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レナード(Leonard)=アルベール(Albert)クロノワール(Cronoir)
所属 リュミエール・クロノワール
備考 235年現在故人


キャラクター概要

"やれやれ、これでは「初代様」の美しさとやらもたかが知れるな"
"そうやって奢っていればいい、何時か私の残滓が、貴様らを破滅に導くその日までなぁ!!"

クロノワール家8代目当主候補にしてレイチェルの兄。
美しいアッシュブロンドの髪と青みがかった灰色の瞳が特徴の美男子。当時腐敗しつつあったリュミエールの貴族達と太いパイプを持ち、家督を継いだ後は彼らと共に甘い蜜を吸うつもりであった。
クロノワール家の人間としては珍しいリアリストかつ利己主義者でもあり、社の理念や繁栄などに興味を持たず、ひたすらに自己の快楽を追求するという文字通りの腫瘍。

整った容姿で見るものに愛想を振りまくが、その実他人に対して興味を持てず、その全てが自分の欲求へと行き着く人格破綻者。
持ち前の狡猾さ故に自己の立ち位置の確保は得意だが、企業の代表としては恐ろしい程に向いていない。
その上自分以外の全てを見下す傲慢さも持ち合わせ、実の兄妹達についても「大した相手ではない」と舐め切っていただけでなく、挙句の果てには初代当主を蔑ろにする発言までしてしまう。
家督相続においてはこの点が仇となり、最も侮っていたレイチェルに足元を掬われる形となり、そのままそれが彼の末路を決める形となってしまった。

その後はレイチェルが徹底した内部監査と血の粛清を執行したことで上述のパイプ等も露見。
更には初代当主を蔑ろにした事がトドメとなり、一級企業反逆罪をはじめとする多数の罪状で捕縛。
苛烈な拷問の末、見るも無残な姿で公衆の面前に晒し出された挙句、企業歴211年、レイチェル自身の手により見せしめとしてギロチンで公開処刑された。

何かと周りに責任を押し付ける狭量さが目立ち、上手くいかない事があるとヒステリックになりがちという悪癖があり、「仮に自分が勝てなくても、他の誰かに負けていたことだろう」とレイチェルには推測されている。

レナード派について

以上の通り、余り出来た人間とは言い難いレナードだが、腐敗しつつあった貴族達とパイプを繋いだ手腕は本物であり、235年現在、未だにレイチェルではなく彼(正確には彼の握った権力)を良しとする人間が少なからず存在する。
レイチェルをはじめとする現体制側から「レナードの亡霊」と呼ばれる彼らは、レナードが死してなお、当主側近としての座を求めて暗躍している。
近年では彼の隠し子をダシに反アリシア派の人間を抱き抱え、更には他勢力の企業と通じるのを試みるなど、その動きは次第に大きくなっているようだ。
最終更新:2018年04月16日 03:19