クラスの特徴:神聖なる誓い「救いの誓い」

Oath of Redemption
“救いの誓い”はパラディンに困難な道を定めるものであり、それは聖なる戦士に暴力を最後の手段としてしか使わないように要求するものである。この誓いに自らを献身することに決めたパラディンは、あらゆる人物が罪を購うことができるし、慈悲と正義の道とはあらゆる者が歩むことができるものであると信じている。これらのパラディンは悪のクリーチャーが光あたる道へ向かう希望があると思って彼らと対面し、このパラディンが彼らを殺すのは、そうすることが他の誰かの命を救うことが明らかな場合だけである。この道に従うパラディンは救世主(リディーマー)として知られる。
救世主は理想主義者であるが、彼らは愚か者ではない。救世主はアンデッド、デーモン、デヴィル、その他の超常的脅威は生まれつき悪であることを知っている。そのような敵に対しては、パラディンは全力の怒りを込めて彼らの武器と呪文を振るう。しかし、救世主たちはそのような邪悪極まるクリーチャーたちですら、いつの日か彼ら自らの贖罪を求めることを祈っている。

救いの教義

Tenets of Redemption
“救いの誓い”の教義はパラディンに対して平和と正義という高い水準を保たせる。

平和

暴力は最後の手段である。交渉と理解こそ長く続く平和への道である。

純潔

すべての人々は純潔無垢なる状態で人生を初め、環境や暗黒の勢力の影響が彼らを悪へと走らせる。正しき模範を示すことによって、そして深刻なまでに欠陥のある世界の傷を癒すために働くことによって、君はあらゆる人々を正しき道へと向かわせることができる。

忍耐

変化には時間がかかる。邪悪の道を歩んできている者には誠実と真実であり続けるように思い出させ続けなければならない。いったんクリーチャーの中に正義の種子を植え付けたのであれば、君は来る日も来る日もそれを生き延びさせ、いずれ開花させるべく働きかけ続けなければならない。

分別

君の心と意志は明確でなければならず、最終的には君は自らの敗北を認めなければならないだろう。あらゆるクリーチャーには罪の贖いの可能性があるとは言え、一部の者はあまりに深く悪の道に入り込み過ぎており、やむ得ず大いなる善のために彼らの生命を終わらせるしかないという事もあるだろう。しかしそのような行ないは慎重に検討されなければならず、その結果を完全に理解しておかなければならないが、いったん決定を下したのであれば、君の下した道こそ正しいと知ってそれに従う。

救いの呪文

Redemption Spells
君はリストに示されたパラディン・レベルにおいて誓いの呪文を獲得する。
表:救いの誓いの呪文
パラディン・レベル 呪文
3 シールド、スリープ
5 ホールド・パースン、レイ・オヴ・エンフィーブルメント
9 カウンタースペル、ヒプノティック・パターン
13 オティルークス・レジリエント・スフィアー、ストーンスキン
17 ウォール・オヴ・フォース、ホールド・モンスター

平和の鎧

Armor of Peace
3レベル以降、君の平和への責務は君に最も危険な状況にボウグもなしに入り込むことを可能にしてくれる。鎧を着用せず、盾も使っていないとき、君の基本ACは16+【敏捷力】修正値に等しいものとなる。

調停の戦士

Warrior of Reconciliation
3レベル時、君は戦争の武器を単純な武器とするのを断つ事を誓う。[殴打]ダメージを与える単純武器を使っている間、その武器を使ってクリーチャーを0ヒット・ポイントまで減少させ、そのクリーチャーの命を救う決定をしたのであれば、特殊な利益を得る。気絶状態に陥る代わりに、そのクリーチャーは1分間君に対する魅了状態に陥る。この間、魅了状態のクリーチャーは平和的で従順になり、君がそう命じない限り、移動することも、アクションやリアクションを取ることも拒否する。君は攻撃や、誰かにセーヴィング・スローを強いるような行動や、自分自身や他の者にダメージを与える行動を命じることはできない。この魅了の効果は君が無力状態に陥るか、君や君の仲間がそのクリーチャーを攻撃したり、その者にダメージを与えたり、あるいはセーヴィング・スローを強いたりすると終了する。この効果が終了するとき、そのクリーチャーがまだ0ヒット・ポイントであるなら気絶状態に陥る。

神性の利用

Channel Divinity
3レベル時にこの誓いを立てるとき、君は下記の2つの“神性の利用”の選択肢を獲得する。

平和の使者

Emissary of Peace
君は“神性の利用”を使って自らの存在感を信仰のパワーで強化することができる。ボーナス・アクションとして、君はそこから1分間の間に次に行なう【魅力】〈説得〉判定に+5のボーナスを得る。

暴力への戒告

Rebuke the Violent
君は暴力を用いる者を諌めるために“神性の利用”を用いることができる。君の10フィート以内にいる1体の敵が君以外の1体のクリーチャーに対して近接攻撃でダメージを与えたときのリアクションとして、君はその攻撃者に【判断力】セーヴィング・スローを強いる。セーヴに失敗すると、その攻撃者はその者が与えたのと同じだけの[光輝]ダメージを受ける。セーヴに成功すると、その半分のダメージを受ける。

守護者のオーラ

Aura of the Guardian
7レベル以降、君は自分自身の健康と引き換えに味方を害悪から守護することができる。君の10フィート以内にいる1人の味方がダメージを受けたときのリアクションとして、君は魔法的にそのダメージを身代わりすることができる。この特徴はダメージに附随するかもしれない他のいかなる効果も移し替えない。

守護精霊

Protective Spirit
15レベル以降、聖なる存在が戦闘における君の負傷を治療する。戦闘中の君のターンの終了時に、ヒット・ポイントが半分以下になっており、気絶状態ではないのであれば、君は1d6+パラディン・レベルの半分に等しいヒット・ポイントを回復する。

救いの使者

Emissary of Redemption
20レベル時、君は平和の化身と化し、2つの利益を与えられる:
  • 君は他のクリーチャーによって与えられる全てのダメージ(彼らの攻撃、呪文、その他の効果によるもの)に対する抵抗を得る。
  • クリーチャーが君にダメージを与えたときにはいつでも、その者は君に与えたダメージの半分に等しい量のダメージを受ける。
もし君がクリーチャーを攻撃したり、ダメージを与えたり、あるいはセーヴィング・スローを強いたりしたなら、君が大休憩を取り終えるまでそのクリーチャーに対してはどちらの利益も機能しなくなる。


最終更新:2017年05月14日 18:44