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ヴァニッシュ・リヒテンハイム
通称 紅き闘将、レッドタイフーン
性別
所属 財団法人パラディソ
オラクルボード 29
認証レメゲトン ジェネラル
搭乗テウルギア ダイヤモンドS

キャラクター概要

“俺がやるしかない”
“熱風ゥ!正拳突きィッ!!”
パラディソ財団有する試作テウルギアのテスト部隊『トライアルトランサー』に所属するテウルゴス。23歳。細身かつ鍛え上げられた肉体を持つ、黒い短髪が特徴の青年。寡黙だが、その内面は正義感に溢れている。

20代の若さでありながら経験・才能・肉体・精神全てにおいて優秀な肉弾戦闘のスペシャリスト。父祖の代から続くフルコンタクト式の拳法を得意とし、生身での戦闘においては無類の強さを誇る。
反面、生活面をはじめとした「武術に関係しないところ」の全てが壊滅的に抜けており、戦闘がない日常では家族の足手まといとなっていた。

しかし、「アルバイトでテウルギアの部品回収をしている兄」の弁当を届けに向かったところ、なかなかテウルゴスを決めないレメゲトンの「ジェネラル」の目に留まり、テウルゴスとして登録。パラディソ財団のスカウトに応じ、乗機は運動性と可動性を活かした肉弾戦闘仕様に改造させた。

武術の動きをトレースしたモーションプログラムを組み合わせ、戦闘中にそれらを行使することで、ダイヤモンドSに『拳と蹴りによる接近戦』を行わせる。その戦い方は一見非常に非効率的かつ無謀な戦法に思えるが、ヴァニッシュの戦闘能力をほぼそのままテウルギアに落とし込んだような動作によって近接戦で威力を発揮。前線での実戦テストにてマゲイアやテウルギアを撃破し続け、CDランク29位の座を手にした。実質的に、ただの肉弾戦センスのみでオラクルボードに名を連ねたと言っても良い。
しかし射撃戦においては全くの門外漢であり、数百度の訓練における命中率は5%に満たない。

レメゲトン:ジェネラル

“くぅ〜、イカすぅ!”
“やっぱり男ってのは闘魂あってよね”
ダイヤモンドSのレメゲトン、眼鏡をかけた女性の人格。ヴァニッシュには非常に懐いている。

寡黙で強いストイックな男性を求め、パラディソのテストパイロットの全てを拒否してきたが、「偶然通りがかったアルバイトの青年」の弟に目をつけ、経歴と性格を聞いて登録した。これがヴァニッシュとの出会いである。
その性格から上記のような男性との熱い交流を夢見ているが、人工知能のような存在であるレメゲトンにはそれが不可能なことには気づいていない。

戦闘ではヴァニッシュの弱点である射撃と機体管制を担当する。しかし、場合によっては戦術の素人であるヴァニッシュの意思を無視して作戦に必要な行動を優先させることもある。

テウルギア:ダイヤモンドS

機体名 ダイヤモンドS
開発 財団法人パラディソ、エクステック・フェデレーション
機体サイズ 14m
武装 格闘補助実体カッター・ファイトブレード
両肩部内蔵短距離拡散ビーム砲・ツウィンストーム
50mmアサルトライフル

機体概要

“それはさながら、天を裂き、地を割る拳”
来るべきテウルギア主力の時代を見越し、パラディソ財団がエクステックと連携して造り上げた量産試作テウルギア。軽量級である。
メインカラーは赤と白。テウルゴスの異名は本機のカラーから来ている。

高い運動性・可動性、柔軟性を持った機体で、接近戦でもっとも戦力を発揮する。テウルゴスの設定した格闘モーションによって強力な拳法技を行使し、その威力による肉弾戦闘を得意とする。

パラディソ財団がエクステックの協力を受けて開発した可動域重視の新型フレームを採用。
このフレームは、筋肉を模した伸縮するパーツを随所に仕込み、激しい挙動に耐えるために骨格となる素体の上に人工筋肉、その上に保護用の補強材、装甲土台、装甲を重ねている。
このフレームにより、人間のような可動性と柔軟性、運動性を獲得。ブースター移動が制限される市街地等の閉所における戦闘で強みを発揮する。

さらに、コクピットユニットは自走式の脱出ポッドとなる。これは、機体の故障時や中破時にテウルギアを破棄してテウルゴスとレメゲトンを保護するための機構であり、絶対数の少ないレメゲトンの回収を主眼としている。
しかし、コクピットユニットが無事な状態でテウルギアが戦闘不能になることは稀であるため、実用性については疑問が残る。
更に言えば、上記のフレームの中に無理やり詰め込んだため、脱出機構の作動がうまく行かない可能性も高い。

この機体は元々上記のように「運動性の高いフレーム」と「脱出機構」を意識した量産試作機である。しかし、双方を採用した場合コスト的・実用性的な問題が発生するため、結果、パラディソ財団は両立ではなく、運動性・脱出機構それぞれに特化した別のシリーズ機体を正式採用することとなる。


所持兵装

格闘補助実体ブレード・ファイトブレード
ダイヤモンドSの肉弾攻撃において、敵に実際にダメージを与える武装。格闘モーションで使う拳・足先・肘・膝などの部位に備え付けられた実体カッターである。ダイヤモンドSの主兵装。

切り裂くというよりは、断ち割る形で敵の装甲を破ることを目的に鍛造されており、適切なぶつけ方ならばマゲイアを一撃破壊できる。しかし、勢い付けた格闘モーションから機体本体を保護するクッション的な役割も兼ねるため、消耗が激しく、戦闘中にほとんど割れて使えなくなっていることもしばしば。

両肩部内蔵短距離拡散レーザー砲・ツウィンストーム
ダイヤモンドSの両肩に備えられた唯一の固定武装。短射程のレーザーを拡散照射する。

射程内ならマゲイアや軽量級テウルギアに致命打を与えられるが、それなりの装甲を持つ相手には耐えられる場合が多い。
再発射には50秒のインターバルが必要で、これを主力とした射撃戦は実質不可能。一度の戦闘で放てる回数も定められている。

しかしその真価は、ファイトブレードが通用しない相手に放つことで発揮される。重装甲の対象に発射して敵の装甲を溶かし、そこへ格闘技を叩き込むことで、相手の装甲を破ることができる。

ヴァニッシュは上記の戦法を「熱風正拳突き」と称しており、対テウルギア戦における主戦法として多用する。

50mmアサルトライフル
何の変哲も無いテウルギア用携行火器。格闘戦時には腰のマウントラッチに固定する。撃たないで捨てることも多い。
この他、規格が合うテウルギア用の火器を装備可能。しかしテウルゴスの射撃能力の低さから、何を持たせても有効な効果を発揮することはないと思われる。


原案/アルファるふぁ、イカのゲソ様
最終更新:2018年03月28日 06:38