テンミリオン

テンミリオン

【てんみりおん】

ジャンル シミュレーションRPG
対応機種 Android2.0
配信元 アプリ★ゲットDX
スパイシーソフト 株式会社
配信日 2010年
最終更新日 2012年1月25日
価格 無料
判定 クソゲー
劣化ゲー
ポイント タッチパネル仕事しろ


概要

『テンミリオン』。シフトアップネットがリリースしたブラウザ用名作SRPGである。
基礎がしっかり出来ている手堅い内容や個性的なキャラクターもさることながら、インターネットが発達を遂げている真っ只中の2002年という時代に誕生した事もあり、当時の小中学生のあいだでかなりの人気を誇った。
そして『テンミリオン』は後に多くの続編などが登場しシリーズ化もなされ、そのため『ポン太の冒険』と並ぶシフトアップネットの顔となった。

そして月日は流れ、そんな『テンミリオン』のスマホ移植である本作が登場。
シフトアップネットと関係の深かったアプリ★ゲット*1直々のスマホ向け移植とあって、多くのテンミリファンは期待した。
だが、そのあまりにひどい移植から期待した多くのテンミリファンを失望させた。


問題点

  • まず始めに、タッチパネルの反応が激烈に悪すぎる。
    • 本作はキャラクターをタッチして攻撃などの指示を出すSRPGなのだが、タッチの反応があまりに悪すぎるためなかなかキャラクターを思うように動かせない。
      • そのため、ただ操作するだけでかなりストレスが溜まり、最初の戦闘が一通り終わっただけで疲れてしまうことうけあいである。
  • バグも完備。フリーズや強制終了が起きるだけならまだしも、一部の端末ではフリーズしたあと端末そのものが再起動するという報告もある。
  • 本作はシフトアップネットのライセンスを取得しているはずなのに、なぜかBGMも削除されている。
    • シフトアップネットはゲーム内で使われる音楽の大半をリットーミュージックに外注している。そのため権利問題のせいで削除されたと思われがちだが、同じリットーミュージック外注の『億万長者クエスト』や『よろずやRPG』などはAndroid移植版でもしっかりとBGMが全曲再生されるため、権利面の関係で削除されたという理由は考えにくい。
      • 理由は不明だが、本家本元のシフトアップネットがこれらの作品で出来てアプリ★ゲットが本作で出来ないのはファンからすれば納得がいかないだろう。

評価点

  • キャラクター性を重視したガラケー版『テンミリオン』をベースとしている唯一の移植であること。
    • ガラケー版『テンミリオン』はブラウザ版とは違い続編『テンミリRPG』の設定が一部逆輸入されている。その関係で、ガラケー版『テンミリオン』はキャラクター間の会話や掛け合いという形で明確な設定・個性的な特徴を前面に押し出した作風となっており、そのためテンミリファンの中には「ブラウザ版よりガラケー版が好き」という者もいる。
      • しかし肝心のガラケー版は配信停止となっておりプレイ困難であるため、操作性が悪い点に目を瞑れば本作のおかげでガラケー版の雰囲気を手軽に楽しめるようになった。

総評

本作は複数のレビューサイトで軒並み低く評価されてしまい、結果としてシフトアップネット作品唯一の失敗作としてその名を残すこととなってしまった。


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最終更新:2023年04月24日 06:11

*1 かつてアプリ★ゲットはシフトアップネットのライセンスを正式に取得して『ねおきでクエスト』や『モンスターメイト』などのガラケー移植版を多数リリースしていた。シフトアップネットとアプリ★ゲットの関係を本家Wikiである「ゲームカタログ@Wiki」の読者に向けて例えるならば、PCエンジン版『サイドアーム』や『ストライダー飛竜』におけるカプコンとNECアベニューのような関係、といえば分かりやすいかもしれない。