クラスの特徴:神聖なる誓い「背信の誓い」

Oath of Treachery
“背信の誓い”は他の誓いを否定したか、あるいは自らの権力や生存にしか関心を持たないパラディンたちが従う道である。一般的にブラックガード(暗黒騎士)として知られる、これら不浄なる戦士たちは、自分自身にだけ忠実である。これらのパラディンの1人に従うほどに追い詰められている者たちは、騙されているのにせよ、これらのパラディンが強大な権力をふるっているためである。彼らの裏切り行為の犠牲に陥らずに彼らに従う者たちは、理不尽な暴力に耽り、たくさんの宝物を貯めこむことを望む。
これらのパラディンの多くはデーモン・ロード、特にグラズトとオルクスに敬意を払っている。たとえ九層地獄の訓練であっても、これら混沌の勇者たちと同盟することを嫌がるが、ときにバールゼブルとグラシアはブラックガードの陰ひなたのある所と裏切りの傾向に親近感を見出す。

背信の教義

Tenets of Treachery
“背信の誓い”を受け入れたパラディンは誰にも忠誠を捧げていない。この誓いに教義はなく、それにはいかなる実体も欠く。ブラックガードと余りに近づきすぎた不幸な者たちは、ブラックガードの圧倒的な関心事が権力と安全にあり、特に両者が他人の犠牲の上に手に入れる事ができるならなお良いと考えていることに気づく。

誓いの呪文

Oath Spells
君はリストに載っているパラディン・レベルにおいて誓いの呪文を獲得する。
表:背信の誓いの呪文
パラディン・レベル 呪文
3 エクスペディシャス・リトリート、チャーム・パースン
5 インヴィジビリティ、ミラー・イメージ
9 ガシアス・フォーム、ヘイスト
13 グレーター・インヴィジビリティ、コンフュージョン
17 ドミネート・パースン、パスウォール

神性の利用

Channel Divinity
3レベルにおいてこの誓いを立てたとき、君は下記の“神性の利用”の選択肢2つを得る。

似姿の召喚

Conjure Duplicate
アクションとして、君は自分自身の視覚的幻影を作り出し、1分間か君が精神集中を失う(あたかも呪文に精神集中していたかのように)まで持続する。この幻影は30フィート以内の君が見ることができる誰にも占有されていない空間に出現する。この幻影は精密に君そっくりの外見である;それは無音である;それは君と同じサイズで、実体を持たず、空間を占有しない;そして攻撃とダメージによる影響を受けない。君のターンにおけるボーナス・アクションとして、君が見ることができる空間に最大で30フィートまでこの幻影を移動させることができるが、この幻影は君の120フィート以内に留まらなければならない。
この持続時間の間、君はあたかもその幻影がいる場所にいるかのように呪文を発動することができるが、君は自分自身の知覚力を使わなければならない。加えて、君と君の幻影の両方が、この幻影を見ることができるクリーチャーの5フィート以内にいるとき、その幻影がとてつもなく似ているがゆえに、君はそのクリーチャーに対する攻撃ロールに“優位”を得る。

毒の打撃

Poison Strike
君は“神性の利用”を使って武器をより致命的なものに変える。ボーナス・アクションとして、君は1つの武器か1つの矢弾に接触し、その表面に特殊な毒を召喚する。このどくは1分間持続する。君がその次にこの武器か矢弾を使って攻撃を目標に命中させたとき、その目標はその攻撃の後に即座に[毒]ダメージを受ける。この[毒]ダメージは2d10+君のパラディン・レベルか、あるいは君がその攻撃ロールに“優位”を得ているなら20+君のパラディン・レベルに等しい。

背信のオーラ

Aura of Treachery
7レベル以降、君は不和のオーラを放射し、それは君に下記の利益を与える。

間引き

Cull the Herd
君は任意のクリーチャーがその5フィート以内にその者の味方が1体以上いる場合に、そのクリーチャーに対する近接攻撃ロールに“優位”を得る。

背信の打撃

Treacherous Strike
もし君の5フィート以内にいるクリーチャーが君に対する近接攻撃を失敗したなら、君は自らのリアクションを使い、その攻撃者に対してその者の5フィート以内にいる君が選んだ1体のクリーチャーを攻撃するために再ロールを強いることができる。その攻撃者が魅了状態に完全耐性を有するなら、この能力は失敗し、無駄に消費される。
君はこの能力を3回使用できる。小休憩か大休憩を取り終えると消費した使用回数を回復する。

ブラックガードの脱出

Blackguard’s Escape
15レベル時、君は敵をすり抜ける能力を得る。君が攻撃の命中を受けた直後、リアクションを使って不可視になり、最大60フィートまでの見ることができる地点へとテレポートすることができる。次のターンの終了時か、君が攻撃を行う、ダメージを与える、あるいはクリーチャーにセーヴィング・スローを強いるまで君は不可視状態のままである。いったんこの特徴を使用したなら、再びこれを使用する前に小休憩か大休憩を取り終えなければならない。

偽りの偶像

Icon of Deceit
20レベル時、君は背信の感覚を発する能力を得る。アクションとして、君は魔法的に偽りの化身と化し、1分間下記の利益を得る:
  • 君は不可視状態になる。
  • もしクリーチャーがそのターンに君にダメージを与えたなら、その者は【判断力】セーヴィング・スロー(難易度は君の呪文セーヴ難易度に等しい)を行わなければならず、失敗するとその次のアクションを君が制御することになるが、その前提として君はその者がアクションを取るときに無力状態であってはならない。そのクリーチャーが魅了状態に完全耐性を有するなら、このセーヴに自動的に成功する。
  • もし君が攻撃ロールに“優位”を有するなら、君はそのダメージ・ロールにパラディン・レベルに等しいボーナスを得る。
いったんこの特徴を使用したなら、君は大休憩と取り終えるまで再びそれを使用することはできない。

最終更新:2017年05月14日 18:51