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メモラビリス


自称 大胆不敵・神出鬼没・正義の味方のナイスガイ
通称 突撃スーパースター
性別
所属 CDグループ(実際の所属
オラクルボード 25
認証レメゲトン ギャリー・ザ・バトラー
搭乗テウルギア タイターン

キャラクター概要

「市民とカワイ子ちゃんを守るため、タイターン今日も参上!」
「悪党共!このタイターンを恐れぬのなら、遠慮はいらない…かかって来い!」
CDグループ内の反逆者や、マゲイアなどを運用する過激派組織などが現れた際、専用の輸送機を伴って現れる謎のテウルゴス。
ヘルメットに隠れその正体は謎に包まれている、ということにされている。声は加工していると本人が明言している。

持ち前のセンスとレメゲトンの優秀さも相まって、重量級機体であるタイターンで戦場を駆け回る。
やや油断をする癖があり、動ける敵を放置して大見得を切り、思わぬ反撃をもらうこともしばしば。
遠距離射撃が苦手で、近距離戦を好む。
また、テロリスト退治をはじめとして多くの面倒事を片付ける火消し役としてCDに重宝されている。

乗機タイターンでひとしきり暴れ、一般人を襲う悪しき輩を掃討したのち、霧のように消えるという活動をしており、「正義のヒーロー」らしき活動をしているともっぱらの評価。
勤勉なCDグループの軍人からは「偽善者」「ヒーロー気取りのイカレ野郎」と嘲られる事もある。
一方で助けられた人らの感謝や尊敬の声も多い為、一種のヒーローであることには変わりない。

作戦に首を突っ込んでいるのに関わらず、何故か一部兵士からの評価は悪くない。(彼らがサボる口実となるだけでなく、給料は出る為)

その口調や、プロフィール写真に映る体格から、正体はパラディソ財団の現代表であると世間から目されているが、パラディソ財団からの公式発表はない。

+ 秘匿ということにされている情報
大方の予想通り、その正体はエラン・パラディソそのひとである。
趣味人である彼は、テウルギア操縦による作戦活動を新たな趣味として行うことを決心。試作機のテストパイロットとなり、エキサイティングなアクティビティとしてテウルゴスデビューした。

ただし、これにはCDグループ内におけるパフォーマンスも兼ねており、ただの「遊び」では決してない。
乗機であるタイターンは試作テウルギアであり、試験運用を兼ねつつその性能をCDグループ内で見せつけることによって、自社テウルギアの宣伝を行なっている。…とは、本人の弁である。

また活動においても考慮はしており、大規模陽動が必要な作戦において自らその役を買って出て、タイターンの出動に関する必要経費はほぼ自社持ちで作戦の手伝いをしている。
このため必然的に前線の兵士達の安全のために無償奉仕する形になり、CDグループに無形の恩を売ってはいるが、独断専行が目立つ事から腕は立つものの前線の兵士からの評価は複雑。

無論CDグループ企業からの作戦要請も受け付けており、その場合においては必要経費は請求している。

戦死した際の対策もしっかりできており、死亡推定時期を3年ずらす工作の準備が行われている。代理担当である弟にも事情を把握してもらっている。
エランにとっては少しでもCDグループの利益に反映すればとの考えであるが、社員らとしてはあまりに荒唐無稽である為早急に引退して欲しいと考えられているのが現実。



レメゲトン:ギャリー・ザ・バトラー

「メモラビリス様、7時の方向に敵増援です。お気をつけください」
「本日はお客様がいらっしゃる予定です、手早く片付けて下さいませ」
冷静沈着な性格のレメゲトン。メモラビリスの執事を自称する。『バトラー』も執事の意であり、直訳すると「執事のギャリー」
外見アバターは灰色の髭を生やし、ステレオタイプな執事服を着た、典型的な老執事そのもの。

ブースターの出力調整や火器データの把握、レーダーの監視など、様々な部分で高水準の能力を持つ。反面、先述の主導権を全面的にテウルゴスに委ねる悪癖があり、作戦中になにがしかの提案は滅多にしない。

メモラビリスの健康管理やスケジュール把握も行なっており、公私ともに彼を支える。
+ 主人を支える名執事
普段の彼はエランの傍に立つ自走ロボットの内部に収まっており、エランの執事として過ごしている。
その際にはあえて一部の機能をスペックダウンさせているものの、高性能な執事ロボットとして周囲から親しまれている。



テウルギア:タイターン

機体名 タイターン
開発 不明
機体サイズ 20m
武装 180mm滑腔砲×2
脚部横装着12連装小型ミサイルランチャー×2
肩部横装着6連装大型ロケット砲×2
腕部レーザー砲
腰部50mm単装機関砲×2
大型レーザーブレード・ビッグザンバー
大型レーザースピア・ビッグジャベリン
頭部大型レーザー砲・シャインスマッシャー
展開型シールド

機体概要

「絶対不滅のタイターン!ここにあり!!」
青を基準にトリコロールで塗り上げられた概念実証用大型テウルギア。
大推力のスラスターと厚い装甲、大火力を備えた制圧タイプとされる。
機体強度確保の為、敢えてムーバブルフレームではなくモノコックフレームを採用したため、構造上の強度も十分。
膂力にも優れ、重い機体を無理やり動かすことで周囲の敵を寄せ付けない戦術をとる。

反面、重量と機体サイズ、モノコック構造の特性からくる運動性と安定性の低さが致命的な弱点として挙げられる。可動範囲の狭さもあって動きが大味かつ細かい調整を苦手となっており、そこを突かれるとあっさり大ダメージを負う。転倒から起き上がるのも一苦労なために、被弾衝撃が強い武装も弱点となる。
武装も装弾数が少ないものが多く、長期戦との相性は最悪。
更に、野心的な試みを複数組み込んでいる為整備性やコストも劣悪な域に達しており、並の代物ではなくなってしまった。

これらの重大な欠陥を抱えてはいるが、その制圧力と突破力は目を見張るものがあり戦術的価値は決して低いわけではない。
また、その装甲強度を活かし、民間人の盾となる姿もしばし散見されている。

後述する武装を選択装備することで様々な状況に対応できるように設計されており、戦闘距離を選ばないその柔軟な発想は素直に評価すべきだろう。

所持兵装

180mm滑腔砲×2
名称どおりの火砲。背部にユニットを装着し、首の横に砲身を載せて発射する。火力と射程に優れる。一撃の威力が高いため、タイターンの遠距離における主兵装となる。各武装で使用回数が最も多いのもこれ。
装弾数は左右それぞれ10発。撃ち切った後はパージする。

脚部横装着12連装マイクロミサイルランチャー×2
両足に装着されたマイクロミサイルランチャー。被弾による誘爆を恐れてか、接敵後即全弾発射がセオリーとなっている。
小型ゆえ、テウルゴス自身が低火力であることを認めており、テウルギアに対して大きな効果は見込めないとされる。
撃ち切った後はパージする。

肩部横装着6連装大型ロケット砲×2
両肩の横に装着されているロケット砲。1発1発がテウルギアにも大ダメージを与えうる大型のタイプを内蔵する。爆発半径も広いため、敵通常兵器部隊に穴を開ける際にも重宝する。しかし、特に誘爆や誤爆が恐ろしい武装である上、非常に重量が嵩むため、扱いには慎重な対応を要する。

撃ち切った後はパージする。

腰部50mm単装機関砲×2
サイドスカート上部に砲身を備えた火砲。6秒間の掃射を冷却インターバル込みで10回放てる。弾はサイドスカート内部に入っており、ここに被弾すると使用不可能となる。
撃ち切った後はパージする。

大型レーザースピア・ビッグジャベリン
普段は右腕に固定されているレーザー投射能力を持つ円錐状の大型ランス。ブースターも内蔵している為見た目ほど機動力を阻害する事は無い。
非常時には固定用アームをパージ、手持ち武装として使用することで優れた膂力を存分に活かした近接戦を演じることが可能。
機体出力の一部を回せば一時的にレーザーブレードの形成も可能である。
射撃威力はお世辞にも高いとは言えないが、その分速射性などに優れており主に牽制などに用いられる。

頭部大型レーザー砲・シャインスマッシャー
「この太陽の下に悪を討つ!シャアアアイン、スマッシュ!!!!!!」
タイターンの頭部に内蔵された大型レーザー砲。細い棒状の集光ユニットを無数に並べ、あたかも太陽を頭に載せているかのような形となっている。テウルゴスが音声認証で「シャインスマッシュ」と叫ぶことで発射する。
タイターン最強の武装とされており、テウルギアをも一撃で粉砕できるだけの威力を持つ。
しかし、技術の未発達によって放てるのは一度きり。射程もそれほどなく近距離以外には使用不可である。
更に、頭部へ深刻なダメージを及ぼすだけでなく機体出力が60%まで低下するなど致命的な弱点を背負っている。
良くも悪くも、奥の手と呼ぶに相応しき武装であろう。

大型レーザーブレード・ビッグザンバー
両膝部に一本ずつ格納されている大型レーザーブレード。なんとか実用レベルの威力を実現するも、小型化することは叶わなかった挙句恐ろしくエネルギーを消費する。
しかしその熱量は確かなものであり、並のテウルギア程度であれば撃破可能。
絶大な威力と発振時間をトレードオフにしており、発振持続時間は僅か1分。それ以上は機体のエネルギーを膨大に貪ることで発振できるが機体稼働時間に深刻な影響を及ぼす。
そもそも火力制圧を主とするこの機体にとって、これを振るう状況に陥った時点で敗北のようなものである。

展開型シールド
左腕分に固定された追加装甲。扇型に展開する。表面は鏡面加工されており、レーザーに対する耐性が高い。

+ 正式概要

テウルギア:ティターンmarkIII

機体名 ティターンmarkIII
開発 財団法人パラディソ、ヤルダバオート
機体サイズ 20m
”将来においてこの機体の量産化が進めば、EAAの陸上部隊に大打撃を与えるだろう”
本機体はパラディソ財団の販売テウルギア「ティターンシリーズ」のプロトタイプであり、開発部の設定した正式名称は『ティターンmarkIII』とされている。

ヤルダバオートと共同開発を行なったパラディソ財団であったが、ギルティラーヴェンを使用した『markI』はレメゲトンを『過労死』させ解体。5割を自社パーツで構成した『markII』もテウルゴスへの負担が大きく、正式採用には至らなかった。
最終的にさらに自社パーツの比率を増やした本機体は、本人のセンスがそれなりにあったことに加え、優秀なレメゲトンによる支援があった上でのことであるものの、殆ど素人のエランでも悪くない戦果を発揮し、一応の完成を見たと言える。

パラディソ財団は本機体を基準として、さらに『扱いやすい』機体を製造することを決定した。




原案/アルファるふぁ
原案修正/霧月 様
最終更新:2018年04月16日 03:27