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&bold(){マトリクス・アドバンスド・ディフェンス・インストゥルメント・システムズ} &bold(){matrix advanced defence instrument systems} |企業名略称|MADIS,マトリクス・アドバンス,MADIシステムズ| |所属グループ|クリストファー・ダイナミクス・グループ| |本社機能施設|旧ベラルーシ領 ニューフラッグ・シティ| |主要事業|軍需産業(テウルギア・マゲイア・戦闘車両・歩兵用火器など)| |軍事機能|あり| |外交|■友好/&br()・ヤルダバオート&br()・コラ・ヴォイエンニー・アルセナル&br()・蘭星・零事公司&br()■競合/&br()・エクステック・フェデレーション&br()・バビロニアタスク&br()■敵対/&br()・EAA&br()・カルタガリア兵工廠| #contents *企業概要/歴史 マトリクス高度防衛計器システム。 旧ベラルーシに南部からEAA緩衝帯付近に影響力を持つ軍事企業。 積極的な兵器開発によって勢力を伸ばしており、クリストファー・ダイナミクス・グループ全体を見ても有数のタカ派。 特に対EAAには並々ならぬ敵意を燃やしており、臨戦態勢を常態化させたような、前のめりの姿勢を見せる。 利益のほとんどは軍備拡張に費やされており、領内の都市全体から常に戦争の匂いを漂わせている。 非常に高い税率や軍政ともいえる経営部の方針に喘ぐものも多いが、知ってか知らずかそれらの不満は常にEAA諸企業に向けられ、MADISそのものに不満を述べるものは意外なほど少ない。 ある意味ではグループが抱く拡大思想を先鋭化したような企業だが、利益規模は他の参画企業と比較しても平均的であり、単独で他企業・他グループへ本格的な攻撃をしかけるほどの無謀な行いは慎んでいる。 今のところはクリストファー・ダイナミクスの指示に従い、その牙を磨いでいる。 現在の社長はオバルエ・ミーエンタイン。42歳と若いが、戦場から這い上がって経営権を獲得した、文字通り軍事畑の人間。 **社史 国家消失後、ユーラシア中西部汚染域から避難してきた難民が作った物資集積所をルーツとしている。 常に周辺で繰り広げられる戦争で生まれる、膨大な難民の受け皿として機能し、彼ら取り込んで拡大した企業。 当時、戦争が生む軍需から生じる利益は、既に発生していた原始企業に占有されていたため、主にそれらに顧みられない破壊された兵器の修理や傭兵業、ジャンク品の流通などで利益を得ていた。 これらの経験が、現在のMADISが擁する優秀な技術者や軍人などを生む源流となっている。 やがてそれら技術者と傭兵らを糾合し企業として成立してからは、戦争に疲弊していた周辺の原始企業群を制圧し、旧ベラルーシ周辺に覇を唱える一大軍事企業としての地位を確立していった。 企業としての成立はやや遅く、その頃にはクリストファー・ダイナミクスが一大軍閥を築いていたため、それらとのいくらかの抗争を経てグループ傘下に収まった。 軍事色の強い企業として成立した経緯から、EAAと接触後はクリストファー・ダイナミクスの尖兵として積極的に侵攻に参加、さらにその技術力・軍事力に磨きをかけていくことになる。 EAAへの侵攻では様々な兵器や戦略を駆使し、あらゆる方法で堅固なEAA軍を圧倒した。 それによりグループ内での発言力を増し、この頃から主要参画企業として認識されるようになった。 グループ全体に食糧問題の影が手を伸ばしてくると「全企業の全戦力をもって速やかにEAAを殲滅し、農地を確保すべし」との決戦論を展開したが、これは全体としては受け入れられなかった。 その後も糧食・弾薬ともに足りないながらも善戦したが、この頃になるとEAA側の戦力も整い始め、当初のような戦果は挙げられなくなった。 やがてずるずると戦況は悪化し、膨大な戦費と兵力をかけて奪取したEAAの拠点をあっさり奪い返されるなど、局地戦での敗退が相次ぐようになった。 その影響かグループ内でも戦費の捻出を渋る企業なども増え、前線では食料や弾薬が途絶えて殲滅される部隊が出るなどした。 戦争に消極的になる他企業の中、前線の維持と再侵攻に努めていたが、その結果アレクトリス軍の介入時、直接テウルギア・マゲイアの襲撃を受ける事態に繋がり、なすすべもなく甚大な被害を出した。 主軍の被害が拡大したことにより戦闘の継続は困難となり、突出したEAA領を半包囲されるに至り、撤退戦を余儀なくされた。 軍事費の捻出は当時限界をとうに超えており、MADIS存続の絶対的条件と捉えていたEAA・カルタガリア兵工廠エネルギープラントの確保も断念し、放棄した。 その後も2か月に及ぶ退路なき撤退戦は過酷を極め、この戦いでMADIS正規軍は投入兵力の7割を喪失、優秀な士官・兵・技術者の多くを失ってしまった。 この自体に及びMADISは身体中の汗と血を振り絞るようにして確保したウクライナ北部一帯への影響力と、もともと得ていたベラルーシ南部の領土も喪失した。 これはMADISが3度解体してもなお足りないほどの損失と言われ、辛うじて蘭星・零事公司やコラ・ヴォイエンニー・アルセナルの支援を受け入れることにより倒産は免れたものの、以後は勢力の回復と兵器開発に邁進する暗黒期が続いた。 戦後、テウルギア・マゲイアの能力を身近で感じた事からそれらの重要性については早い時期から認識していたが、敗戦当時はグループ内での発言力も小さくなっていたため聞き入れられなかった。 また経営部・領民ともに反EAA感情は強く、怒りを原動力として半ば独自にテウルギア・マゲイアの研究に邁進、グループ全体への配備を牽引する一翼を担った。 *外交 **友好 &bold(){ヤルダバオート:友好} テウルギア関連開発で競合関係にあるが、技術交流などもあり、友好的競合関係といえる。 &bold(){コラ・ヴォイエンニー・アルセナル:友好} 数十年来にわたり希少資源や液体水素などを購入し、MADISの対EAA戦力拡充に貢献している。 少なくとも表面上は友好的な関係にあると認知されている。 &bold(){蘭星・零事公司:友好} EAA侵攻時に確保できるはずであったカルタガリア兵工廠エネルギープラントの喪失後、致命的に不足していたエネルギー資源を一時的に供与されて以来、友好的な関係を築いている。 反EAA急進派としてグループ内で孤立しかけていたところを仲裁された事もある。 **競合 &bold(){エクステック・フェデレーション:競合/友好} テウルギア・マゲイア他各種開発分野で競合関係にあるが、関係そのものは悪くなく、互いに住み分けている。 &bold(){バビロニアタスク:競合/険悪} 同じく競合関係にあるが、テウルギア開発推進に対し強く反発された事に起因する内部対立関係にある。 また、マゲイアや通常兵器のシェアを消極的にとはいえ争い合っている。 **敵対 &bold(){EAA} CDグループ内でも特に反EAA的感情が強い。EAAとの緩衝地帯以南に勢力の拡充を常に企んでいる。 &bold(){カルタガリア兵工廠} EAA侵攻失敗の際、激しい撤退戦で戦力を全滅規模で失った経緯から、報仇の機会を狙っている。 また、緩衝地帯を挟んで領域を接しており、衝突時は直接戦闘に及ぶ可能性が高い事から、常に仮想的と認識している。 *軍事製品 &bold(){テウルギア} 対通常兵器戦闘、対テウルギア戦闘を両面に見据えた、癖の少ない機体をリリースする。 中・重量二脚タイプを中心に、多脚型、車両型など多種状況に備えるラインナップが特徴であり、コストパフォーマンスも良好。 社の姿勢を形にしたような、攻勢時に力を発揮する前進性能と、多少の攻撃では揺るがない堅牢な装甲が特徴。 目標に対して適性火力を惜しみなく叩き込み、常に戦況有利を狙う戦闘スタイルを想定した設計。 社内配備の他に他社への販売・フリーランスへの販売やリースなども行っている。 そのほか戦場データの供出を条件に低価格帯で販売するなどの多角的配備も進んでおり、亜種を含めて戦場では比較的よく見かけるテウルギアといえる。 **テウルギア/フレーム &bold(){Madis-Orsza-TG228} オルシャ。汎用二脚タイプ。状況対応能力が高い標準機。 他社同型サイズのものより火器搭載能力が高く、状況に応じて必要な装備を選択することができる。 戦闘速度はそれほど高くないものの、強固な前面装甲と火力で押し込む戦法を想定されている。 &bold(){Madis-Homyel-TG228b} ホメリ。Orszaを多脚型脚部に換装したもの。頭部以外の上半身及び内装部の性能に変更はない。 速度は低下したが踏破性能・安定性能・火器搭載能力を上昇させた支援型。 主に砲撃戦や面爆破作戦などを想定した型で、豊富な火器搭載能力を誇る。 頭部にはレメゲトンの火器管制処理をサポートするサブシステムを搭載している。 &bold(){Madis-Dnieper-TG215} ドニエプル。重量型二脚タイプ。主に標準機や特化機、あるいはマゲイア部隊の前衛として配置される。 移動関係の性能を棄てて装甲に特化されたタイプだが、MADIにおける装甲とは、火力を吐き出すための時間を稼ぐためのものであり、当然のように火器搭載能力も高い。 また、施設の防衛作戦などに投入される場合もある。 &bold(){Madis-Kleck-TG222} クレツァク。重量逆関節タイプ。疑似三次元戦闘を想定し、跳躍力を確保した機体。実験的な技術を数多く導入したため、ややピーキーな操作性で操縦者を選ぶ。 軽量で攻撃力・制圧力のあるロケット弾の使用などを想定しており、MADISの機体群の中では火器搭載能力は平均値に留まっており、ドニエプルなどと比べると装甲も薄い。 操縦者・レメゲトンには三次元機動を最大限に活かした挙動が求められる。 &bold(){Madis-Hrodna-TG234} フロドナ。MADISでは珍しい、軽量タイプの2脚型。しかしその運用コンセプトは社の意向を色濃く反映している。 最低限の装甲と火器搭載能力を残して全て機動力に振ったタイプで、初の軽量型ながらかなりの足回りの軽さを誇る。 通常戦闘には参加せず、敵施設などのクリティカルな箇所に速やかに侵入、有無を言わせない大火力兵器を叩き込んで離脱するための機体。 搭載するのは基本的に一撃で大火力を生み出せるグレネード・ランチャーや大型のミサイルなどだが、その足回りの軽さを活かして近接兵器を搭載するプランも存在する。 **テウルギア/武装 主に高火力の実弾兵装パーツを多数リリースしている。 他社のパーツと比べて過剰火力と言われることもあり、好みがわかれるパーツも多い。 これらの他にガトリング・ガンやバトルライフルなど、目新しいものは少ないものの常に必要とされるパーツ群が揃っている。 &bold(){Madis-Polatsk-TGW(207〜233)} ポラツク。「MADISのテウルギアといえば」と謳われる事も多い、傑作ライフルシリーズ。 数々のマイナーチェンジを繰り替えしているものの、その性能は一貫しており「安定火力」を長期間ばらまくための銃。 マゲイアの兵装にマイナーダウンして採用されるほどの性能で、社内外問わずその認知度も高い。 とにかく装弾数が多く頑丈な設計が特徴で、不意に接近した敵に銃身を叩きつけた後に撃っても精度はほとんど変わらなかった、などといった逸話もあるる。 信頼性が高く、正しく主兵装の役割を十全にこなす。 &bold(){Madis-Mogilev-TGW(B)(205〜229)} マヒリョウ。テウルギア用グレネード・ランチャー。型式に「B」がつくものは背面兵装で、それ以外は腕部装着型。 固い装甲を吹き飛ばし、素早い敵を面で圧殺する、MADISらしい武器。 再利用を考慮しない施設などはこれで大味に吹き飛ばすのがMADISの常套手段。 &bold(){Madis-Babruysk-●●-TGW(206〜228)} バブルイスク。テウルギア用短距離ミサイルシリーズ。 テウルギアに搭載可能なミサイルで、種類が豊富なのが特徴。 各タイプによって性能は様々で、任務によって使い分けが可能。 **マゲイア &bold(){Madis-Mazyr-MG(216〜226)} マズィル。MADIS社の標準型マゲイア。 ずんぐりむっくりとした人型で、戦闘速度は低いが装甲が厚い。 マズィル二機、ミンスク一機の編成がMADISのマゲイア編成の基礎となっている。 ライフルやレーザーライフルを所持している者など、いくつかバリエーションがある。 &bold(){Madis-Minskr-MG230} ミンスク。支援型多脚マゲイア。 マズィルの支援のために制作されたが、単独運用にも向く傑作機。 装甲・速度・火力が高いバランスでまとまっている。 マズィルとの恊働運用の場合はミサイルやパルスライフルを、単独運用の場合はテウルギア用兵装のダウングレード版となる専用ライフルを所持する。 &bold(){Madis-Barysaw-MG(207〜231)} ボリソフ。哨戒用マゲイア。 主に施設のガードや侵攻部隊の警戒を担当する。大量生産を想定した設計でコストパフォーマンスがよく、MADIS領では様々な場所で目にする機会も多い。 シティガードとして警察部隊にも配備されている。 武装は主にマシンガン・ロケットなど。 原案/羽純
&bold(){マトリクス・アドバンスド・ディフェンス・インストゥルメント・システムズ} &bold(){Matrix Advanced Defence Instrument Systems} |企業名略称|MADIS,マトリクス・アドバンス,MADIシステムズ| |所属グループ|クリストファー・ダイナミクス・グループ| |本社機能施設|旧ベラルーシ領 ニューフラッグ・シティ| |主要事業|軍需産業(テウルギア・マゲイア・戦闘車両・歩兵用火器など)| |軍事機能|あり| |外交|■友好/&br()・ヤルダバオート&br()・コラ・ヴォイエンニー・アルセナル&br()・蘭星・零事公司&br()■競合/&br()・エクステック・フェデレーション&br()・バビロニアタスク&br()■敵対/&br()・EAA&br()・カルタガリア兵工廠| #contents *企業概要/歴史 マトリクス高度防衛計器システム。 旧ベラルーシに南部からEAA緩衝帯付近に影響力を持つ軍事企業。 積極的な兵器開発によって勢力を伸ばしており、クリストファー・ダイナミクス・グループ全体を見ても有数のタカ派。 特に対EAAには並々ならぬ敵意を燃やしており、臨戦態勢を常態化させたような、前のめりの姿勢を見せる。 利益のほとんどは軍備拡張に費やされており、領内の都市全体から常に戦争の匂いを漂わせている。 非常に高い税率や軍政ともいえる経営部の方針に喘ぐものも多いが、知ってか知らずかそれらの不満は常にEAA諸企業に向けられ、MADISそのものに不満を述べるものは意外なほど少ない。 ある意味ではグループが抱く拡大思想を先鋭化したような企業だが、利益規模は他の参画企業と比較しても平均的であり、単独で他企業・他グループへ本格的な攻撃をしかけるほどの無謀な行いは慎んでいる。 今のところはクリストファー・ダイナミクスの指示に従い、その牙を磨いでいる。 現在の社長はオバルエ・ミーエンタイン。42歳と若いが、戦場から這い上がって経営権を獲得した、文字通り軍事畑の人間。 **社史 国家消失後、ユーラシア中西部汚染域から避難してきた難民が作った物資集積所をルーツとしている。 常に周辺で繰り広げられる戦争で生まれる、膨大な難民の受け皿として機能し、彼ら取り込んで拡大した企業。 当時、戦争が生む軍需から生じる利益は、既に発生していた原始企業に占有されていたため、主にそれらに顧みられない破壊された兵器の修理や傭兵業、ジャンク品の流通などで利益を得ていた。 これらの経験が、現在のMADISが擁する優秀な技術者や軍人などを生む源流となっている。 やがてそれら技術者と傭兵らを糾合し企業として成立してからは、戦争に疲弊していた周辺の原始企業群を制圧し、旧ベラルーシ周辺に覇を唱える一大軍事企業としての地位を確立していった。 企業としての成立はやや遅く、その頃にはクリストファー・ダイナミクスが一大軍閥を築いていたため、それらとのいくらかの抗争を経てグループ傘下に収まった。 軍事色の強い企業として成立した経緯から、EAAと接触後はクリストファー・ダイナミクスの尖兵として積極的に侵攻に参加、さらにその技術力・軍事力に磨きをかけていくことになる。 EAAへの侵攻では様々な兵器や戦略を駆使し、あらゆる方法で堅固なEAA軍を圧倒した。 それによりグループ内での発言力を増し、この頃から主要参画企業として認識されるようになった。 グループ全体に食糧問題の影が手を伸ばしてくると「全企業の全戦力をもって速やかにEAAを殲滅し、農地を確保すべし」との決戦論を展開したが、これは全体としては受け入れられなかった。 その後も糧食・弾薬ともに足りないながらも善戦したが、この頃になるとEAA側の戦力も整い始め、当初のような戦果は挙げられなくなった。 やがてずるずると戦況は悪化し、膨大な戦費と兵力をかけて奪取したEAAの拠点をあっさり奪い返されるなど、局地戦での敗退が相次ぐようになった。 その影響かグループ内でも戦費の捻出を渋る企業なども増え、前線では食料や弾薬が途絶えて殲滅される部隊が出るなどした。 戦争に消極的になる他企業の中、前線の維持と再侵攻に努めていたが、その結果アレクトリス軍の介入時、直接テウルギア・マゲイアの襲撃を受ける事態に繋がり、なすすべもなく甚大な被害を出した。 主軍の被害が拡大したことにより戦闘の継続は困難となり、突出したEAA領を半包囲されるに至り、撤退戦を余儀なくされた。 軍事費の捻出は当時限界をとうに超えており、MADIS存続の絶対的条件と捉えていたEAA・カルタガリア兵工廠エネルギープラントの確保も断念し、放棄した。 その後も2か月に及ぶ退路なき撤退戦は過酷を極め、この戦いでMADIS正規軍は投入兵力の7割を喪失、優秀な士官・兵・技術者の多くを失ってしまった。 この自体に及びMADISは身体中の汗と血を振り絞るようにして確保したウクライナ北部一帯への影響力と、もともと得ていたベラルーシ南部の領土も喪失した。 これはMADISが3度解体してもなお足りないほどの損失と言われ、辛うじて蘭星・零事公司やコラ・ヴォイエンニー・アルセナルの支援を受け入れることにより倒産は免れたものの、以後は勢力の回復と兵器開発に邁進する暗黒期が続いた。 戦後、テウルギア・マゲイアの能力を身近で感じた事からそれらの重要性については早い時期から認識していたが、敗戦当時はグループ内での発言力も小さくなっていたため聞き入れられなかった。 また経営部・領民ともに反EAA感情は強く、怒りを原動力として半ば独自にテウルギア・マゲイアの研究に邁進、グループ全体への配備を牽引する一翼を担った。 *外交 **友好 &bold(){ヤルダバオート:友好} テウルギア関連開発で競合関係にあるが、技術交流などもあり、友好的競合関係といえる。 &bold(){コラ・ヴォイエンニー・アルセナル:友好} 数十年来にわたり希少資源や液体水素などを購入し、MADISの対EAA戦力拡充に貢献している。 少なくとも表面上は友好的な関係にあると認知されている。 &bold(){蘭星・零事公司:友好} EAA侵攻時に確保できるはずであったカルタガリア兵工廠エネルギープラントの喪失後、致命的に不足していたエネルギー資源を一時的に供与されて以来、友好的な関係を築いている。 反EAA急進派としてグループ内で孤立しかけていたところを仲裁された事もある。 **競合 &bold(){エクステック・フェデレーション:競合/友好} テウルギア・マゲイア他各種開発分野で競合関係にあるが、関係そのものは悪くなく、互いに住み分けている。 &bold(){バビロニアタスク:競合/険悪} 同じく競合関係にあるが、テウルギア開発推進に対し強く反発された事に起因する内部対立関係にある。 また、マゲイアや通常兵器のシェアを消極的にとはいえ争い合っている。 **敵対 &bold(){EAA} CDグループ内でも特に反EAA的感情が強い。EAAとの緩衝地帯以南に勢力の拡充を常に企んでいる。 &bold(){カルタガリア兵工廠} EAA侵攻失敗の際、激しい撤退戦で戦力を全滅規模で失った経緯から、報仇の機会を狙っている。 また、緩衝地帯を挟んで領域を接しており、衝突時は直接戦闘に及ぶ可能性が高い事から、常に仮想的と認識している。 *軍事製品 &bold(){テウルギア} 対通常兵器戦闘、対テウルギア戦闘を両面に見据えた、癖の少ない機体をリリースする。 中・重量二脚タイプを中心に、多脚型、車両型など多種状況に備えるラインナップが特徴であり、コストパフォーマンスも良好。 社の姿勢を形にしたような、攻勢時に力を発揮する前進性能と、多少の攻撃では揺るがない堅牢な装甲が特徴。 目標に対して適性火力を惜しみなく叩き込み、常に戦況有利を狙う戦闘スタイルを想定した設計。 社内配備の他に他社への販売・フリーランスへの販売やリースなども行っている。 そのほか戦場データの供出を条件に低価格帯で販売するなどの多角的配備も進んでおり、亜種を含めて戦場では比較的よく見かけるテウルギアといえる。 **テウルギア/フレーム &bold(){Madis-Orsza-TG228} オルシャ。汎用二脚タイプ。状況対応能力が高い標準機。 他社同型サイズのものより火器搭載能力が高く、状況に応じて必要な装備を選択することができる。 戦闘速度はそれほど高くないものの、強固な前面装甲と火力で押し込む戦法を想定されている。 &bold(){Madis-Homyel-TG228b} ホメリ。Orszaを多脚型脚部に換装したもの。頭部以外の上半身及び内装部の性能に変更はない。 速度は低下したが踏破性能・安定性能・火器搭載能力を上昇させた支援型。 主に砲撃戦や面爆破作戦などを想定した型で、豊富な火器搭載能力を誇る。 頭部にはレメゲトンの火器管制処理をサポートするサブシステムを搭載している。 &bold(){Madis-Dnieper-TG215} ドニエプル。重量型二脚タイプ。主に標準機や特化機、あるいはマゲイア部隊の前衛として配置される。 移動関係の性能を棄てて装甲に特化されたタイプだが、MADIにおける装甲とは、火力を吐き出すための時間を稼ぐためのものであり、当然のように火器搭載能力も高い。 また、施設の防衛作戦などに投入される場合もある。 &bold(){Madis-Kleck-TG222} クレツァク。重量逆関節タイプ。疑似三次元戦闘を想定し、跳躍力を確保した機体。実験的な技術を数多く導入したため、ややピーキーな操作性で操縦者を選ぶ。 軽量で攻撃力・制圧力のあるロケット弾の使用などを想定しており、MADISの機体群の中では火器搭載能力は平均値に留まっており、ドニエプルなどと比べると装甲も薄い。 操縦者・レメゲトンには三次元機動を最大限に活かした挙動が求められる。 &bold(){Madis-Hrodna-TG234} フロドナ。MADISでは珍しい、軽量タイプの2脚型。しかしその運用コンセプトは社の意向を色濃く反映している。 最低限の装甲と火器搭載能力を残して全て機動力に振ったタイプで、初の軽量型ながらかなりの足回りの軽さを誇る。 通常戦闘には参加せず、敵施設などのクリティカルな箇所に速やかに侵入、有無を言わせない大火力兵器を叩き込んで離脱するための機体。 搭載するのは基本的に一撃で大火力を生み出せるグレネード・ランチャーや大型のミサイルなどだが、その足回りの軽さを活かして近接兵器を搭載するプランも存在する。 **テウルギア/武装 主に高火力の実弾兵装パーツを多数リリースしている。 他社のパーツと比べて過剰火力と言われることもあり、好みがわかれるパーツも多い。 これらの他にガトリング・ガンやバトルライフルなど、目新しいものは少ないものの常に必要とされるパーツ群が揃っている。 &bold(){Madis-Polatsk-TGW(207〜233)} ポラツク。「MADISのテウルギアといえば」と謳われる事も多い、傑作ライフルシリーズ。 数々のマイナーチェンジを繰り替えしているものの、その性能は一貫しており「安定火力」を長期間ばらまくための銃。 マゲイアの兵装にマイナーダウンして採用されるほどの性能で、社内外問わずその認知度も高い。 とにかく装弾数が多く頑丈な設計が特徴で、不意に接近した敵に銃身を叩きつけた後に撃っても精度はほとんど変わらなかった、などといった逸話もあるる。 信頼性が高く、正しく主兵装の役割を十全にこなす。 &bold(){Madis-Mogilev-TGW(B)(205〜229)} マヒリョウ。テウルギア用グレネード・ランチャー。型式に「B」がつくものは背面兵装で、それ以外は腕部装着型。 固い装甲を吹き飛ばし、素早い敵を面で圧殺する、MADISらしい武器。 再利用を考慮しない施設などはこれで大味に吹き飛ばすのがMADISの常套手段。 &bold(){Madis-Babruysk-●●-TGW(206〜228)} バブルイスク。テウルギア用短距離ミサイルシリーズ。 テウルギアに搭載可能なミサイルで、種類が豊富なのが特徴。 各タイプによって性能は様々で、任務によって使い分けが可能。 **マゲイア &bold(){Madis-Mazyr-MG(216〜226)} マズィル。MADIS社の標準型マゲイア。 ずんぐりむっくりとした人型で、戦闘速度は低いが装甲が厚い。 マズィル二機、ミンスク一機の編成がMADISのマゲイア編成の基礎となっている。 ライフルやレーザーライフルを所持している者など、いくつかバリエーションがある。 &bold(){Madis-Minskr-MG230} ミンスク。支援型多脚マゲイア。 マズィルの支援のために制作されたが、単独運用にも向く傑作機。 装甲・速度・火力が高いバランスでまとまっている。 マズィルとの恊働運用の場合はミサイルやパルスライフルを、単独運用の場合はテウルギア用兵装のダウングレード版となる専用ライフルを所持する。 &bold(){Madis-Barysaw-MG(207〜231)} ボリソフ。哨戒用マゲイア。 主に施設のガードや侵攻部隊の警戒を担当する。大量生産を想定した設計でコストパフォーマンスがよく、MADIS領では様々な場所で目にする機会も多い。 シティガードとして警察部隊にも配備されている。 武装は主にマシンガン・ロケットなど。 原案/羽純

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