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ノキア・エリトール
通称 貯金屋の弓撃ち
性別
所属 財団法人パラディソ
オラクルボード
認証レメゲトン ドン・マルチン
搭乗テウルギア ディーン・レイ

キャラクター概要

“金を使うのは好きだぜ。貯まるのはもっと好きだが”
“マルチン!当てればボーナスだってよ!”
パラディソ財団有する試作テウルギアのテスト部隊『トライアルトランサー』に所属するテウルゴス。19歳。年齢に対してやや低めの身長で、適当に切り揃えた色味の薄い金髪と濁った碧眼が特徴の青年。

なにを差し置いても金を稼ぐのが好きで、高額の危険手当がつく実戦テストを常に心待ちにしている。元々は別の企業のマゲイアのパイロットであったが、高い操縦技術を買われ、財団の金の力によってヘッドハンティングを受けた。交渉の際に、レメゲトンの認証を受けることを条件に昇給を確約させていたため、いちテウルゴスとしては破格の待遇を受けている。

財団の御眼鏡にかなったのもあって、機体の制御技術は高く、ピーキーな機体であるディーン・レイをテスト初日から乗りこなしていた。反面、攻撃行動に対する適正が他テウルゴスに比べ低く、特に射撃に関しては乗機のレメゲトンのドン・マルチンに頼り切っている。

稼いだ金を使うことよりも金を稼ぐという行為そのものを楽しんでいるため、使い道については頓着せず、その場の気まぐれに浪費することもある。趣味は、報酬が振り込まれる時間に自身の預金額が増える様子を眺めること。

レメゲトン:ドン・マルチン

“また無駄遣いをしおってからに!金は使い方も重要なんだぞぉい!”
“へっ、あんな距離などちょちょいのちょい。目をつぶっていても射抜けるわ”
ディーン・レイのレメゲトン、壮年期の男性の人格。機体と認証したテウルゴスの特性に合わせ、主に攻撃に関する演算を担当している。

金に目がない性格で、ノキアを認証した理由のほとんどが嗜好の一致によるもの。トライアルトランサーの中では似た者コンビとして有名。が、ノキアと大きく違う点は、無為に金が失われることに極端な嫌悪感を持っていること。無計画な浪費、無意味な破壊活動、無駄弾を嫌い、例え味方機や自身のテウルゴスであってもそういった行いを意図的に繰り返そうものなら、容赦のない罵声と叱責を叩き付ける。

根は善人のようで、機体の損壊や搭乗者の怪我等についてはまず先に本人の心配をしてくれる。また、ノキアの給金の2割は「機体整備費」という体でドン・マルチン名義の口座に振り込まれている。使い道は「秘密」とのことで、黙秘している。

テウルギア:ディーン・レイ

機体名 ディーン・レイ
開発 財団法人パラディソ、ロマニア連合工業、コラ・ヴォイエンニー・アルセナル
機体サイズ 16m
武装 ・200mm重電磁加速狙撃砲・ギガントボーガン
・多目的武装ユニット・ギガントブレイカー
・肩部バインダー内蔵70mm機関砲
・機首部20mm機関銃

機体概要

“射抜く様はサギッタリウス。飛ぶ様はペガスス”
来るべきテウルギア主力の時代を見越し、パラディソ財団がCDの基幹二社と連携して造り上げた量産試作テウルギア。

可変機であり、人型の『攻撃形態』から航空機型の『巡航形態』へと変形可能。この際、コクピットユニットが九十度稼働し、テウルゴスの視点が地面と平行になるように可動する。
また、右腕部に装着した専用装備『ギガントボーガン』による狙撃を主力戦法としている。
巡航形態によって狙撃ポイントへ急行し、攻撃形態で対象を狙撃するのが運用コンセプト。

しかし、可変機特有のピーキーさにギガントボーガンの重量が加わり、操縦性は劣悪。飛行可能にするために装甲も貧弱。専用武装の重量で速度も遅い。一部パーツの破損で変形が不可能になる。ギガントボーガンの使い勝手が悪い。など、様々な問題が運用する中で浮上。結果、パラディソ財団は『可変狙撃機』というコンセプトを捨て、可変・狙撃それぞれに特化した別のシリーズ機体を正式採用することとなる。

変形シークエンス

攻撃形態→巡航形態
①両腕部の武装を腹部のハードポイントに接続
②上空へ上昇し続ける
③肩部バインダーが腕部を覆う
④頭部に機首パーツが被される
⑤背部の可変翼を展開
⑥地面と平行に機動して終了
巡航形態→攻撃形態
①地面に対して脚部パーツが下に来るように機動
②肩部バインダーを展開し腕部を解放
③機首パーツを展開し頭部を解放
④武装をハードポイントから外し、腕部に装着
⑤可変翼を閉じる
⑥逆噴射をかけて地面に軟着陸して終了


所持兵装

・200mm電磁加速狙撃砲『ギガントボーガン』
長射程、貫通力、一撃必殺を主眼を置いて設計された、電磁投射式の狙撃砲。普段は折りたたまれ、攻撃形態時はディーン・レイの左腕に、巡航形態時は機体下部に固定される。

重量こそあるものの、展開時でなければテウルギアの腕よりは小型である。展開・仕様時には放熱板が左右に広がり、弓のような形状をとる。名称はこのことからちなんでつけられた。

制御のために、撃つには機体が地面で停止していなければならず、発射時には約3秒間のチャージが必要であり、発射後にも3秒間の排熱が必要。防御力が低いディーン・レイにとっては致命的な隙となる。FCSによる命中補助も貧弱である。
それだけでなく、無理な高出力化によって砲身への負荷が凄まじく大きくなったため、一発ごとに砲弾を内蔵した専用砲身を取り替える必要がある。この専用砲身の取り替え作業は煩雑であり、マニュアル操作で行う必要がある。
専用砲身は細長く見えるため、武装名にちなんで専用砲身を『矢』、取り替え作業は『矢をつがえる』というふうに比喩されることがある。

しかし、上記のデメリットに見合うだけの威力はあり、中量級テウルギアも当たりどころが良ければ一撃で撃破可能。貫通力が高いため、鉄筋コンクリートビル程度では遮蔽物にもならない。
特に射程・貫通力・弾速に優れるため、動かない装甲目標に対しての効果は絶大である。

装甲と同種の合金で形成されており、無論『矢』が切れた際の最終手段ではあるが、放熱板の部分は実体ブレードとしても使用可能である。

ディーン・レイのコンセプトは、巡航形態で狙撃ポイントに急行しこの武装で対象を攻撃することである。だが、可変機である本機ではこの武装の制御によってレメゲトンの負担が大きくなってしまい、さらには重量によって巡航形態時の飛行速度にも大きく影響がある。変形機構との兼ね合いによって『矢』の装備数も自然と少なくなり、この試みはあまり成功とは言えない結果に終わった。
以上の観点から、パラディソ財団はこの武装の運用に注力した『ディーンシリーズ』の開発に着手することになる。


・多目的武装ユニット『ギガントブレイカー』
 サブウェポンとして開発された複合武装ユニット。シールド、実体剣、レーザーガンとしての機能を備えている。攻撃形態時はディーン・レイの右腕に装着され、巡航形態時は機体下部に懸下される形で移送する。巡航形態時には使用不可。
腕部固定式のため『矢をつがえる動作』には影響を与えない。
最外面には準鏡面加工が施されており、光学兵器をある程度分散反射できる。


・肩部バインダー内蔵70mm機関砲
 その名の通り、ディーン・レイの両肩部に内蔵された機関砲。ロマニア製。口径が大きいためテウルギアにも通用しうる威力を秘めるが、装弾数が少なく、左右それぞれ5秒間連射した後弾切れになる。巡航形態時も使用可能で、機首方向の敵に大口径弾の雨を浴びせる。


・機首部20mm機関銃
 ディーン・レイ巡航形態の機首に搭載される機関銃。ロマニア製。攻撃形態時には使用できない。比較的口径が小さいため、主に装甲の薄い敵に対する対地攻撃や、航空機動を交えた対空攻撃に使用される。


機体原案/アルファるふぁ、LINSTANT0000様
テウルゴス・レメゲトン原案/グール・シック様
最終更新:2018年03月28日 07:22