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グラート級機動要塞改装移動研究拠点 アスフォデルの放浪者
建造 旧ロシア連邦
所有 イスリェーダヴァチリ・ガリゾーンタフ
旧ロシア連邦が建造した3000m級普及型機動要塞を改装した移動研究拠点。
元のグラート級機動要塞は3000m級の直方体船体を8本の巨大な足で支える形の船体を持つ。非常に頑丈なフレームと分厚い装甲を持ち、核攻撃にも容易に耐えるとされた。
実際には主砲が誘爆するため核攻撃には無力であり、大戦中に撃破されたものも多い。
7隻建造され、5隻については解体処分、撃沈、放棄、永久固定要塞化、残骸の形でその来歴が明らかになっている。本艦は行方不明のうちの1隻であり、ハンタイスコエ湖にて擱座していたものを回収して再利用している。
上部甲板は操船用の艦橋と2500m級全通甲板が配置されており、中型輸送機であれば着艦できる。現在は護衛部隊と輸送機が使用している。
主兵装は両舷に張り出す形で配置された120cm50口径3連装ロケットアシスト超長射程砲二基。
本来は衛星リンクによる精密誘導が可能であったが、現在は艦載機や観測班などとのデータリンクを行って誘導している。
長年の経年劣化により基部の損傷が激しく、砲撃制御システムにバグが蓄積してしまっているのも併せ、その射撃制度は非常に低い。
副兵装として、かつてはレーザー兵器やVLSが船体各所に敷き詰められていたが、擱座時にそのほぼすべてが機能不全に陥っている。
そのため、現在は200mm連装狙撃砲をはじめとするコラ・ヴォイエンニー・アルセナル製艦載砲を搭載している。
ミサイル制御能力を喪失しており、対空ミサイルの類は現在も装備していない。
そのため多段防空網に巨大な空白領域が存在している。