいちゅう」「PP」「わざタイプ」のステータスがある。

いりょく

わざの威力。この数字が高いほど、相手に与えるダメージが大きくなる。わざによっては、いりょくが変動したり一定でないものもある。

めいちゅう

わざの命中率。この数字が高いほど、相手にわざが当たりやすくなる。たとえば、めいちゅうの数値が「80」なら、80%の確率でわざが当たることを示す。
なお、「めいちゅう」の数値がないわざもあり、それらのわざは「必中」か「必ず成功する」ことを示す。

PP

パワーポイント。そのわざを使うことができる「回数」を示す。これが「0」になると、PPを回復させないかぎり、そのわざは使用できなくなる。基本的に、強力なわざほどこの数値が小さい傾向にある。
PPはポケモンセンターで回復することができる他、「ピーピーエイド」などのどうぐでも回復できる。

わざタイプ

わざの属性。相手のポケモンのタイプとの相性等によりダメージ量が変化する。また、わざを使うポケモンの「タイプ」と「わざタイプ」が同じ場合、そのわざであたえられるダメージが1.5倍となる。

その他

相手にダメージをあたえるわざを使うと、まれに「きゅうしょに あたった!」というメッセージが画面に表示されることがある。相手の急所に当たると通常の1.5倍のダメージを与えられる。
また、「きゅうしょにあたった」ときは、自分の「こうげき」「とくこう」が一時的に下がっていたり、相手の「ぼうぎょ」「とくぼう」が一時的に上がっている状態でも、それらの変化を無視したダメージを与えられる。
基本的に、8.33%(1/12)の確率で起こるラッキーな効果だ。

タイプ相性表

  攻撃を受ける側のタイプ 備考













































ノーマル ×
ほのお (※)
みず とくせい「ちょすい」「よびみず」
「かんそうはだ」には無効
でんき × とくせい「ちくでん」「ひらいしん」
「でんきエンジン」には無効
くさ とくせい「そうしょく」には無効
こおり とくせい「あついしぼう」には半減
かくとう ×
どく ×
じめん × とくせい「ふゆう」には無効
ひこう
エスパー ×
むし
いわ
ゴースト ×
ドラゴン ×
あく
はがね
フェアリー

  • (※)とくせい「もらいび」には無効。とくせい「あついしぼう」「たいねつ」には半減。とくせい「かんそうはだ」には1.25倍。

凡例

記号 意味 画面に表示されるメッセージ
ダメージ2倍 「こうかは ばつぐんだ」
ダメージ0.5倍 「こうかは いまひとつの ようだ」
× ダメージ0倍 「こうかが ないようだ…」
(空白) ダメージ1倍 メッセージ無し

ダメージ補正

タイプが2つあるポケモンへのダメージの補正
こうかばつぐん&こうかばつぐん ダメージ4倍
こうかばつぐん&いまひとつ ダメージそのまま
いまひとつ&いまひとつ ダメージ4分の1
こうかばつぐん&こうかなし ダメージなし
いまひとつ&こうかなし ダメージなし

その他のダメージ補正
わざタイプとわざを使ったポケモンのタイプが一致している ダメージ1.5倍
きゅうしょにあたった! ダメージが1.5倍になり、攻撃側に不利な能力変化を無視する(※)

  • (※)自分にかかっている「こうげき」「とくこう」ダウン・相手にかかっている「ぼうぎょ」「とくぼう」アップの効果は、無視される。自分にかかっている「こうげき」「とくこう」アップ・相手にかかっている「ぼうぎょ」「とくぼう」ダウンの効果は、そのままダメージに反映される。

タイプの特殊な効果

以下のタイプを持つポケモンは、下記のような特殊な耐性や効果がある。(赤字は第七世代から追加された効果)

タイプ 効果
ほのお 「やけど」状態にならない。
でんき 「まひ」状態にならない。わざ「でんじは」を無効にする。
くさ わざ「やどりぎのタネ」、「こな」や「ほうし」系のわざやとくせいを無効にする。
こおり 「こおり」状態にならない。てんき「あられ」時にダメージを受けない。わざ「ぜったいれいど」を無効にする。
どく 「どく」「もうどく」状態にならない。わざ「どくどく」が相手に必ず命中する。
じめん てんき「すなあらし」時にダメージを受けない。わざ「でんじは」を無効にする。
いわ てんき「すなあらし」時にダメージを受けず、「とくぼう」が1.5倍になる。
ゴースト 戦闘から離脱できなくするわざやとくせいの効果を受けない。
あく とくせい「いたずらごころ」で優先度が上がったへんかわざを無効にする。(ダブルバトルで味方に使われた時は無効化しない)
はがね 「どく」「もうどく」状態にならない。てんき「すなあらし」時にダメージを受けない。

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最終更新:2017年10月25日 18:08