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ロマニア連合工業
企業正式名称 ロマニア重工企業連合
企業名略称 ロマニア
所属グループ クリストファー・ダイナミクス・グループ(基幹企業・主要軍事関連企業)
本社機能施設 ロマニア・システムズ本社「マクスウェル」…旧ベルリン
企業連合行政府…旧コペンハーゲン
主要事業 【軍事系】
・テウルギア、マゲイアの開発製造と販売
・各種通常兵器の開発製造と販売
・軍事用通信システム、防空システムの構築及び保守
・他企業への軍事戦力の供与
【非軍事系】
・通信設備、通信インフラの敷設及び保守
・エネルギー及び各種鉱産資源の開発、供給
・ライフライン系設備の開発運用、保守
・民用車両、艦船、航空機の開発製造と販売
軍事機能 自社直属軍を保有、同グループ内の企業への戦力供与あり
外交 友好
コラ・ヴォイエンニー・アルセナル
敵対
モズマ統治体、カルタガリア兵工廠
企業内人口 軍事系事業従事者…約80万人
予備役人員:240万人
一般人口…約6000万人
平時戦力 陸軍:35個旅団
海軍:主要戦闘艦艇 150隻
空軍:主要軍用機 504機


企業概要

クリストファー・ダイナミクス・グループ(以下CD)の基幹企業及び主要軍事関連企業の一つ。
旧ドイツ、チェコ、デンマークを支配圏として統治している。
三大企業の停戦境界線に面している企業の一つであり、CD内では最も前線に位置する企業である。
地理的にモズマ統治体と企業領域線を接している。

主にテウルギア・マゲイア・軍用機・ミサイル・軍艦などを製造している軍需メーカーである。
特にマゲイア及び艦船の生産においては高いランクに位置付けており、CDグループの戦線を支える柱となっている。
その総合的な軍事規模は基幹企業の中でも最大級と言える。

西ヨーロッパにおける有力軍事企業であったロマニア・テクノロジーを中心に、
周辺領域での大規模なM&Aを経て巨大なシンジケートを形成したのが始まりと言われている。
企業全体の意思決定はコペンハーゲンにある企業連合中央議会による合議制で行われており、巨大故に鈍足で不透明な統治形態としばしば論じられる。

EAAグループとのドナウ川戦役でも先鋒の役割を果たし、その圧倒的な兵力を用いた面制圧作戦によって
モズマ統治体に対して壊滅的な損害を与えた。
しかしながら、テウルギアの出現によりそれ以上の侵攻を断念。
来たるべき再侵攻に向けて、技術開発と部隊改編を行っている。


主要構成企業

ロマニア・システムズ(通信・電子部品)
ライラック・マルティン(航空・エネルギー)
アルフレッド・アーマメント(金属・重火器)
LKIS(船舶・鉄鋼・エネルギー)
リアン研究機構(化学薬品・食品・医療)


テウルギア・マゲイア

生産性・整備性を重視しており、生産志向も同じような傾向が見られる。
同社製テウルギアは、マゲイアとの共同作戦を前提として設計されているものが多い。
テウルギアとマゲイア間でフレームの大部分を共有しており、非常に互換性が高いのが特徴。

生産フレーム


  • TYPE:204-01X "ODIN"
ロマニア連合工業初のフレームである為、機体構造・装備・システムの未成熟さを予め見越されて
拡張・改修がしやすいように機体規模を大きくし拡張性を確保している。
その機体設計思想から数々のマイナーチェンジが行われ、
初期型のフレームとしては最長クラスである11年間も使用され続けていた。


  • TYPE:215-01X/dA "FREY"
TYPE:204-01Xシリーズはその配備当初、重装甲・重武装を指向した新概念兵器であったが故に、
210年辺りから始まりつつあった対テウルギア戦闘に対しての適性の低さが露わになった。
より小型・軽量で対機動兵器適性の高い機体の開発が211年にライラック・マルティン主導で開始され、
TYPE:215-01X/dAが215年に完成した。
全体的にスケールダウンされており、その全長は約14mと小柄である。


  • TYPE:227-02X/dA "NORNIR"
ロマニア・システムズがTYPE:215-01X/dA "FREY"シリーズの後継機として開発した第2世代フレーム。
関係者には最強の第2世代と呼ばれる傑作機。
今なお現役であり、発展性を考慮した設計的余剰が担保されているため、
局地戦仕様や現地改修機など数多くのバリエーションが存在し、他基幹企業への輸出も盛んに行われている。


  • TYPE:230-03X/dA "ULLR"
アルフレッド・アーマメントが開発した軽量型の第2世代フレーム。
227年に配備が開始された高性能第2世代フレームTYPE:227-02X/dAシリーズは、
その性能と操縦機構の複雑さ故に調達コストが高騰し、予算の圧迫・機体転換スピードの低下を招いた。
これは早急な数的増強を図るロマニア連合工業にとっては頭痛の種であり、
事態を重く見たロマニア連合工業は「Hi-Low-Mix」構想を掲げ、
より安価で操縦機構の簡素な参画企業・新兵向けの機体であるTYPE:230-03X/dA "ULLR"を誕生させた。


  • TYPE:234-04X/dA "EINHERJAR"
ロマニア連合工業の次期主力フレーム。
ロマニア・システムズがTYPE:230-03X/dA "ULLR"を開発したアルフレッド・アーマメントを副企業として協力し開発。

他企業友軍部隊との戦域情報の統合運用を前提として開発されたフレームで
他部隊の支援よりも敵テウルギアの排除を最優先の任務として開発された。
アクチュエータの改良により駆動静穏性を、レーダー波吸収素材を使用した装甲によりレーダー欺瞞性を備えており、高いステルス性能を持つ。
その設計思想はカルタガリア兵工廠、SSCNによって製造されたEphthaliteへの警戒心の表れとも言われている。

配備数は少ないが、ロマニアに現行配備されている他のフレームとは一線を画する性能を保持している。



その他製品


アビオニクス類


  • M202-TCS 有人戦術装甲操縦系統システム
ロマニア社のテウルギアに標準搭載されている、テウルギアの操縦系統を管轄するシステム。
コックピット内のハードウェアと、各機体系統の動作システムソフトウェアによって構成されている。


  • M202-MCS 有人装甲機操縦系統システム
ロマニア社のマゲイアに標準搭載されている、マゲイアの操縦系統を管轄するシステム。
コックピット内のハードウェアと、各機体系統の動作システムソフトウェアによって構成されている。
マゲイアはテウルギアとは違い、機体制御に関してレメゲトンのサポートを受けられないため、
より高度な姿勢制御プログラムが組み込まれている。


  • 海上統合情報システム「アルカナ」
アルセナル社の情報艦船とロマニアの情報艦船の通信プロトコルを統一化し、
IFFだけでなく、海上における戦域情報を統合するシステム。

行政システム


代表…(任期4年、四選禁止)
評議会…上院(定数25名)→名誉役員
役員議会…下院(定数153名)→各地方行政区から選出


企業連合行政府 11部 4庁


外務部(外務部長):
平和で安全な世界秩序の維持、調和ある対外関係の維持 ・発展、CDグループ内外におけるロマニア連合工業及びロマニア連合工業領民の利益の増進を行う。

財務部(財務部長):
財政の確保、適正な課税の実行、税関業務の運営、企業予算の管理、企業内通貨に対する信頼の維持及び為替の安定の確保を行う。

国防部(統合参謀本部長官):
他企業による侵略やテロリストによるテロから企業および領民の防衛の為に企業軍の統制を行う。

法務部(法務部長):
基本法制の維持及び整備、法秩序の維持、領民の権利擁護、企業の利害に著しく影響を及ぼす訴訟の処理、人の出入に関する事柄の管理を行う。

内務部(副代表):
行政の基本的な制度の管理、運営を通じた行政の効率的な実施、他の行政機関に属さない行政事務及び法で定められた行政を行う。

農林水産部(農水部長):
食料の安定供給の確保、第一次産業の発展、第一次産業従事者の福祉の増進、天然資源の適切な保存及び管理を行う。

通商運制部(通運部長):
他企業との貿易、交易物や物資の運送計画、各種交通機関政策の策定と実行を行う。

産業労働部(産労部長):
各物資の安定供給の確保、第ニ・三次産業の発展、第ニ・三次産業従事者の福祉の増進、機械資源と人的資源の適切な管理を行う。

厚生保健部(厚生部長):
領民の生活の保証と向上と経済の発展に寄与する為の福祉、保障衛生、労働条件、その他労働環境等の適切な管理を行う。

科学教育部(教育部長):
教育の振興および研究の推進、学術・科学技術の発展のための政策の策定・実行を行う。

都市開発部(開発部長):
国土の利用・開発に関する計画、エネルギー資源の有効活用、エネルギー政策、各都市開発計画の策定と実行およびそれらの修正を行う。

企業警察庁(警察庁長官):
領内の治安維持・反乱分子の抑制・領民の保護・各種重要組織の警護を行う。

係争調査庁(調査庁長官):
企業連合内外の非軍事的係争事項についての調査・調停を行う。

情報庁(情報庁長官):
企業連合内の非軍事的機密情報の保護と各部署の情報システムの保守・改善を行う。

領境警備庁(警備庁長官):
領境警備隊の指揮・人事を行う。


軍事・準軍事組織


ロマニア企業連合軍
  • 指揮系統
代表ー統合参謀本部政務局
L統合参謀本部(JCS)ー各局
    L陸軍参謀本部(AGS)ー陸軍総軍ー各軍管区
    L海軍参謀本部(NGS)ー艦隊総軍ー各艦隊
    L空軍参謀本部(AFGS)ー航空総隊ー各航空方面隊

  • 三軍
企業連合陸軍(Enterprise Union Army)
企業連合海軍(Enterprise Union Navy)
企業連合空軍(Enterprise Union Air Force)

  • 武官組織
領境警備庁(Border Security Office)
通商運制部航空管制局(Dep. Air Traffic Control)

"航空管制局"を除く全ての軍事組織は企業連合代表によって統轄される。

三軍それぞれの参謀本部は統合参謀本部によって統括されるが、統合参謀本部長官に三軍の直接的な指揮命令権はない。
統合参謀本部は戦争遂行に必要な情報を収集、各軍へ共有するシンクタンクとしての役割を持ち、特殊部隊・軍事的諜報組織の指揮権を特務コマンドを介して保持している。

地上・航空兵器

戦闘車両

C-15 装甲兵員輸送車
C-23 装甲兵員輸送車
LAV-22 歩兵戦闘車
LAV-30 歩兵戦闘車
MBT-27 主力戦車
LT-29 偵察戦車
MBT-25(Mark.3) 主力戦車
MBT-32 主力戦車
SPA/H-26 155mm自走榴弾砲
SPA/A-24 25mm自走対空砲
SPA/H-30(LAV-30H) 125mm自走砲
HIMAR-27 6連装自走ロケット砲
MLR-30 12連装自走ロケット砲

マゲイア・テウルギア

TYPE:215-01M/C ゴリアテ砲撃型
TYPE:227-02M アンタレス
TYPE:230-03M スクルド
TYPE:230-03M/HM スクルド 火力支援パッケージ
TYPE:215-01T/R フレイ Phase2
TYPE:227-02T ノルニル
TYPE:227-02T-2 ノルニル Phase2
TYPE:230-03T ウル
TYPE:234-04X エインヘリアル先行量産型

航空機

LM25/F 戦闘機
LM34/F 戦闘機
LM31/MF マルチロール機
AL20-SB 戦略爆撃機
AL26-TB 戦術爆撃機
LMH27/MH 多目的ヘリコプター



陸軍戦力

陸軍戦力として企業連合陸軍を組織している。
企業連合陸軍とはロマニア連合工業が保有する常設陸軍であり、
平時において総兵力は150,000人、3軍管区、5連合軍から構成されている。
平時兵力として17個歩兵旅団、3個軽歩兵旅団(偵察旅団)、4個機械化歩兵旅団(装甲擲弾旅団)、5個戦車旅団、3個砲兵旅団、3個防空ロケット旅団、計35個旅団を有する。また、テウルギア・マゲイアを機兵旅団として5個旅団保持している。

また、そのドクトリンは優勢火力思想に基づいており、火力飽和による敵勢力の殲滅を目標としている。
その戦力の大半はモズマ統治体・カルタガリア兵工廠との勢力境界に配備され、高度な指揮統制網下において、陸軍参謀本部からの指示に即応できる体制を整えており、アルセナル社陸軍と共にCDグループの盾となっている。

組織図

第1軍管区(ニュルンベルク)
第7諸兵科連合軍
  • 第2歩兵旅団
  • 第9歩兵旅団
  • 第17歩兵旅団
  • 第47歩兵旅団
  • 第52歩兵旅団
  • 第48偵察旅団
  • 第19偵察旅団
  • 第4装甲擲弾旅団
  • 第15砲兵旅団
  • 第1機兵旅団
  • 第27防空ロケット旅団

第26諸兵科連合軍
  • 第8歩兵旅団
  • 第20歩兵旅団
  • 第23歩兵旅団
  • 第24歩兵旅団
  • 第2装甲擲弾旅団
  • 第3機兵旅団

第2軍管区(ワルシャワ)

第34諸兵科連合軍
  • 第10歩兵旅団
  • 第12歩兵旅団
  • 第61歩兵旅団
  • 第9装甲擲弾旅団
  • 第5戦車旅団
  • 第7砲兵旅団
  • 第50防空ロケット旅団
  • 第8機兵旅団


第3軍管区(キエフ)

第3諸兵科連合軍
  • 第15歩兵旅団
  • 第22歩兵旅団
  • 第48歩兵旅団
  • 第49歩兵旅団
  • 第55歩兵旅団
  • 第73偵察旅団
  • 第1装甲擲弾旅団
  • 第20砲兵旅団
  • 第31防空ロケット旅団
  • 第4機兵旅団
  • 第9機兵旅団

第8戦車連合軍
  • 第11戦車旅団
  • 第27戦車旅団
  • 第29戦車旅団



海軍戦力

企業連合海軍とはロマニア連合工業が保有する常設海軍である。通称:ロマニア海軍
平時においての人員は250,000人。5軍港、4艦隊から構成されており、主要戦闘艦艇数は150艦以上に及ぶ。また海軍航空機を600機程度保有している。
海軍参謀本部隷下に海軍総隊が存在し、それぞれ各艦隊に指令を伝達する。

保有艦
LIS プロイセン級戦艦 1隻
LIS ブラウンシュバイク=リューネブルク級戦艦 2隻
LIS リュッチェンス級航空母艦 6隻
LIS レーダー級航空母艦 2隻
LIS ミュンヘン級ミサイル巡洋艦 24隻
LIS ヒュルトゲン級ミサイル巡洋艦 12隻
LIS フォーゲル級ミサイル駆逐艦 42隻
LIS ドナウ級ミサイル駆逐艦 20隻
LIS ファールゼルベルク級(改ドナウ級)ミサイル駆逐艦 4隻
LIS リッベンドロップ級フリゲート艦 40隻
LIS クラウゼウィッツ級フリゲート艦 14隻
LIS ヴォルフガング級原子力潜水艦 12隻
LIS デーニッツ級原子力潜水艦 8隻
LIS クレッチマー級原子力潜水艦 4隻
LAS シャハト級輸送艦 8隻
LAS ゼーレヴェ級強襲揚陸艦 8隻
LAS アデナウアー級給油艦 10隻
LAS 戦術輸送艦「ナハティガル」1隻
以下多数支援艦艇

組織図

  • 第1艦隊 大西洋 - ヴィルヘルムスハーフェン(旧ドイツ)
第1空母打撃群
第2空母打撃群 (旧グリーンランド分遣艦隊)
第7空母打撃群
第1火力打撃群
第1護衛隊群
第9護衛隊群 (旧グリーンランド分遣艦隊)
第10護衛隊群

  • 第2艦隊 北海 - ポーツマス(E&A駐留艦隊)
第3空母打撃群
第5空母打撃群
第2火力打撃群
第4護衛隊群 (旧グリーンランド分遣艦隊)
第7護衛隊群
第8護衛隊群

  • 第3艦隊 ノルウェー海 - フレゼリクスハウン(旧デンマーク)
第4空母打撃群
第8空母打撃群
第3火力打撃群
第3護衛隊群
第5護衛隊群

  • 第4艦隊 バルト海 - グダニスク(旧ポーランド)
第6空母打撃群
第2護衛隊群
第6護衛隊群


空軍戦力


企業連合空軍とはロマニア連合工業が保有する常設空軍である。通称:ロマニア空軍
平時においての人員は75,000人。3航空方面隊、7航空団から構成されており、その戦闘機数は504機に及ぶ。また回転翼機を70機程度保有している。
空軍参謀本部隷下に航空総隊が、航空総隊隷下に防空軍と戦略空軍があり、防空軍はそれぞれ各航空方面隊に指令を伝達する。
仮想敵であるEAAグループの制空能力の貧弱さゆえに近年は減少傾向にあり、海軍航空隊への人員と装備の転換が行われている。

組織図

航空総隊
防空軍司令部

中央航空方面隊(ドレスデン)
  • 第1航空団
  • 第4航空団
  • 第24航空団
  • 中央航空警戒管制団
  • 第1高射群
  • 第7高射群
  • 中央航空施設隊

 西部航空方面隊(ベルン)
  • 第2航空団
  • 第51航空団
  • 西部航空警戒管制団
  • 第2高射群
  • 第12高射群
  • 西部航空施設隊

東部航空方面隊(ワルシャワ)
  • 第8航空団
  • 第14航空団
  • 東部航空警戒管制団
  • 第3高射群
  • 東部航空施設隊

戦略空軍司令部
  • 第1戦略爆撃航空団
  • 第2戦略爆撃航空団




原案/薊
最終更新:2019年11月23日 06:12