PvP備忘録



エキシビジョンマッチでヴァシリは何がしたかったのか?

しぇり嬢による「MMOTRPG【QuestNotes】エキシビジョンマッチ #4 ヴァシリ vs フィリップ・レイン」動画アーカイブ
https://www.youtube.com/watch?v=uK2pepxC3go&feature=youtu.be&a=
(動画10:50より選手紹介)

ビルド紹介とvsフィリップに向けた準備

昨年末、両手持ち武器のナーフ(威力低下)を受けて構築した短剣型魔法剣士。
ビルドテーマは「完成形」ということで、クエストでもPvPでも特定目的のためにステータスリセットを行わず、
換装するだけであらゆる状況に対応できるオールラウンダーをコンセプトとしています。
クラススキル Lv. 効果 備考
マジックアロ― MATK+2魔法ダメージ(なし/刺) MDEFのない仲間を起こすぐらいしか役に立たない
ファイアーボール MATK+2d+3魔法ダメージ(火/打) 物理の効かない相手への対処と遠距離攻撃手段として
スリーピング 知力補正判定+3 魔法への対策を捨てた相手とのPvPに効果を発揮する
コンセントレーション HIT+2d、FLEE+2d SP・APが重いが、これを使いたいがために魔法剣士をしている
マジックマスタリー 杖装備時HIT+3 通常は短剣を装備しているのでボーナス無し
リフレクション 魔法スキルの対象を変更する RESI・MDEF共に十分とは言えないのでその補完となる
今回の対戦相手であるフィリップ・レインは、回避力と魔法抵抗力が高い代わりにHITを捨てたフェイントシーフ。
スリーピングの成功は全く期待できないため、コンセントレーションによって上昇したHITで相手のFLEEを上回るか、
コンボをすかすなどしてAPが切れ、リアクションができない状態のところに攻撃を当てるしかありません。
高いFLEEは必要ないため(実は会場に行くまでフィリップがインビジブルアタックを持っていることを知らなかった…)、
頭部装備を疾風のバンダナから鷹羽のフードに変更して、こちらの攻撃の命中率を高めます。
また開幕ラウンドでのAP優位を狙ってイニシアチブブーストを習得するため、リングを熟練から古樹に変更し、
器用補正が下がらないようにブローチを外すことにしました(その結果敏捷補正は低下)。
胴体にはあえて重いクロースアーマーを選択し、重量超過によるペナルティ(FLEE-2、MOVE-1)を受けています。

対フィリップ用…というか観客の多い「エキシビジョンマッチ」に相応しいと考えて完成したキャラがこちらです。

いろいろ考えて用意していたのですが結果は…
今後各試合(…1戦だけのはずなのに各試合と言ってしまう時点で色々とおかしいのですが…)、
それぞれの行動を振り返りながらその裏で考えていたことを少しずつ追記していきます。

※以下随時追記
※()内の数字は行動処理後のAP



1試合目 イニシアチブロマンコンボ(動画16:40~)

【Round 1】
 フィルは2回の移動で距離をとる
 一方ヴァシリのアクションセットは
  チャージ(7)⇒ATK4d+10
  自分に攻撃(3)⇒勇気状態でAP+2(5)
  コンセントレーション(3)⇒HIT+2dでフィルのFLEEに匹敵
  will攻撃×3(0)⇒フィルが隣接してこなくても行動失敗でwill温存
 という目論見

シーフとの対戦はとにかくフェイントによるリアクションAPの枯渇がコワイ!
HIT捨て攻撃に対してはリアクションさえとれれば回避することは容易いため、
とりあえず勇気状態(HP30%以下)になってAPに余裕をもたせるのが基本戦術。

戦闘中やむなしにダメージを受けてその後APの優位を得るというのでもよかったのですが、
フィルの通常攻撃(ATK3d+16)をノーリアクションで受けて生き残る確率は約74%。
加えて隣接した状況では同ラウンドでコンボを叩き込まれる可能性も少なくありません。

対して自傷(ハラキリ!)によって気絶する確率は6%弱、勇気状態成立の確率は約79%。
このために習得したイニシアチブブーストのおかげでAPに余裕があるため、
不測の事態にも対応可能性な1ラウンド目に自傷するのが最も安全だったのです!
興行的にもバカっぽくて派手な初手ハラキリ!で観客席も沸くのではと。

その後はフィルがダッシュ等で隣接してくるならブーストした3連撃が叩き込まれるコンボ。
絶対回避やバックステップで回避される可能性もありますが、
うまく当てることができればチャージ効果で一撃必殺も期待できました。
また近づいてこなくとも、攻撃が失敗するだけでwillは温存され、
悪くない状態で2ラウンド目以降に繋げることができるはずでした。
…そうなるはずだったのです。
フィル「あ、やっぱりハラキリだ。クリティカルはやめてね!」
自らに28ダメージ!→HP0
ヴァシリ「……。」
カメラ「……。」
解説「……。」

結果はハラキリ!にて最悪の6%を引いてしまいました…。
対戦が決まった時から自爆ENDしないよう忠告されていたというのに…。


2試合目 あぁ、リアクションってここで選ぶんだ(動画21:30~)

解説「“勇気”の発動を狙ったのでしょうが…チャージで振れ幅を大きくしてのこのバクチの打ち方、うーん、狂気でした!」
フィル「さすがに不完全燃焼だよ!もっかいやろう!」
ヴァシリ「よろしくお願いします///」

フィルの慈悲(?)による泣きの一回。
先ほどの事件で頭の中が真っ白な状態のまま、距離4からのスタート。

【Round 1】
 ヴァシリ:待機(8)
 フィル:移動(4)⇒1歩ヴァシリに接近
 ヴァシリ:移動(4)⇒1歩フィルに接近
 フィル:フェイント(2)⇒レンジが合わず失敗
 ヴァシリ:移動(0)⇒フィルに接近、隣接状態になる
 フィル:フェイント(0)⇒ヴァシリ(-3)互いにAP枯渇
 フィル:willクイックトリック(0)⇒28ダメージ(ヴァシリ気絶)
 フィル:willクイックトリック(0)⇒22ダメージ
 フィル:willクイックトリック(0)⇒26ダメージ(ヴァシリ昏睡)

互いの行動公開時、ずらりとならんだフィルのアクションセット。
隣接後はフィルによる全力の3連撃を、こちらもすべてのwillを使って回避しないといけないな…
と当たり前の計算をしたのち、なぜかOKボタンをポチッ。
解説「おい!おい!!」
フィル「えええ…」
ヴァシリ「あ、リアクション忘れてました…」
カメラ「90秒きっちり使って対処しよ」
解説「おい!!!」
フィル「ディレクター、ここカットで!」
ヴァシリ「穴!穴!!穴をください!!!」

アクティブシーンシステムの大改修から2か月ちょっとの間、ほぼPvPを経験していなかった上、
クエストも適当に進められる簡単なものしかしていなかったため、
ステップの概念が変わってしまっていることを失念していました…。
焦りもあり、なぜか隣接してからまたリアクションフェイズがあるものと…。
なるほど、さっきのところでリアクションを選ばないといけないんですね?


3試合目 冷静と情熱のあいだ(動画26:50~)

解説「そろそろ決めろよ!リーンファイトゴー!!」
最後も距離4からのスタートです。

【Round 1】
 お互いが離れるように移動し、距離は9に
解説「なんと!戦いは2ラウンド目に突入です!!」

【Round 2】
 無行動のフィルにヴァシリが2回移動で近づき、距離は5
 ラウンド終了後にヴァシリはクロースアーマーを脱ぎ捨てる⇒重量ペナルティ解消
解説「突然の脱衣に観客席は混乱!これはいったいどういうことでしょうか?」
カメラ「クイックトリックを1発耐えられるようにしていたのと勇気調整では」
解説「なるほど!ラッシュ対策を捨てて回避率を上げてきたようだ!」

今回やりたかったことその①「脱衣」
アーマーパージは男の子のロマン!
古樹シリーズで習得できるイニシアチブブーストは1ラウンド目にしか効果がないため、
クロースアーマーのDEF+2が惜しくない状況であれば、2ラウンド目以降身に着けておく必要はありません。
装備可能重量を19超過していたため、脱衣によりFLEE-2・MOVE-1のペナルティが解消されます。
本来はもっとカッコいいタイミング…たとえばインビジブルアタックやHIT+6のwill攻撃を見てから、
優雅なセリフとともに外套を脱ぎ捨てて、華麗に避けるという場面で使いたかったのです。
しかし緊張状態でやろうとすると絶対ミスると思いなおし、あたりさわりのない装備解除となりました。

【Round 3】
 フィルはこのラウンドも無行動
 身軽になったヴァシリが渾身のアクションセットを公開!
 …するもののSPを消費しただけで移動が失敗し、実質動きなし
フィル「あれっ…AP管理ミス?(おそるおそる)」
カメラ「これは勇気込みのセットじゃないかな…」
ヴァシリ「ふふっ(恥)」

【Round 4】
 フィルが位置調整
 一方ヴァシリは自分に攻撃!⇒21ダメージで重症
解説「あーっ!懲りずにハラキリっ!しかし今度は成功っ、勇気状態を作り出すーっ!」

【Round 5】
 ヴァシリが前進し、距離は7
解説「フィリップ側も対処は慎重にならざるを得ないか。お互いに距離を測っています」

【Round 6】
 ヴァシリ:チャージ(7)⇒フィルがAP調整のための防御(5)
 フィル:移動(2)⇒前進によって距離は5
 ヴァシリ:コンセントレーション(5)
 フィル:移動(-1)⇒先に防御していたためAP不足により待機
 ヴァシリ:APポーション(0→7)
 フィル:willインビジブルアタック(-5)⇒AP不足により失敗するがwillは温存
 ヴァシリ:willとんずら(3)⇒フィルに隣接
 ヴァシリ:will攻撃(2)⇒フィルは回避せずに25ダメージ(HP3)
 ヴァシリ:will攻撃(1)⇒フィルはwill絶対回避で躱す
解説「一瞬で懐に飛び込んで渾身の一撃ーっ!凄まじい速度でしたっ!」
フィル「ここからだよ」
解説「フィリップは素で受けて耐え、will数で優位に立ちました!このクソ度胸!!」

今回やりたかったことその②「勇気とんずらコンボ」
魔法剣士として、ゴテゴテに着こんだシリーズ装備の特殊能力を駆使して戦いたい!
特に基本性能の低い小鬼シリーズを常時身に着けるようステータス調整をしているので、
とんずらを使った見どころを作るのが今回のテーマでした。
フィルが近づいてくれたこともあり、(Round 2の恥ずかしい失敗を忘れ…)上手く決めることができました。
チャージ攻撃のATKは4d+10で、フィルを一撃で倒せる可能性も10%程度ありました。
さすがに欲張りすぎですが。

一方このラウンドのフィルの行動を見ると…最初のチャージに対して一見無意味な防御行動が。
フィルが宣言したインビジブルアタックのHITが2dなのに対し、この時点のヴァシリのFLEEは9です。
コンセントレーションが唱えられた時点で、当てられる確率は非常に低くなります。
アクションの公開時点でほぼ避けられることがわかっていたため、
フィルは防御でAPを使うことでその後のインビジブルアタックをあえて失敗させ、
付加したwillが無駄に消費されることを防ごうとしたのだと思います。
今回の場合はディレイ値の関係で、とんずらによる隣接がインビジブルアタックの後になっていたため、
結果的に影響はありませんでしたが、現環境では基本テクニックになっていくのでしょうね。

【Round 7】
フィル「さあ、詰めだよ!」
カメラ「これは…」
解説「フィリップは得意の連撃…ではない!?スピード付きのインビジブルアタック!!」
ヴァシリ「なにぃっ!?オーバークロックが間に合わない!!」
フィル「とっておき!」
 ヴァシリ:コンセントレーション(7)
 フィル:will×2(スピード・威力)インビジブルアタック(3)⇒ヴァシリ回避成功(6)
 ヴァシリ:攻撃(1)⇒フィルがバックステップで回避成功(2)
解説「あああーっ!?しかしヴァシリ、精神の集中でこれを避けきったぁ!!」
フィル「えええ…」
ヴァシリ「間に合った!」

スピード・ディレイ値の同じアクションは、表示が上のものから処理される…と言われていました。
今回の場合スピードを付加したフィルのインビジブルアタックが最速で飛んでくるように見えます。
更にwillでHIT+6にされている(ように見えた。実際は威力+6…たぶん入力ミス)ため、
ヴァシリ素のFLEE9では、HIT2d+6の攻撃を避けるのは困難であり、この時点で負けを覚悟しました。
しかしながら現在は公式が想定した仕様通りの順番ではアクションが解決されていないようです。
(フォーラム→質問・相談『ディレイ値が同じ場合、正確な行動順は可視化されるのかどうか』参照)
無事コンセントレーションが間に合い、首を繋げることができました。

【Round 8】
 ヴァシリが牽制のためにスリーピングを放つものの
 フィルが移動で距離をとったため不発

【Round 9】
 フィルはポーションを使ってwillを回復
 その隙にヴァシリが距離を詰める
解説「この2という距離は、非常に駆け引きが難しい位置取りであります」

【Round10】
 ヴァシリはインビジブルアタックを警戒してコンセントレーション
 フィルはその隙に距離を開くよう移動する

【Round11】
 フィルが待機と移動を駆使して罠のようにインビジブルアタックを仕掛けるも
 ヴァシリも慎重に一歩ずつ地点指定で移動していたため距離2で辛うじて立ち止まる
ヴァシリ「うお!」
解説「おーっと!?これはフィリップの読みが光るぅ!?」
フィル「あれっ、1移動かあ。厄介な!」
解説「ヴァシリ踏みとどまるっ!すり足戦法で無防備を避けたぁー!」

【Round12】
 ヴァシリ:コンセントレーション(7)
 フィル:待機(6)
 フィル:フェイント(4)⇒距離が合わず失敗
 ヴァシリ:移動(4)⇒フィルに隣接
 フィル:フェイント(2)⇒ヴァシリ(1)
 フィル:フェイント(0)⇒ヴァシリ(-2)
 ヴァシリ:攻撃(-6)⇒AP不足で失敗
 フィル:willクイックトリック(0)⇒回避用AP枯渇のため21ダメージ(ヴァシリ気絶)
解説「これはさすがに受けきれないっ!」
ヴァシリ「まいった」
フィル「やったあ」
解説「どうなることかと思いましたが、最後はまさに手に汗握る白熱の真剣勝負でしたっ!!」

という感じで決着(負け)です。
最後は不用意に罠に突っ込んで狩られるという冴えない終わり方でした。
…でも実はこれ、【Round 6】で解説したテクニックを使えば、生き残れたようです。
決着後に教えてもらったのは
 ヴァシリ:コンセントレーション(7)
 フィル:待機(6)⇒ヴァシリが防御(5)
 フィル:フェイント(4)⇒ヴァシリがリフレクション(2)
 ヴァシリ:移動(-1)⇒AP不足で失敗(距離2のまま)
これ以降はどちらの行動も距離が合わず失敗。
つまり防御やリフレクションを無駄うちすることで、
自分の移動用APを削ってわざと失敗させ、隣接せずに次ラウンドに続くということらしいです。
試合中は全く気づきませんでしたが、改めて計算してみれば確かにその通り!
リアクションとしてはAPコストの高いリフレクションにこんな使い方があったとは!
クエストノーツにおけるPvPの奥の深さを見せつけられました。

前半お見苦しいところを多々お見せしてしまいましたが、3戦目はそれなりに見られたのでは…?
アクティブシーンが新仕様となってから、今回はじめて本気のPvPをさせてもらいました。
空リアクションによるアクションキャンセルというテクニックには目から鱗!
同時手番ゲームとしての読み合いが更に面白くなった気がしますし、
アクションセットのアイコンがズラーッと並ぶ見た目もすごく楽しいです。
エキシビジョンマッチは続いていくようですので、次は勝てるように自分も研究を進めたいと思います。



vs短剣シーフ01

使用PC:ヴァシリ(物理特化型魔法剣士)
相手PC:ステータス高めでフェイントを活用するタイプ
     通常時は互いにFLEEがHITを上回っている
     スリーピング成功の期待値は低い
対戦結果:敗北

※()内の数字は行動処理後のAP
【Round 1】
 お互いが移動と待機を行い、ラウンド終了時に隣接。

【Round 2】
 インビジブルアタックをコンセントレイションによるFLEE上昇分で回避。
 HITが上がった攻撃は絶対回避で無効化される。

【Round 3-5】
 ヴァシリが移動し、互いに距離を置いたまま少しの間膠着状態。
 コンセントレイションの無駄打ちあり。

【Round 6】
 コンセントレイションによりHITを上げ、ファイアーボール。
 防御されたものの2ダメージ(短剣シーフHP36→34)

【Round 7】
 同じくコンセントレイション・ファイアーボールを放つが、防御されダメージ0。
 SPの枯渇が近い。

【Round 8】
 ヴァシリ:コンセントレイション(5)
 短剣シーフ:待機(6)
 ヴァシリ:移動(2)⇒短剣シーフに接近
 短剣シーフ:移動(3)⇒隣接状態になる
 ヴァシリ:will使用APポーション(7)
 短剣シーフ:クイックトリック(0)⇒AP節約のためリアクションせず25ダメージ(ヴァシリHP35→10)
 ヴァシリ:移動(4)⇒隣接状態のため結果的に無駄な行動。これのせいで回避を見送らなければならなくなった
 ヴァシリ:攻撃(0)⇒短剣シーフが回避に失敗し33ダメージ(短剣シーフHP34→1)

【Round 9】
 ヴァシリ:移動(4)⇒短剣シーフから離れる
 短剣シーフ:移動(4)⇒結局距離を詰められ隣接
 短剣シーフ:APポーション(7)
 短剣シーフ:フェイント(5)⇒ヴァシリ(1)。待機等をしなかったため、回避分のAPは残った
 短剣シーフ:インビジブルアタック(1)⇒回避に失敗し22ダメージ(ヴァシリ気絶)

相手は筋力と器用をバランス良く育てた短剣型。
HPは36と高めなため、両手剣の一撃だけでは落とせないことがわかっていました。
ファイアーボールで削りを行いましたが、ダイス目もありほとんど効果なし…。
コンセントレイション+ファイアーボールは絶望的に燃費が悪く、チャンスは少なくなるのだから、
willによるダメージ+6を追加するなど思い切った行動を選択すべきでした。
決着ラウンドは消極的に一歩だけ後退したところを追いつかれ、ラッシュを叩き込まれています。
読み負け以前の問題として、思考停止による無駄な動きをしてしまうことを反省しないといけませんね。




vsバランスウォリアー01

使用PC:ヴァシリ(物理特化型魔法剣士)
相手PC:ラウンドシールド(+マスタリー)による防御とディフレクションを使い分けるバランスタイプ
     HIT16でヴァシリのFLEE13とHIT8を上回り、対峙するためにはコンセントレイションが不可欠
     感覚値も高く、スリーピングの効果は期待できない
対戦結果:勝利

※()内の数字は行動処理後のAP
【Round 1】
 バランスウォリは移動、ヴァシリは待機と移動で互いに様子見。

【Round 2】
 ヴァシリ:コンセントレイション(5)
 バランスウォリ:移動(4)⇒ヴァシリに接近、隣接状態になる
 ヴァシリ:攻撃(1)⇒バランスウォリが防御にファンブルし24ダメージ(バランスウォリHP38→14)

【Round 3】
 ヴァシリ:コンセントレイション(5)
 バランスウォリ:バッシュ(3)⇒ヴァシリ回避成功(4)
 ヴァシリ:攻撃(0)⇒バランスウォリが防御し11ダメージ(バランスウォリHP14→3)

【Round 4】
 互いの攻撃をコンセイトレイション、ディフレクションで回避

【Round 5】
 ヴァシリ:コンセントレイション(5)
 バランスウォリ:バッシュ(3)⇒ヴァシリ回避成功(4)
 ヴァシリ:攻撃(0)⇒バランスウォリがマイティガード(1)で無効化
 バランスウォリ:will使用バッシュ(0)⇒ヴァシリAP不足で回避できず26ダメージ(ヴァシリHP34→8)

【Round 6】
 ヴァシリ:コンセントレイション(5)
 バランスウォリ:移動(4)⇒ヴァシリから離れる
 ヴァシリ:will使用APポーション(7)
 ヴァシリ:移動(4)⇒バランスウォリに接近、隣接状態になる
 ヴァシリ:攻撃(0)⇒クリティカルにより31ダメージ(バランスウォリ気絶)

相手はDEF9と低めに見えますが、防御時はシールドマスタリーとラウンドシールドの軽減効果が14もあります。
短剣ナーフ前、器用特化型の時代にはたしか一度も勝てなかった相手です。
こちらは短剣と盾の弱体化、両手剣の強化にあわせ、筋力・器用・敏捷の3点振りにリビルド。
結果、相手がこちらの高火力による事故を恐れて防御してくれたお陰で、削り倒すことができました。
実際はクリティカルとファンブルがタイミングよく発生してくれたことによる棚ぼた勝利かもしれませんが…。
短剣・盾・両手武器の仕様変更当時は、うちのキャラが一番煽りを受けたと嘆いていましたが、
3点振り(筋力へのCP配分)によるHP及び火力の目覚ましい向上、CP効率の改善で、
クエストだけでなくPvPでもむしろ使いやすくなったと実感できた一戦でした。




vsフィリップ・レイン01

使用PC:ヴァシリ(物理特化型魔法剣士)
相手PC:HITを捨てた脳筋タイプのフェイントシーフ
     シーフらしい回避力の高さと、こちらの魔法を無効化するほどの高レジスト・高MDEF
     スキルが使い放題の驚異的なSPも、継戦能力の低いこちらから見れば実にやっかい     
対戦結果:敗北

※()内の数字は行動処理後のAP
【Round 1】
 ヴァシリが後退したところをフィリップがダッシュで追いかける

【Round 2】
 ヴァシリ:移動(4)⇒フィリップからさらに離れる
 フィリップ:フェイント(5)⇒レンジが合わず失敗
 フィリップ:will使用移動(5)⇒ヴァシリに接近、隣接状態になる
 フィリップ:フェイント(3)⇒ヴァシリ(1)回避用のAPが残る
 フィリップ:クイックトリック(0)⇒ヴァシリ回避成功(0)
「ちぇっ」「willひとつ損!」(フィリップ)

【Round 3】
 フィリップ:フェイント(5)⇒ヴァシリ(4)
 ヴァシリ:will×2使用スリーピング(0)⇒フィリップがwillを使用して抵抗成功(4)
 フィリップ:クイックトリック(1)⇒回避用のAPが残っておらず30ダメージ(ヴァシリHP38→8)
「よっし!」(フィリップ)
「くっ、だがまだ!」(ヴァシリ)

【Round 4】
 フィリップ:フェイント(5)⇒ヴァシリ(4)
 フィリップ:クイックトリック(2)⇒クリティカルにより31ダメージ(ヴァシリ気絶)
「うわああああああぁぁぁ」(ヴァシリ)
「ありがとう。楽しかったよ」(フィリップ)
「参った…や、やめてくれ…いのちだけは…」(ヴァシリ)
「くににかえるんだな おまえにもかぞくが いるだろう」(フィリップ)
「ありがてぇ…ありがてぇ…」(ヴァシリ)

投げナイフ使いから騎士らしい装備に変え随分印象が違ったフィリップ。
中身はスリーピング対策もなされたHIT捨ての剣シーフでした。
私の方はコンセントレイションを主体とする魔法剣士。
AP管理を比較すればまともには戦えないので、序盤はいつもどおりの消極的な行動…。
willが優勢になったのを見て、もう一つのwillも使い切らせようと(また、上手くいけば眠らせようと)、
意志力の全てを込めたスリーピングを決行。
予想通り抵抗され、お互いにwillを使い切った状態に。
その後はとにかく無行動で耐え、フィリップのSPを枯渇させる籠城作戦…だったのですが、
これを見透かすようなクリティカルにより無事死亡。

泣きながらベッドに入った後、
「とりあえず隣接状態で攻撃しておけば
 フィリップ:フェイント(5)→避け(4)→フェイント(2)→クイックトリック(-1→失敗)
 で安全だったんじゃね?」
と思いついたものの、よく考えればwill使って避けられた場合、
その後のクイックトリックがクリーンヒットすることに気づいてボツ。
フェイントシーフとの対戦は特別に頭を使いますね。
勝ち筋の高そうな展開を思いついたらリベンジします。




バトルロイヤル(2016.12.17)

【参加者】
V:ヴァシリ(魔法剣士)
F:フィリップ(シーフ)
K:カティノ(メイジ)
N:ノラ(弓ウォリアー)
M:メイファン(ウォリアー)     
T:ツバキ(アサシン)

【初期位置】
  T   M

F   V   K

    N

【Round 1】
 フィリップ、ツバキ、メイファンが画面上部で接近
 ヴァシリはカティノに近づこうとするも、カティノも上部に移動して距離は縮まらず
「さっそく位置取りを誤った気がするアルね(汗)」(メイファン)
「あら、仲間はずれ気味ね…」(ノラ)

【Round 2】
 ヴァシリは画面下部で孤立するノラに狙いを定めて移動
 ステルスで隠れたツバキにカティノの魔法が決まり、睡眠状態に
 メイファンがフィリップに隣接し、正拳(バッシュ)を狙うもバックステップで回避される
「チッ!」(メイファン)
「あぶないなあ」(フィリップ)

【Round 3】
 ノラの弓スマッシュがヴァシリに命中⇒9ダメージ
 ヴァシリはスマッシュ効果でヒットバックしたものの、次の行動でノラに隣接
 眠るツバキにカティノのマジックアローが命中⇒21ダメージ
 さらにスリーピングの追い打ちがツバキを襲い、抵抗失敗により睡眠&ステルス解除
「おはようアロー!」(カティノ)
「目覚めさせる気ゼロね!?」(観客)
「まあ、一発くらいなら良いさ…(更にスリーピング)…まじ?」(ツバキ)

【Round 4】
 カティノのスリーピングはフィリップの抵抗により無効化
 ヴァシリがノラを攻撃するも、弓ディフレクションで回避される
 睡眠状態のツバキにフィリップのクイックトリックが命中⇒ツバキ気絶
「カティちゃん絶対殺すまんにならざるを得ない」(ツバキ)
「まあそのチャンスは無くなったが」(観客)

【Round 5】
 フィリップがカティノにフェイント⇒カティノ無行動で影響は少なく、続くクイックトリックを回避
 メイファンが再びフィリップに隣接して正拳、これもバックステップで回避
 ヴァシリのスリーピングが効き、ノラは睡眠状態に
「あらま…やられたわ」(ノラ)
「かわいそうだが死んでもらおう」(ヴァシリ)

【Round 6】
 睡眠状態のノラにヴァシリのwill威力増し斬撃が命中⇒ノラ気絶
 フィリップがカティノにフェイント⇒カティノは後退して隣接状態解除
 メイファンの正拳をバックステップで交わしたフィリップがカティノに追いつく
「メイファン、まずカティノ倒さない?」(フィリップ)
「それは賛成アルね」(メイファン)
「恐ろしい作戦が!」(カティノ)

【Round 7-8】
 ヴァシリは混戦状態の画面上部に向かって移動を開始
 上の3人も位置取りのために行動
 カティノのスリーピングが成功し、メイファンが無力化される
「ZZzz…むにゃむニャ…太もも…むにゃむニャ…」(メイファン)
「何の夢でしょう…」(カティノ)
「サシでやろうか、ヴァシリ」(フィリップ)
「ふっ」(ヴァシリ)

【Round 9-11】
 ヴァシリのスリープを警戒してフィリップは後退し、カティノ相手に距離をつめる
 近づいてきた敵にカティノのマジックアローが2発命中し、フィリップは重症状態に 
 ヴァシリはwillポーションで万全の体制に回復
 未だ睡眠状態が解けないメイファンにフィリップのクイックトリックが命中⇒13ダメージ
「まあ落ち着いて。皆でメイファン落とそう?」(フィリップ)
「痛ァァァッ!? このヤローフィリップゥ!」(メイファン)

【Round 12】
 ヴァシリのファイアーボールをカティノが避けきれずに命中⇒10ダメージ
 痛みで目覚めたメイファンはフィリップに足払い(エンゲージ)
 フィリップの後退は失敗し、メイファンの発剄(HIT成長スマッシュ)が炸裂⇒フィリップ気絶
「我が中華発頸の威力を思い知るがイイ!」(メイファン)
「やられたあ」(フィリップ)
「覇ッ!(横ピース)」(メイファン)

【Round 13】
 移動したカティノにヴァシリが追いつく
 カティノはさらに後退しようと移動するも、位置取りの運が悪く隣接状態のまま
 ヴァシリの攻撃に対し、なんとカティノが回避ファンブル⇒カティノ気絶
「ふぁん…やーらーれーたー」(カティノ)
「残るはヴァシリさンカ!ユクゾーオラー!」(メイファン)
「素手の相手には負けられない」(ヴァシリ)

【Round 14】
 生き残ったメイファンとヴァシリ、お互いが移動して隣接状態
 ヴァシリはwillの追加行動によりコンセントレーション状態の攻撃を振るう
 メイファンは円の動き(ディフレクション)で回避を試みるも失敗⇒22ダメージ
「あったれーーー」(ヴァシリ)
「ヌウウ!!我が円の動きを見切るとハ!」(メイファン)

【Round 15】
 メイファンはwillを使用してさらに命中力を増した発剄を繰り出す
 ヴァシリはコンセントレイションにwillを追加し、結果同値により回避成功
 反撃はメイファンの錬技"甲肌"(マイティガード)により無効化される
「サイコロ6つも並べやがッテー!」(メイファン)

【Round 15】
 メイファンが放った発剄をヴァシリはコンセントレイションで回避
 メイファンはヴァシリの反撃を円の動きで回避しようとするも、ファンブル!⇒メイファン気絶
「そこでかぁ」(観客)
「ファンッ!?」(メイファン)
「うおおおぉぉ!」(ヴァシリ)

当初はリフレクションを抑止力としてカティノの後ろに周り、漁夫の利を狙う作戦でした。
しかし開始直後から画面上部で団子状態になりそうだったので断念。
ノラの元に向かうも、この時なぜか「弓装備時のディフレクションは接近時使えない」と勘違いしてました!
スマッシュはスケイルアーマーの効果で矢のダメージが半減…ヴァシリの標準装備なので許してください…。
中盤からはツバキを沈めた三人が削りあう状況をみながら囲まれない位置に陣取ることに。
競技者の配置状況も含めて、今回はとにかく運が良かったですね。
行動選択はいろいろ失敗していたはずですが、期待値が不利な状況をことごとく逆転する鬼ダイスで優勝です!




vsフィリップ・レイン02

使用PC:ヴァシリ(勇気型魔法剣士)
相手PC:回避力・魔法抵抗力に優れたフェイントシーフ
対戦結果:敗北

※()内の数字は行動処理後のAP
【Round 1】
 フィリップが近づいてくるのを期待し、コンセントレーションからの攻撃を狙うも
 離れるように移動されたため、結果無駄打ちに
「秘策アリ、ってかんじかな?」(フィリップ)
「泣かせに来ました」(ヴァシリ)

【Round 2-3】
 近づきあって隣接状態に
 互いに牽制を行うも、大きな状況変化はなし

【Round 4】
 ヴァシリ:待機(6)
 フィリップ:フェイント(5)⇒ヴァシリ(3)
 ヴァシリ:待機(2)
 フィリップ:フェイント(3)⇒ヴァシリ(-1)
 ヴァシリ:will攻撃⇒AP不足によって失敗
 フィリップ:フェイント(1)⇒ファンブル
 フィリップ:willクイックトリック(1)⇒回避用のAPが残っておらず30ダメージ(ヴァシリHP31→1)
 フィリップ:willクイックトリック(1)⇒回避用のAPが残っておらず22ダメージ(ヴァシリ気絶)
「ぎゃあああぁぁぁ、ちくしょうっ!」(ヴァシリ)
「秘策はフェイント読みのwill攻撃だったのかな?」(フィリップ)
「AP計算の前提をそもそも間違えていました」(ヴァシリ)
「どんまい!俺ならいつでも付き合うからさ」(フィリップ)

見どころも一切作れないワンサイドゲームで敗北!
リビルドした意味を示せなかった悔しさから、直ぐに再戦を申し込みました。




vsフィリップ・レイン03

使用PC:ヴァシリ(勇気型魔法剣士)
相手PC:回避力・魔法抵抗力に優れたフェイントシーフ
対戦結果:勝利

※()内の数字は行動処理後のAP
【Round 1】
 互いに待機と移動(ダッシュ)を行い、少し距離を詰める

【Round 2】
 コンセントレイション状態のヴァシリにフィリップが隣接
 命中率の上昇した攻撃がフィリップに届くも絶対回避で無効化される
「怖いなあ」(フィリップ)

【Round 3】
 フィリップによる後退読み移動→フェイント×2→クイックトリック×2のコンボ
 ヴァシリは無行動だったためwillを一つ使って二回のクイックトリックを回避
 結果フィリップはwill二つを含む大幅なリソースを失った
「やられた!流石にフェイント×3は警戒してると思ったのに!」(フィリップ)

【Round 4】
 隣接状態のまま、小細工なしの互いの攻撃を避けあう

【Round 5】
 ヴァシリ:コンセントレイション(5)
 フィリップ: 攻撃(3)⇒ヴァシリ回避成功(4)
 ヴァシリ:待機(3)
 ヴァシリ:will攻撃(2)⇒フィリップがバックステップを失敗し22ダメージ(フィリップHP30→8)
「おっ?当たった!」(ヴァシリ)
「うわっ」(フィリップ)

【Round 6-12】
 移動や攻撃、バックステップ等でひっついたり離れたり
 互いに少しずつSPを消費する
 ヴァシリ:待機(2)
「だめだこりゃ」(フィリップ)
「うむん」(ヴァシリ)

【Round 13】
 ヴァシリ:移動(4)⇒フィリップに接近、隣接状態になる
 フィリップ:待機(6)
 ヴァシリ:攻撃(0)⇒フィリップ回避成功(5)
 フィリップ:待機(4)
 フィリップ:攻撃(0)⇒ヴァシリAP不足で回避できず26ダメージ(ヴァシリHP31→5:勇気状態)
「くっ、だがまだ!」(ヴァシリ)

【Round 14】
 フィリップ:フェイント(5)⇒ヴァシリ(7)
 ヴァシリ:攻撃(3)⇒フィリップ回避成功(4)
 フィリップ:フェイント(2)⇒ヴァシリ(0)
 フィリップ:AP不足で攻撃失敗
「はっはっ」(ヴァシリ)
「コンセ入れたらよかったのに」(フィリップ)

【Round 15-17】
 互いにSPを節約し、攻撃を避けあう
 フィリップのバックステップにより距離が開く

【Round 18】
 どちらも相手の移動を期待して攻撃を置くが空振り
「逃げるかー」(フィリップ)

【Round 19】
 ヴァシリ:待機(9)
 フィリップ:移動(4)⇒ヴァシリに接近、隣接状態になる
 ヴァシリ:待機(8)
 フィリップ:クイックトリック(1)⇒ヴァシリ回避成功(7)
 ヴァシリ:攻撃(3)⇒クリティカルにより命中、37ダメージ(フィリップ気絶)
「うわああん!」(フィリップ)
「やったああぁぁ」(ヴァシリ)

【チャージ】
 コンセントレーションに頼るヴァシリではAP・SPの余裕がない。
【イニシアチブ・ブースト】
 クエストではそこそこ速いからなくても先手が取れる上、
 パーティプレイでも先行突出して味方ダンサーのジグを無駄にすることが多かった。

ということでシリーズ装備をすてて勇気アクセサリーに換装した新生ヴァシリ。
高APによる余裕から、落ち着いてフェイントシーフに対処できました。
今度はダメージを受けるのを前提にしたAP回復コンボを決めてみたいですね。


最終更新:2018年06月15日 17:52