『新・一心精進』スタッフメンバー挨拶

旧一心精進管理者・西田篤史挨拶

 一心精進でクイズ大会の情報を管理してきた西田篤史と申します。
このたび日本クイズ協会が設立され、大会情報の管理が協会管理へと引き継がれるにあたり、これまで一心精進を利用されてきた大会主催者および大会参加者の皆様に一言ご挨拶を申し上げたいと思います。

 まず、これまでの大会情報管理の状況について改めて説明させていただきます。アマチュアクイズ界におけるオープン大会の開催情報および結果報告については、一個人が大会情報を管理し、個人サイトから全国のクイズ関係者に情報発信していくというシステムとなっています。
 これは、96年ごろのインターネットが普及し始めた時期に、鈴木舟太さんがご自身の管理するサイトで自主的にクイズ情報を発信していたものが、いつしか「クイズ界の公式サイト」というような位置づけになったことによるものです。2004年4月からは西田が大会情報の管理を引き継ぎ、「全国の大会情報を一個人のサイトで管理する」という状況が20年くらい続いています。

 大会情報が個人サイトでの管理となっていることについては、「1.クイズという趣味が参加者同士の支えあいによって成り立っている面が大きいこと(アマチュアクイズ界のボランタリズム文化)」「2.これまで日本クイズ協会のような公式的な統括団体が存在しなかったこと」の2つの背景があると思っています。
 このうち、「1」については20年近くかけて現行のシステムが確立されていることは誇らしいと思っていますし、自分自身が大会主催者と情報のやりとりをするなかでの交流も出来て、非常に有意義な経験をさせてもらっています。

 しかしながら、どうしても「個人管理」では限界があり、大会情報の掲載間違い、掲載までに日数がかかってしまうというケースも発生します。私が事故や急病になったときに大会情報の更新作業をどうするのかという問題もあります。一個人による大会情報の管理を永続的に続けるのは難しいことは明白であり、約8年前に市川さんに対して「自動化スクリプトの開発などの管理体制について考えてもらえないか」と相談し、山下さんに協力をもらうなかで開発を進めてきました。
 また、インターネット上の個人情報の取扱いが以前とは比べ物にならないくらい厳しくなるなかで、大会の結果報告(入賞者の掲載など)を過去分も含めて私が一個人の判断(責任)で続けていくことにも限界を感じていました。どれだけ多くのクイズ関係者が一心精進を「クイズ界の公式サイト」と位置づけたとしても、実際は西田が趣味で運営している個人サイトに他なりません。クイズが本当に社会的に認知された公式的なものとなるためには、やはり統括団体による運営管理が望ましいと考えていました。

 このような状況のなか、日本クイズ協会が設立されることになり、大会情報や結果報告についても協会の管理下で行われることになりました。当面は西田が協会のスタッフとして従来どおりの方法で更新作業を行い、皆様の意見も聞きながらスクリプトの開発などを進めていく予定です。
 これまで私は「大会主催者あってのクイズスケジュール」と考え、できる限り主催者の意向に沿えるような形での情報掲載を心がけてきました。スケジュールが協会の管理体制となっても、これまでの良さが失われないようにしたいと考えています。
 今後、詳細情報の項目の追加・変更など、大会主催者にも参加者にもサイトリニューアルによる戸惑いがあるかもしれません。また、特に半年程度の移行期間については、皆様方に迷惑をかけることもあると思います。
 今回の管理体制の変更が将来的なクイズ界全体の発展につながると信じていますので、ご協力をお願いします。
日本クイズ協会クイズスケジュール管理・結果報道サイト担当
クイズナビゲーションサイト・一心精進旧管理者
西田篤史

新一心精進仕様策定担当・市川尚志挨拶

 こんにちは、このたび大学の先輩である斉藤さんからのオファーを受け、日本クイズ協会の「クイズスケジュール管理・結果報道サイト担当」として名を連ねることになりました市川尚志と申します。
 本団体の立ち上げに際して、私が最初にやらねばならないと思っているところを端的に書きますと、
  1. 今まで西田篤史さんのボランティアだったアマチュアクイズ大会のスケジュール管理を、(何年かかけてもいいので)ボランティアでない状況にすること。
  2. オープン大会をはじめとしたクイズを「社会的に認められた存在」に近づけ、中高クイズ研の部活動として認めてもらうこと。
  3. 今まで通りの「アマチュアクイズ界」的な良さを、可能な範囲で残すこと。
の3つです。これについて説明致します。
1.についてです。ここ20年、アマチュアクイズ(私は「草クイズ」という言葉があまり好きではなく、「アマチュアクイズ」という言葉を多用します)で開かれているオープンなクイズ大会は、『Syu's quiz page(鈴木舟太さん管理)』および『一心精進(西田篤史さん管理)』という、個人がボランティアで管理するホームページで告知し、その後結果報告するという暗黙の文化が続いてきました。近年アマチュアクイズの活発化に伴いオープン大会が増える一方で、ボランティアでスケジュール管理をする西田さんの負担増加は大きな問題となってきました。さらに、2015年9月に成立した改正個人情報保護法により、個人情報取扱事業者の対象が「5000件以上の個人情報を有する団体」から、「1件以上」と改正されることになりました(【解説】クイズ大会開催と個人情報保護法を参照)。詳細は3月施行予定のガイドライン次第となりますが、「一個人がボランティアで大量の大会情報・大会結果を管理する」「個人が気軽に個人情報を扱ってクイズ大会を開く」という行為が大変難しい時代になったと言えます。
 そして私が「クイズスケジュール」に関わることになったそもそもの発端は、約8年前に西田篤史さんから「一個人による、手動でのクイズスケジュール運営が限界なので、市川さんで何とか次の管理方法を考えてくれないか」という相談を市川が受けたことです。西田さんからのオファーを受ける形で、私市川がクイズスケジュール自動化スクリプト作成のプロジェクトを引き受けることになりました。実際のスクリプト開発ですが、紆余曲折あった上で、この手の開発のプロでいらっしゃるクイズ愛好者の山下雄太さんに依頼し、市川の仕様書にある程度沿った上で、ボランティアで作成して頂けることになっておりました。
 その後、開発を続け、『MasterQEE2015』にて試作品を公開。その際、「より使いやすいクイズスケジュール管理スクリプト」にするため、様々な方に意見を伺っておりました。

 そして約8年を経て、現状私と山下さん、西田さんが水面下でゆっくり進めてきたプロジェクトを、今回私・西田さんが協会の理事として加わることで、協会が管理する体制に移行していくことになりました。この、本来なら数百万のオーダーでかかると思われるスクリプト開発に伴う金銭面(開発費、メンテナンス費)を、協会という体制ができることでうまく捻出できる体制にしていくこと、これが一つ目の目標です。ただしここで勘違いしないでいただきたいのは、 協会ができただけでいきなり魔法のようにお金が生まれるわけではない ということです。山下さんには一般的なWebシステム開発を考えるとありえないくらいの少額の開発・保守費用でご協力いただきます。今後協会が起こしていく「収支を黒字化していくための動き」により、山下さんに保守・開発費を継続的にお支払できる形にできればと思っています。
 2.についてです。今のクイズを愛する学生さんの様子を見ていて一番不憫に思うのが、「クイズという趣味が、社会的に必ずしも認められていないこと」です。例えば、囲碁や将棋、かるたであれば、文化活動としてそれなりに認められ、部活としての公式大会参加に公欠を取れたり、学校から交通費が出たりすることがあります。クイズもこれに近づけたい。また、学校などの施設を借りる際、社会的に認められた団体であることでそのハードルは下がることもあるはずです。「クイズという趣味」の地位を確立するためには、 まずは社会的に認められた団体がしっかり立ち上がり、今まで勝手連的な個人管理でしかなかった「クイズスケジュール」を協会管理とすることが必要 と考えています。また、教育機関によっては、「学校側へクイズにおける実績を説明するために、部員のクイズの戦績を、明確に可視化してほしい」という要望を幾つか受けています(現状、後ろ盾のあるものとしては、「テレビ」という不安定なものしか実績を可視化する手段はないといっていいでしょう)。どのような形になるかはわかりませんが、 「協会」という後ろ盾のある団体が「クイズにおける実績」を明確化する動きが必要 ではあると考えています。
 最後に3.についてです。自分自身、『abc』『新人王早押王』といった比較的大き目の大会から、個人やサークルで開く小さな大会まで、さまざまなアマチュア大会開催に関わり、そこには「アマチュアだからこそのよさ」があったと考えています。これに対して協会という公式なものができたことで今まで勝手連的に開いていた大会が公的なものに近づく一方で、「今までのアマチュアクイズ界の良さが失われるのではないか」という不安を覚える方も多いのではないかと思います。そこは私も危惧しており、だからこそ私が理事として運営に携わる限りは、 「今までの「アマチュアリズム」の良さをできる限り壊さない」ような運営を心掛けることをまず宣言したい と思っています。そのため、今までの西田さんの運営に近い形で、申請があったほぼ全ての大会(もちろん、良識の範囲外の申請は別です)を掲載したいと考えています。例えば「協会本部が大会のグレード付けをする」「掲載大会を審査で選ぶ」といったところは私としては極力したくないと考えています(もちろん、将来「協会自体が主催する大会」「既存大会を協会が引き取り、協会主催となる大会」が行なわれることになり、それを協会が力を入れて宣伝することは当然あり得ます。やりたくないのは、既存の協会以外が主催するアマチュア主催の大会に対し、民主的でない形で選ばれた協会本部が積極的に序列をつけるようなことです)。私がこの仕事をしていくうえで目指すのはあくまで「今までのアマチュアクイズ界の良さを、さらによくするためのサポート」です。
 その一方で、前述した最低限の運営費(スケジュール管理に限ればサイトの開発保守費)の捻出に向け、皆様に協力をお願いすることは出てきますし、場合によってはやりたくない「序列化」に近い内容も出てくるとは思っています。例えば協会として大会側でご協力頂ける大会には、協会が獲得したスポンサーの広告等を載せていただくことがあるかもしれません(注:現時点でそのような当てはありません)。その際、300人規模以上の大会にしかスポンサーがつかないとか、「教育」目的のスポンサーが学生向け大会にしかつかないとか、参加人数や観戦者数に応じてスポンサー費を分配する(=参加人数が多い大会が優遇される)といった可能性はあります。大会の序列化はしたくなくても、結果的にスポンサー側の意向でスポンサー費の差がつく可能性があるということです。また、大会結果の可視化の要望に答えるため、優勝者以上の詳細結果(ペーパーや解答、予選通過者)を会員限定ページにアップしたり、サイトで機械的に集計した「年間勝利数」「筆記通過回数」ランキングを掲載することなどもあるかもしれません。また有志で「クイズ実力ランキング」を作りたいという団体があれば、その団体に『一心精進』の大会結果を元にしたランキングを作成を許可する場合もあります。・・・と、この現在の案の時点で拒否反応が出た方、本当に申し訳ありません。が、「今までの良さを壊さない最低限のラインを守りながら、収支の安定化をし、最終的にはサイト開発保守費の捻出する」「教育機関が、クイズという文化活動を認めてもらえるようにしたい」というのが自分の思いです。「スポンサーがつくことを嫌う大会」「クイズを競技化すること自体を嫌う大会」などは、ただ告知だけを出せる(=今までと何ら変わらない)ようにしたいと考えています。

今後のスケジュールをお知らせします。
2016年12月15日 一心精進のクイズ協会への移行・暫定サイトアップ、アンケート開始
2016年12月31日 アンケート締め切り
2017年3月 自動化スクリプトを用いた「新・一心精進」のオープン

自動化スクリプト開発は今回の協会発表には間に合わず、2017年3月頃までは当面は西田さんが協会に加わって頂く形でこれまで通り手動でスケジュール管理を続ける事になりました。2017年3月のオープンを目標に、スクリプト開発を進めております。その開発に先立ち、皆様からのアンケートの形でご意見を伺いたいと思います。本サイトの運営方針は、管理方針案に明示しました。これに対する御意見を、ぜひアンケートでお寄せ下さい。現時点ならば皆様の意見を受けて運用を変えることは可能ですが、2017年1月の開発本格化以降、仕様変更が難しい項目も多くなります。ご協力、宜しくお願い致します。

最後になります。今回の取り組みは、今まで「勝手連」でやりきっていたアマチュアクイズ界を、少しずつ変えることになるでしょう。昔からクイズをアマチュアとして楽しんだ者として、「良い所はなるべく変えたくない」という思いはありますし、その気持は大事にしたいです。その一方で、変えなきゃいけない部分も多々あったと考えています。少しずつ変えていく過程で、皆様に何らか違和感がある時がありません。また、こういった団体の運営はほぼ初めてというメンバーも多く、何らか失敗をすることもあるでしょう。そんな時は、ぜひまず声を我々に届けて下さい。特に、スクリプト完成までの試行段階となるここ1ヶ月は、色々軌道修正できます。ご意見のほど、宜しくお願い致します。
最終的に、スケジュール管理を我々が行うようになった結果として、「より便利になった」「アマチュアクイズ界がよりよくなった」「クイズが社会的にアピールできる趣味となった」そう多くの方に感じて頂けるよう努力させていただきますので、ご協力のほど、宜しくお願い致します。
日本クイズ協会クイズスケジュール管理・結果報道サイト担当
旧・一心精進自動化スクリプト化計画 プロジェクトリーダー
市川尚志

システム実装担当・山下雄太挨拶

他の関係者の皆さんが書かれているような事情により、スケジュール管理システムの実装を担当することになりました山下雄太です。プロジェクト自体は数年前からスタートしていましたが、これを機に形にすべきであると決意を固めました。議論の結果、僕の開発者としてのドリーム機能は削ぎ落として、シンプルな内容に落ち着きそうですが、これまでの一心精進から使い勝手を大きく変えることなく、引き続きクイズイベント情報の発信源となるようなサイトにしたいと思います。皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。
スケジュール管理システム実装担当
旧・一心精進自動化スクリプト化計画 開発担当
山下雄太


追加スタッフ発表(2017/1/18更新)

アンケートにおいて募集させていただいたスタッフ立候補に、多数の応募ありがとうございました。現時点でまず2名の方にスタッフを依頼をさせていただき、快諾していただきました。今後もスタッフ追加の可能性がありますので、宜しくお願いいたします。

Webデザイン担当・上坂正晃挨拶

この度,新・一心精進のWebデザインを担当させて頂くことになった上坂正晃と申します.
一心精進というサイトを知ったのは大学1年の頃だったと思うので,10年以上1ユーザーとして利用していることになります.大会の開催をすることもありますので,情報の掲載などで西田さんのお世話になることはしばしばありました.
この度,市川さんのお誘いを受けて,長くお世話になっているこの一心精進のリニューアルに向けての仕事の一端を引き受けることとなり,大変光栄に思っております.クイズを楽しむ皆さんにとって利便性の高いサイトになるように,私も尽力致しますので,よろしくお願い致します.
Webデザイン担当
上坂正晃

上坂さんには一心精進のデザイン部分を担当していただきます(山下さんに開発していただくのは、データ処理などの部分です)。また、雑務担当として
藤原雅治
さんにもスタッフをお願いし、快諾していただきました。藤原さんには「最寄り駅から会場までの地図が自動的に表示されるためのデータ整理」「過去データのリスト作成(過去大会を同じデータ上で扱うため)」などの、細々とした作業を担当していただきます。(藤原さんにも簡単な挨拶をお願いしましたが、「実際に仕事をして貢献してから書きたい」というご本人の希望により、現時点では省略させていただきます。) (文責・市川)