座標抽出/座標操作

※Ver1.134現在、この機能のウインドウはシンプルに改修されているため、本文は現在のバージョンとは相違がございます。



イベントコマンドで「マップ座標の抽出」というものがあって
どういうものなのかなんとなく開いてあまりに面倒臭い雰囲気を感じて導入を諦めた方も少なくはないのではないでしょうか。
実際はもっと簡単でシンプルな機能、そんな座標抽出と座標操作の解説です。


何に使うの?

座標抽出はプレイヤーが「瞬間移動」のアイテム使用時などと同じように指定した座標を「変数」に、
そしてその座標に居るユニットを「ID変数」に格納し、
座標操作はその「変数」「ID変数」を使ってその座標やユニットの居るマップチップを変更したり
アニメーションを再生することができるイベントコマンドです。

また、座標操作は座標操作と言いつつユニットを直接指定して操作することもできます。
何気に座標操作を使わないと、
ユニットが居る場所ぴったりにアニメーションを再生させる」ということがほぼ不可能だったりします。
「アニメーションの再生」では画面上のピクセル単位の座標指定、または中央に表示することしかできないからです。

ID変数って?

オプションで「データ選択で変数を使用可能にする」にチェックを入れると使用可能になる変数です。
座標操作コマンドに限らず、ユニットの登場・消去、アイテムの入手など、
ユニットやアイテムが絡むほとんどのイベントコマンドで「ID変数」が使用できます。
通常の変数と同じく、必要な分だけ予め新規作成しておきます。

使い方

拠点サンプルで「橋をかける」というあまりにニッチな使い方がされているので、
そちらから見ていきましょう。

順を追って説明します。
「開始位置」「範囲」は早い話「射程」です。
「範囲」が指定値の場合は「開始位置」が範囲の中心になります。全域なら距離に関係無く有効相手を指定できます。
サンプルならナッシュの周辺6マスが有効、ということです。

「選択情報」は「指定可能な対象」です。
「ユニットのみ選択可能にする」のチェックを切り替えることでユニットか地形のどちらかを指定できるように変更できます。
地形の場合は「地形グループ」が条件に使えます。サンプルは特定のマップチップのみ有効、という感じの使い方になっていますが、
「森」の地形グループの場所だけ指定可能とかそんな感じの使い方もできます。
ユニット指定でも地形グループが条件に使えるので、「森に居るナッシュのみ指定可」という条件も可能。

「選択結果を受け取る変数」はプレイヤーが指定した座標とユニットの格納先を設定しておく部分です。
座標はツール上のマップ画面でマップにカーソルを置いている時の右下に(x…横, y…縦)で表示される数字がそのまま入ります。
ユニットはユニットIDが格納されます。「ID変数」に格納しておかないとイベントコマンド上で使うことができなくなりますが、
一応通常の変数に入れておくこともできます。逆に、座標を「ID変数」に入れることもできます。

下記のユニットイベントの場合は、
ルーシーを操作する時にイベントコマンド「火葬」を選択すると、
ルーシーの5マス以内に居るステート「爆薬」の味方を爆殺して更に隣接していた全ユニットも巻き添えで死亡させます。
(ユニットイベントで「ダメージを与える」が使えたらもう少し穏やかな内容に出来たんだけど何故か使えないんだよね)




最終更新:2017年06月21日 01:47