ジルグリンデ・アル・カトラズ
キャラクター概要
"クロノワールの名の下に。この身、この剣を捧げましょう"
"ミラージュナイト、推して参ります"
リュミエール社の旧最高戦力にして、現在は近衛部隊隊長を務めている男性。通称はジル。
ブロンドの長髪を結った髪型に端正な顔、そして引き締まった細い体という外見から女性と勘違いされることもしばしば。
外見上は20代後半だが、実年齢は軽く40を超えている。
先代代表であるレイチェルの元近衛兵であり、現在では同社テウルゴスの最高勲章であるパラディンの位を持つ騎士。
先の争乱では騎士の身でありながらレイチェルの側につき、当時普及したばかりであったテウルギアで共に戦場を駆け回った豪傑。
その後も自らが定めた王の為に邁進、愚直なまでの凄まじい努力によって近衛騎士長まで上り詰めている。
人並みの正義感と実直さを持ちつつ如何なる時でも冷静さを欠かかさない、豊かな表情で人当たりの良き紳士。
ただし、レイチェルの恐ろしさを身近で見続けたからか彼女が怒りを向けた際には動揺を示す。
リュミエールの人間らしく、思わず溜息をつくほどの美貌を持ち合わせている。鮮血の女帝の側近として戦い抜いた名声から、領内での人気、人望はそれなりに高い。
戦闘においては鉄仮面を被ったような冷徹さとしたたかな狡猾さによって、降りかかる火の粉を容赦なく振り払う。
その働きや能力からクロノワールの懐刀とまで言われ、ヴェノムに次ぐ最高戦力として数えられている。
レメゲトン:クラディス
"そなたが王の剣となるならば、余はそなたの盾となり、降り注ぐ雨を遮る鎧となろう。我が奏者よ"
肩まで伸びるブロンドのセミロングに鋭く光る碧眼の女性型アバターを有するレメゲトン。
テウルゴス同様冷静沈着であり、常に一つ先の状況を見据えて動く。
かなり初期のレメゲトンであり、その性能は極めて平凡。特徴がないのが特徴であり、強いて言うならば状況観察などに秀でている。
処理不可を軽くするため、基本的にアバターを表示したり感情を表すことは滅多にないが、時折テウルゴス自身を心配しているかのような言動も見せている。
テウルギア:LME-MK-01/Pld ミラージュナイト
開発 |
リュミエール・クロノワール |
機体サイズ |
13.1m |
武装 |
・実体剣「ナイトソード」 ・実体盾「ナイトシールド」 ・試作重突撃槍「バスターランス」 ・試作多重装甲「エイジスシールド」 |
機体概要
"我に求めよ。されば汝に諸々の国を嗣領として与え地の果てを汝の物として与えん"
"汝白金の杖を以て彼らを打ち破り、陶工の器物の如く打ち砕かんと。"
リュミエールの標準型テウルギア「ミラージュナイト」の一部にクロノワール直属であることを示す近衛騎士用の装飾を施したもの。
エングレービングなどにより象徴性が強くなっており、式典などに参加する事も多い。
型式番号の"Pld"も近衛騎士所属を示すものである。
ヴェノムのスカーレット・カローンがリュミエールが誇る最強の矛ならば、このミラージュナイトは同社が誇る最強の盾と謳われている。
とはいえ、性能そのものは通常のミラージュナイトのまま。機体の改修案なども検討されていたが、ジルグリンデ本人が「FCSは不要。反応が鈍る。改修も不要。護るだけであればこの剣と盾があれば今は充分」と断ったため、特に調整などはなされていない。
熟練者であれば単騎で重量テウルギアを撃破せしめるとも言われているが、真偽は定かではない。
所持兵装
近衛小隊機は通常の装備ないし下記の装備を状況に応じて換装し、対応している。
運用が始まってしばらくした後、設計上の余裕がある事を理由に密かに計画されていたミラージュナイト強化プラン、「プロジェクト・ナイトギア」によって開発された重突撃銃槍。
開発時期はいずれもワールド・イズ・マイン開発後であり、現実的でないと凍結されていた当計画であったが、同機の開発により技術的余裕ができたことが決め手となり再開された。
ナイトシールドと同様の素材を用い、ミラージュナイトの極端に最適化された近接能力を活かす為に設計された。
打突の衝撃で敵機を破壊することを目的としており、若干角ばった形状をしている。
槍には機関砲が4門内蔵されており、当初から問題視されていたミラージュナイトの戦闘距離を大幅に拡大している(ただし、照準などは全てマニュアル操作である)。
また、各部に突撃用のブースターも装備されており、これによって大質量の槍を速度を乗せぶつける事で敵陣を掻き乱す。
恐ろしいまでの突破力を有するが小回りがきかない、懐に入られると攻撃出来ないなどの問題点も抱えている。
更に、重量がそれなりにある為並のテウルギアでは持て余すほどの代物となった。
余談ではあるが、初期試験型の中には先端部を振動状態にさせるヒートランスなるものも存在したという。
プロジェクト・ナイトギアによって製作された試作兵装の一つ。
ナイトシールドにシンフォニックスラッシャーの技術を簡易流用し、複層式の装甲を展開することで状況に応じて装甲を展開、収納することで防御に幅を持たせた。
装甲を展開した状態では広い範囲をカバーできる代わりに若干装甲が薄くなる他、取り回しが悪化する。
収納状態では高い防御力を有し、取り回しに優れているなどそれぞれメリット、デメリットがはっきりしている。
なお、こちらは開発中にアリシアに発覚したため、彼女もノリノリで設計に参加して開発されたが、実際に投入された戦場ではそのふざけた設計思想とは裏腹に戦況に応じて切り替えできるため扱いやすいと高評価であったという。
原案/霧月
最終更新:2018年09月27日 21:32