ユージン・馬
性別 |
男性 |
所属 |
技仙公司との長期専属契約 |
オラクルボード |
なし |
認証レメゲトン |
ジェットバッシャー |
搭乗テウルギア |
Ω ZERO |
キャラクター概要
“大きすぎる理想ってのは、呪いと同じなのさ”
“ああ、俺の、罪は……"
本名は木 馬勇。235年時点での年齢は不明。2~30歳代だと思われる。アジア系の青年で、温厚そうな整った顔をしている。
顔だちに見合う温厚な性格で、お人好し部類に入る。初対面の人間でも信頼する程の脇の甘さを見せるが、反面裏切った相手は一切の容赦なく追い詰める。
元々は良家の子息だったようだが、現在の企業の支配を前提とした社会のあり方に疑問を抱き、テウルゴスとして独立。
腕前自体は悪くなかったが、生来の人の好さが裏目に出て様々な人間に裏切られ続ける。自身の相棒と引き換えに最後の裏切り者をその手に掛けたとき、彼の心は殆ど折れてしまっていたという。
その後紆余曲折あって技仙公司と専属契約を結ぶに至り、現在は第三開発局で『Ω ZERO』のテストパイロットを勤めている。
認証レメゲトン/ジェットバッシャー
“起動コード入力を確認。貴殿は本機のテウルゴスとして相応しいか。”
“戦闘開始。メインシステム、戦闘モードへ移行”
白い球体の姿をしたレメゲトン。作戦に必要な単語しか喋らず、人間的な会話を全く行わない。しかし戦闘補助能力はかなり高く、彼女の補助があれば平均的なテウルゴスでもオラクルボード上位のテウルギアとも渡り合えると言われている。だがテウルゴスに対する要求は厳しく、戦闘技能だけでなく、経験や思考力、安定した情緒など全てにおいて高レベルなテウルゴスを求める。そのあまりに機械的な言動は、人格封印すら疑われている程。
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知られざる真実。姿を視せない戦乙女も、その実全てを見ている |
人格は封印されておらず、機体性能を限界まで引き出さすように極端に調整されている。姉妹機同様に単語しか喋らない理由は会話の必要性を感じない為と、乗っている者がテウルギアに相応しい人間であるかを見定めているため。
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搭乗テウルギア/Ω ZERO
機体名 |
Ω ZERO |
開発 |
不明 |
機体サイズ |
約14.1m |
武装 |
・ガジェットガン ・ジャッジメント ・ストリームナックル
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機体概要
“To be weak is miserable, Doing or suffering.(弱いということは哀れなことだ。あえて事を行うにしろ、事を忍ぶにしろ。)"
テウルゴスの登録と共に突如として現れたテウルギア。少数の固有装備しか持たないが、そのどれもが必殺の威力を誇る業物。黒く滑らかな質感の装甲、全身を走る金色のエネルギーラインが特徴。大型の赤いモノアイはテウルギアでも珍しいデザインであり、非常に攻撃的。
戦闘能力は非常に高く、並のテウルギアでは本機を足止めすることすらままならないだろう。
その機体性能や武装の完成度から技仙公司の新型テウルギア『ペンテシレイア』ではないかと噂されているが、所属を表すものが一切無い為、その出自は謎に包まれている。
所持兵装
ゴールデンライン
全身を走るエネルギーラインは、機体に素早くかつくまなくエネルギーを回すためのガジェット。一部分にエネルギーを集中させることも可能。また本体の周囲に微弱ながらも有害な影響を発生させ、細菌兵器が機体に付着する前に殺菌することができる。エネルギーラインが金色に輝く程の高出力を持つこの機体は、強力な武装を連続使用できる。
ストリームポインター
脛に装着された筒状の小型ユニット。弾道ミサイルを含む長距離支援攻撃の攻撃地点を指定するロックオンマーカーとして開発されたもの。このガジェットから発射されるビームを当てることで、味方に敵機の位置情報を教えるとともに、専用のロックオンマーカーを表示させることで地形や障害物を問わずにロックオンさせることが出来る。
ブラックアーマー
この機体の黒い部分は、非常に薄いながらも強力な放射線防御能力を備えた素材である。それを全身に纏うため、この機体は放射汚染地域でも活動ができる。非常に強固な装甲をも兼ね備えているため、本機は歩く核シェルターとも言える。
ストリームナックル
拳に装着される箱形小型ユニット。外部弾頭の起爆やディスチャージャー起動などの信号光線を撃つことが可能であるが、
姉妹機のそれと違い、こちらはあくまで戦闘用として作られている。拳打の度にテウルギアを一撃で破壊する高出力ビームを叩き込む。なお、遠距離には使用できない。
ガジェットガン
戦闘ガジェット。折り畳み可能な小型のレーザーハンドガン。威力は低い。
ジャッジメント
戦闘用ガジェット。大剣の形をした大型武装である。先端からレーザー砲を放つ他、最大十数メートルのレーザーブレードを常時発振できる。本機最強の武装だが内部機器保護の観点から、レーザーブレードの断続的な使用には制限がかけられている。
対人機銃×2
デモ制圧などに用いられる対人用機銃。腿部に備え付けられている。
歩兵や通常車両などが想定されているため、マゲイアなどには有効とはいえない。
スマッシュ
ZEROの特殊戦術。敵テウルギアを撃破するための一連の戦技を指す。発動にはレメゲトンとの高度な連携が必要。
両腕のストリームナックルを同時に打ち込み、極めて至近距離からの高出力ビーム二本で対象に大きく打撃を与える。
ジャッジメントのレーザーブレードを最大展開。広範囲の敵を切り払う。
ジャッジメントのレーザーブレードを収束。展開時間はごく短く、その後はオーバーホールを必要とする欠点を抱えるが、テウルギアの装甲部分をも切り裂ける数十メートルのレーザーブレードを振るう。
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!警告! 本項目は高レベル機密につき社内外秘です。セキュリティクリアランスを提示して下さい! |
Access approved:Display retrieval result...
このファイルは 中央経営指導部 技仙公司中央軍事会議 の権限により
第五層アクセスライセンスなしでのアクセスは全て保安部中央総局に記録され
このファイルにアクセスした場合、035HD式攻性防壁が起動されます。
適切なライセンスを持つ構成員だけがアクセスしてください。
コマンド>user>李春民 主任>太贵了拉圾 (高価なゴミ)
試032人機は、技仙公司陸軍・海兵隊向けに技仙公司第三設計局が開発した試作機である。技仙公司軍部の先進戦術人機開発計画において試035人機とトライアルが行なわれ、試035人機が採用されたことで量産はされなかったが、新世代機用装備や各種実験のテストベッドとして運用される事となった。中央技術開発局の実験施設への移送途中に内部勢力の離反により運用支援システム一式ごと持ち出され、それ以降の足取りは掴めていなかった。追撃戦には技仙本社の特殊部隊が投入されて反逆者は全て粛清されたが、機体はすでに他の組織の手に渡っており、その後の足取りは巧妙に消されていた。
この機体の開発は027人機の後継機体を開発する予定であった先進戦術人機開発計画の初期段階からスタートしていた。025・027両機の特長を受け継ぎつつ、より高度な対敵人機戦能力・より広範囲な任務への適正を獲得するべく機体には高度な基礎性能と汎用性を持たせ、装備の選択でより任務に特化させるというアプローチで設計されていた。しかし、 リュミエール・クロノワールの機体群を見てショックを受けた中央軍事会議など上層部は、先進戦術人機開発計画の要旨を変更した。より高度な対敵人機戦能力を要求した計画本部は、 スカーレット・ミラージュに影響を受け、対人機戦に特化した後発の試035人機を採用した。
トライアルに敗れたこちらは『折角建造した高性能機体をこのままスクラップにするのは惜しい』として運用される事になったが……その先は上述の通りである。
トライアルには新型原子力電池と新型燃料電池をそれぞれ搭載した二機が参加した。奪取されたのは原子力電池搭載型の一号機(愛称・φ)であり、所在が確認された現在は奪還作戦に向けて二号機(愛称・ω)は動力を新型原子力電池(035人機と同様のものである)に換装し、戦闘用への改修及び再調整を施している。
一号機(φ)の所在確認(最近になってタクマ・クサカなる独立傭兵が試032人機を運用しているのが確認された)を受けて、二号機(Ω)を用いた奪還作戦が立案されている。これを受けて二号機は上述の通り改修が施された。リアクターをより高出力のものに換装し、不要なガジェットの削除及び剣砲型ガジェットを配備した。また、新規にテウルゴスを採用し、二号機専属として運用する。元来ジェットバッシャーは全てにおいて高い能力を持つテウルゴスを求めていたので、彼の雇用は渡りに船だった。
奪還作戦は参謀本部第二課が立案を担当するそうだ。詳細はまだ明かされていないが、戦略軍の特殊部隊と協同するようだ。
李春民
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原案:アルファるふぁ
原案監修・改変:琴乃
最終更新:2018年03月28日 04:34