第6回(2017/8/27)

参加PC



ガントレット船長

Captain Gauntlet
クラーケン入江で一晩を過ごし、女海賊ハーリス・ジェイヴェル船長の報告書を発見したPCたちは洞窟を抜けだした。
そこにはサヴェッジ化した海賊が待ち構えていた。その人物は片目に眼帯をし、トライコーンを被っていた。その姿は、かつてハードバイの港でメナイ・バンテクに黒真珠を売り付けていたゴーントマンと名乗っていた人物に相違なかった。
彼はジェイヴェル船長の報告書にあるガントレット船長である。
サヴェッジ・ゴーントマンを倒した一行はサザリン市を目指す。
帰路の海ではサヴェッジ・シャークに襲われたが、それも倒す。


ワームフォール・フェスティヴァル

The Wormfall Festival
1年前、遠く離れたアルハスター市において大惨事をもたらした身の毛もよだつような戦いがあり、世界中にその致命的なさざ波が広がった。サザリン市さえも、その蟲の神の短期間の出現の影響を被り、新時代の幕開けを企んでいた、長き影の塔の怪物軍団の荒波にさらされた。近くのコールドロン市からやって来た強力な英雄たちの一団の介入によって、何とかサザリン市はその恐ろしい運命から免れることができたのである。それから1年が経過した現在、サザリン市はその暗黒の日の英雄を讃えるための熱狂的なパレードと祭りを催して、戦死者たちを思い出し、善が悪に勝利したことを喜んでいる。
市の高官たちによって設けられた祝日であるワームフォールは、年1回のイベントであり、訓練を積んだ曲芸師たちの一座、マーチングバンド(行進楽団)、アルハスターとコールドロンの英雄主従に扮して派手派手しい衣装に身を包んだ者たち(そして、それらに対するアンデッドとワームの敵を模した人形たち)、そして巨大な緑色のワームと覆いで包まれた頭蓋骨を模した浮きの付いた山車などが目白押しの巨大な祝祭である。屋根の上の空中では、木の枝と糸で骨組みを作った緑色のワームの凧が踊り狂っている。通りの上には緑色のランタンが燃やされ、下の敷石に病的で青白い光を投げかけており、動く影と輝く金の紙片の層をもたらすそれぞれが、ワームが滅びたとき、そしてアルハスターの英雄たちが邪悪な神を打ち倒したときの暖かい勝利の光を再現してこの町を包み込んでいる。
ようやく辿り着いた一行が入ったサザリン市はそういうお祭り騒ぎの真っ最中であった。
ヴァンデルボーレン邸へと急ぐPCたちであったが、そこでトラブルに巻き込まれる。
普段はサザリン市でもどちらかと言えば良識ある市民であるジランス・タートソという名前のノームが、三杯目の酒を飲んだとき、たちの悪い厄介者と化してしまった。ありがたいことに、ジランスにはカーゴルという名前のハーフオークの相棒がついている。カーゴルはジランスが目の前を通り過ぎる誰もかれもに拳骨で挑みかかったりしないよう全力をあげて彼を抑えているが、ときどきこの小ずるいノームは彼の手をすり抜けてしまうことがあった。そうした不運な一瞬がPCたちが人ごみを通り過ぎているときに起こった。ジランスはPCたちを「ぶつかる」ための標的とし、彼らに対して「無礼なチンピラの、でかぶつの田舎者」と言って非難してきた。わざとPCの1人に勢い良くぶつかって行った後、ジランスは憤慨して袖をたくし上げた。
その瞬間、ヨセタリの魔法が発された。死の光線がジランスを打ち、ジランスは絶命した。慌ててジランスを抑えにやってきたカーゴルは怒り狂い、PCたちに殴りかかってきた。このカーゴルにもヨセタリの死の光線が見舞われるが、最後はメロスが気絶させることができた。
そこに駆け付けた衛兵たちによってPCたちは逮捕される。
まるまる一日を監獄で過ごした後、ジランスを蘇生させるための費用と罰金を支払わされて解放された。

そこからは急いでヴァンデルボーレン邸に向かうべく、二手に分かれて泳ぐことができるメロスとレイノールは泳いで直線的に向かい、残りの3人(ドーラ、ヨセタリ、JM)は徒歩でヴァンデルボーレン邸を目指した。ドーラとJMは屋根の上を登って人ごみを避ける。
そこでまたもトラブルに巻き込まれる。
地上を行くメロスたちは祝祭が盛り上がる中を駆け抜けていく。紙の張子のワームに巻きつかれ、2つの燃えるランタンを目とした巨大な人型生物の人形を乗せた1台の山車が坂の上にあるのを見つける。突如、それは制御を失って、お祭り騒ぎしている人々でいっぱいの露天酒場へと転がり落ちてきた。
気付くことに遅れたJMとドーラは警告を発することがやっとであった。
山車は酒場につっこみ、ランタンの火が燃え移る。この火を消すためのバケツリレーをドーラの指導力で素早く作り出したことで、それほどの被害は出ずにすんだ。

一方、泳いでいった者たちが陸に上がると、そこには1ダースの子供たちに袋叩きにあっている老人がいた。これを助け出すと、彼は悪運と狂気と偶然の神ラリシャズの神官であった。嫌われ者のこの神の神官は、祭りの熱狂に浮かされた町の子供たちによるリンチを受けていたのだ。
助けてくれた例に「凶運のおまじない」を授けてもらった2人は再びヴァンデルボーレン邸を目指す。

ヴァンデルボーレン邸近くで合流した一行の前にさらなる試練が待ち受ける。
体にぴったりと合った官能的だが身の毛のよだつ、白い骸骨を描いたボディスーツを着た女性(ダイアモンドバック)とその部下の竹馬に乗ったピエロたち6人による襲撃である。
彼らは町中の大道芸人のふりをして近付いてきて、錬金術師の火を投げつけ、必殺の手刀を撃ち込んできた。
これを撃退すると警備兵たちがやってきてダイアモンドバックたちを逮捕した。


屋敷の中の蛙たち

Frogs In The House
ヴァンデルボーレン邸に辿り着いたPCたちは、まずは屋敷の門から呼び掛けたが、返事はない。そこで門を開けて中へ侵入する。
屋敷の玄関でブリーワグの襲撃を受ける。これを撃退するが、ここに辿り着くまでに満身創痍状態になっていた一行は屋敷の中の部屋のひとつに籠って休憩を取ることにした。
ドーラは単身で屋敷を捜索、別の部屋に潜んだ。
ドーラが隠れて見ている中、別のブリーワグがやってきてブリーワグの死体を発見、報告に3階へ向かった。しばらくしてハーフオークが下りてくる。その人物はヴァンサス・ヴァンデルボーレンが戻ってきたのだと勘違いして屋敷の捜索を開始した。
見つかる前にすばやく姿を現したドーラは話し合いをもとうとするが、ハーフオークにそのつもりはなく、ブリーワグの襲撃を受ける。ドーラはひとりで屋敷の外に逃げることになった。
侵入者がヴァンサスではなかったことと、町中に逃げ去ったことで他の侵入者のことについては気の回らなかったハーフオークとブリーワグはそのまま再び部屋にこもってヴァンサスを待つ体制を取った。

報酬と時間経過

経験点

1人あたり 862XP
加えてドーラとJM 50XP
加えてメロスとレイノール 60XP

金銭報酬

ダイアモンドバックの所持品
黒い骸骨のレオタード(衣装、扮装、5gp相当)
一対の翡翠の蛇のイヤリング(200gp相当)
合計= 205gp相当
1人あたり= 41gp

入手アイテム

なし

時間経過

クラーケン入り江からの帰り=3日
ヴァンデルボーレン邸で=半日(第7回の前半で残り半日を行い、合計1日)

名声

暁の評議会、ドーラに+1


最終更新:2017年10月01日 13:54