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パトキュール(Patqueur)ノーリエッジュ(Knowlieudge)
性別 女性
所属 リュミエール・クロノワール
オラクルボード -
認証レメゲトン クリスタル=コア
搭乗テウルギア LME-PHA-05/00-Remy ファンタズマゴリア・ブラッディープリンセス


キャラクター概要

"何かしら…用がないなら放っておいて頂戴。私は研究で忙しいの"
"はぁ、ダメじゃないアリシア。男の子にはこういう服の方が…"

薄紫色の髪と、同じ色をしつつも暗く不健康な印象を与える瞳が特徴の痩せぎすな女性。とはいえスタイルは悪くなく、むしろアリシアが羨む程度には肉付きもいい。
235年現在24歳。
アリシアとは幼い頃からの仲であり、クロノワール家を最上位とするリュミエール内でアリシアとレイチェルに対してズケズケと物を言える数少ない人間。

ノーリエッジュ家は代々文化を保存・研究してきた事で名を知られており、特に図書に関しては敷地内に超巨大図書館が存在する事で有名。
図書館内部には膨大な量の資料が存在し、国家が崩壊する前から存在していたと言われる古典を始めとした様々な歴史的・文化的資料が収められている。
そのため徹底的かつ厳重なセキュリティが施されており、例えクロノワール家の人間であろうと勝手な入館は許されぬなど、コイズミ家と並びリュミエールにおける例外的な存在でもある。

彼女もまたその家柄に違わぬ本の虫であり、図書館の主として膨大な資料の管理を行う他、デザイナーとして活動するだけでなくその知識を活かしてアリシアの描くテウルギアのデザインを調整し、技術者達に提出する緩衝材としての役割も務めている。
テウルゴスとなったのはその過程で偶然会ったレメゲトンに認証されたことがきっかけ。
順応性が比較的高く、また兵士としての戦闘経験を持たないために容易に順応した結果めきめきと上達。
その反応速度故に扱える人間が限られていたスカーレット・ミラージュを見事乗りこなし、一時期は「幻影騎士の凱旋」の隊長を務めるまでになった。

因みに既婚者であり、双子の娘と息子が1人ずついる。
このため現在リュミエールの中ではアリシアとレイチェルを除いて最も出撃する機会が少ない。
233年に出産して育休を挟んだ際には既に頭角を表していたヴェノムを隊長代理として任命、それを切欠として235年に隊長としての権限を正式に譲渡して除隊している。

その後238年夏、ヴェノムがスカーレットに執着したことや再度隊長を変更する事による混乱への懸念、ジルも近衛部隊から離れようとしなかったことを考慮し、他に乗れる人間がいなかったファンタズマゴリア・ブラッディープリンセスのテウルゴスとして復帰。
以降は隊長として「上海幻想幻樂団」を纏めている。

テウルゴスとなり図書館の管理を夫に任せこそしたが、それでもなお自他ともに認める本の虫であり、用がなければ図書館に引き篭もって研究に耽っている。
特に文学や娯楽関係に対する執着が強く、彼女が管理しているスペースには古今東西の文学的・娯楽的資料が保管されており、それらを元に当時の服飾品についてのレポートを作成してアリシアに提出している。
膨大な資料を元にしただけあってその完成度は高く、歴史研究家として評価されることもあるなど、こと文学関係においてはアリシアやレイチェルさえ上回る文武両道っぷり。

しかしその反動か、それとも性分故か、壊滅的に人付き合いが苦手。
心を許しさえすれば気さくに会話も出来るし決して会話が出来ない訳では無いのだが、美しくも暗く、そして冷たい印象故に相手に近寄り難い雰囲気を与える上、裏を返せば心を許した相手以外突っ撥ねてしまうため、友達が殆ど作れない。
現在でこそアリシアのサポートや成長に伴って社交性を身に付けたこと、普段の彼女に惚れた物好き(本人談)がいたこともあってそれなりに友人に恵まれ既婚者にもなっているが、幼少期からこの調子であったため、アリシアを除けば友達はいないも同然だったという拗らせぶりであった。
彼女には今でも深く感謝しており、単なる友人以上の関係として付き合っている。
社員の中には彼女とアリシアでカップリングする業の深い人間もいるのだとか。

なお当の彼女自身は病的なまでのショタコンで、特に気の弱い美少年が大好物。
過去にあまりにも好みの子を本気で美味しく頂こうとしてアリシアに止められた事がある。ので、後にL.S.Sから愛玩用義体を買った。次は孤児院に手を伸ばそうかと秘密裏に画策している。
色狂いとして知られるアリシアであるが、流石の彼女でも親愛なる友人のこの性癖についてだけは未だ困惑している様である。

アレルギー性の喘息を抱えており、あまり埃っぽい場所に入れない。
そのため古い本の手入れを自らの手で行えないという悩みがある。

レメゲトン:クリスタル=コア

"パトキュール様、図書の整理が終わりましたよ。お次は何を致しましょう"
"不肖ながらこのクリスタル=コア、貴方の全てを守ると誓います。儚く美しい、その笑顔の為に"

クリスタルで出来た悪魔の姿をしたレメゲトン。
物腰の柔らかい落ち着いた性格で、人付き合いの苦手なパトキュールに変わって彼女が交渉を行うことが多い。
恋愛小説などが大好きで、彼女を認証したのも図書館に大量の文学的資料が残っていると知ったため。普段は義体に移って図書館の司書に混じる他、彼女と協力して研究を行っている。

射撃補正と敵機の逃げ道を塞ぐことが得意で、戦闘時は専ら攻撃時の演算を主に行う。
スカーレット時代からその能力を活かして戦果を挙げてきたが、機体を乗り換えてからその演算に磨きが掛かったらしく二種類のミサイルを巧みに放ち、動けなくなった相手を撃ち抜くスタイルを基本とする。
そのためCD、EAA兵からは「悪辣さに磨きが掛かった」と揶揄されるが何処吹く風。むしろ敬愛する彼女を守るためであれば如何なることも辞さないほど。

原案/更科 月華
最終更新:2018年09月28日 18:37