操縦者テウルゴス

■『テウルギア』と『テウルゴス』

疑似人格OS・レメゲトンに「認証」され、テウルギアの操縦が可能な者を一般的に「テウルゴス」と呼ぶ。
一機のレメゲトンは基本的に一人の「認証」しか行わないため、レメゲトンに認められた認証者テウルゴスは、企業にとっても貴重な存在であり、高待遇で懐に留めようとする事も多い。
無論レメゲトンに認証されたその瞬間からテウルギアが手脚のように操縦できるのではなく、パイロットとしての手腕も問われるため、優秀なテウルゴスの絶対数はかなり少ない。
企業によってその扱いは様々で、軍属として律せられる場合もあれば、傭兵のように報酬によって動くものもある。あらゆる意味で、一般的な企業軍兵士とは一線を画した存在である。

レメゲトンの技術は基本的に独立研究機関「テオーリア」が独占しており、そのシステムを解析する技術は他企業にはない。
つまりレメゲトンに認証されたテウルゴスは根本的にはテオーリアの管理下にあり、全ての企業専属テウルゴスは、テオーリアより各企業へ出向しているという形式が取られている。
これは、企業軍がテオーリアを武力攻撃する事態への抑止力であり、三大企業協定として正式に認められた権利であり、違反した企業に対してはすべての専属テウルゴスに対しての認証抹消などの措置が取られる。
レメゲトンの疑似人格はそれぞれ認証者を選定する権利を持つが、テオーリアからの命令はその権限の上位にあるらしい。

どのようにして疑似人格レメゲトンに認証されるかは場合によって様々。一般的には企業が用意したレメゲトンに希望者が面会するような「適性試験」を通じて適合する場合が多いが、たまたま出会う場合、他者から受け継いだ場合など例外も数多く報告されている。

企業によっては強力なテウルゴスは所属企業の領民から英雄扱いされている場合も多く、各グループのランクボードに掲載されるようなテウルゴスは、多くの者から憧れの対象となっている。