『第17回勝抜杯』説明会でのFAQ


『第17回勝抜杯』において、日本クイズ協会の説明を実施させて頂きました。その中で、Web会員事業部に関して聴衆者の方々から受けた質問について、この場にてお答えいたします。(文責・市川)

Q.本日の資料をきちんと見返したい(複数)

A.こちらにアップしました

Q.なぜ正会員事業部とWeb会員事業部を独立採算にしようとしたのか?

A.大きな理由としては、「ターゲット層が異なる」ということです。正会員事業部の具体的な事業内容は今後明らかにしていきますが、Web会員事業部は「これまで一心精進をベースにクイズを楽しんできた人に、一心精進を皆で支える重要さをご理解頂きご協力いただく」ことをまず第一に考えています。いずれにしても「正会員事業部・Web会員事業部両方の活動に協力し、正会員・Web会員両方のメリットを享受する」「片方の事業部だけのメリットを享受する」といった選択を、ユーザーができる方が妥当と判断しました。
(本件については「独立採算での運用・説明にしたおかげでわかりやすくなった」という好意的な意見も多数頂いております)

Q.一心精進を日本クイズ協会が運営する意義を教えてほしい。

A.クイズファンらが行うクイズ大会の情報を一箇所に集める事業は、日本クイズ協会の目的「クイズの普及」に対して大きな意義のあることと考えております。

Q.日本クイズ協会の活動の中で、一心精進関連は非常に具体性を持って進んでいるように映る一方で、他の事業は抽象的に感じる。日本クイズ協会として一心精進開発を重視しているということか?

A.当日のプレゼンでご説明させていただいたように、「一心精進自動化プロジェクト」は、日本クイズ協会の話が始まるよりも前の今から8年前の時点でスタートしていたプロジェクトで、仕様や目的等がある程度固まった状態で日本クイズ協会と合流しています。結果、協会の他の活動と比べ具体化するのも早くなっています。よって、日本クイズ協会の他の事業との優劣はありません。

Q.クイズの記録を歴史に残す意味で、問題や結果のアーカイブ化が重要という趣旨は同意する。だが、アップロードすることで、問題集の売上が落ちたりするなど、主催者が被害を被るのではないか?

A.まず大前提として、問題のアップロードは強制ではありません。さらに、全ての問題をアップロードする必要もありません。各大会主催者の考え・都合で、「問題は無しで詳細のペーパー順位などの結果のファイルのみとする」「ペーパーのみ」「2Rのみ」など、「この大会でどのようなことが行われたのかがわかる」「記録に残したいと思える部分」についてpdfファイルを可能な範囲でアップロードして頂ければ十分です。また、「pdfをアップロードしてくださった方のみ、通販サイトへの宣伝リンクが可能となる」などの機能も考えております。アップロードされているファイルリストからリンクされるので、アップロードした問題が「宣伝のサンプル」として機能する可能性もあります。
また、「問題集化する予定がない」「問題集が絶版となった」などの理由で、使用問題を全てアップロードするのは、もちろん歓迎です。
追記になりますが、問題の権利は主催者側に残ります。

Q.なぜpdfでアップロードされた問題や詳細結果の閲覧権を、Web会員に限定するのか?公益につなげるなら、広く公開してもよいのではないか?

A.pdfファイルのアップロード機能を実装する上では、サーバーの運営費用や保守費用、開発費も増えていきます。「ファイルを整理してアップロードし、アーカイブ化する箱」を提供するために、費用が発生することをまずご理解頂ければと思います。お金がかかる以上、その負担を求める会員限定の機能とするのが自然と考えます。また事業部の運営に余裕ができてきたら、問題をアップロードした人に金銭的メリット(例:会費の減免等)が生じるような仕組みの検討も行っていく予定です。

Q.今後、大会で行った筆記問題をブログ等にアップするのは避ける方が良いのか?

A.今まで通りブログにもアップしていただいて構いません。

Q.『新・一心精進』がスマートフォンから見にくい。

A.現在、スマートフォン向けのサイトも開発中です。優先度の関係で、まずはPCからだけでもきちんと告知や結果報告ができることを優先させていただいています。

Q.山下氏は「クイズ愛価格」と称して安価な開発費で仕事を受けていただいたようだが、本来は正当なお金を払うべきではないのか?

A.Web会員事業部長としてはお支払いしたい気持ちは強いです。実際に会員が増えた後には、通常価格に近いお金で開発・保守等を依頼できれば理想と考えております。

Q.予算の中に、市川、西田の人件費がなかったが、この点は?

A.市川・西田は協会理事であるため、仮にお金をもらうことがあるとすれば、社員総会の決定を経た上で支払われる理事報酬以外は安易に受け取るべきではないと考えています。
なお、既に説明したように理事は当面無報酬となります。また、市川、西田共に勤務先の規定で副業ができないため、仮に支払われる状況になっても受取りは辞退する予定です。

Q.資金集めに外部の「クラウドファンディング」システムを使わなかった理由について詳しく教えて欲しい。

A.以下2点が主な理由です。
  • クラウドファンディングは寄付型も存在するものの、基本的には出資者へのお礼が必要となる。今回のケースでは「システム上の便利機能」でのお礼が基本になるため、広く募った出資者にとってはメリットにならない。
  • クラウドファンディングでは利用したサイトに対して手数料(2割程度が基本)がかかる。
外部のクラウドファンディングシステムは使いませんでしたが、当日述べたように、「皆から出資(会費や広告費)を募り、お礼(便利機能や目立った場所での告知)を返す」という意味で、実質的な思想は「現クイズ界へのクラウドファンディング」であると考えております。

Q.他、『新・一心精進』の管理方針等について知りたい

A.これまでの理事会や広く募ったアンケート等を経て決定した『新・一心精進』の管理方針等は、「当サイトについて」などをご覧頂下さい。
最終更新:2017年05月12日 21:50