ドープシート - Terragen

ドープシートは、時間の経過に従ったキーフレームが水平グラフのみを使って表示され、キーのタイミングや位置を操作したり、キーを挿入したり削除したりする事が可能です。値を直接編集する事は出来ません。値を編集するにはカーブエディタを使う必要があります。

アニメーションパネルの右側にあるドープシートのアイコンボタンをクリックしてドープシートを表示する事が出来ます。アニメーションパネルの右側にある[Split/Unsplit]ボタンをクリックすると、ドープシートとカーブエディタを並べて表示する事が出来ます。

ドープシートは3つのエリア分かれています。左側はノードリストで、プロジェクト内のすべてのアニメーションノードが表示されます。右側はドープシートビューで、アニメーションパラメータのキーを表示および編集する事が出来ます。パネルの下部はツールエリアです。

ノードリスト

ノードリストは、プロジェクト内のすべてのアニメーションノードが表示されます。これは階層リストです。最上位には、各アニメーションノードの名前が表示されます。最上位を展開すると、ノード内の各アニメーションパラメータのアイテムが表示されます。複数の座標を持つパラメータの場合は、さらにアイテムを展開すると各座標のアイテムが表示されます。

リスト内のノード名をダブルクリックすると、そのノードのフローティングパラメータビューが開きます。パラメータアイテムまたは座標アイテムをダブルクリックすると、そのアイテムのすべてのキーが表示されるようにドープシートビューが調整されます。

リストアイテムを選択すると、必要に応じてそのアイテムのキーがドープシートビューに表示され、タイムラインにもそのアイテムのキーが表示されます。

ノードリストを垂直にスクロールすると、ドープシートビューもスクロールします。

ドープシートビュー

ドープシートビューには、ノードリストの各アイテムのキーの行が(必要に応じて)表示されます。キーは小さな白いひし形として描かれています。一部のキーは小さな黄色のひし形として描かれており、メタキーとして呼ばれる特殊なキーです。メタキーは、複数の座標を持つパラメーターのパラメーターレベルのアイテムに対してのみ表示されます。メタキーについての詳細は、キー編集の項を参照して下さい。パラメータのすべてのキーは、範囲バーと呼ばれる薄黒いバーで接続されています。

キーを選択するには、キーをクリックしたり、ドラッグで選択したり、範囲バーをダブルクリックしてアイテムのすべてのキーを選択したりする事が出来ます。選択したキーはオレンジ色で描画されます。

選択したキーは移動や削除をする事が出来ます。新しいキーを挿入する事も出来ます。キー編集については、以下の詳細を参照して下さい。

アクティブフレームの位置は、エディタビューの高さ全体に描画される緑色のフレームカーソルで表示されます。フレームカーソルをクリック＆ドラッグして移動する事が出来ます。フレームカーソルを選択すると、オレンジ色の縞模様が表示されます。 フレームカーソルがビューに表示されている領域の外側にある場合、カーソルがどのフレームに置かれているかを示す小さな緑色のボックスがビューの左上または右に描画されます。その小さなボックスをダブルクリックすると、フレームカーソルの中心にビューが表示されます。"Centre frame cursor"キーを使用してビューにカーソルを移動する事も出来ます。

作業フレームの範囲は、背景が暗いビューの領域で示されます。

ドープシートビューは、ネットワークビューとほとんど同じ方法で操作する事が出来ます。パンやズームしたり、作業フレーム範囲や選択したキーに適合する事が出来ます。エディタビューの入力設定の詳細については、以下を参照して下さい。

ドープシートの直下にはスクロールバーがあります。スクロールバーは、作業フレームの範囲内でのみビューをスクロールします。スクロールバーの両端に二重矢印アイコンの付いた小さなボタンがあります。これらのボタンを使用して、作業フレームの範囲外にスクロールする事が出来ます。これらのボタンをクリックしたままにすると、スクロールが続行されます。

ツールエリア

ツールエリアはウィンドウの下部にあり、ドープシートエディタを操作するためのいくつかのコントロールが含まれています。これらは現在利用可能なコントロールです。

Curve mode	このポップアップでは、ノードリストで選択したアイテムの補間モードを選択する事が出来ます。選択されたリストアイテムがパラメータアイテムの場合、カーブモードを変更すると、パラメータのすべての座標に影響を与えます。現在、3つの選択肢があります。これらについては、カーブエディタのカーブエディタの項で詳しく説明します。
Fit to working range	このボタンを押すと、エディタビューが現在の作業フレーム範囲に焦点を合わせます。
Fit to selected keys	このボタンを押すと、エディタビューを選択したキーの位置に焦点を合わせます。
Fit to current item keys	このボタンを押すと、現在のアイテムキーの位置に焦点を合わせます。
Move keys	このボタンを押すと、通常のキーの編集が選択/移動モードになります。
Scale from frame cursor	このボタンを押すと、選択されたキーがフレームカーソル位置からスケーリングします。これにより、キーのフレーム位置がスケーリングされますが、値はスケーリングされません。スケーリングしたいキーを選択し、キーを左右にドラッグしてフレームカーソルの位置を中心にスケーリングします。例えば、作業フレーム範囲の開始位置からキーをスケーリングする場合は、フレームカーソルを開始位置に移動させる事が出来ます。任意のフレームを中心にキーをスケーリングする場合は、まずフレームカーソルを任意のフレームに移動します。フレームカーソルを越えてドラッグすると、キーの位置が逆になります。
Scale from centre of selected keys	このボタンを押すと、選択されたキーの中心からスケーリングします。これにより、キーのフレーム位置はスケーリングされますが、値はスケーリングされません。選択されたキーの中心は、選択範囲の最初のキーと最後のキーの中間のフレーム位置です。例えば、最初のキーがフレーム1、2番目のキーがフレーム10の場合、キーはフレーム5.5を中心にスケーリングされます。選択したキーを左右にドラッグして、キーのスケールを調整します。中心位置を超えてドラッグすると、キーの位置が逆になります。
Action edit field	このフィールドを使用して、後述の[Action]ボタンを使用して実行される操作の値を入力する事が出来ます。キーをスケーリングする場合、このフィールドの値はパーセンテージとして扱われます。例えば、キーの長さを2倍にするには、200%として"200"を入力します。
Action	このボタンを押すとポップアップメニューが表示され、さまざまな操作を選択する事が出来ます。キーの移動、キーをパーセンテージでスケーリング、フレームや値にジャンプする事が出来ます。各操作に使用される値は、"Action edit field"で入力した値から取得されます。例えば、選択したキーを4フレーム右に移動するとします。"Action edit field"に4を入力し、[Action]ボタンメニューから"Move keys"を選択します。また、キーを左に4フレーム移動する場合は、"Action edit field"に-4を入力します。

キーの編集

キーをクリックするか、ドラッグする事で、個別、または複数のキーを選択する事が出来ます。範囲バーをダブルクリックして、範囲内のすべてのキーを選択する事も出来ます。キーを選択したら、クリック＆ドラッグする事で、キーを移動する事が出来ます。キーを移動すると、キーの位置がフレーム全体にスナップします。フラクショナルフレーム(正確なフレーム番号ではない端数のフレーム)は現在未対応です。

あるキーを別のキーの前に移動すると、移動されたキーの適切な側に再配置されます。これにより、スプラインにループやアンダーカットが形成されるのを防ぎます。

キーを挿入するには、[I]キーを押してドープシートビュー内でキーを配置する場所をクリックします。

キーを選択して[DEL]キーを押すと、キーを削除する事が出来ます。パラメータのすべてのキーを削除すると、ノードリストから削除されます。編集のためにノードリストに戻って表示するには、再度キーを設定する必要があります。

キーを特定の量だけ移動またはスケーリングする場合は、[Action]ボタンを使用する事が出来ます。まず、"Action edit field"に必要な量を入力し、次に[Action]ボタンをクリックするとポップアップするメニューから操作を選択します。スケール操作を選択すると、"Action edit field"の量はパーセントとして解釈される事に注意して下さい。

[Action]ボタンを使用すると、キーの反転や逆転を簡単に行う事が出来ます。まず、キーを選択し、次に"Action edit field"に-100を入力します。次に、[Action]ボタンから適切なスケール操作を選択します。スケールの倍率-100は、キーのタイミングを変更せずにキーを逆転します。

メタキーは特殊な種類のキーで、黄色のひし形として描画されます。メタキーは、ベクトルやカラーパラメータのように複数の要素を持つパラメータに使用されます。メタキーは、パラメーターのパラメーターレベルの行に描画されます。

メタキーは、パラメーターの個々の要素に設定されたすべてのキーの概要を示します。各メタキーは、そのフレームに1つ以上の通常のキーが設定されている事を示します。

メタキーは、主に2つの点で役立ちます。まず第一に、パラメーターの要素を表示する必要なく、パラメータのどこにキーが設定されているかを確認出来るようにするための概要を占めします。次に、複数のキーを一度に操作する事が出来ます。メタキーを選択すると、そのフレームのすべての通常キーも選択されます。メタキーを移動すると、通常のキーも一緒に移動します。メタキーを削除すると、そのフレームにあるすべての通常キーが削除されます。メタキーの行にキーを挿入すると、そのパラメータのすべての要素がそのフレームに設定されたキーを取得します。

メタキーは、通常のキーとほとんど同じ方法で編集する事が出来ます。主な例外は、メタキーをコピー＆ペーストが出来ないことです。これを行おうとすると、Terragenがビープ音を発します。

コピー＆ペースト
ドープシートでは、キーをコピー＆ペーストする事が出来ます。キーは、ノードリストで現在選択されているパラメータ/要素からのみコピー＆ペーストされます。複数のパラメータと要素からキーを選択した場合でも、リストで現在選択されているアイテムに属するキーのみがコピーされます。前述のように、メタキーをコピー＆ペーストする事は出来ません。

キーを貼り付けると、キーは現在のフレームカーソル位置に挿入されます。貼り付けられたキーは、同じフレームにあるすべてのキーを置き換えます。

キーを複製する事も出来ます。キーを複製すると、最後に存在していたキーの1フレーム前に挿入されます。

キーを貼り付けたり複製したりすると、ビューは新しく追加されたキーの中央に移動します。

入力設定

以下の設定は、ドープシートビューで使用できる入力と操作方法です。入力バインディングについては、Customise Input Bindings Window(カスタム入力バインディングウインドウ)を参照して下さい。

• Zoom: ビューをズームします。
• Zoom frames in/out: ビューを水平方向にズームします。
• Windowed zoom: クリック＆ドラッグすると、ビューの特定の部分にズームインします。
• Pan, up/down/left/right: ビューをパンまたはスクロールします。
• Fit to working range: 現在のフレームの作業範囲にビューを水平方向に合わせます。
• Fit to selected keys: 選択されたキーにビューを合わせ、選択したすべてのキーを表示します。
• Reset to origin: ビューを原点に再配置します(フレーム0、値0)。
• Centre frame cursor in view: フレームカーソルをビューに表示されるエリアの中央に配置します。
• Insert key: 挿入モードを有効にし、ドープシートビューでクリックすると、新しいキーが挿入されます。
• Delete key: 選択されたキーを削除します。
• Nudge left: 選択されたアイテム(キーまたはフレームカーソル)を1フレーム左に微調整します。
• Nudge right: 選択されたアイテム(キーまたはフレームカーソル)を1フレーム右に微調整します。
• Move keys mode: ビューを通常のキー移動と選択モードに切り替えます。
• Scale keys from frame cursor mode: ビューを、フレームカーソルキーの移動と選択モードからスケールに切り替えます。
• Scale keys from centre mode: 選択されたキーの移動と選択モードの中央からのスケールに表示を切り替えます。
• Jump to frame: 任意のフレームにジャンプします。