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ウォルト・レッドライン
性別
所属 無所属
認証レメゲトン コウモリ
搭乗テウルギア ファングレイ

キャラクター概要

"僕はどうして生まれてきたの?"

白い肌を持つ美青年。弱気で人見知りな性格だが、芯は強く心優しい。
様々な学問に精通し、運動もできるが、争い事は好まない性格である。
生まれたときから両親はおらず、アレクトリス領にある小さな古城に住んでいた。
普段は家庭教師で生計を立てているが、大事なものが理不尽に傷付けられる状況に陥った場合、古城地下のテウルギアを起動して戦いに臨む。

人の手で作られた芸術よりも、自然が作り出す情景を好む。

+ 忘れ去られ、祀り上げられる神輿
その正体は現クロノワール家当主、アリシア=セレナーデ・クロノワールの母方の従兄弟にあたる人物。先代当主であるレイチェル=エリザベート・クロノワールの兄であるレナード=アルベール・クロノワールが設けた妾の子で、レナードが家督争いに不利になるという理由から放逐され、またその記録も最初から存在していない。母親は事故死している。ウォルト自身はそれを知らぬ上にレナードが既に故人となったこと、そして上述の理由からクロノワール家も認知していない。レッドラインの名は拾われた時に着ていた赤い線の入った服から来ている。

235年現在、それを知るのは嘗て放逐されたレナード派の人間であり、その情報をネタに現体制で放逐された反アリシア派の人間を積極的に囲い込む事でウォルトを担ぎ上げての下克上を画策している。
彼らはリュミエールとクロノワール家の権威に目が眩んだ愚か者であり、ウォルトを神輿とした傀儡政権を求めているのだ。

レメゲトン:コウモリ

"確かに裏切りと言えばそうなるだろうよ。でも、ウォルトには何の罪もないだろ?"
"それを見捨てられる程、俺は冷たくはなれなかったんだ"

名前の通りコウモリの姿をしたレメゲトン。
コウモリという名は自ら名乗っているもので、もとの名前は捨てたという。
ひょうきんで明るい性格で、とにかくやかましい。
ウォルトが小さい頃から付き合っていた人間は数いれど、友人と呼べる相手は彼一人であった。
ウォルトは子供の頃から端末を通じて彼と交流していたが、コウモリがレメゲトンであることは古城地下でテウルギアを見付けるまで知らなかった。

+ 吊られた者
レメゲトンとしての本来の個体名はファング。ウォルトの出生の秘密を知る数少ない存在。
レナード派の人間にそれを知らされた当初から、ウォルトを守るためにそのすべてを捧げると誓ったという。
コウモリと名乗るのはリュミエール及びクロノワール家の裏切り者となった自分を皮肉ったもの。
レナード派の人間と反アリシア派の人間の狙いを朧気ながらも見抜いており、ウォルトに警戒を怠らないように忠告している。

テウルギア:ファングレイ

機体サイズ 14メートル
武装 以下の内から総計二つまで装備する
・専用片手剣「ガルムソード」
・専用大型銃「カリブディスマグナム」
・専用鉄槌「タイタンハンマー」
・専用特殊武装「ブラッドセイバー」
その他、アレクトリス系企業の販売する武装
"血を以て欺き、血を以て鎧を成す"

不格好な鎧に身を包んだテウルギア。
テウルゴスの腕から採血をし、「とある血族」であるかを調べてから起動する。

防御力を除き特筆する性能はない。アレクトリス系の企業がリリースする武装の他、各種専用武装を総計二つまで装備可能。この内専用武装は本体に似合わぬ程意匠性が高く、やや実用性に欠ける。
しかしその分フレームは十分に高性能であるようで、地形を選ばない高速走行や状況次第でマゲイアを破壊する強力な蹴りを放つことができる。

+ 貴き一族を守る鎧
その正体はリュミエールが開発した急襲型テウルギアである「ナルキッソス」…の不正改造機。
乗り手がおらず、お蔵入り状態だった一機をレナード派がとある事件で強奪したものである。
本来リュミエール(及びアリシア)は自社製テウルギアの不正利用に対して非常に厳しく、機体側にはそれを防ぐ為の幾重にも連なった厳重なプロテクトが掛けられているのだが、レメゲトンであるコウモリが「リュミエールの血縁者」であるウォルトの血を利用する事でそれらをすり抜けて起動、改造を行っている。
ベースにナルキッソスを選んだのは通常販売されている機体の中でも特に良好な運動性と強靭なフレームを売りにしていた為。本機はそれから攻撃用の機能を極力廃し、生存する事に特化した調整が施されている。なお、この機体は二代目であり、幼少期の頃からあった先代(リュミエール製の機体ではない)は老朽化に伴い隠蔽の為に処分されている。

通常時の形態は「スリープモード」と呼ばれ、機体性能を極端に落とした「寝ている状態」である。レメゲトンであるコウモリの許可と、テウルゴスであるウォルト成長が両立したとき、その真の姿が現れるという。
+ 覚醒
目覚めよ。そして、運命の鎖を打ち壊せ
・ファングレイ・ウェイクアップモード
テウルゴスとレメゲトンの連携が完璧になった瞬間に解放される、ファングレイの真の姿。鎧が変形、過剰出力により背部にはマントが形成され、内部の装甲は荘厳な黄金に輝く様になる。
原型の時点で優秀だったフレームを、駆動部等に(不正改造だが)強化を施したにより、アクション映画のような運動性と、武装なしでマゲイアに有効打を与えうる膂力を獲得するに至っている。不正改造によって装甲が強化されているだけでなく、過剰出力を放出させて黄金のエネルギーフィールドに身を包んでいるため防御力が高く、多少の攻撃ではびくともしない。
またスリープモードでは意匠性の高い片手剣でしかなかったブラッドセイバーも防御兵装としての機能を解放、刀身に張った特殊なエネルギーフィールドによりビームやレーザーを掻き消す能力を持つ。
常に光線が放出されているレーザーブレードやレーザーシールドはこの限りではないが、本体のエネルギーフィールドと合わせる事でレーザー、ビーム系統の攻撃によるダメージを大きく減衰させることが可能。

しかし、本体自体に武装はなくブースターの推進力も据え置きのため、防御力と運動性が極めて高い「だけ」のテウルギアでしかなくそのため運用にはそれなり以上のセンスを要する。

全原案:アルファるふぁ様
編纂:ソル・ルナ/更科 月華
最終更新:2018年03月30日 10:38