部品構造


  • 大部品: 自然保護官の装備 RD:20 評価値:7
    • 大部品: 自然保護官の基本装備 RD:9 評価値:5
      • 部品: 作業用制服
      • 部品: 保護用具(ゴーグル・ヘルメット・手袋・靴)
      • 部品: 腕時計
      • 部品: タオル・水筒
      • 部品: ロープ・鉈
      • 部品: 救急用品セット
      • 部品: 簡易整備キット
      • 部品: 特定省電力トランシーバー
      • 部品: 野外観察ポケットブック
    • 大部品: 動植物の保護・捕獲用品 RD:2 評価値:2
      • 部品: 捕獲用具(トラップ・採集網)
      • 部品: 移送容器(ケージ・虫かご・種子保管用袋)
    • 大部品: 樹木の育成用品 RD:3 評価値:3
      • 部品: 苗木や種子
      • 部品: 肥料・水
      • 部品: スコップ・鍬・バケツ
    • 大部品: 伐採道具 RD:3 評価値:3
      • 部品: チェーンソー
      • 部品: のこぎり
      • 部品: 携帯ウインチ・専用ロープ
    • 大部品: 自然観測用品 RD:3 評価値:3
      • 部品: 観察道具(ルーペ・双眼鏡・スケール・懐中電灯)
      • 部品: 記録用具(フィールドノート・筆記具・カメラ類)
      • 部品: 調査用野外監視カメラ



部品定義


部品: 作業用制服

現場作業を実施する際には専用の作業服を着用する。自然の風景になじむアースカラー(グリーン系・ベージュ系の2タイプ)の長そで上着+濃い色合いの長ズボンで、機能面を重視しながらもファッション性の高いデザインとなっている。生地は速乾性・通気性に優れており、一定の消臭効果を持つ。上下服とも各所にポケットがついている。セットでつばがついた帽子、サイドバッグやナタなどをさげることのできる太めのベルトがある。インナーは各自が好みのものを着用している。
南国である鍋の国で活動するため、暑さ対策を重視した夏用の制服が通常着用されているが、様々な環境下での活動を想定して防寒用の厚手生地を使用した冬用制服とジャンパーもきちんと用意されている。

部品: 保護用具(ゴーグル・ヘルメット・手袋・靴)

活動内容にあわせて各種プロテクターを装着する。作業ゴーグル・ヘルメット・グローブ・安全靴・ゲイターが基本的な装備となる。
作業ゴーグルは、先がとがっている笹などの植物や伐採後の切り屑・樹木の汁、昆虫・動物の針や爪などで目を傷つけないために着用する。軽い素材で作られており、曇り止め効果も施されている。眼鏡と併用可のタイプやレンズ入りタイプもある。
頭部を守るヘルメットは、通常の安全ヘルメットと、伐採作業に使用する高性能ヘルメットが用意されており、用途によって使い分ける。安全ヘルメットは野外活動が多い自然保護官のため遮熱仕様のものが採用されており、通気孔の効果でムレが多少低減されている。高性能ヘルメットはイヤーマフ・顔面保護プロテクトが付属しているもの。大きな音がするチェーンソーなどの使用時は耳を保護するためにイヤーマフ、さらに飛んでくる木屑から顔を守るために顔面保護プロテクトを装着する。高性能だが少し重いため長時間作業時にはこまめに休憩するなどの注意が必要。
グローブは、軽作業時は滑り止めのついた軍手もしくは皮手袋を使用する。動物の捕獲・保護時には噛みつかれたりすることがあるため指先から手首~腕まで守られるケブラー素材のグローブを、安全チェーンソー等を扱うときは耐切創・防振手袋を使う。
安全靴は、森や密林での活動が多いことから、防水加工が施されたハイカットタイプを装備している。裏面は厚くしっかりと滑り止めがついており、足裏のクッションは長時間活動での疲れを軽減する。
さらに靴の上から「ゲイター」と呼ばれる保護スパッツを装着して足元からのヘビや虫の侵入、雨や泥のはねを防ぐ。伐採作業でチェーンソーなどの刃物を使用するときは、つま先~前面にプロテクターが入っているロングブーツ(長靴)を着用する。この長靴は伐採時に限らず、履いたり脱いだりが容易ということで普段から使用している者も多い。


部品: 腕時計

必須装備のひとつである腕時計は、時刻だけでなくGPS機能・気温・標高・気圧・方位情報を得られるものが使用されている。ソーラー充電式、防塵・防水・防耐圧性で野外活動に適している。自然保護官の活動前には各種計器類とともに時刻合わせをする。

部品: タオル・水筒

汗や手を拭くためのタオルと水筒を持ち歩く。水筒に入っているのはただの水で、飲料水にするほか傷口を洗ったり汚れを落としたりすることもできる。タオルも拭くだけでなく、いざというときには止血や三角巾の代わりに使用する。

部品: ロープ・鉈

鉈は、森や山・密林などでの野外活動に適した刃物。バリエーションは様々あるが、基本的には片手持ち・片刃・厚みがある・刃渡りは15センチ~60センチ以上のもの。刀身の重さと刃の鋭さを利用して切断する。木製や革製の鞘におさめて、腰からぶら下げて携帯する。枝打ちや木を削ったり、雑草など切り払う目的で使われる。樹木の生い茂る密林や山を歩くときの必須用品のひとつ。
ロープは直径10ミリ・10メートル、900キロ~1トン程の強度をもつナイロン製。50センチごとに目印が入っている。様々な用途に使える、こちらもまた活動時の必需品。


部品: 救急用品セット

ファーストエイドキットともいう。携帯しやすい専用小型ポーチに、救急医療品が一通り収納されている。ポーチは防水対応。収納物はそれぞれ、機能を保ちながらも小型で収納しやすいよう工夫された形状となっている。医療用ハサミ、毛抜き、安全ピン、カミソリ、薄い手袋(感染防止用)、ポイズンリムーバー(毒抜きスポイト)、シリンジ、固定テープ・サージカルテープ、包帯、三角巾、絆創膏、防水フィルム(ハイドロコロイドフィルム)、医療用シーネ、虫刺され用の塗り薬、内服薬(痛み止め・解熱剤・胃薬)、目薬。これらは適切な使い方を知らなければ持っているだけでは十分に活用できないため、全隊員は必ず講習にて使用方法を学んでいる。備蓄期限が切れたりいざというときに使えないことのないように、内容物はつねにチェック・ブラッシュアップすること。また自然保護官ならではの付属品として携帯トイレ(給水ポリマー入り)があり、これも自然環境を荒らすことをさけるためのささやかな配慮となっている。

部品: 簡易整備キット

機器や道具類の故障・不調に対応するための整備道具。ドライバーセット、ハンドル、ハンマー、レンチ、やすり、予備燃料/バッテリー、チェーンオイル。携帯できる重量におさめた小型サイズで一式揃っているが、本格的な修理には適していない。

部品: 特定省電力トランシーバー

持ち運びやすい軽量でコンパクトな免許・資格不要の無線機。防塵・防水加工が施されている。通話可能距離は、みはらしがよければ約2キロメートル・密林や市街地など障害物が多い場所では100~200メートルほど。

部品: 野外観察ポケットブック

自然保護官に配布される携帯用の動植物辞典。数年ごとに改定され最新情報が記載される。自然保護官は動植物に関する知識を専門的に学んでいるプロではあるが、自然界に生きる膨大かつ多種多様な生物達の生態すべてを把握しきれるものではない。活動中に自身が詳細を把握しきれていない生物に出会うことも当然あり得ることから、こうした小さな辞典も常に持ち歩いている。動物、植物、昆虫、魚、苔、菌類、土、水について、ひととおりの知識が記載されている。耐久性と耐水性を兼ね備えつつ持ち歩けるサイズ・重量におさまるよう工夫された一品。長年使われているものは書き込みや付箋がついている。

部品: 捕獲用具(トラップ・採集網)

生物の保護・捕獲には、箱型のトラップや採集網を使う。トラップは内部の餌と入口が連動している単純な作りだが、壊れないよう頑丈にできている。保護対象となる生物の生態や好物、移動ルートをあらかじめきちんと調査してから設置すること。なおこうした罠の使用はほとんどの場合、資格や許可申請を必要としている。採集網は昆虫や小型の動物などに適しており、伸縮式で捕獲部分のリングが大き目のものが使われている。網の部分は取り外し可能で紐がついており、巾着袋のように縛ってそのまま持ち運べる優れもの。

部品: 移送容器(ケージ・虫かご・種子保管用袋)

保護した動物・昆虫などを安全に移送するため、動物であれば移送用のケージ、小さな昆虫類は虫かごを使用する。あらかじめ保護対象の生物について調査しておき、適切なサイズのものを複数個、用意しておく。動物の保護に使用される標準的なケージは、硬質プラスチック製で換気口があり、水漏れがしないタイプ。ロック機能付きの扉が横についている。内部は清潔に保たれており、毛布が備え付けられている。これは保護生物が移送中に暴れるようであれば怪我をしないよう毛布でくるんだり、興奮を抑えるため視界をさえぎったり、体を固定するためにも使用される。
植物の保護・保全活動では種子を採集することになるため、その容器としては紙袋(封筒など)、チャック付きポリ袋、薬包紙(細かな種子用)をそれぞれ約50枚ずつほど用意する。

部品: 苗木や種子

ポットで育成した苗木、草花であれば種子や球根。気候や日照、水はけ、土壌の質など育成環境にあわせて苗木や種子を用意する。鍋の国でよく見られるのは、スパ、ヒロシャ、ヤシ、ソテツ、ネムノキ、マンゴー、パパイヤ、パイナップル、バナナなど。

部品: 肥料・水

肥料は落葉やフンを発酵させた堆肥を用いることが多い。土と混ぜて土壌を作っておき、そこに苗を植えていく。南国であれば雨が多いため乾燥することは少ないが、水も用意しておくこと(やりすぎると根腐れするので注意)

部品: スコップ・鍬・バケツ

植樹する際に穴を掘るための道具。土木用のスコップは造園などにも適しており、掘ったりすくったりしやすいものを使う。鍬は耕したり整地に使われるが、肥料をすきこんだり掘り起こす際に便利。バケツは取っ手がついたものを用意しておき、水をまいたり土や苗木を持ち運ぶために使われる。


部品: チェーンソー

立木の伐採などで使用する道具。エンジン・制御装置・燃料タンク(バッテリー)・持ち手・安全装置などが組み込まれた本体と、回転するチェーンに多数の鋭い刃がついたカッティングアタッチメントで構成されている。カッティングアタッチメントは交換することができ、刃こぼれや故障に対応するほか、伐採する木や作業内容にあわせて適切な刃の大きさ・形状を選ぶことができる。動力はオイル式で,予備的に電動使用も可能だがパワーが落ちる。使用時は怪我を防ぐためのゴーグルや軍手、顔面プロテクターといった防具は欠かせない。また騒音がするためイヤーマフ装着も推奨される。誰にでも扱えるものではなく、その仕組みや正しい使い方、整備・メンテナンス方法を学んでおく必要がある。

部品: のこぎり

主に樹木の伐採に使用する工具。のこぎり=ノコとも言う。チェーンソーが使えないような場面で活躍する。一枚の鋼板の側面にギザギザした刃がついており、柄の部分を持って使用する。刃の深さや間隔、サイズ、重さ、形状、両刃・片刃など様々な種類があり、枝打ち用や下刈用など用途によって使い分ける。例えば両手用・片手用ノコがそれぞれあるが、大きな木を切る時は両手用が使いやすく、伐採する木の直径が20センチ程度ならノコの長さは25センチ以上あると切りやすい。使用後の手入れを怠らなければそれなりに切れ味も持つが、やはり劣化したり刃こぼれすることもあるので、刃を取り替えるタイプも人気がある。使い慣れていないと刃が引っかかったり曲がってしまい上手く切れないことが多い。

部品: 携帯ウインチ・専用ロープ

ウインチとは巻き揚げ機のこと。荷重800kg、電動式。非常時には手動で動かすことも可能。伐採時に木の倒れる方向をコントロールしたり、枝降ろしや引き倒しなど利用法はさまざま。ロープはウインチにあわせたものを使用し、一般的なものだと直径12.7ミリ・15メートル、荷重4,800kgのナイロン製ロープ。ウインチは大変便利だが、使いこなすには訓練や講習を受ける必要があり、これは自然保護官の訓練にも含まれている。

部品: 観察道具(ルーペ・双眼鏡・スケール・懐中電灯)

野外観察用ルーペは、レンズ径18mm、倍率10倍、LEDライト付きケースとセットになっている。この倍率・サイズだと宝石鑑定にも用いられる。
双眼鏡は軽量で耐久性に優れたものを使う。倍率6.5倍~8.5倍、対物レンズ有効径21mm。倍率が高すぎると見づらく、またレンズが大きければ重くなるため、ほどほどが使いやすい。水面上からの水棲生物の観察にも使用できる。
スケールはサイズ測定に使用するほか、観察対象の写真を撮影する際に横に並べる。
アウトドア用の懐中電灯は照射距離10メートル、防水設計。色の切り替えが可能(白、緑、赤)緑や赤の光は野生動物を警戒させにくく、暗い場所で地図などを確認するときにも目に優しい。

部品: 記録用具(フィールドノート・筆記具・カメラ類)

観察記録をつけるフィールドノートは、持ち運びやすい小さめサイズで野外で雨に濡れたときもにじんだり破れたりしないよう、耐水・耐久性のある紙が使われている。
筆記具は油性または耐水性のノック式ペンを使用。これは、水性ペンでは雨でにじんでしまったり、キャップは無くしやすいためである。
デジカメなどのカメラ類も記録に残しやすいが、撮影に集中しすぎて観察がおろそかにならないよう注意すること。

部品: 調査用野外監視カメラ

野外に設置するための監視用カメラ。赤外線センサー・動体検知・防水・防塵・検知距離25メートル、角度100度。電池可動式。SDカードなどの一般的に使用される電子媒体に記録される。スタンバイ状態では省電力モードとなるため動作時間も長くなる(最大8か月ほど)。迷彩色が施されている。



提出書式


 大部品: 自然保護官の装備 RD:20 評価値:7
 -大部品: 自然保護官の基本装備 RD:9 評価値:5
 --部品: 作業用制服
 --部品: 保護用具(ゴーグル・ヘルメット・手袋・靴)
 --部品: 腕時計
 --部品: タオル・水筒
 --部品: ロープ・鉈
 --部品: 救急用品セット
 --部品: 簡易整備キット
 --部品: 特定省電力トランシーバー
 --部品: 野外観察ポケットブック
 -大部品: 動植物の保護・捕獲用品 RD:2 評価値:2
 --部品: 捕獲用具(トラップ・採集網)
 --部品: 移送容器(ケージ・虫かご・種子保管用袋)
 -大部品: 樹木の育成用品 RD:3 評価値:3
 --部品: 苗木や種子
 --部品: 肥料・水
 --部品: スコップ・鍬・バケツ
 -大部品: 伐採道具 RD:3 評価値:3
 --部品: チェーンソー
 --部品: のこぎり
 --部品: 携帯ウインチ・専用ロープ
 -大部品: 自然観測用品 RD:3 評価値:3
 --部品: 観察道具(ルーペ・双眼鏡・スケール・懐中電灯)
 --部品: 記録用具(フィールドノート・筆記具・カメラ類)
 --部品: 調査用野外監視カメラ
 
 
 部品: 作業用制服
 現場作業を実施する際には専用の作業服を着用する。自然の風景になじむアースカラー(グリーン系・ベージュ系の2タイプ)の長そで上着+濃い色合いの長ズボンで、機能面を重視しながらもファッション性の高いデザインとなっている。生地は速乾性・通気性に優れており、一定の消臭効果を持つ。上下服とも各所にポケットがついている。セットでつばがついた帽子、サイドバッグやナタなどをさげることのできる太めのベルトがある。インナーは各自が好みのものを着用している。
 南国である鍋の国で活動するため、暑さ対策を重視した夏用の制服が通常着用されているが、様々な環境下での活動を想定して防寒用の厚手生地を使用した冬用制服とジャンパーもきちんと用意されている。
 
 部品: 保護用具(ゴーグル・ヘルメット・手袋・靴)
 活動内容にあわせて各種プロテクターを装着する。作業ゴーグル・ヘルメット・グローブ・安全靴・ゲイターが基本的な装備となる。
 作業ゴーグルは、先がとがっている笹などの植物や伐採後の切り屑・樹木の汁、昆虫・動物の針や爪などで目を傷つけないために着用する。軽い素材で作られており、曇り止め効果も施されている。眼鏡と併用可のタイプやレンズ入りタイプもある。
 頭部を守るヘルメットは、通常の安全ヘルメットと、伐採作業に使用する高性能ヘルメットが用意されており、用途によって使い分ける。安全ヘルメットは野外活動が多い自然保護官のため遮熱仕様のものが採用されており、通気孔の効果でムレが多少低減されている。高性能ヘルメットはイヤーマフ・顔面保護プロテクトが付属しているもの。大きな音がするチェーンソーなどの使用時は耳を保護するためにイヤーマフ、さらに飛んでくる木屑から顔を守るために顔面保護プロテクトを装着する。高性能だが少し重いため長時間作業時にはこまめに休憩するなどの注意が必要。
 グローブは、軽作業時は滑り止めのついた軍手もしくは皮手袋を使用する。動物の捕獲・保護時には噛みつかれたりすることがあるため指先から手首~腕まで守られるケブラー素材のグローブを、安全チェーンソー等を扱うときは耐切創・防振手袋を使う。
 安全靴は、森や密林での活動が多いことから、防水加工が施されたハイカットタイプを装備している。裏面は厚くしっかりと滑り止めがついており、足裏のクッションは長時間活動での疲れを軽減する。
 さらに靴の上から「ゲイター」と呼ばれる保護スパッツを装着して足元からのヘビや虫の侵入、雨や泥のはねを防ぐ。伐採作業でチェーンソーなどの刃物を使用するときは、つま先~前面にプロテクターが入っているロングブーツ(長靴)を着用する。この長靴は伐採時に限らず、履いたり脱いだりが容易ということで普段から使用している者も多い。
 
 
 部品: 腕時計
 必須装備のひとつである腕時計は、時刻だけでなくGPS機能・気温・標高・気圧・方位情報を得られるものが使用されている。ソーラー充電式、防塵・防水・防耐圧性で野外活動に適している。自然保護官の活動前には各種計器類とともに時刻合わせをする。
 
 部品: タオル・水筒
 汗や手を拭くためのタオルと水筒を持ち歩く。水筒に入っているのはただの水で、飲料水にするほか傷口を洗ったり汚れを落としたりすることもできる。タオルも拭くだけでなく、いざというときには止血や三角巾の代わりに使用する。
 
 部品: ロープ・鉈
 鉈は、森や山・密林などでの野外活動に適した刃物。バリエーションは様々あるが、基本的には片手持ち・片刃・厚みがある・刃渡りは15センチ~60センチ以上のもの。刀身の重さと刃の鋭さを利用して切断する。木製や革製の鞘におさめて、腰からぶら下げて携帯する。枝打ちや木を削ったり、雑草など切り払う目的で使われる。樹木の生い茂る密林や山を歩くときの必須用品のひとつ。
 ロープは直径10ミリ・10メートル、900キロ~1トン程の強度をもつナイロン製。50センチごとに目印が入っている。様々な用途に使える、こちらもまた活動時の必需品。
 
 
 部品: 救急用品セット
 ファーストエイドキットともいう。携帯しやすい専用小型ポーチに、救急医療品が一通り収納されている。ポーチは防水対応。収納物はそれぞれ、機能を保ちながらも小型で収納しやすいよう工夫された形状となっている。医療用ハサミ、毛抜き、安全ピン、カミソリ、薄い手袋(感染防止用)、ポイズンリムーバー(毒抜きスポイト)、シリンジ、固定テープ・サージカルテープ、包帯、三角巾、絆創膏、防水フィルム(ハイドロコロイドフィルム)、医療用シーネ、虫刺され用の塗り薬、内服薬(痛み止め・解熱剤・胃薬)、目薬。これらは適切な使い方を知らなければ持っているだけでは十分に活用できないため、全隊員は必ず講習にて使用方法を学んでいる。備蓄期限が切れたりいざというときに使えないことのないように、内容物はつねにチェック・ブラッシュアップすること。また自然保護官ならではの付属品として携帯トイレ(給水ポリマー入り)があり、これも自然環境を荒らすことをさけるためのささやかな配慮となっている。
 
 部品: 簡易整備キット
 機器や道具類の故障・不調に対応するための整備道具。ドライバーセット、ハンドル、ハンマー、レンチ、やすり、予備燃料/バッテリー、チェーンオイル。携帯できる重量におさめた小型サイズで一式揃っているが、本格的な修理には適していない。
 
 部品: 特定省電力トランシーバー
 持ち運びやすい軽量でコンパクトな免許・資格不要の無線機。防塵・防水加工が施されている。通話可能距離は、みはらしがよければ約2キロメートル・密林や市街地など障害物が多い場所では100~200メートルほど。
 
 部品: 野外観察ポケットブック
 自然保護官に配布される携帯用の動植物辞典。数年ごとに改定され最新情報が記載される。自然保護官は動植物に関する知識を専門的に学んでいるプロではあるが、自然界に生きる膨大かつ多種多様な生物達の生態すべてを把握しきれるものではない。活動中に自身が詳細を把握しきれていない生物に出会うことも当然あり得ることから、こうした小さな辞典も常に持ち歩いている。動物、植物、昆虫、魚、苔、菌類、土、水について、ひととおりの知識が記載されている。耐久性と耐水性を兼ね備えつつ持ち歩けるサイズ・重量におさまるよう工夫された一品。長年使われているものは書き込みや付箋がついている。
 
 部品: 捕獲用具(トラップ・採集網)
 生物の保護・捕獲には、箱型のトラップや採集網を使う。トラップは内部の餌と入口が連動している単純な作りだが、壊れないよう頑丈にできている。保護対象となる生物の生態や好物、移動ルートをあらかじめきちんと調査してから設置すること。なおこうした罠の使用はほとんどの場合、資格や許可申請を必要としている。採集網は昆虫や小型の動物などに適しており、伸縮式で捕獲部分のリングが大き目のものが使われている。網の部分は取り外し可能で紐がついており、巾着袋のように縛ってそのまま持ち運べる優れもの。
 
 部品: 移送容器(ケージ・虫かご・種子保管用袋)
 保護した動物・昆虫などを安全に移送するため、動物であれば移送用のケージ、小さな昆虫類は虫かごを使用する。あらかじめ保護対象の生物について調査しておき、適切なサイズのものを複数個、用意しておく。動物の保護に使用される標準的なケージは、硬質プラスチック製で換気口があり、水漏れがしないタイプ。ロック機能付きの扉が横についている。内部は清潔に保たれており、毛布が備え付けられている。これは保護生物が移送中に暴れるようであれば怪我をしないよう毛布でくるんだり、興奮を抑えるため視界をさえぎったり、体を固定するためにも使用される。
 植物の保護・保全活動では種子を採集することになるため、その容器としては紙袋(封筒など)、チャック付きポリ袋、薬包紙(細かな種子用)をそれぞれ約50枚ずつほど用意する。
 
 部品: 苗木や種子
 ポットで育成した苗木、草花であれば種子や球根。気候や日照、水はけ、土壌の質など育成環境にあわせて苗木や種子を用意する。鍋の国でよく見られるのは、スパ、ヒロシャ、ヤシ、ソテツ、ネムノキ、マンゴー、パパイヤ、パイナップル、バナナなど。
 
 部品: 肥料・水
 肥料は落葉やフンを発酵させた堆肥を用いることが多い。土と混ぜて土壌を作っておき、そこに苗を植えていく。南国であれば雨が多いため乾燥することは少ないが、水も用意しておくこと(やりすぎると根腐れするので注意)
 
 部品: スコップ・鍬・バケツ
 植樹する際に穴を掘るための道具。土木用のスコップは造園などにも適しており、掘ったりすくったりしやすいものを使う。鍬は耕したり整地に使われるが、肥料をすきこんだり掘り起こす際に便利。バケツは取っ手がついたものを用意しておき、水をまいたり土や苗木を持ち運ぶために使われる。
 
 
 部品: チェーンソー
 立木の伐採などで使用する道具。エンジン・制御装置・燃料タンク(バッテリー)・持ち手・安全装置などが組み込まれた本体と、回転するチェーンに多数の鋭い刃がついたカッティングアタッチメントで構成されている。カッティングアタッチメントは交換することができ、刃こぼれや故障に対応するほか、伐採する木や作業内容にあわせて適切な刃の大きさ・形状を選ぶことができる。動力はオイル式で,予備的に電動使用も可能だがパワーが落ちる。使用時は怪我を防ぐためのゴーグルや軍手、顔面プロテクターといった防具は欠かせない。また騒音がするためイヤーマフ装着も推奨される。誰にでも扱えるものではなく、その仕組みや正しい使い方、整備・メンテナンス方法を学んでおく必要がある。
 
 部品: のこぎり
 主に樹木の伐採に使用する工具。のこぎり=ノコとも言う。チェーンソーが使えないような場面で活躍する。一枚の鋼板の側面にギザギザした刃がついており、柄の部分を持って使用する。刃の深さや間隔、サイズ、重さ、形状、両刃・片刃など様々な種類があり、枝打ち用や下刈用など用途によって使い分ける。例えば両手用・片手用ノコがそれぞれあるが、大きな木を切る時は両手用が使いやすく、伐採する木の直径が20センチ程度ならノコの長さは25センチ以上あると切りやすい。使用後の手入れを怠らなければそれなりに切れ味も持つが、やはり劣化したり刃こぼれすることもあるので、刃を取り替えるタイプも人気がある。使い慣れていないと刃が引っかかったり曲がってしまい上手く切れないことが多い。
 
 部品: 携帯ウインチ・専用ロープ
 ウインチとは巻き揚げ機のこと。荷重800kg、電動式。非常時には手動で動かすことも可能。伐採時に木の倒れる方向をコントロールしたり、枝降ろしや引き倒しなど利用法はさまざま。ロープはウインチにあわせたものを使用し、一般的なものだと直径12.7ミリ・15メートル、荷重4,800kgのナイロン製ロープ。ウインチは大変便利だが、使いこなすには訓練や講習を受ける必要があり、これは自然保護官の訓練にも含まれている。
 
 部品: 観察道具(ルーペ・双眼鏡・スケール・懐中電灯)
 野外観察用ルーペは、レンズ径18mm、倍率10倍、LEDライト付きケースとセットになっている。この倍率・サイズだと宝石鑑定にも用いられる。
 双眼鏡は軽量で耐久性に優れたものを使う。倍率6.5倍~8.5倍、対物レンズ有効径21mm。倍率が高すぎると見づらく、またレンズが大きければ重くなるため、ほどほどが使いやすい。水面上からの水棲生物の観察にも使用できる。
 スケールはサイズ測定に使用するほか、観察対象の写真を撮影する際に横に並べる。
 アウトドア用の懐中電灯は照射距離10メートル、防水設計。色の切り替えが可能(白、緑、赤)緑や赤の光は野生動物を警戒させにくく、暗い場所で地図などを確認するときにも目に優しい。
 
 部品: 記録用具(フィールドノート・筆記具・カメラ類)
 観察記録をつけるフィールドノートは、持ち運びやすい小さめサイズで野外で雨に濡れたときもにじんだり破れたりしないよう、耐水・耐久性のある紙が使われている。
 筆記具は油性または耐水性のノック式ペンを使用。これは、水性ペンでは雨でにじんでしまったり、キャップは無くしやすいためである。
 デジカメなどのカメラ類も記録に残しやすいが、撮影に集中しすぎて観察がおろそかにならないよう注意すること。
 
 部品: 調査用野外監視カメラ
 野外に設置するための監視用カメラ。赤外線センサー・動体検知・防水・防塵・検知距離25メートル、角度100度。電池可動式。SDカードなどの一般的に使用される電子媒体に記録される。スタンバイ状態では省電力モードとなるため動作時間も長くなる(最大8か月ほど)。迷彩色が施されている。
 
 


インポート用定義データ


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             "title": "腕時計",
             "description": "必須装備のひとつである腕時計は、時刻だけでなくGPS機能・気温・標高・気圧・方位情報を得られるものが使用されている。ソーラー充電式、防塵・防水・防耐圧性で野外活動に適している。自然保護官の活動前には各種計器類とともに時刻合わせをする。",
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             "title": "タオル・水筒",
             "description": "汗や手を拭くためのタオルと水筒を持ち歩く。水筒に入っているのはただの水で、飲料水にするほか傷口を洗ったり汚れを落としたりすることもできる。タオルも拭くだけでなく、いざというときには止血や三角巾の代わりに使用する。",
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             "title": "ロープ・鉈",
             "description": "鉈は、森や山・密林などでの野外活動に適した刃物。バリエーションは様々あるが、基本的には片手持ち・片刃・厚みがある・刃渡りは15センチ~60センチ以上のもの。刀身の重さと刃の鋭さを利用して切断する。木製や革製の鞘におさめて、腰からぶら下げて携帯する。枝打ちや木を削ったり、雑草など切り払う目的で使われる。樹木の生い茂る密林や山を歩くときの必須用品のひとつ。\nロープは直径10ミリ・10メートル、900キロ~1トン程の強度をもつナイロン製。50センチごとに目印が入っている。様々な用途に使える、こちらもまた活動時の必需品。\n",
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             "title": "救急用品セット",
             "description": "ファーストエイドキットともいう。携帯しやすい専用小型ポーチに、救急医療品が一通り収納されている。ポーチは防水対応。収納物はそれぞれ、機能を保ちながらも小型で収納しやすいよう工夫された形状となっている。医療用ハサミ、毛抜き、安全ピン、カミソリ、薄い手袋(感染防止用)、ポイズンリムーバー(毒抜きスポイト)、シリンジ、固定テープ・サージカルテープ、包帯、三角巾、絆創膏、防水フィルム(ハイドロコロイドフィルム)、医療用シーネ、虫刺され用の塗り薬、内服薬(痛み止め・解熱剤・胃薬)、目薬。これらは適切な使い方を知らなければ持っているだけでは十分に活用できないため、全隊員は必ず講習にて使用方法を学んでいる。備蓄期限が切れたりいざというときに使えないことのないように、内容物はつねにチェック・ブラッシュアップすること。また自然保護官ならではの付属品として携帯トイレ(給水ポリマー入り)があり、これも自然環境を荒らすことをさけるためのささやかな配慮となっている。",
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             "title": "簡易整備キット",
             "description": "機器や道具類の故障・不調に対応するための整備道具。ドライバーセット、ハンドル、ハンマー、レンチ、やすり、予備燃料/バッテリー、チェーンオイル。携帯できる重量におさめた小型サイズで一式揃っているが、本格的な修理には適していない。",
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             "title": "特定省電力トランシーバー",
             "description": "持ち運びやすい軽量でコンパクトな免許・資格不要の無線機。防塵・防水加工が施されている。通話可能距離は、みはらしがよければ約2キロメートル・密林や市街地など障害物が多い場所では100~200メートルほど。",
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             "title": "野外観察ポケットブック",
             "description": "自然保護官に配布される携帯用の動植物辞典。数年ごとに改定され最新情報が記載される。自然保護官は動植物に関する知識を専門的に学んでいるプロではあるが、自然界に生きる膨大かつ多種多様な生物達の生態すべてを把握しきれるものではない。活動中に自身が詳細を把握しきれていない生物に出会うことも当然あり得ることから、こうした小さな辞典も常に持ち歩いている。動物、植物、昆虫、魚、苔、菌類、土、水について、ひととおりの知識が記載されている。耐久性と耐水性を兼ね備えつつ持ち歩けるサイズ・重量におさまるよう工夫された一品。長年使われているものは書き込みや付箋がついている。",
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             "description": "生物の保護・捕獲には、箱型のトラップや採集網を使う。トラップは内部の餌と入口が連動している単純な作りだが、壊れないよう頑丈にできている。保護対象となる生物の生態や好物、移動ルートをあらかじめきちんと調査してから設置すること。なおこうした罠の使用はほとんどの場合、資格や許可申請を必要としている。採集網は昆虫や小型の動物などに適しており、伸縮式で捕獲部分のリングが大き目のものが使われている。網の部分は取り外し可能で紐がついており、巾着袋のように縛ってそのまま持ち運べる優れもの。",
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             "title": "移送容器(ケージ・虫かご・種子保管用袋)",
             "description": "保護した動物・昆虫などを安全に移送するため、動物であれば移送用のケージ、小さな昆虫類は虫かごを使用する。あらかじめ保護対象の生物について調査しておき、適切なサイズのものを複数個、用意しておく。動物の保護に使用される標準的なケージは、硬質プラスチック製で換気口があり、水漏れがしないタイプ。ロック機能付きの扉が横についている。内部は清潔に保たれており、毛布が備え付けられている。これは保護生物が移送中に暴れるようであれば怪我をしないよう毛布でくるんだり、興奮を抑えるため視界をさえぎったり、体を固定するためにも使用される。\n植物の保護・保全活動では種子を採集することになるため、その容器としては紙袋(封筒など)、チャック付きポリ袋、薬包紙(細かな種子用)をそれぞれ約50枚ずつほど用意する。",
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             "title": "苗木や種子",
             "description": "ポットで育成した苗木、草花であれば種子や球根。気候や日照、水はけ、土壌の質など育成環境にあわせて苗木や種子を用意する。鍋の国でよく見られるのは、スパ、ヒロシャ、ヤシ、ソテツ、ネムノキ、マンゴー、パパイヤ、パイナップル、バナナなど。",
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             "title": "スコップ・鍬・バケツ",
             "description": "植樹する際に穴を掘るための道具。土木用のスコップは造園などにも適しており、掘ったりすくったりしやすいものを使う。鍬は耕したり整地に使われるが、肥料をすきこんだり掘り起こす際に便利。バケツは取っ手がついたものを用意しておき、水をまいたり土や苗木を持ち運ぶために使われる。\n",
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             "title": "チェーンソー",
             "description": "立木の伐採などで使用する道具。エンジン・制御装置・燃料タンク(バッテリー)・持ち手・安全装置などが組み込まれた本体と、回転するチェーンに多数の鋭い刃がついたカッティングアタッチメントで構成されている。カッティングアタッチメントは交換することができ、刃こぼれや故障に対応するほか、伐採する木や作業内容にあわせて適切な刃の大きさ・形状を選ぶことができる。動力はオイル式で,予備的に電動使用も可能だがパワーが落ちる。使用時は怪我を防ぐためのゴーグルや軍手、顔面プロテクターといった防具は欠かせない。また騒音がするためイヤーマフ装着も推奨される。誰にでも扱えるものではなく、その仕組みや正しい使い方、整備・メンテナンス方法を学んでおく必要がある。",
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             "description": "主に樹木の伐採に使用する工具。のこぎり=ノコとも言う。チェーンソーが使えないような場面で活躍する。一枚の鋼板の側面にギザギザした刃がついており、柄の部分を持って使用する。刃の深さや間隔、サイズ、重さ、形状、両刃・片刃など様々な種類があり、枝打ち用や下刈用など用途によって使い分ける。例えば両手用・片手用ノコがそれぞれあるが、大きな木を切る時は両手用が使いやすく、伐採する木の直径が20センチ程度ならノコの長さは25センチ以上あると切りやすい。使用後の手入れを怠らなければそれなりに切れ味も持つが、やはり劣化したり刃こぼれすることもあるので、刃を取り替えるタイプも人気がある。使い慣れていないと刃が引っかかったり曲がってしまい上手く切れないことが多い。",
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             "title": "携帯ウインチ・専用ロープ",
             "description": "ウインチとは巻き揚げ機のこと。荷重800kg、電動式。非常時には手動で動かすことも可能。伐採時に木の倒れる方向をコントロールしたり、枝降ろしや引き倒しなど利用法はさまざま。ロープはウインチにあわせたものを使用し、一般的なものだと直径12.7ミリ・15メートル、荷重4,800kgのナイロン製ロープ。ウインチは大変便利だが、使いこなすには訓練や講習を受ける必要があり、これは自然保護官の訓練にも含まれている。",
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             "title": "観察道具(ルーペ・双眼鏡・スケール・懐中電灯)",
             "description": "野外観察用ルーペは、レンズ径18mm、倍率10倍、LEDライト付きケースとセットになっている。この倍率・サイズだと宝石鑑定にも用いられる。\n双眼鏡は軽量で耐久性に優れたものを使う。倍率6.5倍~8.5倍、対物レンズ有効径21mm。倍率が高すぎると見づらく、またレンズが大きければ重くなるため、ほどほどが使いやすい。水面上からの水棲生物の観察にも使用できる。\nスケールはサイズ測定に使用するほか、観察対象の写真を撮影する際に横に並べる。\nアウトドア用の懐中電灯は照射距離10メートル、防水設計。色の切り替えが可能(白、緑、赤)緑や赤の光は野生動物を警戒させにくく、暗い場所で地図などを確認するときにも目に優しい。",
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             "title": "記録用具(フィールドノート・筆記具・カメラ類)",
             "description": "観察記録をつけるフィールドノートは、持ち運びやすい小さめサイズで野外で雨に濡れたときもにじんだり破れたりしないよう、耐水・耐久性のある紙が使われている。\n筆記具は油性または耐水性のノック式ペンを使用。これは、水性ペンでは雨でにじんでしまったり、キャップは無くしやすいためである。\nデジカメなどのカメラ類も記録に残しやすいが、撮影に集中しすぎて観察がおろそかにならないよう注意すること。",
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             "title": "調査用野外監視カメラ",
             "description": "野外に設置するための監視用カメラ。赤外線センサー・動体検知・防水・防塵・検知距離25メートル、角度100度。電池可動式。SDカードなどの一般的に使用される電子媒体に記録される。スタンバイ状態では省電力モードとなるため動作時間も長くなる(最大8か月ほど)。迷彩色が施されている。",
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最終更新:2017年12月05日 00:20