ヴェルディ・セリモーニ・ファミリアーリ

ヴェルディ・セリモーニ・ファミリアーリ
企業名略称 VCF
所属グループ -
本社機能施設 フィレンツェ
主要事業 冠婚葬祭
軍事機能 なし
外交 無差別的な友好を表明

企業概要

 冠婚葬祭に関する事業では企業歴より前から続く老舗。
 主に軍人や企業の重役などが行う式典のコンサルタントを行う。その一環にて警護体制を他社より協力を仰ぐための取次も行う。本社近くにある大聖堂などを所有しており、文字通り冠婚葬祭に関する全てを網羅可能である。
 企業歴より前の時代では世界規模の某宗教が行ってきた内容を、企業として強引に引き継いだ。そのため以前の宗教組織の隠れ蓑としての側面が強く、同時に宗教色も強い。

 また業務の性質上、それぞれの宗教とも深い関係を持つ必要があり、非営利的な祭典なども定期的に開くため、民衆からの認知度は高い。
 だが同時に領地を持つことへの執着はなく、VCFの認知度を高めることのみに主眼を当てている。
 EAAグループ:モズマ統治体の領地内に本社を構えるが、それまで保有していた領地などを譲渡し、同時にモズマ統治体からの配慮があり、統合化を免れている。

 企業歴への導入に伴い、テウルギア一機のみを保有しているが、用途は「儀礼用」であり戦闘をすることはほとんどない。

 各地の有名な教会なども保有。サグラダ・ファミリア(旧スペイン・バルセロナ)もVCFが管理しており、その観光などからも収入を得ている。


+ 事業の1つ:お祭り大好き企業

爆裂トマト祭


  • 関係各社
 主催:ヴェルディ・セリモーニ・ファミリアーリ
 協賛:ライフ・スマイル・カンパニーズ
 協力:技仙公司
 業務提携:エニグマ・インサイド

  • 歴史的経緯
 冠婚葬祭を主業務とするヴェルディ・セリモーニ・ファミリアーリが事業の一環において、過去の時代にあった「慣例・風習としての祭」に対する文化保全を目的として開催する祭の中でも、特に奇異な祭。
 元は旧スペインのトマト祭り(ラ・トマティーナ)及び、旧ギリシャ・ヒオス島のロケット花火祭り。
 トマト祭りは豊穣を祝う8月の祭、そしてロケット花火祭りはイースターを祝う4月の祭だが、企業歴前後にあった騒乱に伴い長らく行われないままとなっていた。
 しかし旧スペイン及び旧ギリシャの双方ともがCD-EAA間の境界線にほど近く、またどちらとも騒々しい祭であるため、下手に武力衝突のきっかけとなることのないよう無関係の企業を探し回った。
 結果、旧国家の趣を持つ技仙公司が、旧中国の、世界の行事を尊重する春節の文化を残していたため、「せっかく開催させてくれるならいっそのこと二つとも同時に開催してしまえ!」という大雑把な理由で悪魔合体した。

  • 概要
 技仙公司領内にて、暦上における旧正月に行われる。
 一般民衆も巻き込み、上空ではロケット花火がVCFが管理する二つの教会間を飛び交い、地上では民衆がトマトを投げ合う。
 監督役として副社長:ジルベルトがテウルギア搭乗の上で、開催地の中心点に立つ――が祭が終わるまで人混みに囲われて一歩も動けず、またトマト塗れにされる。
 また技仙公司より領内の火器持ち込みは厳禁とされており、ロケット花火そのものは技仙公司が事前に準備したものしか使用できない……そのため技仙公司の収入源の一端にも成り得るが、トマトとロケット花火に汚れまくった市街の清掃費用でトントン、というところである。
 トマトもエニグマ・インサイドへの発注で大量に生産されており、持ち前のクオリティで歴史資料にあった潰れ方や汁の飛び散り方まで再現されているためVCFでは好評を奏している。
 仲には険悪と思われていたはずの人たちがお互いに食べさせるという場面にも遭遇したため、「民衆の和解をもたらす祭」とVCFは認識している。



また現在、各グループ・各企業の領地に教会としての出店を画策している

 ……が基本的にはVCFという看板をかけているのみであり、管理や運営は現地に仮託することが多い。

※左メニュー目次順

  • コラ・ヴォエンニー・アルセナル支店――いくつかの教会
 関係人物:シスター「アナスタージア・ガルビアーティ」
 ★★教会管理人。60代の女性。目つきの悪さが災いして悪人面だが、本人は至って真摯で真剣。
 アルセナル領地内の大聖堂を中心に、各地の教会、礼拝堂を管轄している、VCF社内でも屈指の上役。
 生まれはモズマ統治体領土内だが、教会の管理を任されるほどの地位に上り詰めた際、当時に激戦区であった場所へ志願し、そのまま勤続。
 VCFの主要宗派とは別となるアルセナル正教会とも共存しており、宗派が違うお互いの顔役としても有名で、副社長の過去を知る一人でもある。

  • ヴィクター&ミシェル ユニバーサル支店――いくつかの教会
 関係人物:シスター「ヘッドヴィッギ・ヴェストフェルト」
 ボルグンド・スターヴ教会所属。30歳ちょうどの小柄な女性。VCF本社とはどうやら宗派が違う様子。
 打てば響くように、細かな一言でも無視できず反応してしまう。また思ったことは口に出る短絡さと、おっちょこいさが災いして周囲から「かわいい子」扱い。本人は気に入っていない。
 土地柄、滅多に本社の人間が来ないことを良いことに、メタリックなアクセサリーで修道服を改造している。
 ハードでメタルでパンクな音楽の趣味を隠しているつもりだが、地下ライブでシャウト&ヘドバンする姿を目撃されているため、現地の人にはバレバレとのこと。

  • リュミエール支店――いくつかの教会
 関係人物:現地の神父

  • 技仙公司支店――いくつかの教会

  • ソヴィエツキー・ソユース・チェレンコフ=ノルシュテイン支店――比較的少数の教会(領土内の主要宗教とは違うため)
 関係人物:シスター「ドミニカ・アルギニナ」
 20代の女性。出身は農家だが家族ごと職を追われ、身売りをされたような扱いで教会にいる。
 宗教としてではなく仕事として教会に勤めており、本人の信仰がどこに向かっているのかを聞けば閉口するだろうが、まだ誰も尋ねていない。
 あまり収入はよろしくないのか、副業を探している。

  • ライフ・スマイル・カンパニーズ支店――長崎を中心にいくつかの教会
 関係人物:「紋染依音(アヤゾメ・ヨリネ)」
 大浦天主堂管理人。本来の職業は学生で、現地の呉服店の一人娘。店の後継ぎとして経営学を専攻しているが面白くない様子。
 シスターでも関係者でもないが教会に入り浸っていたら管理人にされてしまった女性。しょうがないので聖書を勉強中。シスターではないので修道服ではないが、自分の趣味で常時和装。
 ぽやぽやと宙を眺めていることが多く、他人とのコミュニケーションも遅れがちのため、友達という友達はそこまで多くない。


※在田から変なお願い――他参加者の、企業設定持ちの方へ。
「うちの企業にも教会置いていいよ」という方いましたら、在田まで連絡いただければと思います。
 VCFの名札が乗っているだけの、ただの教会という認識で大丈夫です。

原案:在田
最終更新:2018年06月24日 13:23