インプットノードの型変換


Terragenは、インプットノードに使用する値の形式にはかなり柔軟です。 特にFunctionノードの場合、ノードは特定の型を扱うように設計されています。例えば、『Multiply scalar』ノードはスカラーで動作するように設計されており、『Multiply colour』ノードはカラーで動作するように設計されています。出力で異なる値の形式を送信してるにも関わらず、インプットノードとして使用する事が出来ます。つまり、『Multiply scalar』ノードを『Multiply colour』ノードの入力に接続して尚且つ結果を得る事も出来ます。

Terragenは、型変換(型キャストとも呼ばれる)として知られる処理を行います。型変換は、ベクトルをスカラーに変換したり、スカラーをカラーに変換したりする事が出来ます。スカラーを推定するノードにカラーを入力すると、入力したカラーはスカラーに変換されます。Terragenが使用する型の変換規則の一覧を以下にまとめてあります。

ベクトルをカラーに変換
ベクトルをカラーに変換する時は、個々に構成要素のコピーが実行されます:
  • "colour.red"が"vector.x"になります。
  • "colour.green"が"vector.y"になります。
  • "colour.blue"が"vector.z"になります。

カラーをベクトルに変換
カラーをベクトルに変換する時は、個々に構成要素のコピーが実行されます:
  • "vector.x"が"colour.red"になります。
  • "vector.y"が"colour.green"になります。
  • "vector.z"が"colour.blue"になります。

ベクトルをスカラーに変換
ベクトルをスカラーに変換する場合、スカラーは次の式を使用してベクトルの大きさに設定されます:

スカラーをベクトルに変換
スカラーをベクトルに変換する時は、ベクトルの各構成要素が単にスカラーの値に設定されます:
  • "vector.x"が"scalar"になります。
  • "vector.y"が"scalar"になります。
  • "vector.z"が"scalar"になります。

スカラーをカラーに変換
スカラーをベクトルに変換する時は、ベクトルの各構成要素が単にスカラーの値に設定されます:
  • "colour.red"が"scalar"になります。
  • "colour.green"が"scalar"になります。
  • "colour.blue"が"scalar"になります。

カラーをスカラーに変換
カラーをスカラーに変換する時、スカラーは色の輝度値に設定されます:
  • "scalar"は色の輝度(これは基本的に色の明るさです。TGは、色の輝度を受ける事で、RGB色をグレースケールに変換します)になります。
最終更新:2018年05月05日 13:28