アクセスフラグ : 書バ強VH-
D7 | D6 | D5 | D4 | D3 | D2 | D1 | D0 |
x | x | x | x | D | C | B | A |
モザイクフィルターは、画面を 縦X, 横X のサイズの正方形で分割する。 正方形内の一番左上のピクセルで正方形が塗りつぶされる。 この正方形の一番上のラインを "開始ライン" とすると、 フレーム描画中にこのレジスタを設定する時、 "開始ライン" は、描画中のスキャンラインを指す。 フレーム描画中でない場合、"開始ライン" はフレームの 一番上のラインを指す。 例えば、偶数のラインが全て赤で、奇数のラインが全て青の場合、 フレーム処理中に xxxx = 1 を指定すると、 現在のスキャンラインの位置によって、画面が赤で塗りつぶされるか、 もしくは青で塗りつぶされることになる。
このレジスタに、同じ値を書き込んでも "開始ライン" はリセットされない。
モザイクはスクロール処理後、クリッピング・ウインドウ・ カラーウインドウ・計算の前に適用される。 縦X、 横X のブロックの1部分をクリッピングすることができ、 モザイクのかかっていないBGのように、計算を入れることもできる。 しかし、スクロール処理は1部分だけに入れるようなことはできない。
モード 5/6 はハーフサイズのピクセルを2倍に拡大しなければならない。 xxxx=0 を指定した時にも画面の変更が行われ、 偶数列のハーフサイズピクセル (通常サブスクリーンにある) は、 奇数列のハーフサイズピクセルを隠してしまう。 インターレスモードの時、同じことが垂直方向にも起こる。
モード 7 の場合には、モード 7 の変形処理が 縦X横X のブロックに 何も変化を与えないことから、BG1 のモザイク処理は通常通り行われる。 BG2 の場合、このレジスタのビット A は垂直モザイクを、 ビット B は水平モザイクを表す。 これにより、縦1横X, 縦X横1, 縦X横X ブロックを使うように設定が拡張される。 BG1 はビットAによりXサイズのブロックで表示され、 BG2 の高優先度に設定されているピクセルは 横1縦X に拡張されて BG1 の前に表示されるので、面白い画面処理を行うことができる。