シェーダ

シェーダは、コンピューターグラフィックスでおなじみの概念で、多くの3Dアプリケーションで使用されています。 基本的に、シェーダはサーフェスの外観をコントロールします。コンピュータグラフィックスの用語では、「シェーダ」とは、特定のサーフェスをどのようにシェーディングするかを指示する一連の命令の事で、拡散色、明度、鏡面反射、反射率、透明度、ディスプレースメントなど様々な要素が含まれます。シェーダは、多くの場合、光源などのシーンの他の要素からの入力に作用し、照明効果とベースサーフェスのプロパティを組み合わせてサーフェスの最終的な色を決定します。

Terragenには、様々な種類のサーフェスを作成できる一連のビルトインシェーダが用意されています。これらを組み合わせる事で、多種多様な自然なシーンを作る事が出来ます。しかし、より専門的な要件を持つユーザーのために、Terragenには「Function Node」を使用して、より具体的でカスタマイズされた結果を作成する機能も用意されています。


Terragen 4は、複雑なテクスチャやサーフェスの巧みな操作を可能にするために、洗練されたシェーダシステムを使用しています。多くのビルトイン・シェーダは、注目せずにはいられぬほどのリアルなサーフェスを作るのに役立ちます。あるいは、カラーテクスチャやディスプレースメント・シェーダ、マスキング機能、オブジェクト分布などのコントロールが可能なする事が出来る、カスタム関数ネットワークに没頭する事が出来ます。定義済みシェーダは、非常にリアルな水面効果を可能にする鏡面反射、反射率、透明度を含む多種多様な効果を扱います。シェーダは、地形にディティールと現実味を加えるサーフェスのディスプレースメントに影響を与える事も出来ます。


シェーダは他のシェーダにマスクを被せる事にも使う事が出来、自然界の多様性を再現する無数の異なる方法で、複数のシェーダをブレンドする事が出来ます。Terragen 4の強みはプロシージャル機能にある一方で、あなたのシーンの任意の場所に適用する外部イメージマップを読み込み、あなたのプロシージャル・テクスチャとシームレスにブレンドする事も出来ます。シェーダはまた、オブジェクトに適用する事も出来るので、インポートされたオブジェクトにディティールと現実味を加えるために、Terragen 4のプロシージャル機能の能力を活用する事が出来ます。


基本的なシェーダ・コントロールは、効率化された階層的ノードリストを通して簡単に処理する事が出来ますが、システムの真の力はノード・ネットワークにあり、あなたは形式に捉われないシェーダのネットワーク構築を通じて、まったくのユニークな効果を作成する事が出来ます。基本的なシェーダは、地形の必要性に応じた身近で使いやすいテクスチャ・コントロールを提供します。複雑な効果を作成するために、より多くのコントロールが必要な場合は、正確無比で構築されるブロック・ノードの一式が、独自のシェーダを構築するために備えられています。


もちろん、Terragen 4は単なるリアリズムに制限される訳ではありません。あなたは標準のシェーダを独創的な使用法で、ユニークで奇抜な効果を生み出し、さらにファンクション・ノードを活用する事で、私達日常の現実の境界を越えた世界を創り出す事が出来ます。Terragen 4はシーン作成において、まさに無限の可能性を備えています。
最終更新:2021年08月13日 14:27