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ソリッド・リキッド
通称 愛国者(パトリオット)災厄の箱(パンドラボックス)
性別 男性
所属 クリストファー・ダイナミクス
オラクルボード CDランク ランク30
認証レメゲトン ソリダス
搭乗テウルギア ネイキッド・ファイアワークス

キャラクター概要

"まだ、まだだ…ワシは、まだ戦える…!戦争だ…ワシにはまだ、それが必要なんだ…!"
"そうだ、この感覚、この肌触り…!もっと、もっとだ!ワシに…ワシに生きる実感をくれぇぇぇ!"

本名、デイヴィッド・シアーズ。
235年現在齢95という現役最高齢とされる老兵だが、別段テウルゴスとして古参という訳ではない。
嘗てはCDでも名うての兵士で、戦場に快楽を見出す戦闘狂でもあると同時にCD社の繁栄を第一に想う敬虔な愛国者としてその筋では有名であった。
無事に兵役を全うし、退役後は穏やかな生活に戻ったものの、平和な暮らしに馴染めずにいた上に老衰によって満足に動く事も出来ず、車椅子生活を余儀なくされて嘆いていた。
見かねた軍部が「兵器にも拒絶されれば諦めも付くだろう」と諦めさせようと考え、レメゲトン選考会に連れていった所なんとレメゲトンがその経歴を見て意気投合。そのまま認証してしまった事で晴れて戦場に復帰する事になった。

退役前に「ピクニック感覚で戦車5輌を撃破」などの常軌を逸した戦果を挙げていたのは伊達ではなく、テウルギアという新たな体で戦場に舞い戻った彼の戦いぶりからは肉体のハンデをまるで感じさせず、多くのアレクトリス、EAA兵から畏怖されている。
その機体特性上、彼が出撃した戦場には大量の通常兵器の残骸が残る事が多く、それらを駆る機甲師団の他、要塞の防衛設備や戦力からは「災厄の箱」と呼ばれ、恐怖の象徴となっている。

頻繁に出撃している事で知られるが、これは自身の命が長くないのを理解しているため。
戦場でしか生きる実感を得ることが出来ず、また戦いの中でしか快楽を見い出せなくなったが故に、彼は自らを愉しませ、そして死に場所を与えてくれる好敵手を求めて戦場を彷徨うのである。


レメゲトン:ソリダス

"いいセンスだ。貴様とはもっと早く出会いたかったぞ"
"俺達の立場は確かに道具じみたそれだが、俺達は企業や誰かの道具じゃない。戦いの中でしか生きられず、またそれでしか自分を表現出来なかったが…何時も、自分達の意思で戦ってきた。そうだろう、友よ"

独特の強化装甲服に身を包んだアバターを持つレメゲトン。気難しく、誰かに束縛されるのを嫌う性格で、テウルゴスの選定に干渉するのを許さなかった。

ある時開かれたテウルゴスの選定会にて、今回もダメだろうと期待しないままふるいにかけていた所でソリッドに遭遇。満足に動くこともままならぬ体になってなお「生きる実感、生きた証」を求めて戦場を願う彼と意気投合。
例え彼が寿命を迎えても自らがその証となり、またそれがソリダス自身の生きた証にもなるとして、老い先短いと知った上で認証した。
戦闘においては火器管制のサポートの他、機体の機動制御を全て請け負っている。

他者からの束縛を嫌っているのも、彼自身が自らを「誰かによって造られた、戦う為だけの存在」として認識していたが故で、産みの親に逆らう事も出来ない自分の存在を受け入れられなかったため。
生命を持つ生物と違い、電子的なデータで作り上げられたものでしかない存在だからこそ、自分の意思で相棒を選び、そして戦場に赴く事を望んでいるのである。


テウルギア:ネイキッド・ファイアワークス

開発 CD、SVI、ヤルダバオート、ロマニア連合工業、セント・ロザリンダ、Ext-Fed他
機体サイズ 18.3m
武装 ・Vox-002 Mark×2
・Vox-003 Arisawa
・Vox-004 Kirisame
・Vox-005 Izayoi
・Vox-006 Steve
・Vox-007 John×2
・Vox-008 Rachel

機体概要

"かつてゲームで「核搭載二足歩行戦車」だとかあったって言うが…コイツを見てると、本当にゲームだったのか疑わしくなるな。"─あるCD兵

SVI社のパーツを中心に、CD、ロザリンダ、Ext-Fedなどを始めとする企業群によって製造された超重量級のタンク型機体。
多数の通常戦力に対する「対軍殲滅兵器」をコンセプトとしており、見た目に違わぬ防御力と攻撃力が特徴。

各武装の詳細についてはこちらを参照。

当初は通常の機体がソリダスに宛てがわれる予定だったのだが、想定外の人物が認証されてしまったために急遽キャンセル、肉体的ハンデを補う都合上、過剰な程の重装甲と重火力が要求されたため、それらに応えられるSVIパーツをベースに改造していくことになった。恐竜進化に伴う要求出力の増加に対応するため、コアパーツに関してはヤルダバオートのウォーバードを改造したパーツを採用している他、脚部はロマニア及びCD社の共同開発となっている。

Johnを利用したジョイントの増設に加え、各社の協力のもとパーツを大幅に改造、Arisawaの上にRachelを重ね、更にそこにSteveを重ねているため、四本腕に加えて巨大な上半身と非常に奇怪な容姿をしている。
重火器類をこれでもかと装備しただけあり、その殲滅力は同社テウルギアの中でも上位に位置するとされ、専ら敵地上兵器を駆逐する対地攻撃機として運用されている。
装甲面も強烈で、生半可な反撃など意に介さない。

当然その代償は極めて重いものとなっており、特に機動力に関しては絶望的。
脚部に掛かる負担が凄まじく、通常の履帯に加えてホバークラフトを採用する事で荷重を削減してなお機動力は低く、高機動型のテウルギアなどに捕まると逃げることさえままならない。
一応超信地旋回こそ可能であるが、移動速度が遅過ぎて的になるのは避けられない。
また移動力についてもやはり絶望的で、長距離移動などは望むべくもなく、わざわざ輸送機3機がかりで懸架して戦場上空まで運ぶ必要がある他、機体特性上弾薬消費も凄まじいため、ランニングコストが重くのしかかる。

総じて企業としての体力に優れるCDだからこそ運用出来る機体であり、同勢力の巨大さを表す象徴と言えなくもない。
機体名は「裸の花火」の意。
左肩には大量の弾薬と火気を描いたエンブレムが施されており、さしづめ「剥き出しの火薬庫」と言った所か。
もしかしたら、残り少ない余命を戦場に費やす彼の姿を花火に喩えているのかもしれない。
機体負荷に起因するとされるけたたましい駆動音を、そんな主を想う「鳴き声」とする整備士もいるそうだ。

原案/ソル・ルナ
最終更新:2018年08月02日 19:32