アメノウズメ人形工房

アメノウズメ人形工房
企業名略称 アメノウズメ
所属グループ ライフ・スマイル・カンパニーズ
本社機能施設 不明
主要事業 ドールやマネキン、フィギュア等の制作、販売。自動人形とレメゲトン義体の生産。
軍事機能 表向きには無し
外交 L.S.S(親企業)、リュミエール(極めて友好的)、ヴェーダ(警戒)、ケラー(技術提携)
現代表(社長) アイリスディーナ=フォン=マーガトロルド


企業概要


L.S.S傘下のドールやフィギュア、一部プラモデル等の生産等を引き受けている企業。
何故かアレクトリスの目指す「目的」を知っており、その技術、歴史を含め謎が多い。
極めて高い技術水準を保持しており、生産するもの一つ一つが芸術品としての価値があると言われているほど。
無人なのではないかと一時期噂になっていたが最近になって代表の情報が公開され、この噂は過去のものとなった。


軍事機能


そもそもの本社機構がどこにあるかが目下不明のままである。公表している限りでは軍事機能を保有していないとされるが…?


外交


L.S.Sが構築した外交網を用いて各グループの都市に支店を置いており、予約や修理、パーツなどの受注生産もそちらである程度行っている。
義体に関しては最高機密である為メンテナンスや取引が必要な場合は沖縄にあるL.S.S本社へのコンタクトが必要となっている。

リュミエールには取り扱っている商品の都合上良いビジネスパートナーとなっており稀にタイアップ企画などを行っていたりする。
ちなみに余談だが、リュミエール内に存在する支店が各地にある支店の中でも最大級のものである。

ヴェーダに対して異常なまでの嫌悪感と警戒心を抱いており、代表曰く「あんなとこと一緒にしないで」とのこと。
しかし中立である都合上表面上は友好的な姿勢を貫いている。

ケラー先端技術とは一部技術の提携をしており、その人工筋肉をドールに採用したりすることで可能な限り人体に近いラインを再現していたりする。


自動人形について



 自動人形は高度AIを有しており、その思考感覚は人のそれとなんら変わらないという。
自動人形技術は過去の義体技術の集大成であり、その身体の一つ一つが義体として人にも使用可能である。という事となっている。
その構造は複雑怪奇、精密機械と人工筋肉、人肌に近い軟質素材などを希少素材や変態技術がこれでもかというほど盛り込まれており
とても大量生産ができるような代物ではない為、オーダーメイドとなる。

ただしこのAIには原則として 「人を傷つけてはいけない」「戦闘行動をしてはならない」「武器を持ってはならない」 という絶対の三原則が課せられており、その技術もまた解析不能である。

AIと人形は別々で売られており、AIに関してはピンからキリまであるが最高級となればレメゲトンの疑似人格に匹敵するほどの完成度はあるが、やはり他ではレメゲトンに劣る。あくまで可能な限り人間に近く作られたAIであり、それはやはり他の機器の補助には回せないようだ。
AIは本社公認の携帯端末、及び自動人形にのみ接続可能でありあくまでユーザーはポイエシス・ネットワークに保存されている人格データの利用権を購入しているに過ぎない。

ちなみにAIは人形本体と比較してもかなり割高であるが自身のパートナー代わりとして欲するユーザーは後を絶たない。

しかしながらこの人形義体、宣伝活動を一切していない為世俗的認知度は極めて低い。L.S.Sとの繋がりを持ったもの達以外は知らず、また人形義体とAIの完成度が高いからか一般人からは人間と勘違いされている。

これら技術によりテオーリアとの繋がりを疑われており、物流に影響を及ぼすことやファン層に猛烈な怒りを買うよりも他企業に恐れられる事となっている。

その実態は精巧に作られた人間の模造品であり、つまるところ「レメゲトン用の義体」である。
その制作技術も門外不出で解析不可。しかしながらある物好きなテウルゴスからは好評を得ている。
ただし、自動人形はこの義体の廉価品であり上記の原則も相まって基本的に業務用として使用するのが関の山である。
表向きには伏せられている取引であるため、これもまた企業上層部がこの企業に対する不安を強めることとなっている。

勿論、その価格は莫大であり、通常の自動人形入手ルートではない特殊なコネを必要とする。
その価格はテウルギア数機分とも噂され、どう足掻いたところで常人はおろか企業の重役にも迂闊に手が出せない代物となっている。

自動人形にはグレードが存在しており
  • ロード(最高級品)
  • ノブレス(特殊用)
  • ナイト(作業用)
  • コモン(民間用)


と、貴族階級を元にして付けられており人間と同等でありながら人でないという皮肉を持つ。
また、レメゲトン用はこれとは別である。
これもまたロストテクノロジーによるものであり制作している工房の人間ですら兵器転用ができないとまで言われている。

特例としてレメゲトン用義体はいくつかの制限を外されており、レメゲトンの思うがままに動くことが可能である。 つまり、武装の使用も可能である。
ただし、これはレメゲトンのテウルギアに代わる仮の体であるため同時にレメゲトンがテウルギアとの操作を行うことは考慮されていない。

製作にはテウルゴス、レメゲトン、筆頭企業これら三つの承認が必要であり最重要事項としてレメゲトンの情報を必要とする。
この義体の製作にはレメゲトンが根幹に関わっているため、専用設計となり、それらを改修、引継ぎをする場合は所有者とアメノウズメによる承認が必須となる。
なぜレメゲトン用義体のみ兵器転用不可と呼ばれていたにもかかわらずその原則が外れているのかは深い疑問となっている。

レメゲトン義体における最大の注意点として自社領内では自由に動けるが領内から一歩踏み出せばテウルゴスとテウルギア近辺、つまりネットワークの届く範囲までしか移動不可能になる。これはレメゲトンの自由行動が行き過ぎないようにアイリスディーナが各筆頭企業の命令でつけた拘束である。
なお、その領内でのネットワーク接続権限を許可された場合自由に行動することが可能である。

+ 深淵の欠片
自動人形に搭載されているAIは一部のレメゲトン制作に至るまでの「粗悪品」であり「プロトタイプ」のAIであり、その製造にはテオーリアが深くかかわっている。義体の製造が出来る所以もテオーリアとのつながりがあってこそであり、アレクトリスと結託したテオーリアの保険として取った独自行動でもある。その為、原初の義体である「ユダ」はアレクトリスとテオーリア、両者の「目的」を知ったうえで立ち回っている。この真実の欠片を識る人物が一人、アレクトリス内にいるらしいが…?
最終更新:2018年03月28日 06:01