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アズリエル
通称 -
性別
所属 抗企業武装会議フロント・オブ・ジャスティス
認証レメゲトン カルサイト
搭乗テウルギア アルファ・スコルピィ


キャラクター概要

“死を呑め。死を容れろ。正義を歌い、魔蠍の羅針に従え。往くぞ、やがてくる救済へ続く道を。”
フロント・オブ・ジャスティスのテウルゴス。
本名はヴェガ・ノリエ・アスラフとされているが、偽名の可能性も高い。
テウルゴスでありながら同組織の軍部最高司令官をも勤める、細身の男。
大衆の目に触れる時は常に布の覆面で顔を覆っているため、どのような容姿をしているかは不明。
深い思慮を感じさせる翡翠色の瞳と心に染み入るような声、そして卓越した戦闘指揮能力に、彼個人の信奉者も多い。
個人の思想を持たず組織に尽くす事を徹底しており、指導者イスラフェルのもっとも信任の厚い構成員の一人とされている。
戦闘時は基本的に後方で戦況を操る指揮官として振る舞うが、作戦に必要であれば速やかにテウルギアに搭乗最前線へ疾駆する果断さも持ち合わせている。
テウルギア・マゲイアの恊働作戦の指揮にも能力を発揮し、二面・三面の攻撃部隊が凄まじい早さで襲いかかり、全てを壊し尽くして去っていくそのスタイルは「砂嵐」に喩えられる。

テウルゴスとしての戦闘能力にもかなりの定評があり、組織壊滅に動いたオラクルランク保持テウルゴスを何機も撃破している。
特に高速機動での回避重視の戦闘を得意とし、一瞬の隙をついて致命距離に潜り込み、回避不能の攻撃を叩き込む。

レメゲトン:カルサイト

人体モデルを持たない追従のレメゲトン。
壮年の男性を思わせる音声データを用いる。
アズラエルが指揮を採る際は情報処理のサポートを、戦闘時はレーダーや被弾回避などを主に担当する。

テウルギア:アルファ・スコルピィ

機体名 アルファ・スコルピィ
開発 不明
機体サイズ 13m
武装 ・高収束レーザー・ライフル
・銃剣型レーザー・レイピア
・ショットガン

機体概要

SSCN社の逆脚型テウルギア、Obj.705/TG-15をベース機にした専用機。
フロント・オブ・ジャスティスの武力の象徴でもあり、組織内外に高い知名度を誇る。
砂漠に溶け込むオーカー色をベースに、所々指揮官を表す赤のラインのペイントが特徴。
瞬発力に優れた逆脚タイプの機体をベースとして、様々な改修が施された改造機。
逆脚が得意な疑似三次元機動戦闘を敢えて棄て、瞬間的な加速と機敏な姿勢制御で、敵を幻惑するような、緩急をつけた機動ができるように調整されている。
速度を得るために武装・装甲は厳選されており、中距離の削りに向いた収束率の高いレーザー・ライフルと、近距離で大きなダメージを叩き出すショットガン、そしてエネルギー消費を抑えつつも貫通力を高め、敵の装甲の隙間を縫うように斬るレーザー・レイピアの三種類を装備する。
装備は完全に対テウルギアとの一対一戦闘を想定しており、通常戦闘は随伴する部下に任せ、任務の障害となるテウルギアの確実な破壊を狙う。
ベース機Obj.705/TG-15標準装備のCIWSは軽量化のためにオミットされたが、指揮に有用なレーダーはそのまま採用となった。

所持兵装

高収束レーザー・ライフル
機体の機動力を損なわないように低出力に調整されたレーザー・ライフル。
新機軸の設計で低出力ながら高い破壊能力を発揮し、アルファ・スコルピィの牽制・中距離での戦闘を一手に担う。
エネルギーの収束装置はカルタガリア兵工廠の技術と思われるが、その出所は不明。

銃剣型レーザー・レイピア
射撃での破壊が難しい重装甲の標的を始末するための特殊兵装。
高収束レーザー・ライフルの銃身と平行に刀身成形装置が配置され、斬るというよりは突くような攻撃に向く。
各種レーザー・ブレードの中でも特に細身の刀身が特徴ながら出力は他の製品と同等程度あり、つまり凄まじい密度のレーザー・ブレードが瞬間的に敵機体の装甲や、関節部等の脆弱な箇所を貫通、内部を破壊する。
出力が高くなっているぶん刀身を成形していられる時間が短く、扱いが非常に難しい。
アズリエルがこれを用いて敵の関節を易々と斬り払うことができるのは、ひとえに彼に備わった技法ゆえである。

ショットガン
近距離から目標に叩き込んで大ダメージを狙えるよう、銃身を切り詰めたタイプ。
僅かでも距離が離れれば威力は大幅に減衰するため、射撃のタイミングが非常にシビアだが、取り回しのしやすさと威力は申し分ない。
堅実でそれほど独自性のない武器だが、アルファ・スコルピィの特性と噛み合っており、唯一無二の主兵装といっても過言ではない。

原案/羽純
最終更新:2020年07月04日 18:55