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モリンホール
通称 灰色の騎兵(グレイ・ライダー)
性別 男性
所属 技仙公司陸軍
オラクルボード アレクトリスランク:18
認証レメゲトン スクルド
搭乗テウルギア チンギス・ホヨル


キャラクター概要

“俺は兵士だ。言葉を飾るのは俺の仕事じゃない”
技仙公司の専属テウルゴス。235年現在の年齢は29歳。
彼の本名はホルローギーン・フレルバータル。
がっしりとした体格に鋭い眼つきが特徴の、モンゴル系の青年。
生活の為に学校を出てすぐ兵役を志願し、当初は歩兵として配属された。モンゴル方面軍の部隊で下積みをした後、部隊長の推薦でテウルゴスの選考会に出て好成績をマーク。レメゲトンもすぐに見つかり、境界紛争などで大活躍を見せた。
決して短くないキャリアを持ち、多くの戦場を駆け抜けた実力は本物。これまでにも幾度となくCD・EAAの侵攻部隊を葬り、また多くの(小規模ではあるが)侵攻作戦を成功させてきた。
『兵士であること』に拘り、常に鍛練を欠かさず、職業意識が高い真面目な男。反面パレードやセレモニーには積極的でないが、出席する際には紅い民族衣装を纏う。
その気質や実績から、技仙上層部には『理想的な兵士の一人』として讃えられているが、本人はそれらに対しては無頓着。
人並みに会話はこなすが、どちらかというと寡黙な男。戦闘になると鉄面皮に磨きがかかり、一種の冷酷さすら感じさせる。
両親の形見だという馬頭琴を持ち歩き、偶に弾いている。その腕前は本物であり、演奏を聞いた者は口をそろえて絶賛する程。

認証レメゲトン/スクルド

“さぁ、行くわよマスター!格の違いを見せてあげるんだから!”
ハイエンドタイプのレメゲトン、ヴァルキュリアシリーズの一つ。
比較的活発な性格をしており、積極的な思考ルーチンを持つ。全体的に高く纏まった性能を持ち、特に高速時の機体の姿勢・バランスなどの制御と偏差射撃能力に優れる。
10代前半の黒髪の北欧系女性型アバターを好んで使用し、モリンホールの電子デバイスにも出現する。額にある水滴型の紋章が特徴。
性格的にはまだ幼さが残り、スクルドが起こした問題のフォローにモリンホールが駆りだされる事も。又、潔癖な所もあり、敵兵器の残骸が機体に付着する事を嫌う。かわいいものとメカに目がない。メカ好きが高じて開発部のネットワークに入り浸り、最近では正式に開発部の一員として登録され、技術者達と新製品開発に携わっている。アイスクリームに興味があるが、いかんせん食べられないので悔しい思いをしている。

搭乗テウルギア/チンギス・ホヨル

機体名 チンギス・ホヨル(037S)
開発 技仙公司
機体サイズ 約13.7m
武装 ・発展型高出力レーザーキャノン「32式重自動光槍」
・高初速マシンガン「34式自動機槍」
・高初速型重ライフル「34式重自動機槍D型」
・対戦術装甲用近接格闘兵装「29式機動長剣」
・多目的ミサイル「MSL-35」
・対人機銃×2

機体概要

“かの覇王の名を冠した鋼鉄の人機。灰色の騎兵が、荒野を駆けるーー "
腕部にライフル、マシンガン、ソード、背部にレーザーキャノンとミサイルを搭載している高機動型の中量級テウルギア。
機体色は視認性を落とした灰色迷彩で、擬装効果が高い。通り名も機体色と機動性を活かして戦場を駆け回る戦法から。
建造と擬装を担当したのは技仙公司であり、ベースとなったのは技仙公司の新型駆逐テウルギア『037S王翠翹(指揮官仕様)』。以前は『025Sシーター(指揮官仕様)』の改造機を使用していたが、つい最近に機種変更を果たし、その際に機体名も『チンギス』から『チンギス・ホヨル』へと改名した。ホヨルとは、モンゴル語で『2』の意。
左肩に「馬頭琴」と「白馬」のエンブレムが彫られ、戦場では灰色の騎兵(グレイ・ライダー)と言われ恐れられている。
機体には殆ど改造がなされていないが、モリンホールに合わせて徹底的にチューンされており、機体性能と相まって抜群の戦闘力を誇る。
主な戦闘スタイルは機動性を活かした高速射撃戦だが、大威力のレーザーキャノンと近接戦用のブレードに多目的ミサイルと死角の無い武装を揃えてあらゆる距離で立ち回るオールラウンダー。
その高度な戦闘スタイルはテウルゴスの高い技量とレメゲトンの管制能力の連携によるものであり、彼らのチームワークの高さが伺える。
機体名は『チンギス・ハーン』から。かつて騎馬民族を率いて世界に覇を唱えた王の名前である。

所持兵装

発展型高出力レーザーキャノン 32式重自動光槍
ランク3、アンガルタ・キガルシェに搭載されているものと同じ武装。光学兵器に批判的なスタンスを取っていた技仙の意欲作とも呼べるレーザーキャノン。
大型な高出力ジェネレータの採用・エネルギー収束器の大型化とキャパシティ増加・放熱機構の一新により、平均的なレーザーキャノンの2倍近い出力を実現した。
収束機構と砲身のモード切り替えシステムにより、最大出力を発揮できるチャージモードと比較的低威力・高発射サイクルのセミオートモードの切り替えが可能。
最大出力時は試験に使われたTFS製テウルギア、ドゥルガーの正面装甲を融解、機体を貫通するほどの威力を誇る。
しかし威力の分要求されるリアクター出力や取り回しもよいとは言えず、市販されているものの購入する物は多くない。

高初速型重ライフル 34式重自動機槍D型
王翠翹・AGOUの標準武装。155mm弾を使用する重ライフル。威力・射程・命中率を高水準で両立し、整備性や生産性も良好な傑作。その代わり、発射レートは他のライフルに劣る。又、サイズが大型化し、小型機や軽量機には取り回し辛くなっている。チンギス・ホヨルのものは通常のものより砲身が延長されており、射程が向上している。

高初速マシンガン 34式自動機槍
王翠翹の標準武装を改良した、110mmAPFSDS弾を使用する、近距離機動戦に適したスタンダードなマシンガン。イナンナの標準装備を基に開発されており、イナンナのものより構造が簡略化されたいる。
有効射程距離は短いものの、弾速・汎用性が高い。又連射速度も高く、弾幕を張るのも得意な逸品。
チンギス・ホヨルのものは通常のものより砲身が切り詰められており、近距離での取りまわしを重視している。
また、兵装内蔵FCS(射撃管制装置)も近距離性能に特化した調整がされており、ロック速度が非常に早い。

対戦術装甲用近接格闘兵装 29式機動長剣
チンギス・ホヨルの専用兵装。バスターソードによく似た形をしている。刀身が細かく分割されており、芯には特殊な粘性合金ワイヤーが使われている。刀身は等間隔に分裂して鞭の様に変化する。剣の剛性と鞭の柔軟性、別れた刀身で相手を削りつつ打撃できるなど自在な戦術と交戦距離を誇る。

多目的ミサイル MSL-35
技仙公司が販売している一般的なテウルギア用武装。対テウルギア戦を意識して、高加速型のロケットモーターを採用している。

対人機銃×2
デモ制圧などに用いられる対人用機銃。腿部に備え付けられている。
歩兵や通常車両などが想定されているため、マゲイアなどには有効とはいえない。

原案/シン・琴乃
最終更新:2018年04月07日 16:15