Node Type: Colour Shader
ノード説明と目的:
『Visualize normal』は、3DベクトルのRGB描写(サーフェス法線またはテクスチャ座標)を与えるシェーダです。RGB色の構成要素に対してベクトルのXYZ座標がそれぞれ、R=X、G=Y、B=Zとなります。RGB成分が0から1(8ビットの場合0-255の整数)に対してベクトルXYZは小数点を含む-1から+1までなので、このままでは負の値を扱えないRGBに対応出来ません。そこで、RGB成分の0-127を負の数値、128を0、129-255を正の数として、サーフェス法線値の-1を0、0を128、+1を255として補完し、RGBの可視範囲0から1に再マッピングされます。
例えばグレースケールの地形データから黒部分を法線マップに変換すると、RGB(0、0、0)は法線マップのXYZ座標で(0、0、1)となり、法線マップRGBで(128、128、255)となり青紫色の画像(=「青マップ」と呼ばれます)が出来上がります。
『Visualize normal』の用途としてあり得る1つとして、地形の法線マップのレンダリングをエクスポートを必要とする場合。これは、【Shaders】グループの最後のノードとして設定し、"Luminous"にチェックを入れて"Diffuse"は無効にします。大気と照明は無効にします。
Diffuse |
拡散色 |
拡散色を使って法線マップの変換を行います。 |
Luminous |
発光 |
発光色を使って法線マップの変換を行います。 |
Flip X |
X値を反転 |
値の反転、つまり1の場合は-1に、-1の場合は1に反転する事で、ビューから見えない反対側の法線を表示する事が出来ます。
↑画像の立方体の法線マップ展開図 |
Flip Y |
Y値を反転 |
Flip Z |
Z値を反転 |
最終更新:2018年12月16日 16:27