クラスの特徴:バードの学派「惑わしの学派」

College of Glamour
惑わしの学派はフェイワイルドの鮮やかで容赦ない世界においてその芸術を体得したバードたちに開かれている。サテュロス、エラドリン、その他のフェイたちによる訓練を受けたこれらのバードたちは、他者を大いに楽しませ、うっとりさせるために彼らの魔法を駆使する術を学んでいる。
この学派のバードは畏敬と恐怖のないまぜの存在と見なされている。彼らの演奏は伝説的な代物である。この学派のバードは非常に雄弁であり、彼らの1人が行なう演説や歌は、バードを逮捕した者に彼を無傷で解放させたり、怒り狂うドラゴンを満足させて鎮めたりできるほどである。獣を鎮めることができるのと同じ魔法によって、精神をねじ曲げることもできる。この学派の悪辣なバードは何週間もの間ひとつの共同体に取りついて、彼らの魔法を悪用して宿主を奴隷に変えて、金をせびり続ける。


霊感のマント

Mantle of Inspiration
3レベル時にこの学派に加わるとき、君はフェイ魔法の歌を紡いで味方をうっとりさせて活力と素早さを与える能力を得る。
ボーナス・アクションとして、君はバードの霊感の使用回数1回分を消費し、自分自身に驚くような、この世のものとは思えぬ外見を付与することができる。君がそうするとき、君が見ることができ、君の60フィート以内にいて君を見ることができる味方を、最大で君の【魅力】修正値に等しい人数(最低でも1人)まで選ぶこと。それぞれの目標は2d6の一時的ヒット・ポイントを得る。
目標がこの一時的ヒット・ポイントを獲得するとき、その者は同時にリアクションとして最大でその移動速度に等しい距離まで、君に向かって機会攻撃を誘発することなく移動することができる。その者は君に向かって最短かつ最も安全な道筋を取らなければならない。
君がこのクラスの特定のレベルに到達すると、この一時的ヒット・ポイントは上昇する。5レベル時には2d8に、10レベル時には2d10に、15レベル時には2d12になる。


惑わしの演奏

Enthralling Performance
3レベル時以降、君は自らの演奏に魅惑的なフェイの魔法を込めることができる。
もし君が最低でも10分をかけて演奏をしたなら、歌声、詩の詠唱、あるいは舞踏によって聴衆に驚きを喚起しようとすることができる。演奏の終了時に、その演奏の全てを見聞きして、君の60フィート以内にいる人型生物を、最大で君の【魅力】修正値に等しい人数(最低でも1人)まで選ぶこと。それぞれの目標は君の呪文セーヴ難易度に対する【判断力】セーヴィング・スローに成功しなければ、君によって魅了状態に陥ることになる。このようにして魅了状態である間、目標は君のことを偶像視し、その者と話をする誰も彼もに対して君のことを熱っぽく語り、君に反抗するあらゆる者を妨害し、すでに君の利益のために戦いたがっているのでなければ、暴力を避けようとする。この効果はその目標に対して1時間が経過するか、何らかのダメージが与えられるか、君がその者を攻撃するか、あるいはその者の味方の誰かに君が攻撃したりダメージを与えたりするのを目撃されるかまで持続する。
もし目標がこの効果に対するセーヴィング・スローに成功したなら、目標は君がその者を魅了しようと試みたことに気付くことはない。
いったん君がこの特徴を使用したなら、小休憩か大休憩を取り終えるまでは再びそれを使用することはできない。


荘厳さのマント

Mantle of Majesty
6レベル時、君は他者が君に仕えたいと思わせるような、フェイ魔法で自らを包み込む能力を得る。ボーナス・アクションとして、君は1分間に渡り、この世のものとは思えぬような美しい外見を手に入れる。この間、君は自らの各ターンに、呪文スロットを使用することなく、ボーナス・アクションとしてコマンドを発動することができる。この効果は1分間持続し、君によって魅了状態にされたあらゆるクリーチャーはこの呪文に対するセーヴィング・スローに自動的に失敗する。
いったん君がこの特徴を使用したなら、大休憩を取り終えるまでは再びそれを使用することはできない。


砕けることなき荘厳さ

Unbreakable Majesty
14レベル時、君はこの世のものとは思われぬような容貌をその身に獲得し、より一層恐ろしいか、あるいは美しい外見となる。
加えて、この特徴によって、君は自分自身にサンクチュアリを発動することができる。もしクリーチャーがこの呪文に対するセーヴィング・スローに失敗したなら、1分の間そのクリーチャーに対して行なうあらゆる【魅力】判定に“優位”をも得、またその者は君の次のターンに行なう君の呪文に対して行なうあらゆるセーヴィング・スローに“不利”を受ける。
いったん君がこの特徴を使ってサンクチュアリを発動したなら、小休憩か大休憩を取り終えるまでは再びそれを行なうことはできない。


最終更新:2017年03月06日 21:32