ライフ・スマイル・カンパニーズ

ライフ・スマイル・カンパニーズ
企業名略称 L.S.S
本社機能施設 沖縄周辺
主要事業 ホビー産業、無人輸送産業、自動人形の販売
軍事機能 防衛戦力のみ
外交 ・全ての企業と対等に接している
・娯楽や流通関連を扱う都合上余程の事や企業連からの命令がない限りは中立である。
・子会社であるアメノウズメ人形工房との関係はとても良好である。
・野心はあるがそれは世界的にコンテンツを広めたいといった程度。
・大規模同人即売会と企業合同品評回を年に二度行っており、その際には各企業から大勢が押し寄せるほどの熱狂を見せる。
・リュミエールはお得意様であり、その美しさを追求する様には共感している。
・アヴァロンの計画には一枚かんでおり、E&H等各企業の外交が深まればよいと思い協力している。


企業概要

 原始企業創設時より前に生まれたアジア圏の集積所ネットワークから生まれた集落、企業の集合体。
「絶望の中でも好きな事を」をモットーとしており、人を笑顔にすることを最優先として動いている。
沖縄及び日本九州地方周辺を生活圏とし、戦火を逃れた豊富な自然とその精巧な技術が特徴。

企業の吸収が激しい中、利益よりも損が多いとみなされ戦火を逃れた数少ない企業であり、極東の生存可能圏内を領地とする珍しい企業。
その生存可能圏は崩壊した国家の少ない遺産と埋蔵された資源等を糧としており、奇跡的に汚染を免れた土地にアジア圏の人間が逃げ込んだことが始まりとされる。

数少ない企業間戦闘行為への参加拒否表明企業であり、戦闘行為等に介入しない。しかし、こちらへの明確な攻撃意志がある場合はその限りではない。 
領内の企業が集い支え合っている企業であり、かなり規模は小さいが実質的に第4のグループのようなもの。
筆頭企業と比べ、その支配権は決して強くはなく、あくまで統括役を担っているだけの名ばかりの筆頭である。その為領内には大中小、多くの企業がひしめいており、数少ない平和な環境で日々良き暮らしを追求しているとか。
その上、領内の地域ごとに政治も分かれているため複合企業と言った方が正しい。

資本規模はあまり目立たないがかなりのものであり、ヘマをすればかのリュミエールすら超えるとも。
しかし、これらは優先的に領民へ還元した後、殆どを新事業やイベントなどにあてられている為か企業としての利益は事業規模の割に地味である。

領内の一部居住区は旧国家時代に建造された地下シェルター内を改装、地下都市として再構築されており、最大5階層まで存在する。
各層には様々な区画が割り振られており、それぞれ文化に合わせた社会が構築されている他各セクション毎に管理者が存在している。
疑似的にとはいえ国家崩壊以前の気象や空、海などの自然環境も再現されており地下シェルターであることをあまり感じさせない作りとなっている。

事業内容

+ 主要事業
地理的優位を活かした低コストの輸送業やその下請けを主に営んでおり速く、安い、安心ということで企業間ではそれなりに高評価を得ている。
輸送などの運搬事業は度重なる人手不足を受け、資本の大半を投じて行ったオートメーション化によりこの低コストを実現している。
これによって運搬部門の従業員は年がら年中暇を持て余しており、ホビー部門に顔を出しては新商品開発のテスターなどを引き受けたりしている。
ちなみに上記のイベントスタッフとしても駆り出される。たとえ運搬部門だろうとやはり趣味人なので厳しくとも最高に楽しい、とのこと。

国家解体の際に国家と共に泡と消えたデータのサルベージも行っており、それを用いて過去に流行ったホビー等をリバイバル、つまり再現して販売しており一部マニア達御用達となっている。

また、根強い人気を持つものならばたとえマイナーであろうともとりあえずシリーズ化し、売れると判断したらニッチなものまで生産するほど趣味一辺倒である。
その造形技術はもはや芸術品とまで呼ばれ、その生産工程は企業秘密とされている。

これら娯楽品の販売のみならず、ポイエシス・ネットワークにてノーライフ・キングズという過去に制作された作品のアーカイブコンテンツを展開している。
サルベージしたアニメや映画、音楽、小説からはては二次創作物など古今東西のサブカルチャー文化を取り扱うコンテンツとして秘かな人気を博している。

領地内各所には食料プラントが製造されており、遺伝子データや製法、育成方法のデータが残っていた作物や生き物を積極的に研究、栽培、飼育を行っている。
領内食糧事情の殆どを賄っており、米やじゃがいもなどの日本の食卓を代表する食材の生産やマグロやウナギの養殖に成功している。
溢れた分は嗜好品として各企業に輸出している。
領地が狭いためその生産量には限りがあり、他企業を補えるだけの余力はほぼ皆無である。

+ 協力事業
  • データバンクより発掘したお菓子などの嗜好品の生産、加工業にも手を出しており他企業にスポンサーを頼み込んでは材料の輸入、一部技術の提携等を条件に輸出している。
それだけでなく残っていた料理レシピ等のデータ販売すら行っている。(しかし、荒廃したこの世界で材料があるかは別の話である)
その高い完成度と品質からスポンサーとなった企業などからは高評価を頂いており、各企業に輸出している。
利益の分配はL.S.Sが3、スポンサーが7となっており輸送、開発費等に関するコストはL.S.S代表のポケットマネーで全て賄われている。
代表曰く「だって旨いものは食べたいしお菓子は皆でつついてこそでしょ」とのこと。

  • アヴァロン建造にあたって各企業から店舗や留学生などの誘致を行っており、各企業との仲を取り持てないものかと熟考を重ねているが、現時点ではうまくいっていない。


ゲームについて

+ 概要
基本的にサルベージした作品などを取り扱っているが自主制作しているものもいくつか存在しており、有名なものではVR対応フルオンライン型テウルギア対戦ゲーム「デウス・エクス・マキナ」というゲームを制作している。
L.S.Sが莫大なコストをかけて制作した作品であり、その高い完成度から現在では各企業に輸出されている。

テウルギアの世界情勢をそのまま落とし込み、アレクトリス、CD、EAA、独立企業、フリーランスのいずれかに所属し制圧戦や防衛戦などの大規模戦闘を行うWoW(ワールド・オブ・ウォー)モードと少数ルームマッチなどが実装されている。
なお、ファンサービスとしてWoWモードではランダムエンカウントとして実存するテウルゴス達がNPCとして参戦することもある。
この時のテウルゴス達は良くも悪くも現実通りの行動パターンと実力を持っており、うまく活用すれば戦況を打開できるかもしれない。
少数ルームマッチではパスワードを設定することで身内限定とするプライベートルームと、フリーとして開放されているコロシアムがあり、より強い対戦相手を求める者たちが日々研鑽を積んでいる。
現在CS版とAC版が販売されており、CS版にはストーリーモードもある。

戦果に応じてショップにゲーム内報酬の通貨で購入できるパーツや機体などが増えてゆき、AC版では忠実に再現されたコンソールなど(ある程度の被弾衝撃演出もあり。ON,OFFの切り替えは任意)で実際の傭兵感覚で臨場感溢れる戦闘を味わうことが出来る。
機体に関しても現存の機体を忠実に再現しており、長所や短所、見た目まで限りなく実物に等しい再現度を誇る。
キャッチコピーは「君もテウルゴスにならないか?」
レメゲトン搭載機構も再現されており、疑似レメゲトンとしてプレイヤーと戦場を共にする。
レメゲトンは戦闘中自身のサポートを担当し警告や機体補助を実際に行ってくれる。(もちろん喋る事もある程度可能。)
音声認識機能も実装されている為、有効に活用すれば直感的かつスピーディな対応も可能となる。
また、相棒となる疑似レメゲトンは自由にカスタマイズ可能であり、課金コンテンツで特注も可能。
文字通り好きなようにカスタマイズ可能である。(が、機体サポートなどのものは初期選択肢からの強化ポイントが有限となっており満遍なく上げると器用貧乏に仕上がる)
ちなみにこの製作した疑似レメゲトン、かなり高額ではあるが公式サイトから実際に制作を依頼することも可能であり実際にパートナーとして持ち歩くことも可能である。
これとは別に各企業のテウルギアに搭載されているレメゲトンを再現した物も発売されているとか。

そのあまりに高過ぎる完成度、再現率、リアリティの追求によりβテストでは操作が煩雑となりマニア層と一部軍関係者にしかウケずあえなくクソゲーの烙印を押されたがその後、代表の機転によりCS版では操作性向上のために専用コントローラーを製造し発売、かなり自由度の高いロボットゲームとして世界的ヒットを叩き出すことになった。
なお、AC版の操作は簡易操作型とマニュアルモードが搭載され、簡易操作型では細かい操作が難しくなる代わりに直感的操作を可能とし、初心者救済措置を取った。
マニュアルモードは依然として実際のテウルギアの操作を再現されたままになっており人によっては高い自由度を誇る。

現在はその高い完成度などからシミュレーターとして流用している軍もあるとか。


ちなみに、元となったランカーテウルゴスや部隊にはせめてものお礼として公式アカウントとレメゲトンの接続許可が下りており、実際に認証レメゲトンのサポートを受けながらゲームを楽しむことも可能である。(レメゲトン自身がプレイヤーとして楽しむことも可能)
無論、この公式アカウントの表示は任意で切り替え可能であり一般プレイヤーと同じようにプレイすることも可能である。
ちなみにAC版の筐体は忠実に再現されているだけで他のコンソールに接続し、ソフトを起動させればそれをコントローラーとしてプレイすることが可能である。(これは過去に技仙がハッキングをしかけて乱入したことがきっかけであり、代表自らがこっそり実装した隠し機能である)

精密作業用人型重機「PWA」

LSS内で製造、利用されている多目的作業用人型重機の総称。
生身では危険な場所での作業も想定しており、その多くは防塵や落石対策などに備えて最低限の装甲は備えている。
一応、他企業向けに受注生産及び輸出も行っている。

精密作業用にマスター・スレイブシステムを搭載しており、熟練者には自らの第二の四肢となるほどの汎用性を誇る。
その為、各部は忠実に人型を再現しているものが多くパワードスーツの発展系、作業用という意味を込めて「Powered Work Armor」の頭文字を取ってPWAと名付けられた。
しかし、開発経緯が多目的作業用重機である為必ずしも二足歩行の形態を採用しているわけではない。
大抵は脚部に走行用の駆動輪を備えている。
また、機体の大きさや外見等も設計によってまちまちである。

作業用重機と設計されている為当然、バランサーやショックアブソーバー、駆動部などは高性能なものになっており操縦者と現場の安全作業を第一に考えられている。

しかしその性能が仇となってか、密かに流れたこの機体はテロリストなどの不穏分子によって違法改造を施され、マゲイアの代わりに使用される事も多々ある。
改造された機体の多くは元の外観を一切留めていないこともあるとか。

勢力圏


九州より南部の旧日本領を領地としており、その規模は全体的に見ると小さい。領内のほとんどは海に覆われており、陸地の面積の方が少ない。
大戦後汚染されたアジア圏の生き残りが流入しており、元々外交メインであった事もあってか多種多様な人種と価値観が入り混じるグローバルな雰囲気となっている。
正確には旧日本列島を領地としているが諸々の理由が重なり現在はこの形となっている。

長らく異文化交流が行われていた土地柄、異文化理解や多民族理解に関しては積極的であり調和を維持する為に尽力する。


外交


中立である事を前提として動いており、商売ですら対等に接している。
この立場を利用して企業の大半の娯楽関連事業をほぼ一手に引き受けており、E&Hや大和重工、リュミエールなど多くの企業領民からは好評のようだ。
一部企業とはお菓子などの嗜好品含む食品加工業の提携をしており、機材やそのデータをこちら側が提供する代わりにスポンサーになってもらっている。

+ CDグループ
  • E&Hとは娯楽提供の代わりに一部物資の提供を要求しており、E&Hはそれを了承して現在の関係に至り、その関係は良好。
円卓の騎士らが自分たちの部隊のモチーフになった伝説を取り扱ったコンテンツが複数あると聞きつけて胸を躍らせていたがその実際の印象、性が違うなどの理由で最初こそ落胆していたが全員ハマってしまったらしい。
E&HテウルゴスのA氏があるゲームでアーサー王の女性版にゾッコンだとか。
最近は共同出資でアーコロジー「アヴァロン」の建設を行い、各企業の交流の場を作っている。

  • コラ・ヴォイエンニー・アルセナル社には綿などの衣類や素材を輸出する代わりに一部貴金属を輸入している。

  • E&H、エノリニアとは食品加工業の提携も行っており前者には料理などのデータの提供、後者には一部税の緩和などを謝礼としている。

+ アレクトリスグループ
  • 感性の観点からリュミエール・クロノワールとの関係性は極めて良好。定期的に商談を行っては互いの商品を買い込んだりしており、大規模同人イベントには毎年二回出展を申し込まれている。美しいもの好きであるアリシアが冗談でこの技術力でアンドロイドを作れないかしらとボヤいた際に自動人形を売り込み、マネキンや化粧品のテスト用として数多く輸出している。ちなみにディーヴァの体を製造したのは他ならぬアメノウズメである。

  • ケラー先端技術研究所とは一部技術の提携を行っており、その技術や新素材などを用いて人体に限りなく近いラインを保ったまま可動するフィギュアやドールの制作などをしている。

  • 大和重工には一部警備などを担当してもらっており、アレクトリス内における安全を確保してもらっている。

  • アレクトリスグループには食品加工業の提携も行っている。

  • リュミエールに至っては防衛用テウルギアの発注なども行っており、最近では単なるビジネスパートナーの関係を超えているのではと不安視されている。

  • スメラギ重工には自動人形の輸出も行い、程よい距離を築こうとしている。

+ EAAグループ
  • クリアメイトとは食品加工業の提携をしておりお菓子などの嗜好品や昔からの食品の再現なども行っており、比較的友好的関係を築いている。

  • カルタガリアには自社防衛用テウルギアの発注をしているだけでなく、カルタガリア領内限定流通品としてカルタガリアのテウルギアなどの立体物も取り扱っている。

  • SSCNには特注したテウルギア開発の為、一時的に淡路島と一部瀬戸内海沿岸部を研究所として貸出している。
監視の目の下特注した機体の実験を行っているが、最近になって不穏な行動が目に付くようになった。

+ その他イベントなど
  • E&H、リュミエール等の企業からはテウルギアの立体物生産を請け負っており、数多く(一部は企業限定品として)出荷している。

  • 毎年行われている大規模同人即売会は大和重工からの警備協力、リュミエール等の大規模企業のサークル参加や各企業の大物が個人参加するなど一種の国際的大事業となっており身分、人種、民族の枠組みを超えたコミュニケーションと経済の交流の場となっている。
 サークル参加は厳正な抽選によって決定されており、企業ブースもこの例に漏れず毎年定数を超えた場合は抽選によって決定している。
 会場や設営費などは全てL.S.Sが負担しており、参加方法は二種類。一つはサークル参加、もう一つは一般参加である。これはコミックマーケットの伝統を引き継いでおり、システムも同じものである。
 コスプレも分類ごとに分けられており、あまりにも過激なものはR18ブースに分類される。よい子は大人になるまで見ちゃだめだゾ!
 表現の規制についてはかなり緩く、実在の人物を貶すような内容のものでない限りは頒布禁止とはならない。

  • 各地にアンテナショップとして支店をいくつも出しており、いずれも客足が途絶えず繁盛しているとか。

観光

一部地域は観光地となっており、汚染を免れた海や森などの貴重な自然が残っており別荘地や療養場所としても有名である。
古くからの温泉施設なども残っており、その周辺は活気にあふれている。
中立地帯なこともあってか各国重役や一部領民なども訪れるグローバルな場所ともなっており、それは例えひと時の仮初の平和だとしても、皆が幸せでいられる数少ない理想郷である。



軍事機能

軍事機能を殆ど有しておらず、攻撃手段に関しては脆弱の一言に尽きる。
防衛機能だけは非常に堅牢で、本社周辺にはECM、及びEMPなどの電子兵器対策が施しており下手な機体では領域に踏み入ることすら困難であろう。
また、九州より北は確認されている限り人が近づける環境ではなく、大戦時に撃墜を免れた無人兵器群が未だ防衛を続けているため誰も近寄ることができない。
一部対空システムなども生きており、一度代表自らが危険と判断しテウルギアを所有する傭兵部隊に鎮圧を依頼した。
が、破壊はおろか更なる兵器が確認された上、辛うじて撃墜した機体を解析したところ防衛圏内から出ることは無く、侵入者のみを排除するアルゴリズムで動いていると判明した為日本列島中部から北東部を不可侵地帯とした。

235年以降、世界情勢が不安定になり、領民からも不安や防衛力を整えよとの声が多かったからか、テウルギアの研究や一部迎撃用の防衛線力を整え始めている。しかし、代表の意向からこちらに危害などを加えない場合ややむを得ない場合以外では動かすつもりなど毛頭ないとのこと。

各企業に戦力の規模のおおよそを公開しており、拡大する際には前もって理由などを通達している。

ちなみに本社と一般のネットワークは別物として隔てられており、一般のネットワークはフリーとして開放されている。
各企業との取引によっては個別のネットワークを使用しており、その情報統制と機密保持能力は高い。
本社ネットワークとデータバンクの根幹は「天照」「素戔嗚」「月詠」の三柱のマスターユニットによって構成されており、それぞれCD、EAA、アレクトリスと管轄が分かれている。
恐らく大戦時代最大の遺産であり、その実態は大規模量子コンピュータではないかとも噂されるが、その真偽は定かではない。
このマザーコンピュータにはある権限のあるモノしかアクセスできぬよう実際の生体情報やパスワード、物理的な解除などで幾重にもロックが施されており、ハッキングを仕掛けようものならばウィルスを送り込んだ後、規模に応じた報復を行い証拠等をカルデアン・オラクルズに公開する。
これはL.S.Sの最重要施設であり、その所在や全貌を識るものはごく僅かである。

その他、現在カルタガリア、リュミエール、SSCN、技仙、E&Hに国防用テウルギアの発注をしている。

・特殊部隊「フェアリーテイル」
L.S.Sの最高戦力であり秘密部隊。表向きは代表専属の護衛ということになっているが、その実態は複数の分野を極めた者たちが集まる対工作員やテロ対策部隊である。各企業との機密を扱う仕事なども担当しており、情報漏洩や中立を保つために人知れず活動している。

影に紛れ悠然と物事を片付け夢のように終わらせる様はまさに「御伽噺」の名にふさわしい。

現在各企業に発注しているテウルギアはこちらに配備されるのではないか、というのがもっぱらの噂である。


テウルギアについて

中立の立場から技術的には開発可能だろうと言われているが現状を維持する為に敢えてテウルギアは外注しており、防衛向けとはいえ多種多様な機体が配備されている。
共通してどこか尖った設計になっており、それを連携で補うような形をとっている。
戦力規模としてはかなり大きいが、これも拡大した資本規模から揺れる世界事情により国防の声が大きくなったための措置である。
しかしテウルギアの輸送などについては管轄外であることと中立の立場から外征能力を持たない。


フェアリーテイル専用機

+ 機体一覧
開発 リュミエール・クロノワール&L.S.S
機体サイズ 11.6m
武装 ・弾幕遮蔽層発生装置内蔵型撮影機「天狗文花帖」
・光波射出式光学剣「風神一閃」
・小型鋼針弾幕兵装「鴉羽」
・実体剣制御翼「風神翼」
特殊機構 ・可変戦況対応型戦闘形態「天狗変化・風神機」」
・第六六六式封印拘束制御術式「魂の共鳴(リミックス・ハート)
・変生「天魔解放」
+ 機体概要
リュミエールとの共同開発になる戦術偵察型テウルギア。236年初期にロールアウト予定。
L.S.Sが特注した機体であり、防衛部隊に支給されるのみとなっている。
「限定戦争」に参加しない前提の機体であり、またリュミエール自身L.S.Sに相当入れ込んでいる事もあり、美しさを重視しつつも、その運用方法は極めて実践的かつ本格的。

相変わらずのコストと極めて高い機動性が特徴だが、極まり過ぎてテウルゴスに身の危険を齎すレベルに至った為、通常時はリミッターが掛けられている。
通称、「世界一高価な棺桶」。



通常時
開発 リュミエール・クロノワール&L.S.S
機体サイズ 23.7m
武装 ・600mm超長距離多目的実体弾砲「御柱神判(アンチ・マテリアル・オンバシラ)
・超高出力長距離殲滅光学兵装「バニシング・オンバシラ」
特殊機構 爆裂追加装甲排除機構「モードシフトバースト」
装甲パージ後
機体サイズ 12.3m
武装 ・180mm無反動砲「エクスプロージング・オンバシラ」×2
・高貫徹突撃銃「ペネトレイト・オンバシラ」×2
・赤熱式近接格闘兵装「御柱鉄槌(ストライク・オンバシラ)
・円形加速推進装置「神光建御名方」
+ 機体概要
リュミエールとの共同開発になる特殊殲滅戦用テウルギア。スカイウォッチャーと同じく236年初期にロールアウト予定である。
L.S.Sが特注した機体であり、スカイウォッチャーと同じく防衛部隊に支給されるのみとなっている。
スカイウォッチャーとの連携を前提として開発されており、互いに弱点を補いあう形となっている。
特殊機構により二種の状況に対応可能で、スカイウォッチャーよりもテウルゴスへの身体負荷が少ない代わりに別の意味で人を選ぶ機体となった。
それによってコストも嵩んでおり、あまり表に出せる代物ではない。
しかしながらその火力は絶大である。

通称、「悪魔の玩具箱」。

開発 技仙公司
武装開発 ・技仙公司 ・カルタガリア兵工廠
主兵装 ・新世代型レールキャノン 34式自動電槍
・対人機用多目的追加装甲 改盾
・レーザーライフル Cg-LR:3409
・ライフル一体型レーザーカッター Cg-SWR:3509
・その他近接兵装
機体サイズ 15.2m
+ 機体概要
037LSS 王翠翹
技仙がL.S.Sに輸出した駆逐テウルギア。237年中期にロールアウト予定。
L.S.S領内での運用を前提としており、同じ王翠翹でありながら徹底的に手を加えられた為にシリーズ内でも異彩を放つ重量級機体。弐式という名前はL.S.S内での通称である。
高い汎用性を有しているが長時間の戦闘には向かないという欠点を持つ。


開発 技仙公司
武装開発 ・技仙公司 ・カルタガリア兵工廠
主兵装 ・高初速ガトリング 「GAU-Tg-30 大鋼連弩」
・大型レーザーライフル 「 Cg-LR:3503 ”Touta”」
・折り畳み式280mm榴弾砲 「36式榴弾砲」
・MLRS 「34式自動多連装ロケットシステム」
・YJ-53対艦ミサイルシステム
・HQ-21対空ミサイルシステム
機体サイズ 15.8m
+ 機体概要
技仙公司が開発した弐式と対になる機体。237年後期ロールアウト予定。
砲撃戦をメインとしているがその汎用性は依然として高いままである。
が、欠点もまたそのままである。


ベース・テウルギア TG-42/Physalus
開発 SSCN
武装 680mmスーパーキャビテーション魚雷「ブリャー」ランチャー*8
500mm跳躍VTF魚雷「リトゥーチヤ・ルイーバ」*4
200mm自律誘導魚雷「グラート」*12入り有線ポッド*4
ステルスミサイル「9S40」ランチャー*2
能動的魚雷防御システム「サルディーナ」
実体ブレード「アブリャティヴ」*2
機体サイズ 25.2m(脚部展開時は18.5m)
+ 機体概要
領海内での迎撃や海路での護衛を主任務とする大型のテウルギア。陸上での使用をほとんど考えられていない。

「Cg-TG:Jūstitia-01V」
開発 カルタガリア兵工廠
武装 レーザースナイパーライフル「Cg-LSR:0235」
+ 機体概要
    • カルタガリア兵工廠へ特注し、設計された狙撃型の二脚テウルギア。
    • ASTRAIA-01を原型としているものの、その特性はほとんど生かされておらずFCSと制御装置としての役目に留まっている。
    • 本機の根幹ともいうべき専用レーザースナイパーライフルである「Cg-LSR:0235」は有効射程6.2kmを誇る規格外の性能を保持している。
    • 本機が選ばれた理由としては迅速な戦域離脱と狙撃ポイントの移動を可能とし、なおかつ狙撃精度などが高いものが欲しいとの要望からである。
ロールアウト予定日は239年となっている。

開発 E&H社
武装 右腕:テウルギア用実体刀『フツノミタマ』
左腕:テウルギア用実体刀『アメオノハバリ』
左右腕内蔵:電掌(ライトニングハンド)
脚部:電脚(ライトニングレッグ)
機体サイズ 15m

+ 機体概要
E&HがL.S.Sからの発注を受けて設計・開発したテウルギア。239年後期ロールアウト予定。
全体的に鎧をモチーフとした意匠のデザインをしており、「日本」を意識して制作したとのこと。
武装も刀など、こだわっているがそれに電撃を操る専用機構を追加することにより雷神を彷彿とさせる。


防衛部隊配備機

L.S.Sが変わりゆく情勢と盗賊の増加に伴い輸送部隊と守るために配備したものが多い。
テウルゴスはフリーランスの傭兵を雇用する形が多く取られている。
+ 機体一覧
「ヤマツミ」
ベース・テウルギア TG-34-3/Panthera
開発 SSCN
機体サイズ 21m(パッケージなしでは14m)
武装(パッケージ) 120mm滑腔砲*4
90mm対戦車砲*2
30mmCIWS*2
対歩兵散弾散布弾頭射出機*2
150mmガンランチャー*1
レーザーブレード*2
武装(本体装備) 30mm機銃*1
25cm短距離誘導ミサイル*8セル*4
+ 機体概要
L.S.Sが地上輸送部隊の護衛用に発注したテウルギア。239年現在では盗人の数も増大したため各輸送団に依頼した護衛部隊とは別で基本的に一機随伴する。
SSCNが236年に受注し、LSSと共同で開発しながら238年に納品した新型テウルギア。バイク型のパッケージを使用する前提での設計となっている。
このパッケージはLSSからの要求である時速700kmでの巡航を成し遂げるべく、特殊な加速方法を用いる2輪による走行に加えて後部にテウルギア用のブースターも取り付けられており、通常は720km/h、リミッターを外した場合800km/hを発揮できる。その空気抵抗を受け流すためバイク型とはいえカウルは車体すべてを覆い、テウルギアをも覆っている。また、車体前部のウェポンラックと後部輪上の爆弾懸架ウイングは車体のグリップ性能の向上のため負の揚力を生んでいるが、基部とエルロンの稼働により正の揚力を得ることもできる。これによりおおよそ150m程度の距離を飛行することもできる。
車体前部、前輪やや後ろに150mmガンランチャーを備え、短距離ミサイルを撃ち出すことができる他榴弾を発射することもできる。
車体前方側部に1つずつあるウェポンラックは上中下と別れており、上部と下部には120mm滑腔砲が射撃装置とともに保持されている。これは前方内側に5°、前方外側に10°の射角を持ち、上部は仰角15°、俯角20°の射角を持つ(下部は仰俯角が逆となる)。またこの滑腔砲は取り外しが可能であり、テウルギアの手に持って運用することができる。
ウェポンラック中部には、正面内側5°から後方外側90°まで旋回可能で仰角15°、俯角15°の、高貫通砲弾を用いる90mm対戦車砲を装備している。これは固定されているため、テウルギアに持たせて運用することはできない。
車体後部、後輪上のウイング上部には対空レーダー1基、30mmガトリング砲2基が埋め込まれるようにして装備されている。また、ウイング端には散弾散布弾頭の射出機を備えている。SSCN単体では初となるレーザーブレードをグリップ部に備えており、走行時にすれ違った相手を溶断する。これは取り外しが可能であり、テウルギアの腕に装着して、もしくは手に持って運用することができる。
テウルギア本体は軽量な機体であり、SSCN-カルタガリアの共同開発機であるEphthaliteの技術がフィードバックされている。電池技術はカルタガリアよりも発達していないので本体のみでの稼働時間は3時間に満たないが、性能面ではEphthaliteに匹敵する。代わりに装甲は削られており、当たりどころによっては戦車砲で撃破されかねないため右肩部に大きな盾が配されている。
背部の4基のミサイルポッドはパッケージに搭乗している際も使用可能である。これは対テウルギア攻撃も可能である。
機体前面、胴体部の張り出しの下部にある30mm機銃は、対歩兵や軽装甲目標に対して用いられる。

関連人物


  • 26歳 男性 日系人
  • L.S.S現代表取締役
  • 趣味一辺倒かと思えばきっちりと大事な案件は同時にこなす実力派。だが、変人である。


  • 推定23歳(不明) 女性 恐らくユダヤ系
  • L.S.S副代表兼秘書
  • 落ち着いた雰囲気のミステリアスな女性。その外見は人形のようだと例えられる

  • 女性。北欧系
  • 特殊部隊「フェアリーテイル」隊長
  • L.S.Sでは貴重な常識人枠。ただしその身体能力と操縦技術は常人の比ではない。

原案/霧月様
最終更新:2018年08月05日 17:14