世界観(kawazプロジェクト掲載分)

コンセプト

喜びと悲しみ、出会いと別れ、生と死。旅には様々な"想い"が渦巻く。
旅を楽しむローグライク。
オープンワールドはどちらかと言えば副次的要素。

世界観と設定

"想い溢るる地"

この世界、"想い溢るる地"は、神々によって治められる世界です。
かつては神々による領地争いの激しい世界でしたが、今は(表面上)落ち着いています。
領地争いの際に神々は手駒として、その主を模した種を造りました。それらを総括して、人類と呼びます。概ね人型ですが、全てがそうとは限りません。
その成り立ちから、地域によって人種には偏りがあります。しかし、概ねどの種族も様々な地域に散らばっています。
人々は基本的に魔物などの外敵から身を守るほどの力を持たないので、神の庇護下で生きている者がほとんどです。
ほとんどの場合、それぞれの町や村にはその地域を治める神に従属する神や、神自身の分体が派遣されています。

"想いの力"

この世界には”**想いの力**"(ソムニウム、Somnium)と呼ばれる不思議な力が遍在しています。
"想いの力"は普段その片鱗を見せることはありません。主に生物同士の交流及び、それによる「感情の動き」によって顕在化します。
もちろん、強い感情であればあるほど顕在化する"力"の量は多くなります。また、感情の種別によって”力”の属性も変化します。
"想いの力"には無限の可能性が秘められていますが、残念ながら被造物たる人類の能力ではうまく操ることができません。
しかし、この"想いの力"を力の源とする種がいます。
それこそが、創造主にして統治者たる神々です。

神々と”記録者”

”記録者”の誕生

神々には”想いの力"が必要です。”力”がなければ自らの領地を外敵や他の神からの侵攻から守ることもかないません。
しかし、強大な力を持つ神々といえども、領地を治めながら”想いの力”を集めるのは至難を極めます。
また、人々のほとんどは神の庇護がなければ外敵に狩られるのみの存在です。
神に自らの住まう地を守ってもらわなければすぐに駆逐されてしまうでしょう。
そこで考え出されたのが、”**記録者**”(レコーダー、Recorder)という存在です。
“記録者”の仕事はある意味では単純です。”想いの力”を集め、神に上納する。それだけです。
ただし、そのためにはたくさんの人と関わる必要があります。そのために、”記録者”は旅に出ます。

”記録者”の能力

旅に出ると言っても、何の能力もなしにこの世界に放り出された人類など、3日もすれば餌と化していることでしょう。
そこで、”記録者”には神より力が与えられます(これを”神の祝福”と呼んだり呼ばなかったりするかもしれません)。これにより、”記録者”は以下の恩恵を受けます。

  • "想いの力”を扱える
顕在化した”想いの力”は放っておくと消散し、元に戻ってしまいます。
しかし、”記録者”はその”想いの力”を神より与えられたアーティファクト、”記録媒体”(見た目は神によって異なります)に保存することが出来ます。
また、集めた”想いの力”を消費することで強力なスキルを使うことも出来ます。
ただし、神からしてみれば取り分が減るという意味でもあるので、使いすぎはよくありません。

  • 成長性の増大
通常の人類にはあり得ない速度で能力を成長させることができます。
あくまでも成長が早いだけで、特別にめちゃくちゃ強いというわけではありません。
ちなみに、この世界ではどれだけ成長しても結局は苦戦します。なんででしょうね。

  • 死亡からの復活
集めた、あるいは神が貯蔵した”想いの力”を使って死から立ち直ることが出来ます(正確には神が生き返らせてくれます)。
ミンチになろうが粉微塵になろうが、溶岩に沈もうが復活が可能です。持ち物は運が良ければ残っているかもしれません。
ただし、消費する”想いの力”も馬鹿になりません。
場合によっては見捨てられる可能性も十分にあります。
「死ねるから」と気軽な旅が出来るわけではありません。

旅に出るということとこういった能力を持ち合わせているということから、一般的に”記録者”は便利屋のような扱いを受けることが多いです。
実際、”記録者”からしてみても依頼を受けることは金銭と”想いの力”両方を稼ぐことが出来るので、(難易度を見誤らなければ)割の良い仕事となります。
最終更新:2017年03月09日 20:39