Arcana Domain
魔法はこの多元宇宙いっぱいに広がり、破壊と創造の両方の燃料となるエネルギーである。魔術の領域の神々は魔法の秘密や潜在能力について親しく知悉している。こうした神々の中の一部にとっては、魔法の知識とは現実の法則に対する特別な理解を持つという大いなる責任である。別の魔術の神々は、魔法とは純粋なパワーであると見ており、その使用者の思い通りに使われるものと考えている。
この領域の神々はしばしば知識と関連しており、学習と魔術パワーというものは密接に結びつく傾向がある。レルムにおいて、この領域の神々にはアズースとミストラが含まれ、またエルフ・パンテオンのコアロン・ラレシアンも含まれる。別の世界では、この領域にはヘカテ、マス・マソンウィ、そしてイシス;クリンのソリナリ、ルニタリ、そしてヌイタリの3柱の月の神々;グレイホークのボカブ、ヴェクナ、そしてウィー・ジャスが含まれる。
表:魔術の領域の呪文 |
クレリック・レベル |
呪文 |
1 |
ディテクト・マジック、マジック・ミサイル |
3 |
ニストゥルズ・マジック・オーラ、マジック・ウェポン |
5 |
ディスペル・マジック、マジック・サークル |
7 |
アーケイン・アイ、レオムンズ・シークレット・チェスト |
9 |
テレポーテーション・サークル、プレイナー・バインディング |
魔術の手ほどき
Arcane Initiate
1レベル時にこの領域を選択したとき、君は〈魔法学〉の技能に習熟を獲得し、さらにウィザード呪文リストから自ら選択した2つの初級魔法を獲得する。君にとって、これらの初級魔法はクレリック初級魔法として扱われる。
神性の利用:来訪者退去
Channel Divinity: Arcane Abjuration
2レベル以降、君は“神性の利用”を使って超自然的クリーチャーを退去させることができる。
アクションとして君の聖印を掲示すると、30フィート以内にいて君が選んだ1体のセレスチャル、エレメンタル、フェイ、あるいはフィーンドは、君の姿を見ることができるか、声を聞くことができるのであれば、【判断力】セーヴィング・スローを行なわなければならない。もしそのクリーチャーがセーヴィング・スローに失敗すると、それは1分間か、何らかのダメージを受けるまでの間、退散状態になる。
退散状態のクリーチャーは可能な限り君から遠く離れるように移動しようとそのターンを費やさなければならず、君の30フィート以内の空間でその移動を自発的に終えることはできない。またリアクションを取ることもできない。そのアクションについては、“早足”アクションに使うか、移動を妨げている効果から脱出しようとすることにしか使うことができない。もしどこにも移動できないなら、そのクリーチャーは“回避”アクションを取ることができる。
5レベルに達した後、クリーチャーが君の“来訪者退去”の特徴に対するセーヴィング・スローに失敗したとき、そのクリーチャーが出身次元界ではない場所にいて、その脅威度が下記「表:来訪者放逐」に示されている特定の境界値以下であるなら、そのものは1分間放逐される(バニッシュメント呪文と同様だが、精神集中を必要としない)。
表:来訪者放逐 |
クレリック・レベル |
放逐されるクリーチャーの脅威度 |
5 |
1/2以下 |
8 |
1以下 |
11 |
2以下 |
14 |
3以下 |
17 |
4以下 |
呪文破り
Spell Breaker
6レベル以降、君が1レベル以上の呪文で1人の味方のヒット・ポイントを回復するとき、同時にそのクリーチャーに及ぼされている君が選択した呪文1つを終了させることができる。君が終了させる呪文のレベルは治癒呪文を発動するために君が使った呪文スロットのレベルと同じかそれより低いものでなければならない。
強力な呪文発動
Potent Spellcasting
8レベル以降、君はあらゆるクレリック初級魔法で与えるダメージに【判断力】修正値を加算する。
魔術体得
Arcane Mastery
17レベル時に、君はウィザード呪文リストから4つの呪文を選ぶが、それらはそれぞれ下記のレベルのものが1つずつとすること:6、7、8、9レベル。君はこれらを自分の領域呪文のリストに加える。君の他の領域呪文と同様に、これらは常に準備された状態であり、君にとってはクレリック呪文と見なされる。
最終更新:2017年05月09日 23:00