クラス:改訂版レンジャー

The Ranger, Rivised

表:レンジャー
レベル 習熟ボーナス 特徴 呪文修得数 呪文レベル毎の呪文スロット
1 2 3 4 5
1 +2 得意な敵、自然探険家
2 +2 戦闘スタイル、呪文発動 2 2
3 +2 レンジャーの秘密会議、始原の意識 3 3
4 +2 能力値上昇 3 3
5 +3 レンジャーの秘密会議の特徴 4 4 2
6 +3 上級得意な敵 4 4 2
7 +3 レンジャーの秘密会議の特徴 5 4 3
8 +3 能力値上昇、俊足 5 4 3
9 +4 6 4 3 2
10 +4 影隠れ 6 4 3 2
11 +4 レンジャーの秘密会議の特徴 7 4 3 3
12 +4 能力値上昇 7 4 3 3
13 +5 8 4 3 3 1
14 +5 消え失せ 8 4 3 3 1
15 +5 レンジャーの秘密会議の特徴 9 4 3 3 2
16 +5 能力値上昇 9 4 3 3 2
17 +6 10 4 3 3 3 1
18 +6 野生の知覚力 10 4 3 3 3 1
19 +6 能力値上昇 11 4 3 3 3 2
20 +6 宿敵抹殺 11 4 3 3 3 2

クラスの特徴

Class Features
レンジャーである君は下記のクラスの特徴を獲得する。

ヒット・ポイント

ヒット・ダイス:レンジャー・レベル毎に1d10
1レベル時のヒット・ポイント:10+【耐久力】修正値
より高いレベルの時のヒット・ポイント:2レベル以降のレンジャー・レベル毎に1d10(あるいは6)+【耐久力】修正値

習熟

防具:軽装鎧、中装鎧、盾
武器:全ての単純武器、軍用武器
道具:なし

セーヴィグ・スロー:【筋力】、【敏捷力】
技能:〈運動〉、〈隠密〉、〈看破〉、〈自然〉、〈生存〉、〈捜査〉、〈知覚〉、〈動物使い〉から3つ選ぶ

装備

君は下記の装備に、背景によって与えられる装備を加えたものを持ってゲームを開始する。

  • (a)スケイル・メイル、あるいは(b)レザー・アーマー
  • (a)ショートソード2本、あるいは(b)単純近接武器2つ
  • (a)地下探険家パック、あるいは(b)探険家パック
  • ロングボウとアロー20本入りの矢筒


得意な敵

Favored Enemy
1レベル時以降、君は荒野で一般的に遭遇しうる特定の種別の敵を研究し、追跡し、狩り出し、さらには会話をすることさえも含め、特別な経験を有している。
得意な敵の種別を1つ選択すること:アンデッド、人型生物、フェイ、魔物、野獣。君は選択した種別のクリーチャーに対する武器攻撃によるダメージ・ロールに+2のボーナスを得る。加えて、君は得意な敵を追跡するための【判断力】〈生存〉判定と、それらに関する情報を思い出すための【知力】判定に“優位”を得る。
この特徴を獲得するとき、君が選んだ1つの言語をも習得し、それは一般的には君の得意な敵かそれと関わりのあるクリーチャーによって話されている言語である。しかしながら、君は学びたいと思うどんな言語でも自由に選ぶことができる。


自然探険家

Natural Explorer
君は自然世界を歩むことの達人であり、攻撃を受けたときに速やかかつ決然と反応して行動する。これによって下記の利益が君に与えられる:
  • 君は移動困難地形を無視する。
  • 君はイニシアチブ・ロールに“優位”を得る。
  • 戦闘における君の最初のターンにおいて、君はまだ行動していないクリーチャーに対する攻撃ロールに“優位”を得る。

加えて、君は野外を旅することに熟練している。君は1時間以上旅しているときに下記の利益を得る:
  • 移動困難地形は君のグループの旅を遅くしない。
  • 魔法的な方法によるのでない限り、君のグループは道に迷うことがない。
  • 旅をしている間に君が他の活動(食糧採集、道案内、あるいは追跡など)に従事しているときですら、君は危険に対する警戒を維持する。
  • 君が単独で移動しているなら、君は通常のペースで隠密移動を行なうことができる。
  • 食糧採集を行なうとき、君は通常発見する量の2倍を発見する。
  • 他のクリーチャーを追跡している間、同時に君は相手の正確な人数、彼らのサイズ、そしてその場所を彼らが通過してからどれだけの時間が経過しているかも知る。


戦闘スタイル

Fighting Style
2レベル時、君は自らの専門として特定の戦闘スタイル1つを身に着ける。下記の選択肢から1つを選ぶこと。君はたとえ後で再び選ぶ機会があったとしても、同じ戦闘スタイルの選択肢を再度選ぶことはできない。

弓術

Archery
遠隔武器で行なう攻撃ロールに+2のボーナスを得る。

決闘

Dueling
片手で1つの近接武器を使用し、他には何も武器を持っていないとき、その武器によるダメージ・ロールに+2のボーナスを得る。

二刀流

Two-Weapon Fighting
二刀流で戦っているとき、君は二番目の攻撃のダメージに能力修正値を加えることができる。

防御

Defense
鎧を着用している間、ACに+1のボーナスを得る。


呪文発動

Spellcasting
2レベルになると、クレリックがそうするのと同じように、呪文を発動するために、自然の魔法的精髄を称する術を学ぶ。呪文発動に関する一般的なルールについては第10章、レンジャー呪文リストについては第11章参照。

呪文スロット

Spell Slots
「表:レンジャー」には1レベル以上の呪文を発動するための呪文スロットを君がいくつ持っているかが示されている。これらの呪文を発動するために、君はその呪文のレベル以上のスロット1つを消費しなければならない。大休憩を取り終えると消費した呪文スロット全てを回復する。
たとえば、君が1レベル呪文のアニマル・フレンドシップを修得しており、1レベルと2レベルのスロットを1つずつ使用できるなら、君はどちらかのスロットを使用してもアニマル・フレンドシップ呪文を発動することができる。

1レベル以上の修得呪文

Spells Known of 1st Level and Higher
君はレンジャー呪文リストから選択した1レベル呪文2つを修得している。
「表:レンジャー」の「修得呪文」の列に、君がさらなるレンジャー呪文を選択して修得するときがいつなのか示されている。これらの呪文それぞれは、君が有している呪文スロットのレベルのものでなければならない。たとえば、君がこのクラスの5レベルに達したときには、君は1レベルか2レベルの呪文1つを新しく修得することができる。
加えて、君がこのクラスのレベルを獲得するとき、君は修得済みのレンジャー呪文1つを選択し、それをレンジャー呪文リストにある別の呪文と置き換えることができる。その呪文も君が呪文スロットを有しているレベルのものでなければならない。

呪文発動能力

Spellcasting Ability
【判断】が君のレンジャー呪文の呪文発動能力である。君の魔法は自然との同等から引き出されるものであるためである。君はレンジャー呪文が君の呪文発動能力を参照するときにはいつでも、【判断力】を使用する。加えて、君の発動するレンジャー呪文のセーヴィング・スロー難易度を決めるときや、それを使って攻撃ロールを行なうときにも、【判断力】を使用する。

呪文セーヴ難易度=8+習熟ボーナス+【判断力】修正値
呪文攻撃修正値=習熟ボーナス+【判断力】修正値


始原の意識

Primeval Awareness
3レベル以降、レンジャーの伝承知識を体得することによって、君は野獣と周囲の土地に対する強力な結びつきを確立することができる。
君は野獣と意思疎通する固有の能力を得、野獣たちは君のことを同類の魂を持つものと認識する。音と身振りを通して、君はアクションとして野獣と簡単な概念を意志疎通することができ、またその基本的な気分と意図を読むことができる。君は魔法や何らかの方法で影響を受けているかどうかに関わらず、その感情の状態、その短期的な欲求(食料や避難場所)、そしてそのものが攻撃しないよう説得するのに君が取ることができる行動(もしあれば)について知る。
過去10分以内に君が攻撃したクリーチャーに対してこの能力を使用することはできない。
加えて、近くにいずれかの君の得意な敵が潜んでいるかどうかを見定めるために、君は自らの知覚力を同調することができる。中断することのない精神集中に(呪文に対する精神集中と同じように)1分間を費やすことによって、君は自身の5マイル以内にいずれかの得意な敵がいるかどうかを感知することができる。この特徴は君の得意な敵のうち何がいるのか、その数、そしてそのクリーチャーの君からのおおよその方向と距離(マイル単位)が明らかになる。
もし距離内に君の得意な敵が複数グループ存在しているなら、各グループについてこの情報を知る。


レンジャーの秘密会議

Ranger Conclave
3レベル時、君は見習うべきレンジャーの秘密会議の理念と訓練を選ぶ:野獣の秘密会議、狩人の秘密会議、あるいは追尾者の秘密会議であり、いずれもこのクラスの説明の末尾に説明されている。この選択は3レベル時に特徴を与え、さらに5レベル、7レベル、11レベル、15レベル時にさらに特徴を与えてくれる。


能力値上昇

Ability Score Improvement
4レベル、8レベル、12レベル、16レベル、19レベルに達したとき、君は自分が選択した1つの能力値を2上昇させるか、あるいは自分が選択した2つの能力値をそれぞれ1上昇させることができる。通常の場合と同様、この特徴を使って能力値を20よりも高く上昇させることはできない。


上級得意な敵

Greater Favored Enemy
6レベル時、君はより一層危険な獲物を狩るようになる。上級得意な敵の種別を1つ選ぶこと:異形、エレメンタル、巨人、人造、セレスチャル、フィーンド、竜。通常の得意な敵に対して獲得するのと同じ利益すべてを、追加の言語1つをも含め、こうして選択した敵に対しても獲得する。君のすべての得意な敵に対するダメージ・ロールのボーナスは+4に上昇する。
加えて、君は上級得意な敵によって使用される呪文と能力に対するセーヴィング・スローに“優位”を得る。


俊足

Fleet of Foot
8レベル以降、君は自分のターンにおけるボーナス・アクションとして“早足”アクションを使用できる。


影隠れ

Hide In Plain Sight
10レベル以降、君は待ち伏せを仕掛けるために長時間に渡って完全に静止した状態を維持することができる。
君が自身のターンに隠れようと試みるとき、君は自分のターンに移動しないことを選択することができる。もし君が移動しないのであれば、君を探知しようとするクリーチャーは、君の次のターンの開始時まで【判断力】〈知覚〉判定に-10のペナルティを受ける。自発的であるか何らかの外的な効果によるものかに関わらず、移動するか、倒れて伏せ状態になるかすると、この利益を失う。何らかの効果やアクションが君をもはや隠れていない状態にする場合にも、自動的に君は探知される。
もし次の君のターンにも君がまだ隠れているなら、君は動かない状態を維持し続けることができ、探知されるまでこの利益を得続けることができる。


消え失せ

Vanish
14レベル以降、君は自分のターンにおけるボーナス・アクションとして“隠れ身”アクションを使用することができる。また、君が足跡を残すことを選択したのでない限り、君を非魔法的な手段によっては追跡することはできない。


野生の知覚力

Feral Senses
18レベル時、君は見ることができないクリーチャーと戦う際に助けとなる超自然的な知覚力を獲得する。君が見ることができないクリーチャー1体を攻撃するとき、見ることができないという事によって、その者に対する君の攻撃ロールに“不利”が与えられることはなくなる。
また君は30フィート以内にいる不可視状態のクリーチャーについて、その者が君から隠れていないか、君が盲目状態や聴覚喪失状態ではないのであれば、その者の位置に気付く。


宿敵抹殺

Foe Slayer
20レベル時、君は比類なき狩人となる。君のターン毎に1回、君が行なう攻撃の攻撃ロールとダメージ・ロールに【判断力】修正値を加算できる。君はこの特徴を使用するかどうかの選択を、ロールの前後どちらで行なっても良いが、そのロールの何らかの効果を適用するよりも前でなければならない。


レンジャーの秘密会議

RANGER CONCLAVES
荒野を行き交うレンジャーたちは、秘密会議――自然を損なおうとする者たちからどのようにして自然を守護するのが最善であるのかという意見を共有するメンバーたちによる緩やかな結社――を結成するために協力しあうために集まる。


野獣の秘密会議

Beast Conclave
多くのレンジャーは文明社会ではなく荒野を故郷としており、動物たちこそ自らの同類であると見なしている。野獣の秘密会議のレンジャーたちは1体の野獣と緊密な絆を発展させており、そこから魔法の使用を通じてこの絆をより強固なものとする。

+ 習熟の情報管理
習熟の情報管理
3レベル時に動物の相棒を獲得するとき、その習熟ボーナスは君の+2と合致している。君がレベルを獲得し、習熟ボーナスを上昇させるに従い、君の相棒の習熟ボーナスも同時に上昇し、下記の分野に適用される:アーマー・クラス、技能、セーヴィング・スロー、攻撃ボーナス、そしてダメージ・ロール。

動物の相棒

Animal Companion
3レベル時、君は自然世界の1体のクリーチャーと強力な絆を結ぶ魔法を使用する術を学ぶ。
8時間の作業と希少なハーブと良質な食糧50gp分を消費することで、君は忠実な相棒として仕えるよう、荒野から1体の動物を呼び出す。君は通常は下記の動物の中から相棒を選択する:ウルフ、エイプ、ジャイアント・ウィーゼル、ジャイアント・バジャー、パンサー、ブラック・ベア、ボア、あるいはミュール。ただし、DMは周囲の地形と論理的にその地域に存在しているだろう種に基づいて、君のためにこれらの動物の1つを選ぶことができる。
8時間の終わりの時点で、君の動物の相棒が姿を見せ、“相棒の絆”の能力の利益すべてを獲得する。君は同時には1体の動物の相棒しか有することができない。
もし君の動物の相棒が殺されたなら、君たちが共有する魔法的な絆によって、その生命を取り戻すことができる。8時間の作業と希少なハーブと良質な食糧25gp分を消費することで、君は相棒の魂を呼び出し、君の魔法を使ってそれのための新しい肉体を作り出す。君はたとえその肉体の一部を何一つ有していないとしても、この方法によって動物の相棒に生命を取り戻すことができる。
もし現在すでに動物の相棒を有しているときに、以前の動物の相棒の生命を取り戻すためにこの能力を使うなら、現在の相棒は君のもとを立ち去り、生き返った相棒がその立場に置き換わる。

+ なぜ複数回攻撃を持たないのか?
なぜ複数回攻撃を持たないのか?
複数回攻撃はDMがモンスターを単純に扱うための便利なツールとしてデザインされている。それは攻撃力を増幅するが、その増幅は1回の戦闘において野獣を脅威に仕立て上げることを意図している――パーティと敵対するのではなく、一緒に闘うことを意図された野獣にはうまく噛み合わない概念である。冒険全体を通して“複数回攻撃”持ち込むことは、動物の相棒がパーティのファイターやバーバリアンを圧倒する性能を誇るようになる危険性がある。
そこで物語の観点から、君の動物の相棒はその獰猛性のいくつか(“複数回攻撃”という形を取っている)を、より良好な理解力と、君と申し合わせてより効果的に戦う能力と交換しているのである。

+ 相棒の選択肢の拡張
相棒の選択肢の拡張
君のキャンペーンの自然環境に基づいて、DMは君の動物の相棒に関する選択肢を拡張することを決めるかもしれない。
大雑把な目安として、中型サイズかそれより小さく、ヒット・ポイントが15以下で、1回の攻撃で8ダメージを超えることがないなら、野獣は動物の相棒として仕えることができる。概して、脅威度1/4以下のクリーチャーが当てはまるが、例外はある。

相棒の絆

Companion’s Bond
君との繋がりを持つ間、君の動物の相棒はさまざまな利益を得る。
動物の相棒は、それを有しているなら、その“複数回攻撃”アクションを失う。
相棒は可能な限り全力で君の命令に従う。他のあらゆるクリーチャーと同様にイニシアチブをロールするが、君がそのアクション、判定、態度などを決定する。もし君が無力状態であるかその場にいないなら、相棒は独自に行動する。
君の“自然探検家”の特徴を使用するとき、君と君の相棒は両者ともが通常のペースで隠密移動することができる。
君の動物の相棒は君のレベルによって一部の能力とゲーム・データを有する。君の相棒はそれ自身のものの代わりに君の習熟ボーナスを使用する。通常その習熟ボーナスを使用する箇所に加えて、動物の相棒はそのACとダメージ・ロールに対しても習熟ボーナスを加算する。
動物の相棒は君が選択した2つの技能に習熟を得る。またすべてのセーヴィング・スローにも習熟する。
3レベル以後君が獲得する各レベルにおいて、君の動物の相棒は追加のヒット・ダイスを獲得し、それに従ってヒット・ポイントが上昇する。
君が“能力値上昇”のクラスの特徴を獲得するときにはいつでも、君の相棒の能力も同時に上昇する。君の相棒は君が選択した1つの能力値を2上昇させるか、あるいは君が選択した2つの能力値を1ずつ上昇させることができる。通常通り、他に特記事項がない限り、君の相棒がこの特徴を使って能力値を20より高く上昇させることはできない。
君の相棒は君と属性を共有し、下記の表でロールするか、そこから君が選択して決定することができる性格的特徴と欠点を持つ。君の相棒は君の理想を共有し、その絆は常に「私と一緒に旅をするレンジャーは最愛の相棒であり、私が喜んで命を差し出すことができる相手である」となる。
君の動物の相棒は君の“得意な敵”の特徴の利益を獲得し、また6レベル時に君が“上級得意な敵”の特徴を獲得したときにはその特徴の利益も得る。これらの特徴に関しては、君が選んだのと同じ得意な敵を使用する。
d6 性格的特徴
1 私は逆境に直面しても決してひるむことがない。
2 私の友を脅かすことは、私を脅かすことだ。
3 私が見張り続ければ、他の者が休憩できるだろう。
4 人々は私のことは動物だと見くびる。私はそうした優位を利用させてもらう。
5 私はいつもおいしいタイミングで姿を現す癖がある。
6 私はあらゆる事において自分の望みよりも友の望みを優先する。

d6 欠点
1 誰も食べないなら、その食糧は私がいただく。
2 私は見知らぬ者にはうなり声を上げるが、私にとっての見知らぬ者とは私のレンジャー以外のすべての人々だ。
3 いつでも友におなかをさすってもらいたい。
4 私は死ぬほど水を恐れている。
5 私にとってのあいさつとは、相手の顔を舐めまくる事だ。
6 相手に飛びかかるのは、私がどれだけその相手を愛しているかを示すためだ。

連携攻撃

Coordinated Attack
5レベル以降、君と君の動物の相棒はより強力な戦闘チームを結成する。君が自分のターンにおいて“攻撃”アクションを使うとき、もし君の相棒が君を見ることができるなら、それはそのリアクションを使って1回の近接攻撃を行うことができる。

野獣の防御

Beast’s Defense
7レベル時、君の相棒が君を見ることができる間、相棒はすべてのセーヴィング・スローに“優位”を得る。

爪と牙の嵐

Storm of Claws and Fangs
11レベル時、君の相棒はそのアクションを使って、その5フィート以内にいる相棒が選んだ各クリーチャーに対して1回ずつの近接攻撃を行うことができ、その攻撃ロールは各目標に対して個別に行う。

上級野獣の防御

Superior Beast’s Defense
15レベル時、君の相棒が見ることができる攻撃者が相棒を攻撃するときにはいつでも、相棒はそのリアクションを使って自身に対する攻撃のダメージを半減することができる。


狩人の秘密会議

Hunter Conclave
一部のレンジャーは荒野の恐怖から文明圏をよりうまく守るための武器を体得することを探し求める。狩人の秘密会議のメンバーは、暴れ回るオーガやオークの大群から、そびえるような巨人と恐るべきドラゴンまで、最も恐ろしい脅威に対して使用することに特化した戦闘テクニックを学ぶ。

狩りの獲物

Hunter’s Prey
3レベル時、君は下記の特徴から1つを選んで獲得する。
強敵殺し/Colossus Slayer:君の粘り強さは最も強力な敵すら根を上げるものである。武器攻撃で1体のクリーチャーに命中を与えたとき、そのクリーチャーがヒット・ポイント最大値よりも低くなっているなら、そのクリーチャーは1d8の追加ダメージを受ける。君はこの追加ダメージをターン毎に1回だけ使用できる。
巨人殺し/Giant Killer:君の5フィート以内にいる大型サイズかそれ以上のサイズのクリーチャーが君に攻撃を命中させるか失敗するかしたとき、君がそのクリーチャーを見ることができるなら、その攻撃の直後にリアクションを使ってそのクリーチャーに1回の攻撃を行なうことができる。
大群破り/Horde Breaker:君が武器攻撃を行なったときのターン毎に1回、君は同じ武器を使って別のクリーチャーに対してもう一度攻撃を行なうことができる。そのクリーチャーは元の攻撃目標の5フィート以内にいて、君の武器の間合いの中にいなければならない。

追加攻撃回数

Extra Attack
5レベル以降、君は自分のターンに“攻撃”アクションを取るときにはいつでも、1回ではなく、2回の攻撃を行なうことができる。

防御的戦術

Defensive Tactics
7レベル時、君は下記の特徴の1つを選択して獲得する。
大群回避/Escape the Horde:君に対する機会攻撃には“不利”が課される。
複数回攻撃防御/Multiattack Defense:クリーチャーが攻撃を君に命中させたとき、そのターンの残りの間にそのクリーチャーによって行なわれる続く全ての攻撃に対するACに+4のボーナスが与えられる。
鋼の意思/Steel Will:君は恐怖状態になることに対するセーヴィング・スローに“優位”を得る。

複数回攻撃

Multiattack
11レベル時、君は下記の特徴の1つを選択して獲得する。
一斉射撃/Volley:アクションを使って、君が見ることができる、武器の射程の中にある一点の10フィート以内にいる任意の数のクリーチャーに対する遠隔攻撃を行なうことができる。君は通常通りに、各目標分の矢弾を持っていなければならず、各目標に対して個別に攻撃ロールを行なう。
大旋風/Whirlwind Attack:君はアクションを使って君の5フィート以内にいる任意の数のクリーチャーに対する近接攻撃を行なうことができ、それぞれの目標に対する攻撃ロールは個別に行なう。

達人狩人の防御

Superior Hunter’s Defense
15レベル時、君は下記の特徴の1つを選択して獲得する。
身かわし/Evasion:君はレッド・ドラゴンの火のブレス攻撃やライトニング・ボルト呪文のような、ダメージを半減させるための【敏捷力】セーヴィング・スローを行なうことが許される効果の対象となったとき、君はそのセーヴィング・スローに成功すれば一切ダメージを受けずに済み、失敗しても半分のダメージを受けるだけで済む。
同士討ち/Stand Against the Tide:敵対的なクリーチャーが君に対する近接攻撃を失敗したとき、君はリアクションを使って、君が選択した別のクリーチャー(その者自身以外)に対して同じ攻撃を繰り返し行なわせることができる。
直感回避/Uncanny Dodge:君が見ることができる攻撃者が君の攻撃を命中させたとき、君はリアクションを使って君に対するその攻撃のダメージを半減させることができる。


地底の追尾者の秘密会議

Deep Stalker Conclave
ほとんどの人々はよっぽど追い詰められた状況にでもなるか、何らかの絶望的な探索行に従事しているか、あるいは膨大な富が約束されているかでもしなければ、アンダーダークの奥深くへと降りていくことはない。ほとんどの場合、大地の下での邪悪な行為は気付かれることがないものだが、地底の追尾者の秘密会議のレンジャーたちは、そうした脅威が地上世界に到達できるようになる前に、それらを発見し、打ち倒すべく粉骨砕身する。

アンダーダークの斥候

Underdark Scout
3レベル時、君は待ち伏せの技術を体得する。戦闘における君の最初のターンにおいて、君は移動速度に+10のボーナスを獲得し、もし君が“攻撃”アクションを使用するなら、君は追加で1回の攻撃を行うことができる。
また君は暗視に頼るクリーチャーからうまく逃げることの達人でもある。そうしたクリーチャーは暗闇や薄暗い光の環境の中で君を見つけようとするときに利益を何も得ない。加えて、君がクリーチャーから隠れることができるとDMが判断するとき、そのクリーチャーはその暗視から一切利益を得ない。

地底の追尾者の魔法

Deep Stalker Magic
3レベル時、君は90フィートの距離の暗視を獲得する。もし君がすでに暗視を有しているなら、その距離が30フィート上昇する。
また君は3レベル時、5レベル時、9レベル時、13レベル時、そして15レベル時に追加の呪文を利用することができるようになる。いったん地底の追尾者呪文を獲得したなら、それは君にとってレンジャー呪文として扱われ、君が修得するレンジャー呪文の数の勘定には入れない。
表:地底の追尾者呪文
レンジャー・レベル 呪文
3 ディスガイズ・セルフ
5 ロープ・トリック
9 グリフ・オヴ・ウォーディング
13 グレーター・インヴィジビリティ
17 シーミング

追加攻撃回数

Extra Attack
5レベル以降、君は自分のターンに“攻撃”アクションを取るときにはいつでも、1回ではなく、2回の攻撃を行なうことができる。

鉄の精神

Iron Mind
7レベル時、君は【判断力】セーヴィング・スローへの習熟を獲得する。

追尾者の連撃

Stalker’s Flurry
11レベル以降、自身の各ターンに1回、君が攻撃に失敗したとき、君はもう一度攻撃することができる。

追尾者の回避

Stalker’s Dodge
15レベル時、クリーチャーが君を攻撃して、“優位”を持たないときにはいつでも、君は自分のリアクションを使ってそのクリーチャーの君に対する攻撃ロールに“不利”を課すことができる。君はこの特徴をその攻撃ロールが行われる前にでも後にでも使うことができるが、そのロールの結果が決定される前に使用しなければならない。


最終更新:2017年08月28日 18:58