第13回(2018/3/25)

参加PC



サフアグンの襲撃

ヒュドラと遭遇したハヴキフ川から3日、サフアグンの襲撃を受けた。
何とか倒した。


レンクルー村

シー・ワイヴァーン号はレンクルー村に到着した。
アクシュサル諸島はアメディオ・ジャングルの南の海岸沿いにあり、いくつかの平和的なオーマン人部族が入植している。
この島々の最東端の入植地であるレンクルー村は最も大きなものである。
藁葺きの小屋と、島の住民を聖カスバートの教えに改宗させようという大志を抱いた野心的な宣教師によって何年かまえに建造された少数の木造建築物が集まっている。
その宣師彼はこの村の2つの建物の完成を見ると間もなく死んだ;これらの建物は、今ではそれぞれ首長の住居と公共の集会所となっている。
ここでラヴィニアは食料の調達と船の修理、そしてしばしの休憩を取ることにした。

NPCたち

アメラ・ヴェンカリー:
アメラはシー・ワイヴァーン号の上に留まることにした。

フェレス神父:
彼はここまでの恐るべき旅にすっかり怯え、ここでシー・ワイヴァーン号を下りることにした。

スカルド:
彼はひとりで島の奥地に出かけてしまった。
再出発する前には戻ってきて再び旅に同行することになった。

ウロール・フォロール:
ウロールはレンクルー村のことを全く気にもかけないが、この海岸の傍にある広大な潮だまりで発見される幅広い生態系にすっかり魅了されてしまった。
彼はこの潮だまりを調査することに時間を費やし、新しい発見をするたびにノートに書き込みをし、喜びの叫び声を上げていた。

リリス・ヴェルディローズ:
リリスはレンクルーの人々と共に時間を過ごすことを楽しみ、夜になるとすぐに地元民やドーラと即興の飲み比べ大会を開いて大酒飲みを始めた。

アヴナー・メラヴァンチ:
アヴナーは、始めこの風変りで美しい村に魅せられ、それからすぐに村の娘の1人に惹き付けられてしまった。
彼はその娘の父親である村の長から彼女を“買い取ろう”として、村長を怒らせてしまった。
村長はすっかり機嫌を損ね、ラヴィニアを含め、遠征隊とは取引をしないと言い出した。
PCたちが困っているその頃、アヴナーは村に対しても、その住民に対しても興味を失っており、下品な雰囲気でシー・ワイヴァーン号に戻ってしまっていた。
ドーラがディスガイズ・セルフを使ってアヴナーに変身して尊重に謝罪をし、ことなきを得た。

ラヴィニア・ヴァンデルボーレン:
ラヴィニアは“翡翠の鴉部隊”と共に村長に取引を高尚していた。
PCたちも同行。


ヴォーウン海

その後、レンクルー村から出発すると、いよいよ船旅は大陸をはずれ、ヴォーウン海の大海原へ出ることになった。

ワイヴァーン強襲

レンクルー村を出発してしばらくした頃、ワイヴァーン6頭の編隊がシー・ワイヴァーン号に向かってきた。
彼らはシー・ワイヴァーン号の船首像のワイヴァーンにちょっかいをかけ、しばらく船をもてあそんだ末にそれ以上は何もせずに去っていった。
ワイヴァーンが去ると共に空は掻き曇り、天気は荒れ模様になってきた。

ロータスの最期

その強風の中、突如何者かが物陰からレイノールに切りかかってきた。
振り向くとそこにはスカルドがいた。
なぜ彼が切りかかってきたか分からぬまま応戦。
ドーラとユリアも応戦にかけつける。
このおそるべき刺客を倒して縛り上げたのち、身体検査をすると、ディスガイズ・セルフをしていることが判明。
ディスペル・マジックで解除すると、その人物はロータス・ドラゴン団の長だったロウィン・ケラーニであった。
彼女を殺害して海に投げ捨てた。
(スカルドはスカルドでちゃんと残っている)

漂流者

海の中で漂流していたハーフオークを救助した。

真珠海流

この海域には隠れた脅威が潜んでいる――真珠海流である。
この流れの速い海流は南のヴォーウン海から北東方向、デンサック湾へと押し流し、準備の整っていない船は容易に航路を何百マイルも外れてしまう。
ラヴィニアの海図には真珠海流の存在が書き込まれているが、この海流の実際の形や幅は変化し得るため、いつどこでそれが始まり、終わるのかについての見通しは油断ならない。
ここを船長の技量で何とか乗り切る。

氷山

なぜかこの熱帯の海の中で巨大な氷山と遭遇した。
上空から調査すると、そこにはヤング・ルモアハズがいる。
また、巨人の衣類と棍棒も発見。
上陸は中止して無視することにした。

ルジャ島

大洋に出てから2週間近く過ぎた後、水平線の彼方に再び陸地がぬっと姿を見せる。
一瞬、乗組員たちは彼らが予定よりも早く“恐怖の島”に到着したのだと思ったものだが、実際には彼らは、危険な1,000フィートの高さの崖で囲まれ、もつれた分厚いジャングルを冠した無人島であるルジャ島を見ているに過ぎなかった。
長く、ルジャは何らかの恐ろしいモンスターの巣であるという噂が流れているが、ジャングルの茂る台地の上に到達することすら困難であり、島の内部はまだ誰も探検したことがないという。

この遠征隊はルジャ島に立ち寄る計画はなかったので、ここはスルーした。

ブロンズ・ドラゴン

ルジャ島を過ぎてしばらくすると、ブロンズ・ドラゴンのワームリングが飛んできた。
それは真珠や珊瑚と交換に修理資材を渡すように要求してきた。
良い取引に思えたので、交換した。


最初の嵐

ここまでの間、この遠征隊は幸運であった――天気は良好で嵐に会うこともなかった。
この幸運は彼らがヴォーウン海のこの海域に到達すると終わった。
夜遅く、風が怒りをはらんで吹きつけ始め、明け方になる頃には、船はすっかり嵐に巻き込まれていた。
シー・ワイヴァーン号の船長ユリアは必死の操船を行った。
嵐そのものは強風であったが、シー・ワイヴァーン号は十分に大きいので、嵐をうまく切り抜けることができた。

翌朝、空はまだ曇ったままであったが、風はやんで凪になった。
不幸なことに、この嵐はもう1つ別の影響をもたらした。
ブルー・ニクシー号がどこにも見当たらなくなっていたのである。
こうした場合に備えてあらかじめラヴィニアが定めていた方針では、もし互いの船がばらばらになったなら、たとえブルー・ニクシー号がこの嵐でどうなったか全く分からないとしても、そのままファーショアを目指し続け、そこで再集結するようにというものであった。
シー・ワイヴァーン号はそのまま南へ単独でファーショアを目指すことになった。


ジャーニーズ・エンド(旅の終わり)

ブルー・ニクシー号とはぐれてもシー・ワイヴァーン号は南を目指し続けた。
そして彼女の旅路は、ヴォーウン海で最も悪名高い危険の1つと交叉することになった――すなわち“旅の終わり”である。

船乗りたちがその名を口にするときには押し殺した口調で話をする恐るべき脅威――そのコレクションに加える新しい船を捜し続け、海をさまよい浮かぶ墓場――
それが“旅の終わり”である。
マザー・オヴ・オール(すべての母)のサルガッソ、これこそ“恐怖の島”へと向かうシー・ワイヴァーン号が遭遇する中で最大の危険であった。

シー・ワイヴァーン号は、ブルー・ニクシー号と離れ離れになってしまった第一の嵐の後、奇妙な海藻のベッドと遭遇する。船上の誰もこのサルガッソの到来には気づかなかった。
それは、一面曇った空を隠れ蓑として、夜中にこの船へと迫った。
翌朝、乗組員たちは動揺させられるような光景に気づかされたのである。

灰色の夜明けとともに、朝靄を通して断続的に光が海にさしこんできた。
何か水面下に奇妙なものがあるのが見えた。
それらはほとんど固体のように見え、あたかも海に奇妙な皮膜が張ったかのようであった。
風は死んだように凪ぎ、帆はだらりと垂れ下がり、遠のいた霧から漂う重い湿気が感じられた。
ついに霧が晴れ始め、姿を現したものは、穏やかに揺れる海の眺望ではなく、見渡す限りの海藻の緑色の平原であった。
その汚らしい緑は、あらゆる方向に向かって平らに広がる。
船尾方向には、おそらく半マイルも伸びており、その向こうには嘲笑うかのような海の水が大きく広がっていた。
それ以外のすべての方向には、地平線の彼方にまで海藻が広がっている。この中には、はるか昔に捕らわれた船が何ダースも見受けられ、サルガッソから奇妙な角度でその船体を突き出し、マストはゆがみ、帆はぼろぼろに引き裂けて垂れていた。
そうした船の中の1隻が左舷方向わずか600フィートほどの場所で捕まっており、それ以外の船よりも良好な状態を保っているように見えた。
しかしながらおそらく、最も狼狽させる出来事は、その視界にはいるものでも、日に焦がされた海藻の臭いでもない。その不自然なまでの静けさこそ恐ろしいものであり、シー・ワイヴァーン号を捕らえている分厚く密集した植物が、船体をひたひたと洗う水が起こす不思議と落ち着く音すらも消し去っていたのである。
これはまともな静けさではない、まるで墓場の静けさである。

サルガッソ

レイノールは彼らの現況についてこんな話を聞いたことがあった。
この海藻の塊はサルガッソ、しばしば嵐によって風や流れすら恐れて近づかない海の一箇所に集められた植物の塊である。この差し渡し1マイルもの塊ですら普通ではないが、この塊は地平線の彼方まで広がっている。
船乗りたちはこれを“旅の終わり”と呼んでおり、それの事を話すときには押し殺した声音で話をする――
嵐の後の霧の中から、生きた島が姿を現すという噂がある。
この生きた陸地は、この緑の抱擁の中で生きると噂される子供達の飢餓を燃料とする黒い魂を持つと言われている。
ウロール・フォロールはさらに追加の情報を知っていた。
“旅の終わり”は海の恐るべき脅威の中の1つで、壊れた船がその中に捕まっていると言われている。
その子供達は、水草そのものでできあがった恐ろしいクリーチャーであり、夜中に立ち上がり、彼らの緑の母が捕まえたあらゆるものを餌食にしてその飢えを癒していると言われている。

レイジ号

サルガッソを探索することにした。
船を下りると、このサルガッソはまるで地面のように降り立つことができた。
足を取られながら進み、最も近くにあった船を調べる。
それはレイジ号という名の船であった。

その難破船は海藻とつる草とでがんじがらめになっており、ほとんど、あたかも巨大な緑の爪が船をがっちりと掴みこんでいるようであった。
不安なまでにシー・ワイヴァーン号の運命を暗示するかのような、このカラベル船の多くの場所は、荒々しく繁茂した植物によって引き裂かれていた。

レイジ号の甲板の木材は腐っており、PCたちがこの難破船に乗船すると、足元でひどいぐちゃぐちゃ言う音を立てた。
船舶の船幅はつる草によって砕かれており、周囲の地面に引き倒されていた。
PCたちがレイジ号を探索すると、彼らはそこで戦いの跡があるのに気付いた――
飛び散った乾いた血液の痕、マストに突き立ったままの折れたレイピアの刃、死に物狂いで抵抗した痕跡などだ。

奥を調べると、航海日誌を発見した。
それが落下して水溜りに落ちたので取りにいくと、そこに潜んでいたアサシン・ヴァインに襲われた。
倒してから航海日誌を確認。
この航海日誌は、アンヘルムという名前の1人のモンクと、アメディオの南海岸沿いにアクシュサル諸島の原住民を訪れようとする彼の旅の記録であった。
この書類は、恐るべき嵐によってレイジ号が外海へと流されたことを物語っているが、PCたちにとって最も興味深いであろう箇所は、最後の数ページの書き込みであった。

アンヘルムの航海日誌

この不愉快な緑の土地はあちこち荒廃している。我々はこの草を刈ろうと試みたが何の役にも立たず、すぐに道具を投げ出し、この危難に我らは気力を失い絶望的となってきた。
昼になって、私は外を探検させるためにカルスとトウェイドとを送り出した。この場所がどれほどの広さであるのか? 乗組員たちはいらいらし始めている。
夕暮れとなった。水草を何とかしようという我々の試みは失敗に終わった。私は我々にできることを探ってみたが、ここには霧と水草しかない。カルスとトウェイドはいつ戻ってくるだろうか? 静けさに包まれているにも関わらず、夜は穏やかではない。何者かが私を見つめているような気がする。
その夜は、何者かに攻撃を受けた訳でもないが、騒音に悩まされた。兄弟たちのことが心配だ。夜中に叫び声が聞こえた――いったい誰の声だ? ここには何か生きている者がいるようだが、そいつらに何ができる? グラフ船長がこの暗い秘密を抱えたこの土地を征服するのだ――たぶん、カルスとトウェイドが戻ってくれば、何か役立つ情報を手に入れることができるだろう。
午後になった。私は兄弟たちを探すことに決め、ラニスとペイルを連れて出かけた。あいつらは素晴らしい兄弟だ。最善を尽くして私の役に立ってくれるだろう。きっと我々はこの土地の暗い秘密を暴き出すことだろう。
我々は東を目指し、我が兄弟にできうる限りのペースで前進した。何マイルも走破して夜になったが、ただただ緑が広がるばかりで何も見つからなかった。
夜、私は何か生き物の音を聞いた。視界の隅に何かが動いた。なぜ奴らは姿を現さないんだ? 私はただ一言の囁き声を聞いた、何度も何度も、「よそ者ども・・・」と。
午後。我々は相当に恐ろしい場所にやって来たようだ。本物の生命を嘲笑うかのような水草の森、骨組みをさらけ出した船の墓場。いったいどれだけの命がここで失われたのか? 手持ちの物資が乏しくなって来たので、朝までにレイジ号へと戻らなくてはならない。
夜明け、我々がレイジ号に戻るのは遅すぎた。乗組員たちはいなくなり、植物がますますしっかりとレイジ号の船体を捕らえてしまっていた。あいつらはいったいどこに行ったんだ?
今や昼間っからあの声が聞こえるようになってきた。奴らは外にいる。奴らは見張っている。奴らは私を仲間に引き入れたがっているようだが、そんなのは御免だ。
ラニスとペイルが死んだ。奴らは霧の中からやって来たが、前と一緒ではない。肉片の付いたぼろぼろの服が植物に引っかかっていたのを見て、奴らの事を知った。あの服の持ち主を殺したのが何者であれ、今では私は、奴らがこの土地の中心部に巣くう何ものかの子供たちだと分かった。あの中心部で奴らの母親を探さなければ。母親を破壊することこそ、その子供たちを破壊することにつながるのだから。もし私だけが・・・

最初の夜

サルガッソを探索していった。
あまり成果のないままに夜を迎える。
難破船の1隻に入って休もうとすると、サルガッソ中で何かの気配がし始めた。
夜になると霧が出て、サルガッソの子供たちがやって来たのだ――
ヴァイン・ホラーである。
この植物モンスターたちは漠然と人型をしており、サルガッソの犠牲者の肉体に取り付き、飢えたままによりいっそう群れる。
それらは漠然と生きている者たちの存在を感知し、そちらに向かってやってきたのだ。
難破船の船殻にあいたいくつもの穴から次から次へと侵入してくるヴァイン・ホラーたちを撃退しながら夜あけを迎えた。
これらの怪物どもは攻撃するときに囁き、PCたちに呼びかけてきた。
それはただ1つの言葉を繰り返し言うだけである:「よそ者ども・・・」と

2日目

翌日、前夜の疲れを癒すために朝から大休憩を取る。
昼下がりから捜索再開。
あまり成果が上がらなかった。

第二夜

船はあぶないと考え、ウォーター・ブリージングと水泳移動速度を使って海の中で夜をやり過ごした。

3日目

ウォーター・ブリージングと水泳移動速度を使ってサルガッソの下をくぐってシー・ワイヴァーン号まで戻る。
潜っていく途中、水中に下側に大きく盛り上がっている箇所を発見。
そこがマザーのいる場所だろうとアタリをつける。
シー・ワイヴァーン号もこの2夜の間襲撃を受け、乗組員が数人死亡していた。

3夜目

シー・ワイヴァーン号で敵の襲撃を防ぎつつ夜あけまで戦う。

4日目

さきにあたりをつけていた箇所に水中から攻撃に向かう。
そこにマザー・オヴ・オールがいた。
伝説アクションを駆使する恐るべき敵であったが、これを何とか倒す。
0ヒット・ポイントにまで減少したとき、マザーは崩壊して死亡した――
腐ってよじれた植物の塊と化し、大声で叫び、最後には倒れて静かになった。
しばらくすると、サルガッソ自体が弱くなり、まだ生きている無数のヴァイン・ホラーたちがマザーの死を感知する。
彼女なしでは形を維持できず、彼らはすみやかにばらばらに崩れてヘドロと化す。
その数ラウンド後、サルガッソは振動を起こし、中心部から解体し始める。
崩壊の最初はこの大穴そのものから始まり、その崩壊は2分ほど、毎ラウンド5フィートの割合で海水が満ちてくる。
地面は急速に下降し、1時間以内にはこの地全体の結合力が失われる。

シー・ワイヴァーン号を除き、このぬかるんだサルガッソに残されているすべての船は、押し流される塊とともに沈んでいった。
1時間ほどしたとき、PCたちが不在の間アメラによって率いられていたシー・ワイヴァーン号が、水平線の彼方から出現し、もがいている船主たちを拾ってくれた。
PCたちが安全な船上に戻ったとき、“旅の終わり”は跡形もなく消え去ってしまった。
ようやく、この遠征隊は自由となり、旅の最後の段階へと進む。


第二の嵐

シー・ワイヴァーン号が生きたサルガッソの魔手から脱出して5日経ったとき、彼女はこれまでで最大の嵐に遭遇する。

日の出とともに、その日はずっと一面雲で覆われどんより気味の悪い天気である。
そのとき、ドーラは右舷船首方向の何かに気付く:陸地だ。
荒れ放題で、ジャングルに覆われた“恐怖の島”の山頂が水平線の彼方にぼんやりと現れたのである。
陸地の姿は乗組員、乗客の喝采を招き、海図と照らし合わせて位置が確認される。
シー・ワイヴァーン号はほぼ彼女の目的地に到着したのである。
残された作業は東海岸を何とかしてファーショアへ辿り着くことだけである。

ああしかし何という事か、朝が昼に変わるにつれ、明らかにこの船の前に何か悪い運命が待ち受けているようになってくる。
その後間もなくして雨が降り始め、午後2:00になると第二の嵐がその完全な力を現し始める。
今度のものは最初のものよりも数段強力なものである――台風とまではいかないが、それに匹敵するほどである。
船長のユリアは横揺れや波の打ち寄せを回避するために死に物狂いとなる。
何人もの乗組員が船外に投げだされて海の藻屑となる。
一度はドーラも投げ出されるが、必死に泳いで戻ってきた。
そして、日が沈んだとき、とてつもない大揺れが船を直撃し、周囲に木材が砕け散る音が響き渡る。
船は唐突に止まり、乗船している者は全員倒れた。
船は“恐怖の島”北東25マイルにあるマッシャー暗礁に座礁したのである。
波が船に向かって砕け散り、今や船は左舷に危険なまでに傾いているが、船が座礁している限りすぐに沈没することはない。

不幸なことに、マッシャー暗礁の名前の由来となっているクリーチャーであるマッシャーは、彼らの縄張りに侵入した者たちに対して親切ではなかった。
船が暗礁に乗り上げた数ラウンド後、マッシャーと呼ばれる巨大なウナギのような魚が水面から出現した。
マッシャーを倒すためにPCたちは戦った。
マッシャーを倒した後、船長は作業員に命じて暗礁を脱することを試みる。
暗礁から船を脱出させることになんとか成功するが、さらに横揺れや打ち寄せる大波に翻弄される。
その後、嵐はいくぶん和らぐが、ダメージは大きく受けてしまっていた。
暗礁との衝突によって船には何箇所かの穴が開いてしまっており、彼女を浮かせ続けるためには、全乗組員が全力で浸水してくる水をかき出さなければならないほどだった。
夜が深まるにつれて、シー・ワイヴァーン号は実に悲惨な状態となっていった。


冒険の結末

マッシャー暗礁の脅威を脱した後、障害を負ったシー・ワイヴァーン号は弱々しく波に流される。
この船ではファーショアまで辿り着けないことはPCたちには明らかに分かる。
どこかの海岸に辿り着く事ができたら幸運というものだろう。
最も近い陸地は25マイルほどの距離で手招きしており、分厚いジャングルの壁の脇に狭く細長い砂浜があり、安全に上陸する場所を提供している。

夜中の間ずっと嵐が続く。横揺れと波の打ち寄せを回避するため必死の操船を試みる。
やがて風が和らぐが、ぼろぼろになった船がいつ沈んでもおかしくないほどには強さを維持する。
嵐と潮流とによって、ひどく傾いたシー・ワイヴァーン号は“恐怖の島”の北海岸へと流される。
激しく降る雨の向こう、ドーラたちの前に原始的な大きな島がぬっと姿を現し、稲妻の閃光によって周期的に照らし出される。
突然、船が再び激しく揺れ、全員が甲板に投げ出される。
シー・ワイヴァーン号が異様なほど片側に傾き、最後にもう一度激しく揺れ、横滑りする。冷たく暗い海がドーラ、レイノール、ユリアたちの目の前に現れ、波と破滅の激しい轟きが襲い、すべてが暗転する・・・



報酬と時間経過

経験点

■モンスター分
1人あたり5,433XP
■恐怖の島到達達成分
1人あたり3,000XP
この3,000XPは今回参加していなくても、この船旅[第9回~第13回]に参加したすべてのPCに付与されます。

金銭報酬


入手アイテム

  • +1スタデッド・レザー・アーマー(ロウィン・ケラーニから入手)


特別報酬


時間経過

ハヴキフ川~恐怖の島までで全部で34日

名声

暁の評議会

レンクルー村での交渉がうまくいったことで名声+1

探求者団

ジャーニーズ・エンドの真相を報告することで名声+1


最終更新:2018年08月08日 16:17