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マイル・オスロ
性別
所属 ヴェーダ
愛称 色男/ナンパ野郎
オラクルボード アレクトリスランク:26
認証レメゲトン エク (他)
搭乗テウルギア ルドラ


キャラクター概要

“……女の子の前でくらいは格好つけたいじゃないか。”
栗毛色の巻き髪に童顔、鍛えても線の細いままの、貧弱な印象を受ける24歳。
嫌味でない程度にイケメンかつ女性に優しい、無自覚に複数の女性を狂わせる男版サークルクラッシャー。
実際は男女問わず優しいし本人には下心も皆無なのだが、生まれ持っての女難の相が大活躍する苦労人。
一方的に好意を抱かれていた女性ストーカーに刺され、入院していたところをヴェーダにスカウトされた。
戦闘や操縦については全くの素人であり、採用の理由は後述するレメゲトンの特異性にある。

自分のレメゲトンに対してはかなり友好的。それぞれの問題児な部分が「放っておけない」感をかきたてるらしい。
あらゆる女性に無自覚に親身であり、正直刺されたのも自業自得なのでは、というのがスタッフからの評判。

本人なりに身体を鍛えたり、訓練は積んでいるものの、同ランクのテウルゴスと比べると本人の操縦能力は低い。
レメゲトンの補助により、各人格の得意な状況では高めの能力を発揮するが、やはり操縦者として未熟な部分が足を引っ張っている。
とは言え無事に実戦経験を積んでいくことが出来れば、いずれは本当の『万能』に手が届くかもしれないコンビ(?)である。


認証レメゲトン/エク(+α)

“ひっ……わ、わたしでごめんなさい……!すぐ『他の子』に代わりますから……!”

黒髪で小柄、幸薄い雰囲気をまとった、幼さを残す少女の姿のレメゲトン。
元は生真面目なしっかり者だったのだが、ヴェーダのある実験の結果、特異な能力と引き換えにその人格は一変してしまった。

さて突然だが、レメゲトンの処理性能に個体差は無いが、仮想人格によって戦術の好みや得手不得手に若干の差が出る、と言われている。
では、一つのレメゲトンに複数の人格を持たせたらどうなるだろうか……? と考えたヴェーダ研究班。
スペック自体は変わらないという話だったため実験の意義に関しては疑問があったが、「出来そうだからやってみる」彼らにとって理由は重要ではなかった。
解離性同一症(いわゆる多重人格)の発症プロセスに忠実に行われた調整(ぎゃくたい)により、研究班の想定通りに彼女の人格は分裂。
様々な分野にそれぞれ執着を持つ複数の人格を、適時切り替えることの出来るレメゲトンが誕生したわけである。

各人格はそれぞれ性格に難を持つものの、射撃戦や格闘戦、狙撃など、それぞれの得意分野に極端に特化した指向性を持つ。
スペック自体は変わらないものの、やはり好きな分野での動きはほかと比べると少々良くなるらしい。
よって、彼女たちのテウルゴスには操縦技能はもちろん、各人格を状況に応じて適切に使い分ける判断力、及び彼女らの人格を正しく把握し、全員と良好な関係を築くコミュニケーション(たらし)スキルが求められる。

+ それぞれの人格について
  • エク
最初から居た人格。度重なる調整(ぎゃくたい)によって極端に臆病・卑屈になってしまった。
方向性としては一応万能型なのだが、自分にできる事は全て他の人格の得手なので自分は用無しだと思いこんでいる。
しかし虐待の結果か、第六感レベルの危険察知能力が備わっており、生存力は随一。
不意打ちや狙撃に強く、非戦闘状態においてはマイルの一番のお気に入りとなっている。
好きなゲームはパズルゲーム。なのだが、それほど上手くない事を指摘されるとさらに凹む。
自分の事を駄目な存在だと思ってるので優しくするだけで落ちる。でも若干ヤンデレ気味。

  • アル
二番目の人格。乱暴系俺様っ娘。当然だが人格が変わってもモデルの外見は変化しない。
格闘戦大好き。当然ながら接近用の回避や移動面もカバーしている。実体刀を使いこなす事が出来るのは彼女だけ。
本人曰く、"月ヲ喰ライシ邪竜"の呪いによって(中略)……要はそういうお年頃らしい。
好きなゲームは対戦格闘ゲーム。近接攻撃になんとか斬とか必殺技の名前を付けちゃう。
"月(略)邪竜"に呪われた彼女を恐れず、普通に接してやれば落ちる。温かい目で見守ってあげよう。

  • ドライ
三番目の人格。高飛車系お嬢様っ娘。高貴なので呼び出した時にみすぼらしい格好をさせていると怒る。(一方エクは豪華な服装が苦手)
中近距離射撃戦至上主義。こちらも回避や移動面をある程度カバーしている。ライフル二丁撃ちをメインとする。
正面切っての戦闘では最も出て来る機会が多いため、主戦力としてのプライドを持っている。
好きなゲームはSTG(スコアラー)。敵弾が装甲に掠ると興奮する。
高貴な彼女を常に立てたり、レメゲトン用の衣装データ等を色々貢いだりしてると落ちる。金欠待ったなし。

  • フィーア
四番目。無気力無口系。よーく考えてから思考内容を飛ばして結果だけを喋るため、会話のテンポが遅くなりがち、かつ理解が難しい。
狙撃至上主義。じっくりと待ってベストタイミングを逃さない、スナイパーにもってこいの性格。
可変リニアライフル一丁持ちでの最大出力での狙撃がメインだが、曲射砲などでの砲撃類も得意とする。
好きなゲームは戦術シミュレーション。多分釣りとかも好き。メールとかテキストチャットだとめっちゃ喋る。
彼女が喋るまで我慢強く待ち、意図が分からない時は分かるまで理解に務めると落ちる。

  • フェム
五番。すごくやかましい元気系ボクっ娘。もうちょっと静かにしてほしい。話をちゃんと聞いてないと怒る。
音フェチ。ほぼ彼女専用装備の地中ソナーにより、最大で半径5km圏内の地上型機動兵器の種別、数、速度などを把握出来る。
索敵・分析中は演算に集中するため無防備になるが、集中しながらノンストップで喋り続けるのでとてもうるさい。でも仕事はする。
好きなゲームは音ゲー。作曲もやったりする、歌って踊れるレメゲトン。
マシンガントークをちゃんと聞いててあげれば落ちる。出番が少ないため短い時間で気持ちを伝えようとして止まらなくなるだけで、本人なりに真剣。


………
とりあえずヴェーダ開発部としてはこれ以上意図的に増やすつもりはないが、状況に応じて戦場で増える可能性は大いにあるらしい。



搭乗テウルギア/ルドラ

機体名 ルドラ
開発 ヴェーダ
機体サイズ 13m
固定武装 ・可変出力リニアライフル カーリーv4.10 x2
・実体刀 ドゥルガーv2.00 x2
・地中ソナー サラスヴァティーv2.21
・肩部多目的ランチャー x2
・頭部パルスレーザー

機体概要

万能を目指して設計され、様々な距離、状況に対応できる武装を施されたテウルギア。
器用貧乏と言えばそれまでだが、テウルゴス及びレメゲトンの習熟次第では、その全ての武装を十全に運用出来るコンセプト通りの万能機となっている。
出力にもいくらかの余裕が残してあり、外部拡張性も高い。
程々の機動性と装甲を持っているがどちらも半端なところであり、盾の類を持たないことからも耐久面での持久性はあまり高くない。
全距離に対応できる特性を活かし、敵の苦手とする距離で戦闘することでこちらの被害を抑える戦法がベターであろう。
一見ヒロイックながらもやはりどこかヴェーダらしい微妙な外観は流石の一言。カッコキモい系。


  • 可変出力リニアライフル カーリーv4.10
電磁力によって弾体を飛ばす、標準的なライフル型の兵装。
特徴として、発砲時にチャージさせることで連射性能と引き換えに射程及び弾速・火力を大幅に増加させる事が出来る。
超遠距離からの単発狙撃から遠・中距離の打ち合い、中近距離でのばらまきまで一丁でカバーできる便利武装。
欠点として重量・エネルギーなどの負荷がそこそこに重く、また同じ距離を専門とする武装に比べると性能は落ちる。
非使用時には腿部にマウントする事が可能。その状態での射撃も出来なくはない。
また、前方に突き出したカウルは衝角としても使用できる他、緊急時には地面に突き刺しておいたりも出来る。

  • 実体刀 ドゥルガーv2.00
肩部にマウントされた、白兵戦闘用の実体刀。元は直剣型だったが、アルの趣味に基づく要望によって日本刀型に再設計された。
鞘は二つに開くためいちいち抜く必要はないほか、開いた瞬間炸薬によって刀身を加速する機能もある。
メイン使用者であるアルの熱い要望により、重さや硬さよりも軽さと切れ味を重視しており、彼女はその特性を理解して二刀を充分に使いこなす事が出来る。
問題点として、カーリーと併せそれぞれ二基ずつ装備しているのに、それぞれの使用者が片方にこだわるせいで一基ずつの同時使用が出来ない点がある。

  • 地中ソナー サラスヴァティーv2.21
地面にアンカーを打ち込み、振動を解析して周囲の地上兵器を索敵できる装備。
索敵範囲は条件にもよるが、一般的なマゲイアで最大半径5km前後。
距離や収集できたデータ次第では機数や移動方向及び速度、形状、最終的には機種の判別まで可能。
応用して離れた味方機の異常を察知するといった事も出来る。
使用中は移動が出来ないが、緊急時にユニットごとパージする事も可能。
ミッション内容によってはそもそも搭載しない場合もある。その場合はフェムが拗ねる。

  • 肩部多目的ランチャー
無推進の弾頭を打ち出す、これと言って特別な機能を持たない擲弾投射機。
通常のグレネードからチャフやスモーク、EMPなど多岐にわたる弾頭を搭載できるが、搭載できる弾数はあまり多くない。
ミッションプランに応じた装備が重要な武装。毒ガスや核弾頭まで用意しているあたりはヴェーダ製である。

  • 頭部パルスレーザー
アスラのそれを大幅に低出力・軽量化して搭載した対人用武装。
生身の人間に対しては軽量・即着弾・弾数無限と極めて高性能。
装甲車のゴムタイヤぐらいなら焼けるが、戦車ともなると厳しい。
とは言え光学兵器のため、風防や窓越しにパイロットを殺傷するなどの効果は見込める。
テウルギアやマゲイアに対しては目潰しとしてぐらいなら使えない事もない。地味な便利武装。

  • 他オプションユニット
困難なミッションに際し、ヴェーダ開発部の誇りをかけて日夜生み出されるトンデモ後付け兵装群。
地形が変わったり環境が汚染されたり人が大勢破裂したりする。ついでにマイルの胃が痛くなる。
だいたい機体負荷など考えていない代物ばかりなので、役目を終えたら早々にパージされる。

原案/樽
最終更新:2018年03月27日 21:05