この世界の様々なものに住まう精霊に語りかけ、心で語り合い力を借りる魔導術の総称。
基本的には、精霊の血統を持つノーブルの民しか使うことは出来ない。
精霊は小さな銀の器から千年の大木にまで宿るが、彼らを目覚めさせ現世で力を使わせるには「信頼」が必要である。
それは精霊を敬い、愛し、慈しみ、また自身も精霊に生かされているのだという自覚と謙虚な心が大事であり、彼らをただの道具と見るようでは、恐らく精霊そのものを殺してしまうことになるだろう。
血統により精霊の力を引き出せる能力は左右されるが、稀に血統の薄いものでも強大な力を発揮することがある。その場合は、恐怖で押さえつけているか、よほど精霊に愛されているかのどちらかでしかなく、奇跡などという言葉は人と精霊の間にはない。
いつでも互いの信頼と愛情の上に成り立つものであり、ノーブルの民はそれを心に強く宿り、今日も精霊と言葉を交わす。
最終更新:2017年01月08日 19:30