平林(T22)

部品構造


  • 大部品: 平林(T22) RD:144 評価値:12
    • 大部品: 蒼梧藩国人 RD:11 評価値:6
      • 部品: 人種的傾向
      • 部品: 容貌と体格
      • 部品: 足りないところは知恵と技術で
      • 部品: 個人よりも組織で勝つ
      • 部品: 向上心もほどほどに
      • 部品: 伝統主義と新しい物好き
      • 部品: 文化的多様性
      • 部品: 神々に近き民
      • 部品: 子供への視線
      • 部品: 王権の重視
      • 部品: 帝國藩屏の誇り
    • 大部品: 藩王の心得 RD:15 評価値:6
      • 大部品: 藩王共通大部品 RD:10 評価値:5
        • 部品: 流用実績「藩王共通大部品」
        • 部品: 着用制限
        • 大部品: 藩王の基礎能力 RD:4 評価値:3
          • 部品: 権利と義務
          • 部品: 白兵指揮能力
          • 部品: 政治指導能力
          • 部品: 藩国のために働く義務
        • 大部品: 藩王としての特別な所有物 RD:4 評価値:3
          • 部品: 王剣
          • 部品: 王服
          • 部品: 玉座
          • 部品: 流用実績「藩王としての特別な所有物」
      • 大部品: 帝國藩王共通大部品 RD:5 評価値:4
        • 部品: 帝國藩王共通大部品の着用制限
        • 部品: 皇帝陛下への忠節
        • 部品: 帝國の友誼
        • 部品: 帝國華族の心
        • 部品: 流用実績「帝國藩王共通大部品」
    • 大部品: 平林藩王の来歴 RD:13 評価値:6
      • 部品: 平林に生まれる
      • 部品: 歴史学者の子
      • 部品: 青年期の勉学
      • 部品: 放浪時代
      • 部品: 職を転々とする
      • 部品: 藩王就任と失政
      • 部品: 内戦勃発と苦闘
      • 部品: アラタとポー教授への感謝
      • 部品: 義勇兵と帝国の友誼
      • 部品: 久保雄一郎への感謝
      • 部品: 民間を知る
      • 部品: 内戦復興の苦難
      • 部品: 未来へのまなざし
    • 大部品: 知識・技能 RD:43 評価値:9
      • 大部品: 政治能力 RD:7 評価値:5
        • 部品: 歴史に学ぶ
        • 部品: 人材を探す
        • 部品: 決断力
        • 部品: 交渉力
        • 部品: 情報収集能力
        • 部品: 分析・判断能力
        • 部品: 褒めるときは褒める
      • 大部品: 人文知 RD:3 評価値:3
        • 部品: 歴史知識
        • 部品: 古典知識
        • 部品: 文化知識
      • 大部品: 生活・サバイバルの知識と能力 RD:8 評価値:5
        • 部品: 普段の暮らしと旅
        • 部品: 野宿のたしなみ
        • 部品: 野草の見分け方
        • 部品: 動物の知識
        • 部品: 釣りの技術
        • 部品: 総ごはんコック
        • 部品: 体力と気力
        • 部品: 休むときは休む
      • 大部品: 蛇神への感謝 RD:4 評価値:3
        • 部品: 蛇神の加護
        • 部品: 蛇神さまへの信仰心
        • 部品: 蛇神さまのアドバイス経験
        • 部品: 願主の心
      • 大部品: その他の技能 RD:3 評価値:3
        • 部品: スク水鑑定士
        • 部品: バナナプレイの知識
        • 部品: ハガキ職人
      • 大部品: 護身の心得 RD:7 評価値:5
        • 部品: 空気を感じる能力
        • 部品: 急所をかばう能力
        • 部品: 素早い逃げ足
        • 部品: 身を隠す能力
        • 部品: 追跡を振り切る能力
        • 部品: 銃器等の取り扱い
        • 部品: いざという時の格闘術
      • 大部品: 運転技能 RD:11 評価値:6
        • 部品: 運転技能とは
        • 部品: 習得にあたる期間
        • 部品: 免許制度について
        • 大部品: 習得にあたり必要なもの RD:6 評価値:4
          • 部品: 視覚・聴覚
          • 部品: 四肢
          • 部品: 判断力
          • 部品: 基礎知識
          • 部品: 正確性と余裕
          • 部品: とっさの対応
        • 大部品: 応用力 RD:2 評価値:2
          • 部品: 経験として身体で覚えた後に
          • 部品: 人に教えられる様に
    • 大部品: 職業 RD:32 評価値:8
      • 大部品: 歴史学者 RD:11 評価値:6
        • 部品: 概要
        • 部品: 歴史学者の経済的地位
        • 部品: 歴史学者の訓練
        • 大部品: 歴史学者の職能 RD:5 評価値:4
          • 部品: 史料読解能力
          • 部品: 史料批判能力
          • 部品: 論文執筆能力
          • 部品: 後進の育成能力
          • 部品: 語り得ぬものに黙する能力
        • 大部品: 社会的役割 RD:3 評価値:3
          • 部品: 歴史像の提示
          • 部品: 研究成果の還元
          • 部品: 文明の検証者
      • 大部品: 商業作家 RD:8 評価値:5
        • 部品: 概要
        • 大部品: 職能 RD:5 評価値:4
          • 部品: 発想力
          • 部品: 構成力
          • 部品: コミュニケーション能力
          • 部品: 資料収集能力
          • 部品: 折れない心
        • 大部品: 必要環境 RD:2 評価値:2
          • 部品: 執筆環境
          • 部品: 生活環境
      • 大部品: 政治家 RD:13 評価値:6
        • 部品: 概要(政治家)
        • 部品: 取得条件(政治家)
        • 大部品: 資質(政治家) RD:7 評価値:5
          • 部品: カリスマ性
          • 部品: 弁舌力
          • 部品: 財力(政治家)
          • 部品: 使命感(政治家)
          • 部品: 本気の嘘
          • 部品: 礼儀作法(政治家)
          • 部品: 折衝力(政治家)
        • 部品: コネクション
        • 部品: 情報収集力
        • 部品: 知名度の高さ(政治家)
        • 大部品: 政治家の流用実績 RD:1 評価値:1
          • 部品: 政治家の流用者名簿
    • 大部品: 持ち物 RD:30 評価値:8
      • 大部品: SOS-001"トビウオ" RD:17 評価値:7
        • 大部品: SOL-001"ガクヒ" RD:10 評価値:5
          • 大部品: 本体 RD:7 評価値:5
            • 部品: 概要
            • 部品: 開発の難航
            • 部品: ビギナの技術者
            • 部品: 安全性の改善
            • 部品: 基本原理
            • 部品: 使用方法
            • 部品: 免許制度
          • 大部品: 燃料繊維 RD:3 評価値:3
            • 部品: 燃料繊維とは
            • 部品: 特性
            • 部品: 取り扱い方法
        • 部品: 開発経緯
        • 部品: 大型化
        • 部品: 武装
        • 部品: 人員
        • 部品: 隠密性
        • 部品: 生態認証
        • 部品: ラゲッジスペース
      • 大部品: 政治関連所有物 RD:2 評価値:2
        • 部品: 久保ノート
        • 部品: 和錆ノート
      • 大部品: 普段の装い RD:11 評価値:6
        • 部品: 黒縁メガネ
        • 部品: 中華風の服
        • 部品: 歩きやすい靴
        • 部品: 大きな鞄
        • 部品: くたびれた書物
        • 部品: 折りたためる釣り竿
        • 部品: 普通のリール
        • 部品: ありふれた手ぬぐい
        • 部品: 無骨な水筒
        • 部品: 十徳ナイフ
        • 部品: ボロボロの財布



部品定義


部品: 人種的傾向

蒼梧藩国人の多くは、人種系統的には東国人系で、黒い髪と黄色がかった肌をもつものが多い。ただし、日常的に潮風を浴びるものの髪は茶色がかるし、厳しい日差しのもとで働くものは肌が焼けている。もちろん、ファッションとして髪色を明るくしたり、肌を日差しで焼くものもいる。また、他人種との混血や帰化した国民の場合、外見的に東国人的特徴を持たないこともある。

部品: 容貌と体格

顔の彫りは浅いものが多く、体格についても平均的に大柄とは言えない。この人種的特徴が、知恵と技術の重視という形で蒼梧藩国人の性質に作用した面もある。

部品: 足りないところは知恵と技術で

体格にすぐれず、魔法ともあまり親しまなかったが、足りないものは知恵と技術で補おうという発想が生まれた。その向上心による行きすぎた技術開発に気をつける必要はあるが、産業育成などではプラスに作用することも多い。

部品: 個人よりも組織で勝つ

軍や会社おいては、強力なリーダーシップを発揮したり抜け駆けをするよりも、人海戦術や組織力で解決しようとする傾向が強く、能力を認められて騎士に任じられたものも、組織力を活かす形で職務に取り組む傾向が認められる。


部品: 向上心もほどほどに

足りないものを何とかして補おう、進歩するために努力しようという向上心は、外来技術の導入などで藩国の発展に寄与する一方、いきすぎて産業構造がブラック化する、エリートが先鋭化するなどの弊害ももたらすことがある。蒼梧藩国には適度な寛容さが必要であるとよく言われるが、寛容になれるよう頑張らないと……と向上心を発揮してしまうのが困りものである。

部品: 伝統主義と新しい物好き

古代からの影響を文化・制度面では色濃く残し、歴史を尊ぶ一方で、好奇心が強くエアバイクなどの新しい技術にも目がないという傾向を持っている。一見矛盾とも見えるが、新しいものもほどなく歴史の一部になり、伝統に組み込まれていく。これを貪欲と表現することもできるだろう。また、とりとめなくさまざまなものを取り入れてしまうと、独自性が希薄になってしまう。これを無意識に食い止めるために、伝統主義的な面が残り、せめぎあっているのだとも考えられている。


部品: 文化的多様性

多様な気候を持つため、藩国の各地域の文化はそれぞれ地方色を帯びたものとなっている。文化的に圧倒的優位に立つ地域がないため、各地方の文化に寛容な風土が育まれ、それは他国からの技術移入への積極性、移民の帰化への寛容性にもつながっていると考えられている。

部品: 神々に近き民

文化的多様性は宗教的多様性ともつながる。蒼梧藩国人は神々を身近に感じているが、自分の神と他地域の神が同じく信仰するものにとって大切であるという理解のもと、多数の神格を尊重している。他国の神がいつのまにか信仰を集めることもある。技術の発達以前からいた神々をよきものとして重んじるため、技術水準が上昇しても信仰が薄れない理由のひとつとなっている。

部品: 子供への視線

かつて人口減で苦しんだ記憶を持つ蒼梧藩国だが、近年では若年層の人口が増加傾向にある。そのこと自体は喜ばしいと受け止められているが、次世代を担う子供たちを育成するための社会的インフラが充分でないことは問題であると認識されており、政府レベルでも民間レベルでも対策が必要となっている。増えゆく人口を目にし、彼らが大人になった時のことを想像するという形で、改めて自国を客観視し、国づくりについて考えてゆく段階に入ったと言える。

部品: 王権の重視

蒼梧藩国人は王権について東国人的な考え方を持っており、選挙を好まず、それよりも上意下達をよしとする。いいときもわるい時も藩王はいたし、まあそういうもんだろうというくらいのいい加減なものだとも言われるが、かっこよく言うと「伝統主義の一側面」となる。

部品: 帝國藩屏の誇り

帝國諸藩の例に漏れず、蒼梧藩国でも皇帝陛下の人気は高い。また国民は、帝國臣民としてのアイデンティティを併せ持ち、自国が帝國藩屏であることに誇りを持つ傾向がある。これは皇帝陛下のもと、帝國友邦と協調一致して行動する際に利益をもたらすだろう。

部品: 流用実績「藩王共通大部品」

大部品「藩王共通大部品」は、以下のPCアイドレスに流用されています。
akiharu国:涼原秋春
神聖巫連盟:藻女
世界忍者国:結城由羅
満天星国:都築つらね
暁の円卓藩国:白石裕(T20版)
鍋の国:矢上ミサ
よんた藩国:よんた


部品: 着用制限

この大部品には着用制限があり、にゃんにゃん共和国およびわんわん帝国にて藩王の資格を有するものしか着ることができない。

部品: 権利と義務

藩王は藩国にかんするすべての権利を持つと同時に、すべての責任も負うものである。王犬(王猫)とともに藩国を象徴する存在であり、その生死は藩国の命運を左右する。

部品: 白兵指揮能力

藩王は白兵戦においてすぐれた指揮能力を有する。また、藩国軍の最高指揮官であり、藩王の命は、下部に属するすべての指揮官・兵士の命に優越する。

部品: 政治指導能力

藩王は藩国内において、最高の政治指導権を有する。その権利は摂政・執政以下すべての内政官に優越し、強力な指導を行うことが可能である。

部品: 藩国のために働く義務

藩国に対し最高の権利を保持する藩王は、藩国のために尽くす義務がある。また、藩王の指導がよろしきを得なかった場合に惹起した事態に対し、藩王は無限の責任を持つ。

部品: 王剣

藩王のみが持つことを許される剣。形状は藩国によってさまざまだが、藩王の正統性を示すものであることは変わらない。

部品: 王服

藩王のみが身にまとう服。藩国の文化によって形状は異なるものの、藩王のみが身にまとうことを許される点では同じである。

部品: 玉座

いわゆる「藩王の席」という言葉の具現化である。藩国の文化によって形状は異なれど、いずれの場合も摂政すら座ることを許されぬ藩王のための特別な座である。

部品: 流用実績「藩王としての特別な所有物」

大部品「藩王としての特別な所有物」は以下のPCアイドレスに流用されています。
無名騎士藩国:GENZ(T20)

部品: 帝國藩王共通大部品の着用制限

この大部品は着用制限があり、わんわん帝国の藩王のみが着用可能である。にゃんにゃん共和国藩王の着用も不可である。

部品: 皇帝陛下への忠節

わんわん帝國の藩王たるものは、わんわん帝國臣民の代表として、皇帝陛下に対して限りない忠節を尽くす義務があるものとする。

部品: 帝國の友誼

わんわん帝國に属する藩国は、皆同じく皇帝への忠節をもつ兄弟である。よって帝國諸藩王は、互いに友誼の心を持つものである。

部品: 帝國華族の心

わんわん帝國の藩王は、帝國華族として気高き心を持つ。危機にあたってはヒロイックにふるまい、また華族の責務として弱き者を助けるものである。

部品: 流用実績「帝國藩王共通大部品」

大部品「帝國藩王共通大部品」は以下のPCアイドレスに流用されています。
満天星国:都築つらね
よんた藩国:よんた(PCファンタジー)


部品: 平林に生まれる

藩王平林の姓「平林」は街の名に由来する。現在は水底に沈んだ首都・天啓府郊外にあり、後に区として併合された街・平林の生まれであり、のちにその街の名を姓とした。生まれた場所、そして国への愛着を自然な感情として持っている。

部品: 歴史学者の子

歴史学者の父を持ち、幼い頃から本に囲まれて育った。一方で屋外で遊ぶことも好きで、動植物を愛した母親によってそれらの知識も授けられた。

部品: 青年期の勉学

長じてからは学問の門を叩き、歴史学と文化人類学を学んだ。旺盛な好奇心で抜群の吸収力を示すとともに、学んだことの体系化と現実における活用方法も模索した。

部品: 放浪時代

学問を修めたのち、各地を放浪して民の暮らしを実地に見聞した。のちに趣味となる料理や釣りは、この時代に旅先で身につけた技術である。

部品: 職を転々とする

天啓府に戻ったあとは、飲食店や書店、あるいは民間の私塾など幾つかの職を転々とした。転職を繰り返す中で人脈を形成し、藩王就任のきっかけとなった。

部品: 藩王就任と失政

人脈形成と学識、放浪経験、民間経験が買われ、推されて藩王に就任することとなった。しかし、政治に関する経験がなく、善意が失政を招く結果となった。苦い経験だが、反省として心に刻まれた。

部品: 内戦勃発と苦闘

失政を原因に内戦が勃発したが、摂政以下の支持と、民を思う心を支えに、反乱軍である上帝派と苦闘を繰り広げることになる。長く辛い戦いだが、諦めぬ心を育んだ。

部品: アラタとポー教授への感謝

内戦が勃発し、戦力に勝る上帝派の優勢が続くなか、アラタが戦闘で、ポー教授が内政で藩王を助けた。この二人に対する感謝には並々ならぬものがある。

部品: 義勇兵と帝国の友誼

また、藩王の劣勢を聞き、帝国諸国から義勇兵が詰めかけた。帝国諸藩王も援軍を編成し、派遣した。これらの援助に対しても深い感謝がある。

部品: 久保雄一郎への感謝

民の実態と彼らの声を聞くことの重要さ、そしてよき民を褒めることの大切さを教えてくれたのは久保雄一郎氏であった。彼が去ったのちも、感謝の心を忘れることはない。

部品: 民間を知る

かつては民のことがまるで見えていなかった。しかし、久保氏からの助言や、セタ・たかこ夫妻らとの交流を通じ、徐々に民間の実情を知る手段を学んでいった。

部品: 内戦復興の苦難

内戦終結後の戦後処理、そして汚染との戦いと首都再移転のための土木事業など、復興事業もまた苦難の連続であった。

部品: 未来へのまなざし

藩王就任後は苦難の連続であった。しかし、その中で喜ぶべきこととも出会った。故にその心は折れず、民を愛し、国を愛する心にいささかも曇りはない。

部品: 歴史に学ぶ

人間は同じような営みをくりかえし、同じような過ちをくりかえす。それは自らの過去の失政も同じである。そこから学ぶことでよりよい明日は生まれる。

部品: 人材を探す

野に遺賢あり。人材は探しに行かねば見つからない。普段から誰彼なく人材を求めていることを公言し、これはと思う人がいれば時間を作って会いに行く必要がある。

部品: 決断力

検討を繰り返しても、決めなければ物事は前に進まない。また、早く進めれば、失敗しても軌道修正が可能かもしれない。決断力は大切だ。

部品: 交渉力

要求は端的に、交渉は粘り強く、そして物事には落としどころというものがある。核心的利益を守れれば、時には大きく譲ってもよい。交渉の要諦である。

部品: 情報収集能力

常に情報を広く集めることが基本である。ただし、誰も知らない情報は裏の取りようがない。周知の公開情報も以外と役に立つ。

部品: 分析・判断能力

集まった情報を分析し、目的に沿って検討したのち判断を下す。ここまでやって初めて、情報を活用したことになるだろう。

部品: 褒めるときは褒める

物事に失敗はつきものである。本人が反省しているならいちいち叱っていてもしかたがない。逆に、褒めるときは大々的に。それがモチベーションを高め、よい結果の連鎖に繋がる。

部品: 歴史知識

多くの歴史書を読み込み、故事や伝承を学んだことにより、自国の歴史にとどまらず、他国の歴史についても該博な知識を持っている。

部品: 古典知識

古典と呼ばれる思想書、文学書などを読み込んだことで得た教養。学識ある人々と共通の土台で会話することもできる。

部品: 文化知識

文化人類学によって得た知識。気候や風土、辿った歴史によって、各地で異なる文化が形成されていったことを認識している。また、各地の文化・風土を尊重して相手と話すことができる。

部品: 普段の暮らしと旅

人生は旅に喩えられるが、やはり定住と移動はことなる営みでもある。旅には旅の振る舞いがあり、一度家に帰れば元の日常が待っている。切り替えてそれぞれの場面にあった振る舞いが必要になる。

部品: 野宿のたしなみ

放浪時代に身につけた知識。どのような場所で休むのが安全なのか、また野宿に必要な物品が何であるかを知っている。

部品: 野草の見分け方

集落から離れた場所を旅するためには、食糧確保が課題となる。簡単に採取でき、味よく食べられる野草を見分けられるかは重要だ。

部品: 動物の知識

動物の習性を知っていれば、放浪や野宿の際に野生動物の難を避けることもできるし、家畜やペットと安全に楽しく触れ合うことも可能である。

部品: 釣りの技術

釣りはもっとも原始的だが奥が深い営みのひとつである。魚の習性を知り、気候から水中の状況を見通し、運試しと知恵比べを行う。勝利を収めれば糧を得ることができる。

部品: 総ごはんコック

手にした食材は、美味しく頂いて身体の一部とせねばならない。同じ食材でも、季節や鮮度によって最適な調理法は異なる。さまざまな調理法を知っていれば、無駄なく美味しくいただけるのだ。また、過分な食材を手に入れた場合は、保存処理が必要となる。魚や獣肉であれば干物、野草であれば塩漬けにすることで飛躍的に消費期限を延ばすことができる。

部品: 体力と気力

放浪生活や職を転々とする中で、知識以外にも身についたものがある。足腰を鍛えることで強く体力が増し、さまざまな経験を積むことで心が強くなった。体力と気力は大事なところであと一歩の踏ん張りを生む。

部品: 休むときは休む

とはいえ頑張ってばかりではいつかパンクしてしまうから、休むときは徹底的に休むのも大事である、数日間の休みで体力と気力を充実させれば、また頑張れる。

部品: 蛇神の加護

日々蛇神さまへの感謝を忘れない者は、時にその加護を受けることができる。蛇神さまの近くにいるときだけでなく、その影響下にある社などにいるときにも若干の加護が受けられる。

部品: 蛇神さまへの信仰心

盆踊り事件の解決、うらがえり事件の解決など蛇神さまには幾度も救われた。参拝や境内の清掃など、自らにできる形で蛇神さまを信仰している。

部品: 蛇神さまのアドバイス経験

蛇神さまより直接アドバイスを受けたことがある。その経験により、蛇神さまを一層身近に、そして大切に思っている。

部品: 願主の心

蛇神大神宮の願主は、正確には国民たちであるとも言えるが、形式的には藩王が願主とみなされることもある。信仰心も厚く、僧兵、僧侶たちの代表・相談役として行動することもある。なお、まだ修行が足りないので魔法などは使えない。

部品: スク水鑑定士

スク水(スクール水着)は学校指定水着としてよく用いられる衣類(着用する布でできたもの)で、紺色であることが多い。少女がまとうべきものであり、また決して飲み物ではない。ARN75Wが平林藩王の好みである。鑑定士(自称)として、危険な水着を判別することができる。

部品: バナナプレイの知識

蒼梧藩国の夜の街で人気のバナナプレイのお店に関する知識。藩王として知っておかねばならないので知っているだけで、詩歌藩国の鈴藤氏のように個人的に大好きというわけではない……と本人は語る。

部品: ハガキ職人

蛇神さまと蓮花がパーソナリティーを務めるラジオ番組のファンで、頻繁にハガキを送っている。採用されるための小技を多数習得し、常連としてリスナーたちに「アイツは何者なんだ」と思われている。

部品: 空気を感じる能力

内戦やテロなど、幾多の危険をかいくぐってきた結果として獲得された能力。危険が潜んでいる時に、それとなく感じ取り、意識的無意識的にそれを避けることができる。

部品: 急所をかばう能力

空気を感じることで一瞬でも早く動くことができれば、危険を回避できる可能性は飛躍的に高まる。最悪の場合でも、急所となる場所を守るように動くことはできる。

部品: 素早い逃げ足

いざとなれば逃げることも大切である。普段から歩くことで鍛え上げた脚力で、素早く敵から遠ざかることができれば、少なくとも決定的敗北ではない。

部品: 身を隠す能力

野山を放浪中に野生動物と行き会った経験により磨かれた能力。敵から巧みに身を隠し、やり過ごすことができる。

部品: 追跡を振り切る能力

こちらも野生生物との関わりの中で磨かれた能力。追跡者が迷うようにわざと所有物を落とせば、少なくとも迷いが生じる。逃げ足と相乗効果で振り切ることができるのだ。

部品: 銃器等の取り扱い

歩兵銃や剣など、基本的な武器の取り扱いについては一通りの知識を持っている。これは自分が使うことよりも、敵を知り、攻撃を避ける、或いは別の対処を行うための技能である。

部品: いざという時の格闘術

あまり気はすすまないが、いざとなったら組み討ちもやむなしである。忍者や僧兵から学んだ体術でその場を切り抜ける。一旦投げ飛ばして逃げるのももちろんありである。

部品: 運転技能とは

機器の操作を行う為に努力して得るものという意味合いが強い。全てに置いて反応・対応が求められる。一部が行う応用は基礎があってのものである。

部品: 習得にあたる期間

機器の製造者の指定期間無いし関係する法令で定義された期間は間違いなく遵守される。一般的に免許の習得期間が目安とされる。一朝一夕で出来るものは無いが、教育制度により短縮されるものもある。連続での講習は危険がつきものなので適度な休憩時間・期間が必ず設けられる。


部品: 免許制度について

国の管轄機関無いし警察に各種申請書類を提出し、取得条件を満たしたもので試験に合格した者が交付される。違反行為や公共・個人・組織・企業に対し害を及ぼす行為のある際ははく奪・失効を行える。

部品: 視覚・聴覚

周囲の確認において音と視野から得られる情報はとても情報を得る手段として必然。行動の予測の一助ともなりえる。機器のサポートによる補助も認可されている。

部品: 四肢

動かすに辺り不自由の無いものが求められる。押す、引く、握る、回す、踏む、返す等の基礎的な動きは必然。義手・義足に関しては一定の基準を満たせば類するものとして許可されている。

部品: 判断力

通常や応用又は緊急の際に全てを司る対応力として最重要視される。それは自らが置かれている場所を客観的に見る能力とも言える。

部品: 基礎知識

扱う機器の役割、名称、マニュアル等を理解しなければならない。誤った理解は事故の元として戒められている。

部品: 正確性と余裕

動作の正確さは勿論の事、焦らない、心を平静に保つことは安全確保と周囲への配慮を確実に行う為に必要です。とっさの判断が必要な時以外は全てに共通するものとされる。

部品: とっさの対応

自らのミスや外的なもの、様々な要因が考えられるが、それらに対しては反射として応じなければならない。ケースの想定と事例の確認、仮の体験を経る事により、その能力を磨く。

部品: 経験として身体で覚えた後に

繰り返し行う事により得たものは自分を裏切らない。その後に自らの中で試してみたい事は多々出てくる。安全に配慮した上で行うことによりそれは個人の能力としてまた一段上のものとなる。

部品: 人に教えられる様に

自分が組み立てたものを人に教える事が出来れば、全体の能力の向上や本人の更なる技術の向上に繋がる。手間を惜しまず、継承まで行ければ間違いなくその能力は一線級である。

部品: 概要

あらゆるモノ、コト、そしてヒトに歴史はある。それを究(きわ)めるのが歴史学者の仕事である。広義の歴史学は他分野の成果を活用して学際的研究を行うが、狭義の歴史学ではもっぱら文字史料を用いて研究を行う。

部品: 歴史学者の経済的地位

歴史学はその重要度に比して経済活動が難しい分野である。大学等の研究機関に職を得ることができるものは一部で、多くは兼業で野に在る。また、ライターやテレビコメンテーターに転身するものもいる。彼らは引き続き歴史学者を名乗ることもあるが、その活動は歴史学者の要件を満たさないことがほとんどで、学界では認められていない。

部品: 歴史学者の訓練

歴史学者として認められるための客観的基準に、査読論文の発表数や学位等があるが、あくまでも基準のひとつに過ぎない。とはいえ、数本の査読論文や博士の学位を得るためには最低でも10年近い訓練期間が必要となる。

部品: 史料読解能力

歴史学の史料となるのは文献である。さまざまな時代の、あらゆる文字史料が文献として利用される。公文書や編纂史料だけでなく、私信や屋根裏の落書きも立派な史料である。まずはこれらに何が書かれているかを読解する能力が必要となる。


部品: 史料批判能力

史料を読解したあとは、その史料の価値を判断しなければならない。一次史料(同時代の生の資料)なのか二次史料(編纂史料)なのかを確かめ、資料の正確性などについて別資料を参照しつつ、特に後者に関しては厳しく位置づけを行う。

部品: 論文執筆能力

史料を読解し、史料批判を行ったあとは、史料をもとに立論し、それを論文として提出する必要がある。以下にすぐれた見解・議論であっても、発表できなければ存在しないのと同じである。学術論文の執筆は、歴史学者が定期的に行うべきつとめのひとつである、公刊された論文は、ほかの歴史学者たちによって検証され、時には論文の応酬を経て議論がなされていく。

部品: 後進の育成能力

当然のことながら歴史学にも歴史があり、その能力や学問的資産は先達から後進に受け継がれていく。大学等に職を得たものでなくとも、学会等の活動を通じて後進を指導、育成していくことが求められる。人間が存在する限り歴史の観測は可能であり、歴史学は継承されねばならないからである。

部品: 語り得ぬものに黙する能力

歴史学の及ぶ範囲は、文字史料のカバーする部分となる。口承や考古遺物については、歴史学の領分ではない。考古学者など他分野の研究者と連携し、証拠を積み重ねることは学問的に重要ではあるが、歴史学者として専門外の事柄については無責任な発言を決して行わない。

部品: 歴史像の提示

歴史は単純なものではない。とはいえ、「この時代はこういった時代であった」という大枠を提示することで、一般の人々の歴史理解の入り口とすることができる。これは、メディアや一般書籍等を通じて行われることが多い。

部品: 研究成果の還元

講演や一般書、メディアへの出演等を通じて、研究成果を広く一般に還元する。歴史学者の本業ではないが、社会と学問を繋ぐ重要な営為である。

部品: 文明の検証者

歴史学の成果により、これまでに多くの国や文明が滅んできたことが明らかになっている。人類の歴史は失敗の歴史でもある。歴史学者の研究は、なぜ失敗が起きたのかを検証することでもある。これから先、文明の曲がり角が訪れた際、文明の検証者としての歴史学者が過去の例を提示することで、社会の役に立ちうる可能性はある。しかし、社会がそのように歴史から学ぶことはあまり多くなく、概して人間は失敗を繰り返す。

部品: 概要

虚構の物語である小説を書き、それらを発表することで経済的対価を得るのが商業作家である。単に作家と呼ばれることもある。稼ぎはピンキリで、兼業作家も多い。

部品: 発想力

小説の着想を得たり、展開を考えるときに最も大切なものは発想力である。多くの場合、天性の勘ということはなく、訓練によって磨かれたものである。

部品: 構成力

着想を小説として破綻なくまとめ上げるためには、構成力が必要である。これも天賦の才に限定されたものではなく訓練で磨くことのできる能力である。

部品: コミュニケーション能力

商業作家は一般的なイメージと異なり、コミュニケーション能力を必要とする職業である。コミュニケーション能力に不足があると出版社や読者とトラブルになりやすい。

部品: 資料収集能力

商業作家は想像だけで小説を書けるわけではないし、発想力の裏には膨大な知識がある。資料収集や取材があって、はじめてアウトプットが可能になるのである。

部品: 折れない心

刊行された作品が売れないことや、批判にさらされることは日常茶飯事である。それで折れていては始まらない。さあ、次の作品で借りを返そう!

部品: 執筆環境

自室、喫茶店、温泉旅館……商業作家にはそれぞれに向いた執筆環境がある。執筆に使う道具も、原稿用紙に万年筆の人もいれば、音声入力という場合もある。要は、合った環境を構築できればいいのだ。

部品: 生活環境

商業作家の中には、執筆に没頭するあまり私生活を積極的になげうつ者がいる。よい作品が書けたとしても、それでは長続きしない。編集者の力なども借りて、生活環境を整える必要がある。

部品: 概要(政治家)

政治家とは、職業として政治に関わっている人のことをいう。自らが所属する国家や組織、団体のために、所属機構を代表して行動する。


部品: 取得条件(政治家)

政治家は名乗るだけならばほぼ誰にでもできる。しかし、政治家として「所属組織の目的を達するため、所属組織を代表して行動する」ためには、まず組織への所属を行うこと、組織の代表として選出されることが必要となる。
そのためには所属しようとする組織の性質や規模にもよるが、一定以上の教養や財力、人脈が求められる。
政治家としてのスタート地点に立つためにも「政治」が必要なのはなんとも皮肉な話だ。

部品: カリスマ性

人を惹きつける魅力。「この人のためなら苦労もいとわない」と周囲の人々に思わせる人間性。口調や態度、外見など、話している内容とは関係なく先天的に得られる種類と、プレゼンテーション力や発声方法など、年単位での必死の努力の末に身につけられる種類がある。

部品: 弁舌力

自分の言説の正当性を主張する能力。高い弁舌力を持つ者の中には、隙の無い原稿と想定問答集を用意し理路整然と最初から最後まで駆け抜けるタイプと、時折アドリブに任せながらも、必要なポイントは完全に抑えて場を制するタイプの2種類が存在する。
両者の良し悪しは比較できないが、自分が血反吐を吐くのが前者。周囲が胃を痛めるのが後者である。

部品: 財力(政治家)

主に所属組織の利益につながる行動をとるのが政治家である。国のため、都市のため、組織のため、お題目は様々だが、どんな時にも必要になるのが活動資金である。
政治家の中には本業で稼いだ資金を元手に政治の世界に乗り出した者も少なくない。資金が多ければ養える人材の数も増え、より組織は強化される。
だからといって、後ろ暗い方法で資金を入手するのは政治生命を縮めるどころか普通にお縄になるのでやってはいけない。

部品: 使命感(政治家)

政治家は自らが所属する組織に利益をもたらすために行動する。行動しなければならない。国益を考えずに自らの懐を肥やすことだけを追い求める者はもはや政治家とは呼ばない。政治屋である。
皆を代表して行動するという使命感・責任感を、政治家は忘れてはならない。政治家の行動の裏には数多くの人々の明日への希望が詰まっているのだ。

部品: 本気の嘘

政治家が必ず備えている素養・・・であれば完璧なのだが、そうもいかないのが人間である。少なくとも、少しつつかれただけでボロが出るような嘘や隠蔽工作は行わない。もしも必要に応じて嘘をつくのならば、その嘘を嘘と気づかれてはいけない。墓場まで抱えていくか、嘘を本当にするために死ぬ気で働くのが政治家のつく嘘である。

部品: 礼儀作法(政治家)

テーブルマナーなどに限らず、その国その国、地域ごとの慣習や作法に精通している政治家は信頼を得やすい。真剣に自分たちのことを考えてきてくれたと思ってもらえるからだ。完璧にこなすのが一番だが、多少拙くとも真面目にやっていることを伝えられればまずは上出来だ。

部品: 折衝力(政治家)

どの組織も、それぞれの主義主張・権益を抱えて調整の場に臨んでいる。それぞれの組織が一応の納得をしつつ、中でも自分の組織が望む結果を得られるように場をコントロールし結末へと導く力、折衝力のある政治家はどの組織でも重宝される。

部品: コネクション

政治家はその仕事を通して、所属組織内外に多くのコネクションを構築する。コネクションの多さは切れる手札の枚数にも等しい。強い手札をどれだけ集められるかが、政治家としてのポテンシャルの高さである。

部品: 情報収集力

培ったコネクションや自らが所属する組織の力を用いて、政治家は情報収集に余念がない。世の流れを掴む力は政治力の源泉となる。必要な時に必要なところへ必要な情報を集められる者が、政治の裏舞台で今日も活躍している。

部品: 知名度の高さ(政治家)

政治家は文字通り組織の「顔」である。内政をするにも、対外的な交渉をするにも、「顔」を見せるか否かで効果は大きく異なる。おらが村にも有名人が来てくれた、というのは部外者が思っている以上に大切なことなのだ。そのため政治家には、品行方正さが常に求められる。汚れた顔でお客様に会うのは失礼にあたる、ということだろう。

部品: 政治家の流用者名簿

使用された大部品名@作成者の所属国名を記載する。キャラクター:比野青狸(PC)の手元に流用者を記録して保存してあるわけではない。
  • 涼原秋春(T20)@akiharu国
  • 黒野無明@無名騎士藩国
  • ダガーマン(T20Ver)@FEG
  • 竜宮・司・ヒメリアス・ドラグゥーン@詩歌藩国
  • 444@akiharu国
  • 紅葉国の神室(T20)@紅葉国
  • 白石裕(T20版)@暁の円卓
  • 戸田【T20】@蒼梧藩国
  • アキラ・フィーリ・シグレ艦氏族@FVB
  • セタ・ロスティフンケ・フシミ@T20@星鋼京
  • 世界貴族(T21)@結城由羅@世界忍者国
  • マユミ・紅葉・深浦(T21版) @紅葉ルウシィ@紅葉国





部品: 概要

反重力で浮遊、噴射装置で推進する空飛ぶ自動二輪車。とはいっても空を飛ぶのに必要ないタイヤを外されているため、外観的にはハンドルのついた空飛ぶ鉄塊と形容した方が正確。蒼梧藩国内での気軽な私的移動手段である。現在では法整備・環境整備などがなされているため、比較的安価で事故の少ない乗り物として国民に人気となっている。当初の名称はエアバイク蒼梧だったが、その後、名称ルールが設定され、SOL-001"ガクヒ"に名前が変わった。とはいえ、人々の多くが今でもエアバイク蒼梧の名で親しんでいる。

部品: 開発の難航

かつて平林藩王が湯城を視察した際、若者たちが輸入品のエアバイクに乗っているのを見て、この技術を自国内にも導入し、産業に出来ないかと考えたのがはじまり。その後、通呉でせこいあ率いる研究・開発チームが設立され、原理解明のため研究がなされたが難航していた。

部品: ビギナの技術者

その頃、共和国では戦争が起こり、ビギナ国民が難民化していた。蒼梧藩国ではかつて羅幻王国より贈られたおんぼろ輸送船を派遣し、数は少ないながらもビギナ国民の収容に成功した(輸送船はこれを最後に退役し、伏見藩国より新たな船が導入された)。この際保護された難民は身元調査の上受け入れられたが、その中に数十人の技術者が含まれていた。彼らがエアバイクの技術をわが国に伝えた。

部品: 安全性の改善

蒼梧藩国は技術の異常進化を起こした過去があるため、エアバイクは蒼梧藩国向けに、更に安全性を高める改良が施された。なお、反重力装置に関しては知的財産権の保護のため、この研究チーム(ビギナの技術者含む)によって特許が取得されている。

部品: 基本原理

元のエアバイクのものとほとんど同じ、ニュートン式反重力エンジンを使用している。仕組みとしては、重量に比例する引力を増すために、発生源となる物質を圧縮して小さくして使用している。重力発生源となる物質には、燃料精製時に生成されるものが使用される。再現過程において人体・環境への影響、暴走の危険性などがないよう最大限留意されている。

部品: 使用方法

平らな地面に置いた状態でエンジンを始動させ、充分な反重力が発生して地面から浮き上がって安定するのを待つ。その後、座席に乗ってハンドルを掴み、右のスイッチで噴射して前方へ加速、左のスイッチで逆噴射して減速/ブレーキ、ハンドル操作と体重移動で上下左右方向への移動の操作をする。降りる際には高度を地面まで落とし停止するまで減速した後で、エンジンを切り、地面に着くまでまってからしまう。これらの操作が安全に行えるよう教習所で充分に教わる。

部品: 免許制度

エアバイクを使用するために必要な資格。これを取得するには蒼梧藩国で指定する教習所にて教えを受け、試験に合格して、国から正式に交付される必要がある。これを取得せずにエアバイクを使用した場合、違法な運転などを行った場合は法に基づいて罰金、懲役などがかされ、教習所に行くことが義務付けられる。なおこの教習所は開発にも携わったせこいあ監督の元、平林藩王の認可を得てつくられているものであり、その運用資金はエアバイク蒼梧の利益の一部で賄っている。現在教習所はエアバイク普及のため受講料が無料となっている。

部品: 燃料繊維とは

蒼梧藩国内で活発な繊維技術が発展して生み出された燃料。まだ研究中の部分もあるため、用途は乗り物の燃料に限定されている。扱いには藩王の認可が必要となる。

部品: 特性

人体・環境への影響がないこと、運用上の危険性が少ないことを第一に開発されている。高効率で便利な燃料ではあるが、蒼梧藩国内でしか精製出来ないのが難点

部品: 取り扱い方法

特別製のタンクに入れて、自動車やエアバイクの燃料として使用する。その補給には藩王の認可によって設置されている燃料繊維補給所を用いる。なおここで提供される燃料繊維の価格はTODA率いる政府のチームが監査を行い適正になるよう調整されている。

部品: 開発経緯

蒼梧藩国には造船設備が無い為、輸入に頼っているのが現状である。海洋で運用可能で、かつ自国で生産可能な装備としてエアバイクの水上型が選定された。その際、今後のことを考え独自製造物にはナンバリングがなされ、陸のものであるエアバイク蒼梧をSOL-001"ガクヒ"、海のものであるこのトビウオをSOS-001"トビウオ"と呼称することとし、以後の命名ルールが決められた。

部品: 大型化

航続距離と、海上での安定性向上の為、全幅・全長が約1mほど大型化したが、代わりに武装の追加や、人員が1名から2名に増える等ペイロードも増加した。

部品: 武装

安定性向上のために拡張した両側面に、対艦魚雷各1基、チャフ・榴弾を発射可能なグレネードランチャーを各1基搭載。後部にスモークディスチャージャーを1基搭載。またサーマルセンサー、レーダー、ソナー等の各種センサー類が搭載されている。

部品: 人員

操縦および火器管制はドライバーのみでも可能だが、後部座席でも火器管制が可能で、これにより操縦・火器管制ともに精度が向上する。

部品: 隠密性

対レーダー用にステルス性の高い形状のカウルを搭載。ソナー対策として、推進器を静粛性の高いロケットに変更。目視でも発見されにくいように、青系の水上迷彩を施されている。

部品: 生態認証

ピケのものを流用した網膜による認証、声紋による認証、指紋による認証など、多重に認証をかけつつ、パスコードなどを含めないことによって起動にかかる時間を短縮するよう工夫されている。

部品: ラゲッジスペース

歩兵装備やサバイバルキット、メディカルキットなど、その時に必要なものを積み込めるように充分な大きさが確保されている。

部品: 久保ノート

久保雄一郎氏が残してくれたノート。褒めるべきよきことをした国民たちについて記されている。大切に保管・活用するとともに、続きを綴っている。

部品: 和錆ノート

猫野和錆氏から送られたノート。和錆氏が蒼梧藩国内をエクスカリバー氏と共に見回り、その際に見聞した民の困っていることなどが記されている。折に触れて参照し、政務に活用される。

部品: 黒縁メガネ

青年期からずっとふつうの黒縁メガネをかけている。特にこだわりがあるわけではなく、似合うと言われることが多いためである。衝撃を受けると割れたり歪んだりするし、汗をかくとずり落ちる。いまかけているのはちょっと歪んでいる。

部品: 中華風の服

蒼梧藩国でよく見られる、中華風の襟の高い服。元々は緯度の高い地域で生まれた形式とも言われている。平林藩王は国のシンボルカラーである蒼色のものを好んで着用している。ソデが少しすり切れているけど気にしない気にしない。

部品: 歩きやすい靴

藩王となってからもあちこちに出かけることが多く、徒歩での移動であることも多い。そのため、常に歩きやすい靴を履いている。自分で中敷きを入れている。   


部品: 大きな鞄

どこに行くにも、常に大きな鞄を持ち歩いている。放浪時代からの癖で、普段は必要のないものも詰め込まれているが、もしもの時には役に立つ。また、重いものを持ち歩くのは鍛錬にもなる。

部品: くたびれた書物

常に書物を持ち歩き、空き時間ができると読んでいる。中には何度も読み返した古典もあるが、読む度に違う顔を見せるのが書物の本質でもある。

部品: 折りたためる釣り竿

釣り竿といっても色々あるが、持ち運びに簡便で使い勝手がいいのは折りたためる方式のコンパクトロッドである。釣り具として一般的なもので、さほど高くもない。ただし耐久性には難点があり、大物狙いには向かない。いま使っているのは3代目で、目印にシールが貼ってある。

部品: 普通のリール

リールの性能で釣果はかなり変わるといわれるが、平林藩王はあまりこだわりなく、やや安めの価格帯に属するものを愛用している。道具よりも潮目を読む方が重要だという考えである。青色の糸で、自分のものだと分かるようにしてある。

部品: ありふれた手ぬぐい

原始的な布きれだが、これ一枚あるのとないのとでは大違いである。なにせ、汗を拭いてもいいし、首に巻いてもいいし、頭にかぶってもいい。怪我をしたときにも出番があるので、毎日きれいなものに取り替えておこう。

部品: 無骨な水筒

軍隊の放出品の金属製水筒。見た目は無骨だが、大容量で一日分の飲み物が入れられる。水やお茶はもちろん、おかゆや雑炊を入れてもいいし、朝熱湯と生卵を入れておくと、昼に温泉たまごが食べられる。ずっと使っているのでちょっと凹んでいる。

部品: 十徳ナイフ

サバイバルキットの定番でもある十徳ナイフ。武器としては頼りないが、サバイバルのための道具としては役に立つ。出張先ので急な野宿の際にも大活躍だ。いつもポケットにしまっている。

部品: ボロボロの財布

機能的に問題なければ見た目はどうでもいい……という理由で、一行に新調されない財布。中味も未だに頼りないが、民や国庫が潤えば、自分はまあいいやという構えである。



提出書式


 大部品: 平林(T22) RD:144 評価値:12
 -大部品: 蒼梧藩国人 RD:11 評価値:6
 --部品: 人種的傾向
 --部品: 容貌と体格
 --部品: 足りないところは知恵と技術で
 --部品: 個人よりも組織で勝つ
 --部品: 向上心もほどほどに
 --部品: 伝統主義と新しい物好き
 --部品: 文化的多様性
 --部品: 神々に近き民
 --部品: 子供への視線
 --部品: 王権の重視
 --部品: 帝國藩屏の誇り
 -大部品: 藩王の心得 RD:15 評価値:6
 --大部品: 藩王共通大部品 RD:10 評価値:5
 ---部品: 流用実績「藩王共通大部品」
 ---部品: 着用制限
 ---大部品: 藩王の基礎能力 RD:4 評価値:3
 ----部品: 権利と義務
 ----部品: 白兵指揮能力
 ----部品: 政治指導能力
 ----部品: 藩国のために働く義務
 ---大部品: 藩王としての特別な所有物 RD:4 評価値:3
 ----部品: 王剣
 ----部品: 王服
 ----部品: 玉座
 ----部品: 流用実績「藩王としての特別な所有物」
 --大部品: 帝國藩王共通大部品 RD:5 評価値:4
 ---部品: 帝國藩王共通大部品の着用制限
 ---部品: 皇帝陛下への忠節
 ---部品: 帝國の友誼
 ---部品: 帝國華族の心
 ---部品: 流用実績「帝國藩王共通大部品」
 -大部品: 平林藩王の来歴 RD:13 評価値:6
 --部品: 平林に生まれる
 --部品: 歴史学者の子
 --部品: 青年期の勉学
 --部品: 放浪時代
 --部品: 職を転々とする
 --部品: 藩王就任と失政
 --部品: 内戦勃発と苦闘
 --部品: アラタとポー教授への感謝
 --部品: 義勇兵と帝国の友誼
 --部品: 久保雄一郎への感謝
 --部品: 民間を知る
 --部品: 内戦復興の苦難
 --部品: 未来へのまなざし
 -大部品: 知識・技能 RD:43 評価値:9
 --大部品: 政治能力 RD:7 評価値:5
 ---部品: 歴史に学ぶ
 ---部品: 人材を探す
 ---部品: 決断力
 ---部品: 交渉力
 ---部品: 情報収集能力
 ---部品: 分析・判断能力
 ---部品: 褒めるときは褒める
 --大部品: 人文知 RD:3 評価値:3
 ---部品: 歴史知識
 ---部品: 古典知識
 ---部品: 文化知識
 --大部品: 生活・サバイバルの知識と能力 RD:8 評価値:5
 ---部品: 普段の暮らしと旅
 ---部品: 野宿のたしなみ
 ---部品: 野草の見分け方
 ---部品: 動物の知識
 ---部品: 釣りの技術
 ---部品: 総ごはんコック
 ---部品: 体力と気力
 ---部品: 休むときは休む
 --大部品: 蛇神への感謝 RD:4 評価値:3
 ---部品: 蛇神の加護
 ---部品: 蛇神さまへの信仰心
 ---部品: 蛇神さまのアドバイス経験
 ---部品: 願主の心
 --大部品: その他の技能 RD:3 評価値:3
 ---部品: スク水鑑定士
 ---部品: バナナプレイの知識
 ---部品: ハガキ職人
 --大部品: 護身の心得 RD:7 評価値:5
 ---部品: 空気を感じる能力
 ---部品: 急所をかばう能力
 ---部品: 素早い逃げ足
 ---部品: 身を隠す能力
 ---部品: 追跡を振り切る能力
 ---部品: 銃器等の取り扱い
 ---部品: いざという時の格闘術
 --大部品: 運転技能 RD:11 評価値:6
 ---部品:  運転技能とは
 ---部品: 習得にあたる期間
 ---部品: 免許制度について
 ---大部品: 習得にあたり必要なもの RD:6 評価値:4
 ----部品: 視覚・聴覚
 ----部品: 四肢
 ----部品: 判断力
 ----部品: 基礎知識 
 ----部品: 正確性と余裕
 ----部品: とっさの対応
 ---大部品: 応用力 RD:2 評価値:2
 ----部品: 経験として身体で覚えた後に 
 ----部品: 人に教えられる様に
 -大部品: 職業 RD:32 評価値:8
 --大部品: 歴史学者 RD:11 評価値:6
 ---部品: 概要
 ---部品: 歴史学者の経済的地位
 ---部品: 歴史学者の訓練
 ---大部品: 歴史学者の職能 RD:5 評価値:4
 ----部品: 史料読解能力
 ----部品: 史料批判能力
 ----部品: 論文執筆能力
 ----部品: 後進の育成能力
 ----部品: 語り得ぬものに黙する能力
 ---大部品: 社会的役割 RD:3 評価値:3
 ----部品: 歴史像の提示
 ----部品: 研究成果の還元
 ----部品: 文明の検証者
 --大部品: 商業作家 RD:8 評価値:5
 ---部品: 概要
 ---大部品: 職能 RD:5 評価値:4
 ----部品: 発想力
 ----部品: 構成力
 ----部品: コミュニケーション能力
 ----部品: 資料収集能力
 ----部品: 折れない心
 ---大部品: 必要環境 RD:2 評価値:2
 ----部品: 執筆環境
 ----部品: 生活環境
 --大部品: 政治家 RD:13 評価値:6
 ---部品: 概要(政治家)
 ---部品: 取得条件(政治家)
 ---大部品: 資質(政治家) RD:7 評価値:5
 ----部品: カリスマ性
 ----部品: 弁舌力
 ----部品: 財力(政治家)
 ----部品: 使命感(政治家)
 ----部品: 本気の嘘
 ----部品: 礼儀作法(政治家)
 ----部品: 折衝力(政治家)
 ---部品: コネクション
 ---部品: 情報収集力
 ---部品: 知名度の高さ(政治家)
 ---大部品: 政治家の流用実績 RD:1 評価値:1
 ----部品: 政治家の流用者名簿
 -大部品: 持ち物 RD:30 評価値:8
 --大部品: SOS-001"トビウオ" RD:17 評価値:7
 ---大部品: SOL-001"ガクヒ" RD:10 評価値:5
 ----大部品: 本体 RD:7 評価値:5
 -----部品: 概要
 -----部品: 開発の難航
 -----部品: ビギナの技術者
 -----部品: 安全性の改善
 -----部品: 基本原理
 -----部品: 使用方法
 -----部品: 免許制度
 ----大部品: 燃料繊維 RD:3 評価値:3
 -----部品: 燃料繊維とは
 -----部品: 特性
 -----部品: 取り扱い方法
 ---部品: 開発経緯
 ---部品: 大型化
 ---部品: 武装
 ---部品: 人員
 ---部品: 隠密性
 ---部品: 生態認証
 ---部品: ラゲッジスペース
 --大部品: 政治関連所有物 RD:2 評価値:2
 ---部品: 久保ノート
 ---部品: 和錆ノート
 --大部品: 普段の装い RD:11 評価値:6
 ---部品: 黒縁メガネ
 ---部品: 中華風の服
 ---部品: 歩きやすい靴
 ---部品: 大きな鞄
 ---部品: くたびれた書物
 ---部品: 折りたためる釣り竿
 ---部品: 普通のリール
 ---部品: ありふれた手ぬぐい
 ---部品: 無骨な水筒
 ---部品: 十徳ナイフ
 ---部品: ボロボロの財布
 
 
 部品: 人種的傾向
 蒼梧藩国人の多くは、人種系統的には東国人系で、黒い髪と黄色がかった肌をもつものが多い。ただし、日常的に潮風を浴びるものの髪は茶色がかるし、厳しい日差しのもとで働くものは肌が焼けている。もちろん、ファッションとして髪色を明るくしたり、肌を日差しで焼くものもいる。また、他人種との混血や帰化した国民の場合、外見的に東国人的特徴を持たないこともある。
 
 部品: 容貌と体格
 顔の彫りは浅いものが多く、体格についても平均的に大柄とは言えない。この人種的特徴が、知恵と技術の重視という形で蒼梧藩国人の性質に作用した面もある。
 
 部品: 足りないところは知恵と技術で
 体格にすぐれず、魔法ともあまり親しまなかったが、足りないものは知恵と技術で補おうという発想が生まれた。その向上心による行きすぎた技術開発に気をつける必要はあるが、産業育成などではプラスに作用することも多い。
 
 部品: 個人よりも組織で勝つ
 軍や会社おいては、強力なリーダーシップを発揮したり抜け駆けをするよりも、人海戦術や組織力で解決しようとする傾向が強く、能力を認められて騎士に任じられたものも、組織力を活かす形で職務に取り組む傾向が認められる。
 
 
 部品: 向上心もほどほどに
 足りないものを何とかして補おう、進歩するために努力しようという向上心は、外来技術の導入などで藩国の発展に寄与する一方、いきすぎて産業構造がブラック化する、エリートが先鋭化するなどの弊害ももたらすことがある。蒼梧藩国には適度な寛容さが必要であるとよく言われるが、寛容になれるよう頑張らないと……と向上心を発揮してしまうのが困りものである。
 
 部品: 伝統主義と新しい物好き
 古代からの影響を文化・制度面では色濃く残し、歴史を尊ぶ一方で、好奇心が強くエアバイクなどの新しい技術にも目がないという傾向を持っている。一見矛盾とも見えるが、新しいものもほどなく歴史の一部になり、伝統に組み込まれていく。これを貪欲と表現することもできるだろう。また、とりとめなくさまざまなものを取り入れてしまうと、独自性が希薄になってしまう。これを無意識に食い止めるために、伝統主義的な面が残り、せめぎあっているのだとも考えられている。
 
 
 部品: 文化的多様性
 多様な気候を持つため、藩国の各地域の文化はそれぞれ地方色を帯びたものとなっている。文化的に圧倒的優位に立つ地域がないため、各地方の文化に寛容な風土が育まれ、それは他国からの技術移入への積極性、移民の帰化への寛容性にもつながっていると考えられている。
 
 部品: 神々に近き民
 文化的多様性は宗教的多様性ともつながる。蒼梧藩国人は神々を身近に感じているが、自分の神と他地域の神が同じく信仰するものにとって大切であるという理解のもと、多数の神格を尊重している。他国の神がいつのまにか信仰を集めることもある。技術の発達以前からいた神々をよきものとして重んじるため、技術水準が上昇しても信仰が薄れない理由のひとつとなっている。
 
 部品: 子供への視線
 かつて人口減で苦しんだ記憶を持つ蒼梧藩国だが、近年では若年層の人口が増加傾向にある。そのこと自体は喜ばしいと受け止められているが、次世代を担う子供たちを育成するための社会的インフラが充分でないことは問題であると認識されており、政府レベルでも民間レベルでも対策が必要となっている。増えゆく人口を目にし、彼らが大人になった時のことを想像するという形で、改めて自国を客観視し、国づくりについて考えてゆく段階に入ったと言える。
 
 部品: 王権の重視
 蒼梧藩国人は王権について東国人的な考え方を持っており、選挙を好まず、それよりも上意下達をよしとする。いいときもわるい時も藩王はいたし、まあそういうもんだろうというくらいのいい加減なものだとも言われるが、かっこよく言うと「伝統主義の一側面」となる。
 
 部品: 帝國藩屏の誇り
 帝國諸藩の例に漏れず、蒼梧藩国でも皇帝陛下の人気は高い。また国民は、帝國臣民としてのアイデンティティを併せ持ち、自国が帝國藩屏であることに誇りを持つ傾向がある。これは皇帝陛下のもと、帝國友邦と協調一致して行動する際に利益をもたらすだろう。
 
 部品: 流用実績「藩王共通大部品」
 大部品「藩王共通大部品」は、以下のPCアイドレスに流用されています。
 akiharu国:涼原秋春
 神聖巫連盟:藻女
 世界忍者国:結城由羅
 満天星国:都築つらね
 暁の円卓藩国:白石裕(T20版)
 鍋の国:矢上ミサ
 よんた藩国:よんた
 
 
 部品: 着用制限
 この大部品には着用制限があり、にゃんにゃん共和国およびわんわん帝国にて藩王の資格を有するものしか着ることができない。
 
 部品: 権利と義務
 藩王は藩国にかんするすべての権利を持つと同時に、すべての責任も負うものである。王犬(王猫)とともに藩国を象徴する存在であり、その生死は藩国の命運を左右する。
 
 部品: 白兵指揮能力
 藩王は白兵戦においてすぐれた指揮能力を有する。また、藩国軍の最高指揮官であり、藩王の命は、下部に属するすべての指揮官・兵士の命に優越する。
 
 部品: 政治指導能力
 藩王は藩国内において、最高の政治指導権を有する。その権利は摂政・執政以下すべての内政官に優越し、強力な指導を行うことが可能である。
 
 部品: 藩国のために働く義務
 藩国に対し最高の権利を保持する藩王は、藩国のために尽くす義務がある。また、藩王の指導がよろしきを得なかった場合に惹起した事態に対し、藩王は無限の責任を持つ。
 
 部品: 王剣
 藩王のみが持つことを許される剣。形状は藩国によってさまざまだが、藩王の正統性を示すものであることは変わらない。
 
 部品: 王服
 藩王のみが身にまとう服。藩国の文化によって形状は異なるものの、藩王のみが身にまとうことを許される点では同じである。
 
 部品: 玉座
 いわゆる「藩王の席」という言葉の具現化である。藩国の文化によって形状は異なれど、いずれの場合も摂政すら座ることを許されぬ藩王のための特別な座である。
 
 部品: 流用実績「藩王としての特別な所有物」
 大部品「藩王としての特別な所有物」は以下のPCアイドレスに流用されています。
 無名騎士藩国:GENZ(T20)
 
 部品: 帝國藩王共通大部品の着用制限
 この大部品は着用制限があり、わんわん帝国の藩王のみが着用可能である。にゃんにゃん共和国藩王の着用も不可である。
 
 部品: 皇帝陛下への忠節
 わんわん帝國の藩王たるものは、わんわん帝國臣民の代表として、皇帝陛下に対して限りない忠節を尽くす義務があるものとする。
 
 部品: 帝國の友誼
 わんわん帝國に属する藩国は、皆同じく皇帝への忠節をもつ兄弟である。よって帝國諸藩王は、互いに友誼の心を持つものである。
 
 部品: 帝國華族の心
 わんわん帝國の藩王は、帝國華族として気高き心を持つ。危機にあたってはヒロイックにふるまい、また華族の責務として弱き者を助けるものである。
 
 部品: 流用実績「帝國藩王共通大部品」
 大部品「帝國藩王共通大部品」は以下のPCアイドレスに流用されています。
 満天星国:都築つらね
 よんた藩国:よんた(PCファンタジー)
 
 
 部品: 平林に生まれる
 藩王平林の姓「平林」は街の名に由来する。現在は水底に沈んだ首都・天啓府郊外にあり、後に区として併合された街・平林の生まれであり、のちにその街の名を姓とした。生まれた場所、そして国への愛着を自然な感情として持っている。
 
 部品: 歴史学者の子
 歴史学者の父を持ち、幼い頃から本に囲まれて育った。一方で屋外で遊ぶことも好きで、動植物を愛した母親によってそれらの知識も授けられた。
 
 部品: 青年期の勉学
 長じてからは学問の門を叩き、歴史学と文化人類学を学んだ。旺盛な好奇心で抜群の吸収力を示すとともに、学んだことの体系化と現実における活用方法も模索した。
 
 部品: 放浪時代
 学問を修めたのち、各地を放浪して民の暮らしを実地に見聞した。のちに趣味となる料理や釣りは、この時代に旅先で身につけた技術である。
 
 部品: 職を転々とする
 天啓府に戻ったあとは、飲食店や書店、あるいは民間の私塾など幾つかの職を転々とした。転職を繰り返す中で人脈を形成し、藩王就任のきっかけとなった。
 
 部品: 藩王就任と失政
 人脈形成と学識、放浪経験、民間経験が買われ、推されて藩王に就任することとなった。しかし、政治に関する経験がなく、善意が失政を招く結果となった。苦い経験だが、反省として心に刻まれた。
 
 部品: 内戦勃発と苦闘
 失政を原因に内戦が勃発したが、摂政以下の支持と、民を思う心を支えに、反乱軍である上帝派と苦闘を繰り広げることになる。長く辛い戦いだが、諦めぬ心を育んだ。
 
 部品: アラタとポー教授への感謝
 内戦が勃発し、戦力に勝る上帝派の優勢が続くなか、アラタが戦闘で、ポー教授が内政で藩王を助けた。この二人に対する感謝には並々ならぬものがある。
 
 部品: 義勇兵と帝国の友誼
 また、藩王の劣勢を聞き、帝国諸国から義勇兵が詰めかけた。帝国諸藩王も援軍を編成し、派遣した。これらの援助に対しても深い感謝がある。
 
 部品: 久保雄一郎への感謝
 民の実態と彼らの声を聞くことの重要さ、そしてよき民を褒めることの大切さを教えてくれたのは久保雄一郎氏であった。彼が去ったのちも、感謝の心を忘れることはない。
 
 部品: 民間を知る
 かつては民のことがまるで見えていなかった。しかし、久保氏からの助言や、セタ・たかこ夫妻らとの交流を通じ、徐々に民間の実情を知る手段を学んでいった。
 
 部品: 内戦復興の苦難
 内戦終結後の戦後処理、そして汚染との戦いと首都再移転のための土木事業など、復興事業もまた苦難の連続であった。
 
 部品: 未来へのまなざし
 藩王就任後は苦難の連続であった。しかし、その中で喜ぶべきこととも出会った。故にその心は折れず、民を愛し、国を愛する心にいささかも曇りはない。
 
 部品: 歴史に学ぶ
 人間は同じような営みをくりかえし、同じような過ちをくりかえす。それは自らの過去の失政も同じである。そこから学ぶことでよりよい明日は生まれる。
 
 部品: 人材を探す
 野に遺賢あり。人材は探しに行かねば見つからない。普段から誰彼なく人材を求めていることを公言し、これはと思う人がいれば時間を作って会いに行く必要がある。
 
 部品: 決断力
 検討を繰り返しても、決めなければ物事は前に進まない。また、早く進めれば、失敗しても軌道修正が可能かもしれない。決断力は大切だ。
 
 部品: 交渉力
 要求は端的に、交渉は粘り強く、そして物事には落としどころというものがある。核心的利益を守れれば、時には大きく譲ってもよい。交渉の要諦である。
 
 部品: 情報収集能力
 常に情報を広く集めることが基本である。ただし、誰も知らない情報は裏の取りようがない。周知の公開情報も以外と役に立つ。
 
 部品: 分析・判断能力
 集まった情報を分析し、目的に沿って検討したのち判断を下す。ここまでやって初めて、情報を活用したことになるだろう。
 
 部品: 褒めるときは褒める
 物事に失敗はつきものである。本人が反省しているならいちいち叱っていてもしかたがない。逆に、褒めるときは大々的に。それがモチベーションを高め、よい結果の連鎖に繋がる。
 
 部品: 歴史知識
 多くの歴史書を読み込み、故事や伝承を学んだことにより、自国の歴史にとどまらず、他国の歴史についても該博な知識を持っている。
 
 部品: 古典知識
 古典と呼ばれる思想書、文学書などを読み込んだことで得た教養。学識ある人々と共通の土台で会話することもできる。
 
 部品: 文化知識
 文化人類学によって得た知識。気候や風土、辿った歴史によって、各地で異なる文化が形成されていったことを認識している。また、各地の文化・風土を尊重して相手と話すことができる。
 
 部品: 普段の暮らしと旅
 人生は旅に喩えられるが、やはり定住と移動はことなる営みでもある。旅には旅の振る舞いがあり、一度家に帰れば元の日常が待っている。切り替えてそれぞれの場面にあった振る舞いが必要になる。
 
 部品: 野宿のたしなみ
 放浪時代に身につけた知識。どのような場所で休むのが安全なのか、また野宿に必要な物品が何であるかを知っている。
 
 部品: 野草の見分け方
 集落から離れた場所を旅するためには、食糧確保が課題となる。簡単に採取でき、味よく食べられる野草を見分けられるかは重要だ。
 
 部品: 動物の知識
 動物の習性を知っていれば、放浪や野宿の際に野生動物の難を避けることもできるし、家畜やペットと安全に楽しく触れ合うことも可能である。
 
 部品: 釣りの技術
 釣りはもっとも原始的だが奥が深い営みのひとつである。魚の習性を知り、気候から水中の状況を見通し、運試しと知恵比べを行う。勝利を収めれば糧を得ることができる。
 
 部品: 総ごはんコック
 手にした食材は、美味しく頂いて身体の一部とせねばならない。同じ食材でも、季節や鮮度によって最適な調理法は異なる。さまざまな調理法を知っていれば、無駄なく美味しくいただけるのだ。また、過分な食材を手に入れた場合は、保存処理が必要となる。魚や獣肉であれば干物、野草であれば塩漬けにすることで飛躍的に消費期限を延ばすことができる。
 
 部品: 体力と気力
 放浪生活や職を転々とする中で、知識以外にも身についたものがある。足腰を鍛えることで強く体力が増し、さまざまな経験を積むことで心が強くなった。体力と気力は大事なところであと一歩の踏ん張りを生む。
 
 部品: 休むときは休む
 とはいえ頑張ってばかりではいつかパンクしてしまうから、休むときは徹底的に休むのも大事である、数日間の休みで体力と気力を充実させれば、また頑張れる。
 
 部品: 蛇神の加護
 日々蛇神さまへの感謝を忘れない者は、時にその加護を受けることができる。蛇神さまの近くにいるときだけでなく、その影響下にある社などにいるときにも若干の加護が受けられる。
 
 部品: 蛇神さまへの信仰心
 盆踊り事件の解決、うらがえり事件の解決など蛇神さまには幾度も救われた。参拝や境内の清掃など、自らにできる形で蛇神さまを信仰している。
 
 部品: 蛇神さまのアドバイス経験
 蛇神さまより直接アドバイスを受けたことがある。その経験により、蛇神さまを一層身近に、そして大切に思っている。
 
 部品: 願主の心
 蛇神大神宮の願主は、正確には国民たちであるとも言えるが、形式的には藩王が願主とみなされることもある。信仰心も厚く、僧兵、僧侶たちの代表・相談役として行動することもある。なお、まだ修行が足りないので魔法などは使えない。
 
 部品: スク水鑑定士
 スク水(スクール水着)は学校指定水着としてよく用いられる衣類(着用する布でできたもの)で、紺色であることが多い。少女がまとうべきものであり、また決して飲み物ではない。ARN75Wが平林藩王の好みである。鑑定士(自称)として、危険な水着を判別することができる。
 
 部品: バナナプレイの知識
 蒼梧藩国の夜の街で人気のバナナプレイのお店に関する知識。藩王として知っておかねばならないので知っているだけで、詩歌藩国の鈴藤氏のように個人的に大好きというわけではない……と本人は語る。
 
 部品: ハガキ職人
 蛇神さまと蓮花がパーソナリティーを務めるラジオ番組のファンで、頻繁にハガキを送っている。採用されるための小技を多数習得し、常連としてリスナーたちに「アイツは何者なんだ」と思われている。
 
 部品: 空気を感じる能力
 内戦やテロなど、幾多の危険をかいくぐってきた結果として獲得された能力。危険が潜んでいる時に、それとなく感じ取り、意識的無意識的にそれを避けることができる。
 
 部品: 急所をかばう能力
 空気を感じることで一瞬でも早く動くことができれば、危険を回避できる可能性は飛躍的に高まる。最悪の場合でも、急所となる場所を守るように動くことはできる。
 
 部品: 素早い逃げ足
 いざとなれば逃げることも大切である。普段から歩くことで鍛え上げた脚力で、素早く敵から遠ざかることができれば、少なくとも決定的敗北ではない。
 
 部品: 身を隠す能力
 野山を放浪中に野生動物と行き会った経験により磨かれた能力。敵から巧みに身を隠し、やり過ごすことができる。
 
 部品: 追跡を振り切る能力
 こちらも野生生物との関わりの中で磨かれた能力。追跡者が迷うようにわざと所有物を落とせば、少なくとも迷いが生じる。逃げ足と相乗効果で振り切ることができるのだ。
 
 部品: 銃器等の取り扱い
 歩兵銃や剣など、基本的な武器の取り扱いについては一通りの知識を持っている。これは自分が使うことよりも、敵を知り、攻撃を避ける、或いは別の対処を行うための技能である。
 
 部品: いざという時の格闘術
 あまり気はすすまないが、いざとなったら組み討ちもやむなしである。忍者や僧兵から学んだ体術でその場を切り抜ける。一旦投げ飛ばして逃げるのももちろんありである。
 
 部品:  運転技能とは
 機器の操作を行う為に努力して得るものという意味合いが強い。全てに置いて反応・対応が求められる。一部が行う応用は基礎があってのものである。
 
 部品: 習得にあたる期間
 機器の製造者の指定期間無いし関係する法令で定義された期間は間違いなく遵守される。一般的に免許の習得期間が目安とされる。一朝一夕で出来るものは無いが、教育制度により短縮されるものもある。連続での講習は危険がつきものなので適度な休憩時間・期間が必ず設けられる。
 
 
 部品: 免許制度について
 国の管轄機関無いし警察に各種申請書類を提出し、取得条件を満たしたもので試験に合格した者が交付される。違反行為や公共・個人・組織・企業に対し害を及ぼす行為のある際ははく奪・失効を行える。
 
 部品: 視覚・聴覚
 周囲の確認において音と視野から得られる情報はとても情報を得る手段として必然。行動の予測の一助ともなりえる。機器のサポートによる補助も認可されている。
 
 部品: 四肢
 動かすに辺り不自由の無いものが求められる。押す、引く、握る、回す、踏む、返す等の基礎的な動きは必然。義手・義足に関しては一定の基準を満たせば類するものとして許可されている。
 
 部品: 判断力
 通常や応用又は緊急の際に全てを司る対応力として最重要視される。それは自らが置かれている場所を客観的に見る能力とも言える。
 
 部品: 基礎知識 
 扱う機器の役割、名称、マニュアル等を理解しなければならない。誤った理解は事故の元として戒められている。
 
 部品: 正確性と余裕
 動作の正確さは勿論の事、焦らない、心を平静に保つことは安全確保と周囲への配慮を確実に行う為に必要です。とっさの判断が必要な時以外は全てに共通するものとされる。
 
 部品: とっさの対応
 自らのミスや外的なもの、様々な要因が考えられるが、それらに対しては反射として応じなければならない。ケースの想定と事例の確認、仮の体験を経る事により、その能力を磨く。
 
 部品: 経験として身体で覚えた後に 
 繰り返し行う事により得たものは自分を裏切らない。その後に自らの中で試してみたい事は多々出てくる。安全に配慮した上で行うことによりそれは個人の能力としてまた一段上のものとなる。
 
 部品: 人に教えられる様に
 自分が組み立てたものを人に教える事が出来れば、全体の能力の向上や本人の更なる技術の向上に繋がる。手間を惜しまず、継承まで行ければ間違いなくその能力は一線級である。
 
 部品: 概要
 あらゆるモノ、コト、そしてヒトに歴史はある。それを究(きわ)めるのが歴史学者の仕事である。広義の歴史学は他分野の成果を活用して学際的研究を行うが、狭義の歴史学ではもっぱら文字史料を用いて研究を行う。
 
 部品: 歴史学者の経済的地位
 歴史学はその重要度に比して経済活動が難しい分野である。大学等の研究機関に職を得ることができるものは一部で、多くは兼業で野に在る。また、ライターやテレビコメンテーターに転身するものもいる。彼らは引き続き歴史学者を名乗ることもあるが、その活動は歴史学者の要件を満たさないことがほとんどで、学界では認められていない。
 
 部品: 歴史学者の訓練
 歴史学者として認められるための客観的基準に、査読論文の発表数や学位等があるが、あくまでも基準のひとつに過ぎない。とはいえ、数本の査読論文や博士の学位を得るためには最低でも10年近い訓練期間が必要となる。
 
 部品: 史料読解能力
 歴史学の史料となるのは文献である。さまざまな時代の、あらゆる文字史料が文献として利用される。公文書や編纂史料だけでなく、私信や屋根裏の落書きも立派な史料である。まずはこれらに何が書かれているかを読解する能力が必要となる。
 
 
 部品: 史料批判能力
 史料を読解したあとは、その史料の価値を判断しなければならない。一次史料(同時代の生の資料)なのか二次史料(編纂史料)なのかを確かめ、資料の正確性などについて別資料を参照しつつ、特に後者に関しては厳しく位置づけを行う。
 
 部品: 論文執筆能力
 史料を読解し、史料批判を行ったあとは、史料をもとに立論し、それを論文として提出する必要がある。以下にすぐれた見解・議論であっても、発表できなければ存在しないのと同じである。学術論文の執筆は、歴史学者が定期的に行うべきつとめのひとつである、公刊された論文は、ほかの歴史学者たちによって検証され、時には論文の応酬を経て議論がなされていく。
 
 部品: 後進の育成能力
 当然のことながら歴史学にも歴史があり、その能力や学問的資産は先達から後進に受け継がれていく。大学等に職を得たものでなくとも、学会等の活動を通じて後進を指導、育成していくことが求められる。人間が存在する限り歴史の観測は可能であり、歴史学は継承されねばならないからである。
 
 部品: 語り得ぬものに黙する能力
 歴史学の及ぶ範囲は、文字史料のカバーする部分となる。口承や考古遺物については、歴史学の領分ではない。考古学者など他分野の研究者と連携し、証拠を積み重ねることは学問的に重要ではあるが、歴史学者として専門外の事柄については無責任な発言を決して行わない。
 
 部品: 歴史像の提示
 歴史は単純なものではない。とはいえ、「この時代はこういった時代であった」という大枠を提示することで、一般の人々の歴史理解の入り口とすることができる。これは、メディアや一般書籍等を通じて行われることが多い。
 
 部品: 研究成果の還元
 講演や一般書、メディアへの出演等を通じて、研究成果を広く一般に還元する。歴史学者の本業ではないが、社会と学問を繋ぐ重要な営為である。
 
 部品: 文明の検証者
 歴史学の成果により、これまでに多くの国や文明が滅んできたことが明らかになっている。人類の歴史は失敗の歴史でもある。歴史学者の研究は、なぜ失敗が起きたのかを検証することでもある。これから先、文明の曲がり角が訪れた際、文明の検証者としての歴史学者が過去の例を提示することで、社会の役に立ちうる可能性はある。しかし、社会がそのように歴史から学ぶことはあまり多くなく、概して人間は失敗を繰り返す。
 
 部品: 概要
 虚構の物語である小説を書き、それらを発表することで経済的対価を得るのが商業作家である。単に作家と呼ばれることもある。稼ぎはピンキリで、兼業作家も多い。
 
 部品: 発想力
 小説の着想を得たり、展開を考えるときに最も大切なものは発想力である。多くの場合、天性の勘ということはなく、訓練によって磨かれたものである。
 
 部品: 構成力
 着想を小説として破綻なくまとめ上げるためには、構成力が必要である。これも天賦の才に限定されたものではなく訓練で磨くことのできる能力である。
 
 部品: コミュニケーション能力
 商業作家は一般的なイメージと異なり、コミュニケーション能力を必要とする職業である。コミュニケーション能力に不足があると出版社や読者とトラブルになりやすい。
 
 部品: 資料収集能力
 商業作家は想像だけで小説を書けるわけではないし、発想力の裏には膨大な知識がある。資料収集や取材があって、はじめてアウトプットが可能になるのである。
 
 部品: 折れない心
 刊行された作品が売れないことや、批判にさらされることは日常茶飯事である。それで折れていては始まらない。さあ、次の作品で借りを返そう!
 
 部品: 執筆環境
 自室、喫茶店、温泉旅館……商業作家にはそれぞれに向いた執筆環境がある。執筆に使う道具も、原稿用紙に万年筆の人もいれば、音声入力という場合もある。要は、合った環境を構築できればいいのだ。
 
 部品: 生活環境
 商業作家の中には、執筆に没頭するあまり私生活を積極的になげうつ者がいる。よい作品が書けたとしても、それでは長続きしない。編集者の力なども借りて、生活環境を整える必要がある。
 
 部品: 概要(政治家)
 政治家とは、職業として政治に関わっている人のことをいう。自らが所属する国家や組織、団体のために、所属機構を代表して行動する。
 
 
 部品: 取得条件(政治家)
 政治家は名乗るだけならばほぼ誰にでもできる。しかし、政治家として「所属組織の目的を達するため、所属組織を代表して行動する」ためには、まず組織への所属を行うこと、組織の代表として選出されることが必要となる。
 そのためには所属しようとする組織の性質や規模にもよるが、一定以上の教養や財力、人脈が求められる。
 政治家としてのスタート地点に立つためにも「政治」が必要なのはなんとも皮肉な話だ。
 
 部品: カリスマ性
 人を惹きつける魅力。「この人のためなら苦労もいとわない」と周囲の人々に思わせる人間性。口調や態度、外見など、話している内容とは関係なく先天的に得られる種類と、プレゼンテーション力や発声方法など、年単位での必死の努力の末に身につけられる種類がある。
 
 部品: 弁舌力
 自分の言説の正当性を主張する能力。高い弁舌力を持つ者の中には、隙の無い原稿と想定問答集を用意し理路整然と最初から最後まで駆け抜けるタイプと、時折アドリブに任せながらも、必要なポイントは完全に抑えて場を制するタイプの2種類が存在する。
 両者の良し悪しは比較できないが、自分が血反吐を吐くのが前者。周囲が胃を痛めるのが後者である。
 
 部品: 財力(政治家)
 主に所属組織の利益につながる行動をとるのが政治家である。国のため、都市のため、組織のため、お題目は様々だが、どんな時にも必要になるのが活動資金である。
 政治家の中には本業で稼いだ資金を元手に政治の世界に乗り出した者も少なくない。資金が多ければ養える人材の数も増え、より組織は強化される。
 だからといって、後ろ暗い方法で資金を入手するのは政治生命を縮めるどころか普通にお縄になるのでやってはいけない。
 
 部品: 使命感(政治家)
 政治家は自らが所属する組織に利益をもたらすために行動する。行動しなければならない。国益を考えずに自らの懐を肥やすことだけを追い求める者はもはや政治家とは呼ばない。政治屋である。
 皆を代表して行動するという使命感・責任感を、政治家は忘れてはならない。政治家の行動の裏には数多くの人々の明日への希望が詰まっているのだ。
 
 部品: 本気の嘘
 政治家が必ず備えている素養・・・であれば完璧なのだが、そうもいかないのが人間である。少なくとも、少しつつかれただけでボロが出るような嘘や隠蔽工作は行わない。もしも必要に応じて嘘をつくのならば、その嘘を嘘と気づかれてはいけない。墓場まで抱えていくか、嘘を本当にするために死ぬ気で働くのが政治家のつく嘘である。
 
 部品: 礼儀作法(政治家)
 テーブルマナーなどに限らず、その国その国、地域ごとの慣習や作法に精通している政治家は信頼を得やすい。真剣に自分たちのことを考えてきてくれたと思ってもらえるからだ。完璧にこなすのが一番だが、多少拙くとも真面目にやっていることを伝えられればまずは上出来だ。
 
 部品: 折衝力(政治家)
 どの組織も、それぞれの主義主張・権益を抱えて調整の場に臨んでいる。それぞれの組織が一応の納得をしつつ、中でも自分の組織が望む結果を得られるように場をコントロールし結末へと導く力、折衝力のある政治家はどの組織でも重宝される。
 
 部品: コネクション
 政治家はその仕事を通して、所属組織内外に多くのコネクションを構築する。コネクションの多さは切れる手札の枚数にも等しい。強い手札をどれだけ集められるかが、政治家としてのポテンシャルの高さである。
 
 部品: 情報収集力
 培ったコネクションや自らが所属する組織の力を用いて、政治家は情報収集に余念がない。世の流れを掴む力は政治力の源泉となる。必要な時に必要なところへ必要な情報を集められる者が、政治の裏舞台で今日も活躍している。
 
 部品: 知名度の高さ(政治家)
 政治家は文字通り組織の「顔」である。内政をするにも、対外的な交渉をするにも、「顔」を見せるか否かで効果は大きく異なる。おらが村にも有名人が来てくれた、というのは部外者が思っている以上に大切なことなのだ。そのため政治家には、品行方正さが常に求められる。汚れた顔でお客様に会うのは失礼にあたる、ということだろう。
 
 部品: 政治家の流用者名簿
 使用された大部品名@作成者の所属国名を記載する。キャラクター:比野青狸(PC)の手元に流用者を記録して保存してあるわけではない。
 -涼原秋春(T20)@akiharu国
 -黒野無明@無名騎士藩国
 -ダガーマン(T20Ver)@FEG
 -竜宮・司・ヒメリアス・ドラグゥーン@詩歌藩国
 -444@akiharu国
 -紅葉国の神室(T20)@紅葉国
 -白石裕(T20版)@暁の円卓
 -戸田【T20】@蒼梧藩国
 -アキラ・フィーリ・シグレ艦氏族@FVB
 -セタ・ロスティフンケ・フシミ@T20@星鋼京
 -世界貴族(T21)@結城由羅@世界忍者国
 -マユミ・紅葉・深浦(T21版) @紅葉ルウシィ@紅葉国
 
 
 
 
 
 部品: 概要
 反重力で浮遊、噴射装置で推進する空飛ぶ自動二輪車。とはいっても空を飛ぶのに必要ないタイヤを外されているため、外観的にはハンドルのついた空飛ぶ鉄塊と形容した方が正確。蒼梧藩国内での気軽な私的移動手段である。現在では法整備・環境整備などがなされているため、比較的安価で事故の少ない乗り物として国民に人気となっている。当初の名称はエアバイク蒼梧だったが、その後、名称ルールが設定され、SOL-001"ガクヒ"に名前が変わった。とはいえ、人々の多くが今でもエアバイク蒼梧の名で親しんでいる。
 
 部品: 開発の難航
 かつて平林藩王が湯城を視察した際、若者たちが輸入品のエアバイクに乗っているのを見て、この技術を自国内にも導入し、産業に出来ないかと考えたのがはじまり。その後、通呉でせこいあ率いる研究・開発チームが設立され、原理解明のため研究がなされたが難航していた。
 
 部品: ビギナの技術者
 その頃、共和国では戦争が起こり、ビギナ国民が難民化していた。蒼梧藩国ではかつて羅幻王国より贈られたおんぼろ輸送船を派遣し、数は少ないながらもビギナ国民の収容に成功した(輸送船はこれを最後に退役し、伏見藩国より新たな船が導入された)。この際保護された難民は身元調査の上受け入れられたが、その中に数十人の技術者が含まれていた。彼らがエアバイクの技術をわが国に伝えた。
 
 部品: 安全性の改善
 蒼梧藩国は技術の異常進化を起こした過去があるため、エアバイクは蒼梧藩国向けに、更に安全性を高める改良が施された。なお、反重力装置に関しては知的財産権の保護のため、この研究チーム(ビギナの技術者含む)によって特許が取得されている。
 
 部品: 基本原理
 元のエアバイクのものとほとんど同じ、ニュートン式反重力エンジンを使用している。仕組みとしては、重量に比例する引力を増すために、発生源となる物質を圧縮して小さくして使用している。重力発生源となる物質には、燃料精製時に生成されるものが使用される。再現過程において人体・環境への影響、暴走の危険性などがないよう最大限留意されている。
 
 部品: 使用方法
 平らな地面に置いた状態でエンジンを始動させ、充分な反重力が発生して地面から浮き上がって安定するのを待つ。その後、座席に乗ってハンドルを掴み、右のスイッチで噴射して前方へ加速、左のスイッチで逆噴射して減速/ブレーキ、ハンドル操作と体重移動で上下左右方向への移動の操作をする。降りる際には高度を地面まで落とし停止するまで減速した後で、エンジンを切り、地面に着くまでまってからしまう。これらの操作が安全に行えるよう教習所で充分に教わる。
 
 部品: 免許制度
 エアバイクを使用するために必要な資格。これを取得するには蒼梧藩国で指定する教習所にて教えを受け、試験に合格して、国から正式に交付される必要がある。これを取得せずにエアバイクを使用した場合、違法な運転などを行った場合は法に基づいて罰金、懲役などがかされ、教習所に行くことが義務付けられる。なおこの教習所は開発にも携わったせこいあ監督の元、平林藩王の認可を得てつくられているものであり、その運用資金はエアバイク蒼梧の利益の一部で賄っている。現在教習所はエアバイク普及のため受講料が無料となっている。
 
 部品: 燃料繊維とは
 蒼梧藩国内で活発な繊維技術が発展して生み出された燃料。まだ研究中の部分もあるため、用途は乗り物の燃料に限定されている。扱いには藩王の認可が必要となる。
 
 部品: 特性
 人体・環境への影響がないこと、運用上の危険性が少ないことを第一に開発されている。高効率で便利な燃料ではあるが、蒼梧藩国内でしか精製出来ないのが難点
 
 部品: 取り扱い方法
 特別製のタンクに入れて、自動車やエアバイクの燃料として使用する。その補給には藩王の認可によって設置されている燃料繊維補給所を用いる。なおここで提供される燃料繊維の価格はTODA率いる政府のチームが監査を行い適正になるよう調整されている。
 
 部品: 開発経緯
 蒼梧藩国には造船設備が無い為、輸入に頼っているのが現状である。海洋で運用可能で、かつ自国で生産可能な装備としてエアバイクの水上型が選定された。その際、今後のことを考え独自製造物にはナンバリングがなされ、陸のものであるエアバイク蒼梧をSOL-001"ガクヒ"、海のものであるこのトビウオをSOS-001"トビウオ"と呼称することとし、以後の命名ルールが決められた。
 
 部品: 大型化
 航続距離と、海上での安定性向上の為、全幅・全長が約1mほど大型化したが、代わりに武装の追加や、人員が1名から2名に増える等ペイロードも増加した。
 
 部品: 武装
 安定性向上のために拡張した両側面に、対艦魚雷各1基、チャフ・榴弾を発射可能なグレネードランチャーを各1基搭載。後部にスモークディスチャージャーを1基搭載。またサーマルセンサー、レーダー、ソナー等の各種センサー類が搭載されている。
 
 部品: 人員
 操縦および火器管制はドライバーのみでも可能だが、後部座席でも火器管制が可能で、これにより操縦・火器管制ともに精度が向上する。
 
 部品: 隠密性
 対レーダー用にステルス性の高い形状のカウルを搭載。ソナー対策として、推進器を静粛性の高いロケットに変更。目視でも発見されにくいように、青系の水上迷彩を施されている。
 
 部品: 生態認証
 ピケのものを流用した網膜による認証、声紋による認証、指紋による認証など、多重に認証をかけつつ、パスコードなどを含めないことによって起動にかかる時間を短縮するよう工夫されている。
 
 部品: ラゲッジスペース
 歩兵装備やサバイバルキット、メディカルキットなど、その時に必要なものを積み込めるように充分な大きさが確保されている。
 
 部品: 久保ノート
 久保雄一郎氏が残してくれたノート。褒めるべきよきことをした国民たちについて記されている。大切に保管・活用するとともに、続きを綴っている。
 
 部品: 和錆ノート
 猫野和錆氏から送られたノート。和錆氏が蒼梧藩国内をエクスカリバー氏と共に見回り、その際に見聞した民の困っていることなどが記されている。折に触れて参照し、政務に活用される。
 
 部品: 黒縁メガネ
 青年期からずっとふつうの黒縁メガネをかけている。特にこだわりがあるわけではなく、似合うと言われることが多いためである。衝撃を受けると割れたり歪んだりするし、汗をかくとずり落ちる。いまかけているのはちょっと歪んでいる。
 
 部品: 中華風の服
 蒼梧藩国でよく見られる、中華風の襟の高い服。元々は緯度の高い地域で生まれた形式とも言われている。平林藩王は国のシンボルカラーである蒼色のものを好んで着用している。ソデが少しすり切れているけど気にしない気にしない。
 
 部品: 歩きやすい靴
 藩王となってからもあちこちに出かけることが多く、徒歩での移動であることも多い。そのため、常に歩きやすい靴を履いている。自分で中敷きを入れている。   
 
 
 部品: 大きな鞄
 どこに行くにも、常に大きな鞄を持ち歩いている。放浪時代からの癖で、普段は必要のないものも詰め込まれているが、もしもの時には役に立つ。また、重いものを持ち歩くのは鍛錬にもなる。
 
 部品: くたびれた書物
 常に書物を持ち歩き、空き時間ができると読んでいる。中には何度も読み返した古典もあるが、読む度に違う顔を見せるのが書物の本質でもある。
 
 部品: 折りたためる釣り竿
 釣り竿といっても色々あるが、持ち運びに簡便で使い勝手がいいのは折りたためる方式のコンパクトロッドである。釣り具として一般的なもので、さほど高くもない。ただし耐久性には難点があり、大物狙いには向かない。いま使っているのは3代目で、目印にシールが貼ってある。
 
 部品: 普通のリール
 リールの性能で釣果はかなり変わるといわれるが、平林藩王はあまりこだわりなく、やや安めの価格帯に属するものを愛用している。道具よりも潮目を読む方が重要だという考えである。青色の糸で、自分のものだと分かるようにしてある。
 
 部品: ありふれた手ぬぐい
 原始的な布きれだが、これ一枚あるのとないのとでは大違いである。なにせ、汗を拭いてもいいし、首に巻いてもいいし、頭にかぶってもいい。怪我をしたときにも出番があるので、毎日きれいなものに取り替えておこう。
 
 部品: 無骨な水筒
 軍隊の放出品の金属製水筒。見た目は無骨だが、大容量で一日分の飲み物が入れられる。水やお茶はもちろん、おかゆや雑炊を入れてもいいし、朝熱湯と生卵を入れておくと、昼に温泉たまごが食べられる。ずっと使っているのでちょっと凹んでいる。
 
 部品: 十徳ナイフ
 サバイバルキットの定番でもある十徳ナイフ。武器としては頼りないが、サバイバルのための道具としては役に立つ。出張先ので急な野宿の際にも大活躍だ。いつもポケットにしまっている。
 
 部品: ボロボロの財布
 機能的に問題なければ見た目はどうでもいい……という理由で、一行に新調されない財布。中味も未だに頼りないが、民や国庫が潤えば、自分はまあいいやという構えである。

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最終更新:2017年12月14日 18:20