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メモリー・オブ・フロンティア

※これは設定が固まる前に作られたものです。仮のものとして温かく見守ってください。

概要


国家が消失するよりもほんの少し前、とある馬鹿が世界に抗い希望を残した。
これは記録にすら残らなかったパンドラの箱に迫る物語である。

国家消滅以前を書いたストーリーです。個人的な解釈を多分に含む為参考にするなら作者の許可を。

作者が未熟なため色々と雑です。
──以上。
by霧月


チャプタ一覧


作中設定


登場人物

随時更新予定

+ 主人公サイド
・アルフレード・ボードウィン
 今作の主人公。通称アディ。
 高性能自律稼働人工知能の開発責任者であり世界最高峰の人工知能開発技術を持つ。
 天涯孤独の身で、人並みの愛を知らない。それゆえに人の温かさを求めてアンドロイド制作を始め、今では世界有数の技術者となっている。
 腕は確かだが、人間性は研究者らしく悪い。
 現在アジア連合国軍のヒマラヤ山脈部隊の技術少尉としてテウルギアの研究をしながら過ごしている。

・リコージャ・エインケック
 アディの持てる全てを費やして制作されたアンドロイド。アディからの愛称はリコ。
 アディが求める人工知能のプロトタイプであり未完成品。
 全身の至る所を培養した皮膚で覆い、人工筋肉によって人間にかなり近い質感の体を持つ。
 声も大量のサンプリングデータと調教によって人とまったく変わらない音声を発する。
 感情データなどが圧倒的に不足しており、創造主であるアディには強く当たる。


登場兵器

+ テウルギア
・グラディウス
 アディの所属する部隊が配するテウルギア。所謂マルチロール機であり換装することによってあらゆる状況に対応する。
 技術的にはかなりスタンダードな機体で、よく言えば癖がない。悪く言えば器用貧乏なのが特徴。
 騎士をモチーフとしたマッシヴな外観と白いカラー、白兵戦用に装備された直剣と盾が基本兵装。
 頭部には電子戦に対応するために大型アンテナが装備されている。

用語一覧

・テウルギア
ある島国が生み出した人型重機を戦闘用に改造した汎用兵器。
元が重機なだけあり優れた積載量、耐久度を誇っておりその戦力は戦車師団5個分に相当するという。
代理戦争ではキングの駒として扱われ、ポーンなどその他駒達の指揮用のマスターブレインでもある。
駒の中で唯一、有人型であり戦場において文字通りキングとしての役割を担う事となっている。
これが撃破される、行動不能にされた場合それはチェックメイトを意味する。(テウルギアに有効打を与えられるのは基本的にテウルギアのみである為)

・駒
テウルギアをキングとし、命令を実行するバトルドローン群。あくまでドローンであるため命令に忠実に動く。
チェスの駒になぞらえてナイト、ルーク、ビショップに分けられている。

ナイトはテウルギアを簡易化したものとなっており、格闘戦に偏った調整をされておりキングを守る近衛として機能する。
ルークは対空能力や機動力に偏った調整をなされており、遊撃や攪乱用に設計されている。
ビショップは偵察用に設計されており、敵上空からのスキャニングや欺瞞工作、電子戦に対応できるようになっている。

・『マザー』
突如としてテウルギアと共に世界大戦に介入し、終戦を促した超高精度人工知能『仮想人類』の本体。
その本体は月にあるとされるが、その全容と同じく全ての詳細が不明である。
現在ではテウルギア同士のクリーンな戦争を管理しているそうだが…?

・アースベルト
衛星軌道上に打ち上げられた複数の衛星からなる迎撃システム。
各国家が打ち上げた迎撃衛星群とそれを制御する『マザー』が配置した13機のメイン衛星の事を総称してそう呼ばれている。
これによって空は封鎖されており、飛行するには飛行許可が必要である。
無許可で規定高度以上を飛行した物体は全て無差別に衛星群からの攻撃によって即撃墜される。
監視範囲は地球全域となっており、一説では国家を消し炭にするほどの兵器ではないかとも噂されている。


・代理戦争
テウルギアをキング、その整備基地兼移動要塞をクイーン、その他兵員達をポーン等様々な種類の駒に置き換えた戦争。
各国の威信や利益、存亡ですらもこのゲームの勝敗にかかっており、負ければその国は相応しい対価を支払うことになる。
これは一種のスポーツとなっており、この一部始終は記録され全世界に中継される。
競馬などと同じく裏では賭けも行われおり、一種の経済活動にもなっている。
最終更新:2018年03月15日 01:44