クラスの特徴:秘術の伝統「伝承精通」

Lore Mastery
“伝承精通”は魔法の基礎を成す仕組みを解明することに集中的に注目する秘術の伝統である。それは全ての秘術の伝統の中で最もアカデミックである。新しい知識の発見や、魔法の理論の証明(あるいは不信)の見込みがある場合に、通常はこの道の実践者を研究室、学院、そして書庫から冒険人生を歩むようにさせるために必要とされる。
碩学として知られるこの伝統の信奉者は、魔法の応用に美と神秘を見て取る読書の虫たちである。呪文の結果は、それを作り出すための過程に比べれば彼らにはさほど関心のある事柄ではない。一部の碩学は1つの魔法の系統に集中する伝統に従う者たちに高慢な態度で臨み、彼らのことを偏狭な連中で真の魔法を会得するために必要とされる洗練された知識に欠けていると見なす。また別の碩学は、深い知識と素晴らしいユーモアで無知と詐欺に反論する寛大な教師である。


伝承知識への精通

Lore Master
2レベル以降、君は膨大なテーマに関する知識の宝庫となる。〈自然〉、〈宗教〉、〈魔法学〉、あるいは〈歴史〉技能を使って行なうあらゆる能力判定について、君がその技能に習熟しているのであれば、君の習熟ボーナスは2倍にして適用する。
加えて、君の分析能力は極めて研ぎ澄まされたものとなり、戦闘における君のイニシアチブは肉体的な機敏さによるのではなく、精神的な機敏さによって駆動させることができるようになる。イニシアチブをロールするとき、君は【知力】判定か【敏捷力】判定のどちらかで行なう(君が選択すること)。


呪文の秘密

Spell Secrets
2レベル時、君は自らの広範囲に渡る研究によって発見した一連の秘術の秘密の最初のものを体得する。
君が呪文スロットを使って呪文を発動し、その呪文が[光輝]、[酸]、[死霊]、[電撃]、[火]、[雷鳴]、[力場]、あるいは[冷気]ダメージを与えるのであれば、君はそのダメージ種別をこのリストにある別の1つのダメージ種別のものと置き換えることができる(君は1つの呪文を発動する毎に1つのダメージ種別だけを変更できる)。君がそれを発動する際に呪文の公式を変化させることで1つのエネルギー種別を別のものに置換する。
君が呪文スロット1つを使い、セーヴィング・スローを要求する呪文を発動するとき、君はそのセーヴィング・スローで要求する能力値を君が選択した別のものと変化させることができる。いったんこの方法でセーヴィング・スローを変化させたなら、小休憩か大休憩を取り終えるまで再びそれを実行することはできない。


錬金術発動

Alchemical Casting
6レベル時、君はさまざまな方法で呪文を増強する術を学ぶ。君が呪文スロットを使って呪文を発動するとき、君はこの発動におけるその効果を増強するために追加で1つの呪文スロットを消費することができ、それを増幅するために君の呪文に未精製の魔法の素材を混ぜ込む。その効果は君が消費した呪文スロットに応じて決まる。
追加で1レベル呪文スロット1つを消費すれば、呪文の未精製の力を向上できる。もし君がその呪文を発動するときにそれの分のダメージをロールするなら、あらゆる目標に対してダメージは2d10[力場]ダメージだけ上昇する。もしその呪文が1ターンよりも長くダメージを与えることができるのであれば、君がその呪文を発動したターンにだけこの追加[力場]ダメージが与えられる。
追加で2レベル呪文スロット1つを消費することでその呪文の距離を上昇させることができる。もしその呪文の距離が最低でも30フィートはあるなら、それは1マイルになる。
追加で3レベル呪文スロット1つを消費することでその呪文の効力を上昇させることができる。その呪文のセーヴ難易度は2上昇する。


驚異的記憶力

Prodigious Memory
10レベル時、君は呪文の準備についてより非常に熟達することになる。ボーナス・アクションとして、君は準備してある呪文1つを、呪文書にある別の呪文1つと置き換えることができる。小休憩か大休憩を取り終えるまで、君は再びこの特徴を使用することはできない。


魔法の達人

Master of Magic
14レベル時、君の魔法の知識はほとんどあらゆる呪文を複製することを可能にしてくれる。ボーナス・アクションとして、君はあらゆるクラスの呪文リストから君が選択した呪文1つを発動する能力を精神の中に呼び込むことができる。この呪文は君が呪文スロットを有しているレベルのものでなければならず、それを準備していてはならず、呪文スロットの消費を含めて、それを発動するための通常のルールに従う。もしその呪文がウィザード呪文でないのであれば、それを発動するときにそれはウィザード呪文として扱われる。君がそれを発動するか、現在のターンが終了したときには、その呪文を発動する能力は君の精神から消え失せる。
大休憩を取り終えるまで、君は再びこの特徴を使用することはできない。


最終更新:2017年03月12日 08:55