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ユリホンジョウ・クローリク
通称 ユリ
性別
所属 パレットランド・コーポレーション
オラクルボード EAAランク:28
認証レメゲトン ナインチェ
搭乗テウルギア キュアノスオープス


キャラクター概要

“どうして狙撃なの、ってよく聞かれるけど、その、これしか出来ないの”
“私どんくさいから、色々と追いつかなくて……。”

 墨色の短髪の、可愛らしい容姿の女テウルゴス。
 空と海が共存するような、綺麗な青色の眼を持つ。視力が低いので常に眼鏡をかけている。
 女性としても小柄で、なおかつ童顔。20代前半だが、よく10代だと勘違いされる。

 幼い頃の経歴がはっきりしておらず、その変わった名は生みの親の姓をそのまま使っている。姓は育ての親が勤めていた猟銃店の名前。
 10に満たない歳の頃、海岸で倒れているところを救助されたのだが、唯一の所持品である携帯端末に、レメゲトンへ繋がるコードが記録されていた。
 彼女の断片的な記憶やレメゲトンからの情報により、彼女の育ての親が、テウルゴスだったのではと推測されている。

 趣味は歌と料理と裁縫。短距離走は止まって見え、柔軟体操で悲鳴を上げる。戦場とは真反対に立つような人物。
 しかし、並外れた集中力と、感覚の鋭さと精密さはそれを補って余りある。

 テウルギアとマゲイアの混成である特殊機甲大隊第3増強中隊「マーチ・ラビット・マーチ(略称ラビッツ)」に主戦力として配属されている。
 狙撃能力は随一で、長距離狙撃を得意とする。が、逆に機動戦は散々な出来で「近づかれたら即降参しろ」とラビッツの中隊長に真顔で言われる程。
 基本的には自勢力圏の防衛や、同グループ企業への火力支援に投入される。

レメゲトン:ナインチェ

“どんくさいのは仕方が無いけど、もっとこう、しゃっきりしなさいよ。”
“狙撃の時のあんた、凄くキレイなのに。普段はもうなんか、寝ぼけたぬいぐるみっていうか……。”

 白い髪に紅い眼をした若い女性のレメゲトン。姐御肌で、マイペースなユリをどんどん引っ張っていく。
 機体制御を得意とし、狙撃時にはいかなる条件でも最適の機体状態を提供する。
 ユリの過去を知る存在でもある。しかし何故か、断片的にしか情報を出さない。

テウルギア:キュアノスオープス

機体名 キュアノスオープス
開発 カルタガリア兵工廠
機体サイズ 12m(注:四脚型の全高測定基準に基く)
武装 ・ブラウ・ヴィンク(レーザースナイパーライフル)
・76mmPDW(自衛用携行火器)
(型番は省略)

機体概要

“青い瞳を獲物に向けて、おどけて片目を瞑ってやれば、心も息もお引き取り。”

 カルタガリア兵工廠標準テウルギア、Cg-TG:EINHORN-02をベースに製造された灰色の四脚型機体。
 強力なパワーユニットが生み出す大電力を背景に、光学火器による長々距離狙撃を行う典型的な重狙撃機。
 エンブレムは『大砲の砲口に置かれた二個の青いビー玉』

 その割り切った構成は「ライフルがテウルギアを持っている」と言われるほど、主兵装の運用に偏重している。
 加えて、火器管制システムやカメラ系を長距離直射に最適化したものに更新。ライフル用の大型冷却ユニットや予備砲身ラックを追加した。
 コクピットブロックも専用品に換装。これは狙撃の運用をしやすい内部配置に変えると同時に、体格の小さいユリにサイズを合わせる為。

 特徴的な機能として、随時更新型の迷彩システムを持つ。
 特殊な塗料が塗られた機体表面に電流を流して、登録された迷彩の内の一つをリアルタイムで施す事が出来る。
 登録パターンを再現するだけなので、現地の環境に最適であるとは限らないが、それでも被発見率は格段に低下した。
 ただしレーザー兵器を主兵装としているので、発砲後の位置特定は容易。
 なので本システムは、初弾を放つまでに見つからない為の迷彩システムである。

 格闘兵装は無く防御火器を僅かに備えるのみで、装備用電力の大半は狙撃運用に割いている。テウルゴスの適性も相まって、近距離戦闘・機動戦・電子戦は不得手。
 その為、ラビッツとの共同運用が前提となっており、単独運用は殆どされる事がない。

所持兵装

所持兵装
・ブラウ・ヴィンク
 大型の狙撃戦用レーザーライフル。
 超長距離狙撃を目的とした長射程・大火力の光学火器で、機体本体の専用冷却システムなどの装備とセットで運用される。
 その火力は凄まじく、最大出力での5km射撃試験では標的用重マゲイアを溶かし飛ばした程。
 発砲時には雷鳴のような轟音が響く(音の理由は雷と同じ)。光芒は青く細い。出力調整をすれば、中距離射撃やある程度の連射も可能。

 しかし強力な火力と引き換えに。そのシステム重量は機動性に深刻な損害を与え、フレームへの負荷は極めて大きい。
 標準出力が大きいため、砲身や機関部ユニットの寿命が短く、特に砲身は予備の携行が必須。

・76mmPDW
 小型の自動砲。突撃銃と短機関銃の中間的存在であるPDWに似通った性能を持つ。
 これと言って特筆すべき点の無い自衛用火器。
 キュアノスオープスの運用性質上、これを構える状況は死の一歩手前であると言える。


原案/もふもリスト
最終更新:2018年03月30日 07:07