EB10 1(国鉄EB10形電気機関車)



EB10 1 (国鉄EB10電気機関車) 
 現住所 東京都府中市 郷土の森公園内交通遊園 (
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写真提供 刑事長(2016/10/17)
最新の情報提供 刑事長:2017/02/28


 

公開環境 一般公開
現在の状況 静態保存されている。
所有者 JR貨物?
実質管理者 府中市
所属履歴 国鉄
協力募集 なし
危機的状況

危機的状況には無いが、部品の欠損や塗装の剥げなどが目立つ

  蓄電池機関車10形の1番機(10)として1927年に製造(全部で2両)翌年の車両称号改定でAB10 1に。東北本線の貨物支線、須賀線(王子~須賀)用の専用機関車(沿線に陸軍兵器廠の弾薬貯蔵所があり、架線からのスパークによる引火爆発のリスクを考慮した)。後にその心配がないと判明し1931年に電気機関車に改装(EB10 1)。1971年の須賀線廃止を受け翌72年に廃車。新製配置から廃車までずっと田端機関区(田端区が蒸気機関車のみの配置だった1960年代までは東京機関区田端常駐として)に配置されていた。

戦後混乱期の1946年1月に、当時は東急だった井の頭線に「客車代用の電車を牽引する機関車」として貸し出されるも、車両限界を超えるサイズだったため計画は中止、さらに東急厚木線(現相鉄相鉄本線)でも試験されるが、これも断念され6月に返還されるというエピソードを持つ。 

最終更新:2017年07月12日 07:37