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※本企画の内容・参加者について、2019年1月放映予定の、タツノコプロ様のアニメ作品『エガオノダイカ』の内容、スタッフ・キャストの皆様及び他関係者の皆様とは全く関係ありません。
……が、巨大ロボットを好きな一個人として、微力ながら『エガオノダイカ』の成功を応援します。
(2018/11/30 参加者:在田)

企画開始:2017年7月

〇お願い〇
こちらはこのwiki内にある世界観や用語などを使って独自の世界、ストーリーを創作していく企画になります。
世界観に矛盾点や疑問点があったりするかと思いますが、自由に補完し、書きたい作品を好きなだけ書いていただければと思います。
また、複数人と世界観を共有し創作しても問題ありません。どうかそれぞれの価値観を尊重し、よりよい創作ができるようご協力お願い致します。
(上記の文章は風零龍緋@f_15yukikazeが仮置きしています)

■introduction


人機の祈りよ、神働の光となれ。



 かつて、人類世界が国家という不可視の障壁に切り刻まれ、隔離されていた時代があった。

 国家は互いに利用しあい、時に憎み合い、
 手を取り合い、そして殺しあい、ある災厄によって、諸共に滅びた。

 ……

 世界史に楔を穿った、ある災厄。
 ……それは、小さな国の、小さな発明によって首を擡げた。

 利益の独占は軋轢を生み、軋轢は諍いを生んだ。
 諍いが衝突になると、それは恐るべき早さで戦争へと変わった。
 高度な技術が支える戦争が、人類の終焉を描く早さを、誰もが見誤っていた。

 かつてない巨大な戦争は、人がそれまで築いてきた、歪な国家社会というシステムを破壊し尽くした。
 人間は、有史以来自らを捕えては苛んできた、棘の檻から解き放たれた。

 ……国家概念の消失。

 それまで彼らを担保してきた国家という檻を失った人々は、
 寄る辺を失くした迷い子のように呆然と立ち尽くすしかなかった。
 恐るべきことに彼らは、戦争で死ぬ者よりも遥かに容易く死に絶えていった。

 新社会の構築。
 ようやく遺された人間は、自らを囲う檻を必要としていた。
 それも国家のように愚かでなく、利益によって自らを庇護する、新たなる檻。
 混沌を押しとどめ、斃れた過去を弔い、復興によって利益と、何より未来への光を齎し賜えーー……。

 そんな中、ごく自然に生まれた「企業」と呼ばれる新たなる社会基盤は、
 絶えつつあった人類をどうにか繋ぎ止めた。
 復興と再生の名の下に、あらゆるものを喰らい、そしてその手脚を広げていく「企業」は、
 人間社会にとっての新たなる基盤となりつつあった。

 企業はいくつも生まれては消え、小さなものを飲み込んでは拡大していった。
 自らを拡大していくためには、銃を、砲を、ミサイルを、そして強力な人型兵器を、
 ……そしてかつて人類を殺した忌むべき技術さえその身に飲み込んだ。

 経済は、世界に於いて神に等しい力を得はじめていた。

 ………企業標準歴、235年。

 自らの保持のための武力を正当化した企業はやがて、かつての国家の如く肥大し、澱み、濁りつつあった。
 人々はそれを恐怖しつつも、糾そうとはしなかった。

 自らを囲う檻を失った人間がどれほど脆いのか、彼らは身を以て知ってしまったのだ。

 世界、企業、技術、戦争、忌むべき力、戦場を駆ける有人戦術装甲「テウルギア」
 そして、その操縦者たる「テウルゴス」。

 人は、何を失い、何を得たのか。 

 過去の残滓が、人類にその価値を問い糺そうと身を起こす。




初めての方へ

『多重機甲戦線テウルギア』とは、複数人で同じ世界観を共有する創作企画です。
管理人と参加者で世界観を構築し、様々な創作を行おうという意図のもとに運営されています。
まずは、左側のメニューから“企画概要”を一読してください。
キャラクターを初めとする、世界を構築する様々な設定が、企画を盛り上げるはずです。
興味を持った、参加してみたいという方は、管理委員会メンバーの

@f_15yukikaze
@babymagnum1128
@linstant0000
@worker4050
@zaita1217

5名いずれかへTwitterにてDMかリプライを送ってください。

彼らの審査が通った報告を受け次第運営(@luna_theurgear)がメンバーとして承認致します。
最終更新:2018年12月01日 00:19