第4試合:学校 投票結果

このページではダンゲロスSSドリームマッチSet2第4試合:学校の試合結果を公開します。

投票結果



キャラクター名 試合SS 文字数 得票数 ポイント
薫崎香織 第4試合:学校 試合SSその1 6859 53 38.6
秘密院 恭四郎 第4試合:学校 試合SSその2 4526 49 49

第4試合:学校 勝者―― 秘密院 恭四郎 !!

感想

その1(薫崎香織)

  • 全編通して真面目! ラストの香織ちゃんがとても可愛らしかったです。
  • 俺は幼馴染至上主義者だからな。
  • とても面白かったことを前提として、やや文章が簡素に過ぎた。薫崎パートは会話が軽快だったので特に気にならなかったが、秘密院パートでは説明の多さと躍動感のなさが少し気になった。特に、秘密院と薫崎の対決シーンは、迫力やスピード感がなく、物足りなかった。
    ただし、これは丁寧とも言えるので、一概に欠点と言えるものではない。キャラクター造詣、戦闘、ストーリー全て高次元だからこそ、些細な箇所が気になった。大変面白かったです。
  • 人間以外も操れるのは盲点だった。確かに能力の性質上、操れてもおかしくないし人を囮にして毒虫を必中させるという描写は上手かった。
    最終的に奥の手を使っていたのも相手への脅威が暗に示されていて良かったです。
  • やや盛り上がりに欠ける印象はあったが、そこがこのキャラの味という感じもする。評価が難しいものの、読後感は良かった。
  • プロローグから試合に至るまで、一貫して淡々と述べられる主観者の認識や心情がこれ以上ないと思わせられる程に薫崎香織というキャラクターの性格を表す効果となって、そのドライな世界観、諦観と達観の混じった生き様、お巫山戯で誤魔化しながらも拭いきれない他者への恋慕など、それぞれの感情に強く共感を引き出され、惹き込まれるような短編でありました。積み上げ切ったキャラクターへの共感性は、ラストシーンの初心な一動作に分かっていても喝采と冷やかしの掛け声をあげずに居させないパワーを胸の内から発揮してくれました。
  • かわいい。
  • プロローグから感じていましたが、話づくりと描写が丁寧だなー、という印象です。
    五千文字という字数制限がある中でも、きっちり戦う二人が試合までにどのような準備をするのか、どのような心理なのかをちゃんと描いているところが好印象。
    何より自キャラの書き方に一本芯が通っているところ(素直な意味ですよ)が良いですね。ゴトーさんとの関係性も実に良いです。夢の中にゴトーさんが入る理屈がちゃんとしているところもグッド。それがオチに絡んでいるのも見事。
    全体的に大変好みなんですが、
    逆に丁寧過ぎるがゆえに奇抜さ、熱さという点では突き抜けたところが無かったか。それが良いところなんですが、 その2がその熱さという一点で中々突き抜けていたので、僅差でその2に1点高い点数を付けました。
    でも本当に僅差です。とても面白かったです!
  • 1、2両方ともキャラの辿り着いた結論が同じという奇妙な符合のあった試合。正直「夢なんて所詮夢、現実を生きよう」みたいなのはキャラのスタンスの表明としてもいささか鼻につくのですが、その1の方が嫌味なく着地できていた気がしました。あと、最後の独白が可愛らしかった。
  • 「夢でなんでもできたって面白くないでしょう。」でもペナルティが嫌だから全力は出す。よい。
  • 序盤のゴドーとの会話がいい。バトルも読みやすかったです。

その2(秘密院 恭四郎)

  • 徹頭徹尾真面目! 恭四郎くんの感情描写が見事でした。
  • 大抵の魔人は殴れば死ぬ…が、この内容、別に対戦相手が薫崎香織でなくてもいいよね?
    とも感じた。 俺が見たいのは努力ではなく殺戮なんだよー
  • こちらのSSも大変レベルが高く、秘密院の魅力はとても引き出されていた。
    ただ、薫崎の戦法にいまひとつ乗りきれなかった。順番の綾もあるが、その1で普通に行っていた「二階の窓から入る」というムーブが、その2での大ネタに使われていたのは厳しいものがあった。
    そこ以外は、お互いの内面描写、戦闘における思考がよく書けていて、終始緊張感を保った作劇になっていたと思う。
  • ガスマスクでは能力は防げないんじゃないかなと考えていたら、こちらの方のSSでその描写がなされていたのは驚いた。自分の感情を情報として考え、段階的に対処していく様子が想像出来ました。
    秘密院先輩の攻撃力で殴られれば、まぁ大抵の魔人は死ぬよねw
  • 憤怒を克服する過程の描写に今ひとつ乗れなかった。
  • 他人を駒として使い対戦相手の情報を得ることで己の能力を十全に発揮させる薫崎、夢の戦いに臨む時点で刀やガスマスク、防弾チョッキ等の戦闘対策を施す秘密院。真の戦いは戦闘開始前の準備段階で決するという、直接戦闘よりも情報戦を重視した物語の展開は両者の力量を「単純な戦闘能力所持者以上の強者」として描き出して、古強者同士の決戦を重々しく魅せる、見惚れるバトル短編でありました。「夢」に対するプロローグ終幕からの呼びかけを試合SSの〆にも再び使い、テーマを語る物語となっているところもエンターテイメントのみに終わらせない熱量を感じられ、その点でも手に汗握らせて頂きました。
  • 滝本竜彦作品になるのかと思ったw
  • プロローグが短めだったので、果たしてどんな感じなんだろうと思いましたが、期待以上でした。
    まさか、戦術という点でその1と見事に同じものが出てくるとは思わなかったです。相手のキャラを良く把握しているなーと感心。
    このSSの魅力は何といっても恭四郎君の能力の「解」でしょう。相手の能力を上手く使い、バトルの中で彼の本質を熱く描きだした点が本当に良かった。
    まあ論理的に考えると能力を破った点は理屈の上でやや?が付くのですが、それを上回る勢いがあった、と思います。
    自分のやりたいこと、キャラを示す、という点で本当に僅差ですが自分はこちらが上かなと思ったのでその1より一点高い点をつけました。
    あらためて熱いSSでした!感謝!
  • 一転攻勢の展開が爽快でした!
    ガスマスク無効化の理屈も通っていて良かったです
  • 「能力なんてなくても世界は変えられる」秘密院先輩かっこいいぜ
  • 驚きの少ない、順当な戦いというイメージ。秘密院先輩はかっこ良かったです。
最終更新:2016年05月11日 22:13